災害

全米人文科学基金(NEH)、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して100万ドルの資金援助

2017年8月30日、全米人文科学基金(NEH)は、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して、人文学コレクションの保全や運営再開を支援するために、100万ドルの資金援助を緊急に実施することを発表しました。

まず、これら2州の人文学協議会に対して約25万ドルが資金援助され、各州で再配分されます。また、被害の調査のためにTexas Cultural Emergency Response AllianceとHeritage Emergency National Task Forceに対しても資金援助されます。

また、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の指定を受けた地域の文化機関は、3万ドルの緊急資金援助をNEHに申請することができます。

NEH Commits $1 Million to Cultural Organizations Impacted by Hurricane Harvey(NEH, 2017/8/30)
https://www.neh.gov/news/press-release/2017-08-30

米国図書館協会、ハリケーン・ハービーの被害を受けたテキサス州で、州図書館協会や州立図書館と連携し、救援活動を支援

2017年8月28日、米国図書館協会(ALA)は、ハリケーン・ハービーの被害を受けたテキサス州のメキシコ湾岸地域で、図書館による救援活動を支援していることを発表しています。

ALAでは、地域の図書館と連携して救援活動を実施している、テキサス図書館協会(TLA)やテキサス州立図書館を支援しており、ALAの会員に対しても、募金や情報提供を通じて支援するよう呼びかけています。

ALA, library community work to support Hurricane Harvey recovery efforts(ALA,2017/8/28)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/08/ala-library-community-work-support-hurricane-harvey-recovery-efforts

福岡市総合図書館、納涼祭で「九州北部豪雨災害チャリティーバザール」を実施

2017年8月20日に福岡市総合図書館で開催された納涼祭で、「九州北部豪雨災害チャリティーバザール」が実施されました。

災害支援に賛同した企業の協賛商品を販売したもので、売上は全額「平成29年7月九州北部豪雨」の義援金として送られます。

2017納涼祭開催のお知らせ(福岡市総合図書館)
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1257
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/files/Event/Event_1257_flyer_filename.pdf

上越市役所(新潟県)第2庁舎火災により、3,300冊以上の公文書ファイルに被害

地元メディアが、新潟県の上越市役所第2庁舎で2017年8月6日未明に発生した火災により、3,300冊以上の公文書ファイルに被害が出たことを報じています。

2017年8月21日に開催された上越市議会全員協議会で明らかにされたもので、8月18日現在、被害を受けたファイルは、全部焼損が819冊、一部焼損が1,900冊、一部水損が591冊となっており、同市の公文書センター職員が被害を受けた公文書の修復作業を行なっているとのことです。

公文書ファイル3310冊被害 上越市役所第2庁舎の火災で(上越タウンジャーナル,2017/8/21)
https://www.joetsutj.com/articles/90128637

公文書3300冊以上被害 上越市役所第2庁舎火災(新潟日報,2017/8/22)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170822341803.html

「大槌町震災アーカイブ~つむぎ~」公開

2017年8月8日、「大槌町震災アーカイブ~つむぎ~」が公開されました。

これは2016年から大槌町(岩手県)が構築を進めていたもので、写真・文書・新聞記事等の資料約1万4,000点がデータベース化されています。

「大槌震災アーカイブシステム~つむぎ~」の公開を開始しました。(大槌町震災アーカイブ, 2017/8/8)
https://archive.town.otsuchi.iwate.jp/docs/1134.html

大槌町震災アーカイブ~つむぎ~
https://archive.town.otsuchi.iwate.jp/

E1940 - 図書館総合展2017フォーラムin熊本<報告>

図書館総合展は,毎年秋に横浜で開催する本展のほか,「地域フォーラム」と称したイベントを各地で行っている。2017年7月10日に開催したフォーラムin熊本は,2017年中に4回開催するうちのひとつである。図書館総合展運営委員会では,2012年にフォーラムin仙台(E1299参照)を開催して以来,本展でも地域フォーラムでも,被災地の図書館を取り上げ続けることを方針としている。今回の開催地を平成28年熊本地震により被害を受けた熊本とし,「災害と図書館の役割」をテーマとしたのもその一環である。

【イベント】シンポジウム「子どもの本の視点から震災を振り返る」(9/24・盛岡)

2017年9月24日、国立国会図書館国際子ども図書館が、岩手県教育委員会・岩手県立図書館との共催により、岩手県盛岡市の岩手県民会館において、シンポジウム「子どもの本の視点から震災を振り返る」を開催します。

児童文学作家(アーサー・ビナード氏・柏葉幸子氏・濱野京子氏)が、児童文学・文化評論家の野上暁氏のコーディネートのもと、東日本大震災についての想いをパネルディスカッションにて語り合います。

入場は無料ですが、定員は400人で、事前の申し込みが必要です。

シンポジウム「子どもの本の視点から震災を振り返る」(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2017-11.html

大仙市アーカイブズ(秋田県)、豪雨による水損被害を受けた市内の古い文書や写真などの修復作業を実施中

秋田県大仙市の大仙市アーカイブズが、2017年7月22日、7月23日に発生した豪雨により水損被害を受けた古い文書や写真などの修復作業を行なっています。

今回の水害で代々家に伝わる文書や写真が被害を受けたり、今後の保管に関して心配がある場合には、大仙市アーカイブズに連絡するよう呼びかけています。

古い文書や写真などの救出について(大仙市,2017/7/28)
http://www.city.daisen.akita.jp/docs/2017072700040/

「思い出を守りたい」 アルバムも修復(毎日新聞,2017/8/6)
https://mainichi.jp/articles/20170806/k00/00e/040/208000c

【イベント】「第9回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(8/25・熊本)

2017年8月25日、熊本大学附属図書館において、第9回DAN(Digital Archive Network)ワークショップが開催されます。熊本の震災アーカイブの話題を中心に、デジタルアーカイブの連携や活用について議論を深めます。

ワークショップは二部構成です。第一部では、柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)による基調講演「東日本大震災アーカイブの利活用の現状とその問題点」が行われ、その後に、以下の4つの話題提供が行われます。

「総務省におけるデジタルアーカイブの取り組み(仮)」
総務省 情報流通業政局 情報流通振興課
「岩手県による震災アーカイブの取組~「いわて震災津波アーカイブ~希望~」開設までの経緯~」
酒井 淳氏(岩手県復興局復興推進課 推進協働担当課長)
「熊本県における震災アーカイブの取組」
熊本県 知事公室 危機管理防災課 熊本地震検証室
「震災アーカイブの利活用性向上を目指したメタデータの分析」
筑波大学 杉本・永森研究室

第二部は、デジタルアーカイブ構築・運用・利活用のための連携についてのフリーディスカッションが行われます。

参加費は無料ですが、事前申込が必要です。

【イベント】シンポジウム「地域歴史資料救出の先へ」(9/2・いわき)

2017年9月2日、福島県のいわき市文化センターにおいて、人間文化研究機構広領域型基幹研究プロジェクト国文学研究資料館ユニット「人命環境アーカイブズの過去・現在・未来に関する双方向的研究」シンポジウム「地域歴史資料救出の先へ」が開催されます。

福島県内の歴史資料の保全と継承に関する以下の報告が行われます。

参加費は無料で、事前の申し込みは不要です。

・「民俗資料の保全をめぐる限界と可能性―福島県における民具の救出を事例に―」 
内山大介氏(福島県立博物館主任学芸員)

・「「地域の記憶」を記録する―浪江町請戸地区における大字誌編纂の取り組み―」 
泉田邦彦氏(東北大学大学院生)

・「救出した歴史資料の射程―福島県浜通りから未来へ―」
西村慎太郎氏 (国文学研究資料館准教授)

・「被災の記憶と資料を未来へ伝える試み―双葉町と筑波大学の震災資料保全活動―」
白井哲哉氏(筑波大学教授)

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