図書館経営

E1919 - 京都府立図書館における図書館協議会の設置とそのねらい

京都府立図書館は,2017年4月1日に施行した京都府立図書館条例(京都府立図書館設置条例(昭和25年京都府条例第62号)を全部改正)によって,図書館協議会を設置した。周知のように,図書館法第14条2項で「図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに,図書館の行う図書館奉仕につき,館長に対して意見を述べる」と定められている機関である。本稿では京都府立図書館協議会の設置とそのねらいについて述べる。

米・ワシントンD.C.公共図書館、5か年の戦略計画“Know Your Neighborhood”を発表:26分館が各コミュニティにあわせたサービスを実施

2017年6月5日、米国のワシントンD.C.公共図書館が、5か年の戦略計画“Know Your Neighborhood”を発表しました。

計画では、包摂と公平を重視し、地区住民の生活や福祉を改善させるために、住民の読書振興(リテラシー)、デジタル・シチズンシップの推進(ICTへのアクセスとトレーニング)、強固なコミュニティの構築(学習と市民参加の拠点)、郷土愛の涵養(地域の歴史や文化へのアクセス等への支援)の4つを優先事項として定めています。

一方で、地域により、図書館サービスへの住民のニーズが異なる事から、例えば、コンピュータ利用へのニーズが多い地域の分館では、設置台数や関連講座を増やす対応を行なうなど、26の分館が、各々のコミュニティのニーズに合わせてカスタマイズした図書館サービスを実施することとしています。

これらの計画により、住民の満足度を向上させ、図書館カード保持率75%、年間来館者数500万人、年間500万点の貸出し、を目指すとしています。

大宅壮一文庫、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始

2017年5月18日、日本初の雑誌図書館である公益財団法人大宅壮一文庫は、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始したことを発表しました。

文庫自体の利用者が減少して、従来通りの運営を続けていくことが難しくなっているとしています。資金は、事務局職員の給与、施設・備品の補修や購入、雑誌記事索引データベースシステムの改修費、維持運営費に充てるとしています。

トピックス(大宅壮一文庫)
http://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx
※「2017.05.18」に「クラウドファンディング開始しました。」とあります。

大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館(Readyfor)
https://readyfor.jp/projects/oya-bunko

第27期東京都立図書館協議会による提言「世界都市・東京を支える情報センターを目指して -2020年とその先に向けた提言-」が公開

東京都立図書館のウェブサイトに、2017年5月3日、第27期東京都立図書館協議会による提言「世界都市・東京を支える情報センターを目指して -2020年とその先に向けた提言-」(平成29年2月提言)が掲載されました。

東京都立図書館 新着情報
http://www.library.metro.tokyo.jp/
※「2017年5月3日 第27期東京都立図書館協議会第7回議事録及び第27期協議会提言「世界都市・東京を支える情報センターを目指して-2020年とその先に向けた提言-」を掲載しました。」とあります。

世界都市・東京を支える情報センターを目指して-2020年とその先に向けた提言-(平成29年2月)
http://www.library.metro.tokyo.jp/Portals/0/18/pdf/27teigen.pdf

英国図書館、セントパンクラス館北側の開発プロジェクトを担当する企業連合を発表

2017年4月11日、英国図書館(BL)は、セントパンクラス館の北側2.8エーカーの開発プロジェクトを担当する企業連合を選定したと発表しています。

契約したのは、不動産開発業者のスタンホープ社と建築事務所のロジャース・スターク・ハーバー・アンド・ パートナーズによる企業連合です。

この開発は、BLの戦略計画“Living Knowledge”に基づくもので、学習スペース、展示スペース及びビジネス支援のためのスペースの拡充に加え、フランシス・クリック研究所やセント・パンクラス駅に近い北入口の新設、データ科学研究の国立センターであるアラン・チューリング研究所の本部や、企業・研究所が入居できる施設の建設、地元住民のための環境整備が行われます。

国立国会図書館、新しい中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」を公表

2017年4月3日、国立国会図書館は、新しい中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」と、その実現のための活動目標である「国立国会図書館 活動目標2017-2020」を公表しました。

国立国会図書館は、2018年に設立70周年を迎えるに当たり、2017年から2020年までの4年間を、設立100周年までを見通した長期的展望のスタート地点として位置づけています。この中期ビジョンでは、国立国会図書館の基本的役割である「国会活動の補佐」、「資料・情報の収集・保存」、「情報資源の利用提供」を推進し、その遂行に当たって、利用環境、組織力、連携、情報発信の4つの視点・行動指針を重視することとしています。それにより、現在と将来の全ての利用者に対して情報資源へのアクセスを保証し、豊かな未来の創造へ貢献できると考えます。

国立国会図書館中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」及び「国立国会図書館 活動目標2017-2020」(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/vision2020.html

米・ITHAKA S+R、大学図書館の指導者層の意識調査2016年版を公開

2017年4月3日、米国のITHAKA S+Rが、大学図書館の指導者層を対象とした意識調査の結果をまとめた“Ithaka S+R US Library Survey 2016”を公開しました。

研究図書館や高等教育機関の指導者層に、図書館長の認識や、彼らが直面しているチャンスや課題についての情報を提供することを目的としており、2016年11月に、米国の4年制大学の図書館長等1,488人に電子メールで調査票を送信し、回答を得た722の結果をまとめたものです。

大学の種類や、館長としての在職年数により、戦略の方向性や優先度、認識している課題、図書館の役割についての考え方に違いがあると紹介されています。

US Library Survey 2016(ITHAKA S+R,2017/4/3)
https://doi.org/10.18665/sr.303066

「ホライズン・レポート」の2017年図書館版が刊行

2017年3月23日、米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2017年図書館版(Library edition)を公開しています。

今後5年間の大学図書館・研究図書館界の変革を推進する傾向や技術を解説したもので、チュール応用科学大学(スイス)、スイス連邦工科大学チューリヒ校図書館(ETH-Bibliothek)、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)及び米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の協力を得て作成したものです。

報告書では、教育、調査、情報管理といった、図書館の戦略、運営、サービスに影響を与える

・6つの主要な傾向(組織横断的連携、学術レコードの進化、クリエイターとしての利用者、図書館空間の再考、研究データ管理、ユーザエクスペリエンスの評価)

・6つの主要な課題(図書館サービスとリソースへのアクセシビリティ、デジタルリテラシーの改善、組織設計の将来の業務への適用、継続的な統合・総合運用性・連携プロジェクトの維持、経済的・政治的圧力、根本的な改革の必要性の受け入れ)

文部科学省、文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開

2017年3月21日、文部科学省は、3月10日に開催された文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開しました。

この検討会の最終報告書の案である「文教施設(スポーツ施設、社会教育施設及び文化施設)における公共施設等運営権制度の可能性と導入について」が掲載されています。

資料1 最終報告書(案)(表紙~第3章)(PDF: 454KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/03/21/1379389_1.pdf

カナダ・ウィンザー公共図書館、救急病院内での図書館の共同運営について検討開始

2017年3月6日、カナダ・オンタリオ州のウィンザー公共図書館(WPL)が、ウィンザー地域病院(Windsor Regional Hospital)と連携し、新しく建設予定の救急病院での図書館サービスの共同運営の可能性について検討すると発表しています。

同館では、サウス・ウィンザー地区へのサービス拡張を検討しており、一方病院においても、同地域に計画している新しい救急病院内への図書館の設置を計画していることや、図書館で受けるレファレンスの40%が健康関連であることから、共同運営を検討することになったと説明されています。

WPL to partner with Windsor Regional Hospital(WPL,2017/3/6)
http://www.windsorpubliclibrary.com/?p=48851

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