災害

大地震後のチリの図書館の状況についての記事

米国図書館協会(ALA)の発行する雑誌American Libariesのウェブ版に、2010年2月に大地震が起こったチリの図書館の状況についての記事が掲載されています。地震による交通網の分断や非常事態宣言が出されていることなどから国内の移動が難しく、図書館の被害状況の詳しい調査は行われていないようですが、記事によると、少なくとも国内の公共図書館の約3分の1にあたる128の図書館は開館できない状態とのことです。首都サンティアゴのサンティアゴ公共図書館も被害を受けましたが、まもなく再開館の予定とのことです。

Quake Shatters Chile's Public Library Services(2010/3/10付けAmerican Libariesの記事)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/news/03102010/quake-shatters-chiles-public-library-services

ユネスコ、ハイチの国立公文書館・図書館を財政支援

ユネスコは、ハイチの文書資料を災害から救うための資金援助を実施します。これにより、国立公文書館や国立図書館は、被災した建物から重要な文書や書籍を安全な場所に避難させることができるようになります。ユネスコは、国際ブルーシールド委員会とも協力し、ハイチの文書財産の保護に努めていくということです。

UNESCO provides assistance in preserving Haitian documentary heritage
(ユネスコのプレスリリース)
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=29582&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

米国図書館協会、ハイチ地震復興支援のため募金活動等を開始

米国図書館協会(ALA)が、ハイチ地震で被害を受けた図書館の復興支援を目的とする活動“Haiti Library Relief”を開始しました。募金のほか、本の寄付受付、現地情報提供等を行っています。

Haiti Library Relief
http://www.ala.org/ala/aboutala/offices/iro/iroactivities/haitirelieffund.cfm

ALA Establishes Library Relief Fund for Haiti
- Library Journal 2010/1/27付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6716685.html

ハイチ国立図書館の建物は無事だったものの・・・

ハイチ国立図書館長からの報告によると、ハイチ国立図書館の建物は無事だったということです。スタッフの半数の無事も確認されています。ただし、図書館を含め多くの教育施設が倒壊しているという現地情報が寄せられています。国際図書館連盟(IFLA)では、特別にウェブページを設け、各国の図書館関係者から寄せられた、ハイチの地震に関する情報を集約しています。

A message from the Director-General of the National Library of Haïti
http://www.ifla.org/news/a-message-from-the-director-general-of-the-national-library-of-ha-ti

Latest on the earthquake in Haïti from IFLA and the global library community
http://www.ifla.org/en/haiti-earthquake-2010

Library Community Rallies to Aid Earthquake-Stricken Haiti
- American Libraries 2010/1/19付けの記事

IFLA、国際ブルーシールド委員会がハイチ大地震について支援を発表

国際図書館連盟(IFLA)、国際ブルーシールド委員会(ICBS)はハイチ大地震に関し、遺憾の意を示すとともに、被害への支援を発表しています。ICBSは、図書館の文化資源復興のため、必要な情報を収集中で、その内容を適宜報告するとしています。

IFLA supports Haitian colleagues in their struggle to recover from the earthquake
http://www.ifla.org/en/news/ifla-supports-haitian-colleagues-in-their-struggle-to-recover-from-the-earthquake

ハイチ大地震に関する情報を集めている国内の図書館サイト

アイオワ州の図書館で屋根が崩壊

米国アイオワ州の系図協会図書館(Iowa Genealogical Society Library)の入っている建物の屋根が、2009年末頃に解けた雪と雨が原因で崩落したと報じられています。同館が所蔵する系図関連の図書を守るために、ボランティアの協力の下シートをかぶせたようです。状況が悪化しなければ2010年1月4日に再開する予定とのことです。

Volunteers Scramble To Save Genealogy Books(KCCI Des Moines 2009/12/31付けの記事)
http://www.kcci.com/politics/22098729/detail.html

洪水で被害にあったルイビル公共図書館中央館が再開(米国)

米国ケンタッキー州のルイビル公共図書館(Louisville Free Public Library)の中央図書館が、洪水で被害にあってから23日後の2009年8月27日に再開館しています。スタッフの迅速な対応により予想よりも10日ほど早く再開することができたとのことです。

LFPL Library reopens after flooding (Blog-A-Thon On Monday!)(LISNews 2009/8/28付けの記事)
http://lisnews.org/lfpl_library_reopens_after_flooding_blog_thon_monday

ルイビル公共図書館、洪水で1万冊以上の資料に被害(米国)

米国ケンタッキー州のルイビル公共図書館(Louisville Free Public Library)の中央図書館は、2009年8月4日(現地時間)の暴風雨により発生した洪水で1万冊以上の資料が被害を受けたようです。開館の目途はたっておらず、ウェブサイトにも接続できない模様です。

Louisville (KY) Free Public Library Hit by Flash Flood; Damage at Least One Million Dollars(LISNews 2009/8/4付けの記事)
http://lisnews.org/louisville_ky_free_public_library_hit_flash_flood_damage_least_one_million_dollars

倒壊したケルンの歴史文書館でのブルーシールドの資料保存活動

文化財の保護活動を行っている「ブルーシールド」のチームが、2009年3月に倒壊したドイツ・ケルン市の歴史文書館での第2回目の資料保存活動を8月3日から行うと発表しています。フランス、オランダ、ベルギー、英国、スウェーデンから、約60名の専門家が現地入りするとのことです。4月に実施した第1回目の活動では、直線距離に換算すると2キロメートルに相当する資料を扱ったとのことです。

Blue Shield Mission to Cologne - August 2009 - Press releases
http://www.ancbs.org/index.php?option=com_content&view=article&id=102:blue-shield-mission-august2009-press-releases&catid=10:statements&Itemid=20

SECOND BLUE SHIELD RESCUE MISSION FOR THE DESTROYED CITY ARCHIVE OF COLOGNE
http://www.ancbs.org/images/pressreleases/01-08-2009_blueshield_rescuemission_en.pdf

参考:

倒壊したケルン市立歴史文書館の館長による支援の呼びかけ(ドイツ)

2009年3月3日、ドイツ・ケルン市の歴史文書館が突然倒壊するという事件が発生しました。ブルーシールド国内委員会協会が、ウェブサイトにこの事件に関する報道記事・写真等を集めた情報ページを作成するとともに、同館の館長が(1)保管用器材、(2)アーキビスト、(3)修復家、の提供という形での支援をお願いしたい、と呼びかける文書も掲載しています。

Information on collapses of The Cologne City Archive - Blue Shield Network
http://www.ancbs.org/index.php?option=com_content&view=article&id=71&Itemid=37

Appeal for volunteers from the Director of the Cologne archives
http://www.ancbs.org/images/stories/resources/cologne_en.pdf

また日本でも歴史研究者が中心となって、同館に所蔵されていた史資料の重要性を訴え、その一日も早い保全に全力を挙げるよう求める署名を呼びかける活動が、オンラインで行われています。

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