オープンアクセス

COARがRepository Observatory第3号で機関リポジトリとCRISの相互運用性を特集

2014年10月16日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)がRepository Observatoryの第3号を公開しました。今回は、機関リポジトリ(IR)と最新研究情報システム(CRIS:Current Research Information System)の相互運用性という特集が組まれています。巻頭の「IRとCRISの相互運用性について知っておくべき7つのこと(7 things you should know about…IR-CRIS interoperability)」という記事では、

・CRISとIRの主な違いは何か?
・CRISとIRは共存しない? CRISがIRに取って代わることがあるのはなぜか?
・CRISは商用製品のみ? そしてIRはオープンソースばかりか?
・リポジトリはどうやったらCRISの役割を果たせるか? すでに事例はあるか?
・CRISとIRの相互運用性というフレーズを最近よく耳にするが、どういう意味か?
・それでは、CRIS+IRというアーキテクチャがベストなのか?
・CRISとIRの相互運用性が他に応用できそうな領域は?

という7点について触れられています。

Third Edition – IR and CRIS

2014年のオープンアクセスウィークは10月20日~26日

2014年10月20日から26日にかけて、「オープンアクセスウィーク(Open Access Week)」として、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントが予定されています。オープンアクセスウィークは2007年に開始され、今年で8回目となります。今年のテーマは"Generation Open"(オープンの世代)とのことです。デジタルリポジトリ連合(DRF)のウェブサイトには特設ページが用意され、OAWのロゴやポスターなどのグッズ、国内で開催されるイベントがまとめられています。

2014年のオープンアクセスウィークは,10月20日(月)~26日(日)!(DRF)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?oaw2014

Open Access Week
http://openaccessweek.org/

平成26年度第3回千葉大学アカデミック・リンク・セミナー「オープン化する研究情報流通と学習との接点」
http://alc.chiba-u.jp/seminar/ALseminar2014_03.pdf

参考:
2014年のオープンアクセスウィークのテーマは”Generation Open” 学生と若手研究者に焦点
Posted 2014年5月13日

トムソン・ロイター社、米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)と提携し、オープンアクセス出版を推進

2014年10月13日、トムソン・ロイター社が、米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)と提携すると発表しています。トムソン・ロイター社の提供する学術論文のオンライン投稿・査読システム“ScholarOne Manuscripts”とCCCのRightsLink for Open Accessを連携させることで、オープンアクセス(OA)論文の論文処理加工料(APC)管理の効率化を図るとのことです。

Thomson Reuters and Copyright Clearance Center Collaborate to Advance Open Access Publishing(Thomson Reuters, 2014/10/13)
http://thomsonreuters.com/press-releases/102014/copyright-clearance-center

Thomson Reuters and Copyright Clearance Center Collaborate to Advance Open Access Publishing(CCC, 2014/10/13)

英国王立協会のオープンアクセス誌“Royal Society Open Science”、論文刊行を開始

2014年2月に創刊が発表されていた英国王立協会(The Royal Society)が刊行するオープンアクセス(OA)誌“Royal Society Open Science”が、2014年9月から論文の刊行を開始しています。2014年10月14日時点で15本の論文が公開されています。

同誌のウェブサイトによれば、Royal Society Open Scienceは査読においては科学的な妥当性の有無のみを検証し、あらゆる分野の論文を受け付ける、いわゆるOAメガジャーナルを志向する雑誌です。著者が選択すれば査読をオープン・ピアレビューとすることもできます。プラットフォームにはHighWireが用いられており、すべての論文でArticle Level Metricsが表示されるほか、出版後にコメントをつけられる機能も備えられています。

APCは創刊からしばらくの間は無料ですが、その後はポンド建てで1,000ポンド(ドル建てで1,600ドル、ユーロ建てで1,200ユーロ)となる予定とのことです。

Royal Society Open Science launches on HighWire(STM Publishing News、2014/10/13付け)

COAR等、オープンアクセスリポジトリの相互運用性を改善するためのワーキンググループを立ち上げ

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)や、研究者の業務負担の軽減と研究機関等のビジネス・インテリジェンス能力向上への貢献を目的とした国際的なコンソーシアムであるConsortia Advancing Standards in Research Administration Information(CASRAI)が、地域のリポジトリネットワーク等がオープンアクセスリポジトリの相互運用性を改善するための国際的なワーキンググループを立ち上げたそうです。

ますます分散的・学際的となっている科学分野においては、世界中のどこからでも調査情報にアクセス可能である必要性があるにも関わらず、近年多数公開されているオープンアクセスリポジトリのネットワークが異なる要件で開発されたり、多様なメタデータ標準が採用されていたりする状況にかんがみ、このワーキンググループではオープンアクセスリポジトリのネットワークおよび他のプラットフォーム間の相互運用性を確保するための戦略を策定するとのことです。

COAR, CASRAI and regional repository networks launch international group to improve interoperability(COAR,2014/10/8)

E1617 - 大学図書館版『ホライズン・レポート』,初の刊行

教育技術に関する国際的な専門家コミュニティであるニューメディア・コ ンソーシアムが,大学図書館における今後5年間の技術動向を解説する『ホライズン・レポート2014図書館版』を公開した。ホライズン・レポートは, 各分野の今後5年間の技術動向を解説する年刊のレポートで,これまで高等教育版(2002年~。2009年版からは放送大学による日本語訳が公開),K-12版(幼稚園から高校教育まで。2009年~),博物館版(2010年~)が発行されてきたが,今回初めて図書館版が作成され,2014年8月に開催された世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会において発表された。

Open Definitionのversion 2.0がリリース

2014年10月7日、Open Knowledge FoundationとOpen Definition Advisory Council が、Open Definitionのversion 2.0をリリースしたことを発表しました。新しいバージョンでは、意味を保持しながら原則を書き直し、よりわかりやすい言葉を使い、重要な面を明確にしたとのことです。また、オープンライセンスの定義とオープンワークの定義を明確に分け、Open Definitionにおけるオープンワークが「オープンライセンス」「アクセス」「オープンフォーマット」の3つの原則で定義されるようになったとのことです。

Open Definition Version 2.0
http://opendefinition.org/od/

Open Definition v2.0 Released – Major Update of Essential Standard for Open Data and Open Content (Open Knowledge Foundation Blog, 2014/10/7)

オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊

Michigan Publishingから、オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊されました。図書館におけるユーザーエクスペリエンス(User Experience:UX)をテーマとした雑誌とのことです。

初号(Volume 1, Issue 1)に掲載されている記事のタイトルは以下の通りです。

Improving Library User Experience with A/B Testing: Principles and Process
Scott W. H. Young
montana state university

Improving the Library Homepage through User Research—Without a Total Redesign
Amy Deschenes
simmons college

Grassroots UXD in the Library: A Review Essay
Monica Rettig, brock university
Dialog Box

Launching a Native App: Lessons Learned in Academic Libraries

OAPEN-UK、人文・社会科学研究者のモノグラフの利用について調査結果を発表

人文・社会科学系学術論文のオープンアクセス(OA)についてのエビデンス調査を進めている英国のOAPEN-UKが、人文・社会科学研究者にとってのモノグラフの役割について、読者・著者両方の観点から調査した結果を公表しています。英国高等教育助成会議(HEFCE)のopen access and monographs projectと共同して、出版に関する問題、読書の傾向、OAに対する考え等について調査したとのことです。

Researcher survey 2014: Survey of use of monographs by academics – as authors and readers (OAPEN-UK)
http://oapen-uk.jiscebooks.org/research-findings/researcher-survey-2014/

Researcher survey 2014 (OAPEN-UK)(PDF:20ページ)
http://oapen-uk.jiscebooks.org/files/2012/02/OAPEN-UK-researcher-survey-final.pdf

Open access and monographs (HEFCE)

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第343号を刊行 - 「図書館による教員や研究者の出版支援」がテーマ

2014年10月付で、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第343号を刊行しました。今号のテーマは「図書館による教員や研究者の出版の支援」です。

ARL参加館を対象に調査を行い、研究や執筆プロセスを支援する図書館サービス、どこで出版物を公開すべきかの判断を支援する図書館サービス、オープンアクセス出版の促進、リポジトリへの登録支援、教員や研究者の出版物についてのマーケティング、大学図書館が教員の出版において果たすべき役割等について、まとめられているとのことです。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

SPEC Kit 343: Library Support for Faculty/Researcher Publishing (October 2014)
http://publications.arl.org/Library-Support-Faculty-Publishing-SPEC-Kit-343/

Library Support for Faculty/Researcher Publishing, SPEC Kit 343, Published by ARL(ARL, 2014/10/6)

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