災害

米・LYRASISが実施する資金助成プログラム“Catalyst Fund”の2019年の助成対象として5件のプロジェクトが選定される

2019年7月18日、米国の図書館等のネットワークLYRASISは、LYRASIS加盟館による新しい試みや革新的なプロジェクトへの資金助成プログラムとして実施している“Catalyst Fund”について、2019年の助成対象となる5件のプロジェクトを選定したことを発表しました。

以下の5件のプロジェクトが2019年の“Catalyst Fund”による資金助成対象として選定されています。

・オハイオ州のコロンバス・メトロポリタン図書館(CML)による、ウェブ上のオープンソースのアップロードツールを使って、図書館利用者が簡便にデジタルコレクションを構築できることを目指すプロジェクト“My Upload: Engaging Library Users in Digital Collections”

・ワシントン州イサカのキング郡図書館システム(King County Library System)による、Alexa、Siriなどの会話型人工知能システムと連携する図書館アプリケーション実装の需要と実現可能性を調査するプロジェクト“Conversational Artificial Intelligence: Bringing the Library to Your Living Room”

市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」がリニューアル公開:AIによる「くずし字」自動認識機能を搭載

2019年7月22日、国立歴史民俗博物館、京都大学、東京大学が連名で、古文書史料の市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」を同日にリニューアル公開することを発表しました。

「みんなで翻刻」は、国立歴史民俗博物館・京都大学古地震研究会・東京大学地震研究所のメンバーを中心に開発が進められています。今回のリニューアルの概要として、以下の点が挙げられています。

・IIIFに対応したことにより、国立国会図書館や国文学研究資料館など、さまざまな機関が公開するデジタル史料を「みんなで翻刻」で扱うことが可能となったこと

・「東寺百合文書」や、東京大学附属図書館が所蔵する地震史料のコレクション「石本コレクション」を公開し、市民と協働で翻刻を進めるとともに、翻刻されたテキストはオープンデータとして公開すること

・AI による「くずし字」の自動認識機能を搭載し、「くずし字」に慣れない初心者でも、AI の支援を受けながら翻刻作業に参加できるようにしたこと

Europeana Collectionsで文化遺産への脅威に焦点を当てたオンライン展示“Heritage at Risk”が公開される

Europeana Proの2019年7月15日付けブログ記事において、ポータルサイト“Europeana Collections”で新たに公開されたオンライン展示“Heritage at Risk”(危機に瀕した遺産)が紹介されています。

戦争、自然、人的要因による文化遺産への脅威について、Europeanaのデジタル資源を用いた展示がなされているほか、最終章では、2019年4月に火災被害を受けたフランス・パリのノートルダム大聖堂の歴史と、保存・再建にデジタル技術が果たしうる役割を紹介しています。

なお、展示は英語、ルーマニア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語の計7言語に対応しています。

愛知県図書館、企画展示「伊勢湾台風60年 あいちの災害と防災のこれから」を開催中

愛知県図書館が、2019年7月12日から10月9日まで、企画展示「伊勢湾台風60年 あいちの災害と防災のこれから」を開催しています。

被災から60年がたつ伊勢湾台風の記録写真や、伊勢湾台風など愛知県で起きた災害の地域資料、様々な立場に応じた防災の本やチラシなどが展示されるほか、映画上映会も開催されるとあります。

企画展示「伊勢湾台風60年あいちの災害と防災のこれから」を開催中です(愛知県図書館, 2019/7/11)
https://www.aichi-pref-library.jp/index.php?key=bbjg1di03-219#_219

【イベント】2019年度岡山史料ネット総会・活動報告会「西日本豪雨と被災資料の救出保全」(7/28・岡山)

2018年7月28日、岡山史料ネットが、岡山県立美術館において、2019年度岡山史料ネット総会・活動報告会「西日本豪雨と被災資料の救出保全」を開催します。

総会は、会員・サポート会員のみが対象ですが、活動報告会は誰でも参加可能です。参加費は無料で、定員は70人です。

活動報告会の内容は以下の通りです。

・上村和史氏 「岡山での被災資料の救出保全 ~地域の記憶を未来に伝える~」
・小松原貢氏「水没家屋からのレコードレスキュー ~ 新しい「文化財」レスキューの課題~」
・中田利枝子氏「真備町有井大日庵の仏像レスキュー  この一年の経過 」

国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)、「令和元(2019)年 梅雨期・台風期 クライシスレスポンスサイト」を公開

2019年6月27日、国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)が、「令和元(2019)年 梅雨期・台風期 クライシスレスポンスサイト」を公開しました。

災害対応支援を目的として、NIEDが運用する府省庁防災情報共有システム(SIP4D)に収集された情報を、目的別に集約し公開を行うものです。

防災科研クライシスレスポンスサイト(NIED-CRS)(NIED)
http://crs.bosai.go.jp/
※「最新のお知らせ」及び「新着情報」に、「2019年6月27日 令和元(2019)年 梅雨期・台風期 クライシスレスポンスサイトを開設しました」とあります。

令和元(2019)年 梅雨期・台風期 クライシスレスポンスサイト
http://crs.bosai.go.jp/DynamicCRS/index.html?appid=b5afe32d99ac4360b0668...

文化財防災ネットワーク、「豪雨・台風が多発する時期に当たって」を発表

2019年7月3日、文化財防災ネットワークが、「豪雨・台風が多発する時期に当たって」を発表しています。

梅雨前線の活動が活発化し、九州南部を中心に大量の雨が降り続いている事態を受け、迅速に情報共有を図り、救済・支援のための有効な手立てを講じる使命がある文化財防災ネットワークとして、文化財に被害が出た場合、関連情報を知らせるよう呼びかけるものです。

お知らせ(文化財防災ネットワーク)
https://ch-drm.nich.go.jp/news/
※2019年07月03日欄に「【NEW】豪雨・台風が多発する時期に当たって」とあります。

【イベント】歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅲ―日本の災害文化―」(7/21・仙台)

2019年7月21日、東北大学災害科学国際研究所において、同所等主催の歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅲ―日本の災害文化―」が開催されます。

文系・理系の研究者が、歴史資料・伝承を基盤に取り組んでいる研究や、東日本大震災の被災地に残され、かつ現在変容しつつある今日の災害文化についての報告を行なうとともに、登壇者によるパネルディスカッションを行なうことで、文理融合型の災害文化研究のこれらからについての展望を議論するものです。

資料配付の準備のため、参加には事前登録が推奨されています(登録しなくても参加自体は可能)。

内容は以下の通りです。

・開会挨拶 平川新氏(宮城学院大学学長)

・基調講演 首藤伸夫氏(東北大学名誉教授) 「災害文化は有用か」

・研究報告
蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所)「東北地方太平洋沿岸の災害文化―記録と忘却をめぐって―」

・今井健太郎氏(海洋開発研究機構)「現代の稲むらの火―観測と計算の連携による津波予測技術」

・佐藤翔輔氏(東北大学災害科学国際研究所)「災害文化はあの日までどれくらい伝わっていたのか―陸前高田市と気仙沼市の場合」

CA1955 - 阪神・淡路大震災関連文書に関する神戸市の取り組み:情報発信の活性化に向けて / 杉本和夫

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カレントアウェアネス
No.340 2019年6月20日

 

CA1955

 

阪神・淡路大震災関連文書に関する神戸市の取り組み:情報発信の活性化に向けて

元神戸市行財政局文書館/現NPO神戸の絆2005:杉本和夫(すぎもとかずお)

 

岡山県立図書館、展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」を開催中

岡山県立図書館が、2019年6月22日から7月15日まで、展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」を開催しています。

展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/event/tenji/image/2019/sogo/20190622nishinihon-gouu.html

参考:
E2056 - 平成30年7月豪雨による図書館等への影響
カレントアウェアネス-E No.354 2018.09.13
http://current.ndl.go.jp/e2056

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