オープンアクセス

OASPA加盟機関がCC BYで出版したオープンアクセスの論文数、2013年は120,972件、累計で399,854件に

OASPA(Open Access Scholarly Publishers Association;オープンアクセス学術出版協会)は、その加盟機関がCC BYで出版したOA論文数を公開しています。2013年は120,972件で累計399,854件になったとのことです。2011年は60,561件、2012年は92,701件と近年の伸びが著しいことがうかがえます。加盟機関の年毎の論文数もエクセル形式で公開されています。

Growth of Fully OA Journals Using a CC-BY License(OASPA)
http://oaspa.org/growth-of-fully-oa-journals-using-a-cc-by-license/

OASPA Members CC-BY Growth_Data to 2013(OASPA)
http://oaspa.org/wp-content/uploads/2014/05/OASPA-Members-CC-BY-Growth_Data-to-2013.xlsx

参考:
OASPA、学術出版における透明性の指針の案文を公開: DOAJ、COPE、WAME及びOASPAの取組み
Posted 2013年12月20日
http://current.ndl.go.jp/node/25132

ARL、公的支援を受けた研究成果の共有や公開、保存のためのプロジェクト“SHARE”についての情報共有サイト“SHARE Knowledge Base”を公開

2014年5月21日の北米研究図書館協会(ARL)が、公的支援を受けた研究成果の共有や公開、保存のためのプロジェクト“SHared Access Research Ecosystem: SHARE”についての情報共有サイト“SHARE Knowledge Base”を公開したと発表しています。

SHAREとは何か、プロジェクトの背景やSHAREが構築を目指すもの、“Clearinghouse for the Open Research of the United States:CHORUS”との関係などについて、Q&A形式でSHAREプロジェクトを説明するものとのことです。

SHARE Launches Knowledge Base(ARL, 2014/5/21付)
http://www.arl.org/news/arl-news/3243-share-launches-knowledge-base#.U31EN9K-2Fw

SHARE Knowledge Base
http://www.arl.org/share-kb

参考:
E1450 - FundRef―その研究助成はどのような研究成果を生んだのか?
カレントアウェアネス-E No.240 2013.07.11
http://current.ndl.go.jp/e1450

米国メトロポリタン美術館、40万点の高精細デジタル画像をウェブサイトからダウンロード可能に:“Open Access for Scholarly Content”(OASC)として公開

米国のメトロポリタン美術館が、2014年5月16日、同館の所蔵するパブリックドメインの作品の40万点分の高精細画像を、非商用利用のためであれば、許諾の必要なく、また無料でダウンロードすることができるようにしたと発表しています。対象となる画像は、今後さらに増加していくとのことです。

対象の画像は、同美術館のウェブサイト(Collectionのページ)において、“OASC”(Open Access for Scholarly Contentの頭文字)が付されて公開されているとのことです。

Metropolitan Museum Initiative Provides Free Access to 400,000 Digital Images(2014/5/16付け)
http://www.metmuseum.org/about-the-museum/press-room/news/2014/oasc-access

Frequently Asked Questions: Open Access for Scholarly Content (OASC)
http://www.metmuseum.org/research/image-resources/frequently-asked-questions

Collection

ニュージーランド国立図書館、資料の利用・再利用について新方針を発表

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)が、資料の利用・再利用についての新方針“Collection use and reuse policy”を発表しました。9つの原則が示されており、このうち原則4では、著作権者等との交渉においてはクリエイティブ・コモンズのライセンシングの枠組みを採用すること、原則5では著作権の制限がないものについては、提供にあたりその旨を明記するよう努めることなどが示されています。

Our new use and reuse policy(National Library of New Zealand, 2014/5/20付け)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/our-new-use-and-reuse-policy

Collection use and reuse policy((National Library of New Zealand)
http://natlib.govt.nz/about-us/strategy-and-policy/collection-use-and-reuse-policy

米Cultural Anthropology誌の2014年5月号でオープンアクセス特集

米国の文化人類学会(Society for Cultural Anthropology)が発行する雑誌Cultural Anthropology誌の2014年5月号(29巻2号)で、オープンアクセスに関する特集が組まれています。同誌は2014年2月号(29巻1号)からオープンアクセスに移行していました。特集中に含まれる記事は以下のとおりです。

Editors’ Introduction: Open Access
by Anne Allison and Charles Piot

Beyond Copyright and Technology: What Open Access Can Tell Us about Precarity, Authority, Innovation, and Automation in the University Today
by Christopher Kelty

Reason, Risk, and Reward: Models for Libraries and Other Stakeholders in an Evolving Scholarly Publishing Ecosystem
by Kevin Smith and Paolo Mangiafico

Anthropology and Open Access

オープンライセンスポリシーの策定等を支援する”Open Policy Network”設立

2014年5月19日、米Creative Commonsや米SPARC等が参加する新たな連合、Open Policy Network(OPN)の設立が発表されました。

OPNはCreative Commonsの行ってきたオープンポリシーに関する活動を母体とするもので、その目的は、公的資金の助成を受けた成果についてはオープンライセンスで提供するよう求めるポリシーの策定等を支援・推進することとされています。

OPNの最初の活動として、教育・科学分野等のリーダーを対象にオープンライセンスやポリシーに関する研修を行う”Institute for Open Leadership (IOL)”を実施することもあわせて発表されています。

Launch of the Open Policy Network(Open Policy Network、2014/5/19付け)
http://staging.openpolicynetwork.org/launch-of-the-open-policy-network/

About(Open Policy Network、2014/5/19付け)
http://staging.openpolicynetwork.org/about/

“Open Access Workflows for Academic Librarians”の作成プロジェクトが進行中

“Open Access Workflows for Academic Librarians”(OAWAL)が2014年3月に公開されていたようです。運営者はJill Emery氏(米ポートランド州立図書館)と、Graham Stone氏(英ハダースフィールド大学)です。

OAWALは、図書館員が所属機関におけるオープンアクセス関係の業務に関して、そのワークフローを作成するためのベースとなる情報をまとめることを意図したもののようです。大きく6つのセクション(Adovocacy、Workflows、Standards、Library As Publisher、Creative Commons、Discovery)が示され、それぞれ説明等が掲載されています。ベストプラクティスの事例などの情報などのフィードバックを今後様々な形で得ながら、サイトを充実させていくとのことです。

日本の地球惑星科学関連の5学会が共同で刊行する欧文誌、Springer社からオープンアクセスで刊行

日本の地球惑星科学関連の5学会が共同で刊行する欧文誌“Earth, Planets and Space (EPS)”が、2014年1月刊行分から、Springer社からオープンアクセス(OA)誌として出版されることが、2014年5月12日に同社のサイトで発表されています。EPSのページでは、既に論文が公開されています。

EPSは、地球電磁気・地球惑星圏学会、日本地震学会、日本火山学会、日本測地学会、日本惑星科学会が共同で刊行してきた欧文誌で、1998年から2013年までは、TerraPubで購読雑誌として提供していたとのことです。2014年5月15日現在、1998年から2013年の刊行分については、Terrapubのウェブサイトで、オープンアクセスで公開されています。

なお、EPSは、“Journal of Geomagnetism and Geoelectricity”(1949-1997)、“the Journal of Physics of the Earth”(1952-1997)の2誌を合併して1998年からタイトルを変更して刊行されているもので、この2タイトルについては、J-Stageで公開されています。

COAR、EIFL、LIBER、中国科学院国家科学図書館、OpenAIRE、SPARCが共同で、研究成果の迅速な公開を支援する声明を公開

2014年5月14日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Electronic Information for Libraries:EIFL、欧州研究図書館協会(LIBER)、中国科学院国家科学図書館(National Science Library of the Chinese Academy of Science)、OpenAIRE、SPARCが共同で、研究成果の迅速な公開を支援する声明を公開しました。

オープンアクセス(OA)のエンバーゴについて、新しいモデルに移行するまでには必要な暫定措置であるとしながら、OAの利点を損なうものであるとし、エンバーゴの期間は、自然科学分野では最大6か月、人文社会分野では最大12か月が望ましいとしているようです。

Major international associations join together to underscore their support for immediate open access to research articles(COAR, 2014/5/14付)

2014年のオープンアクセスウィークのテーマは”Generation Open” 学生と若手研究者に焦点

2014年5月8日、米SPARCが今年のオープンアクセスウィーク(Open Access Week)のテーマを発表しました。オープンアクセスウィークは毎年10月に、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントを開催する取り組みで、2007年から開始されています。8回目の今年は10月20日から26日にかけて行われる予定です。

8日に公表された今年のテーマは“Generation Open”です。学生や若手研究者の参加に焦点をあてていきたいとされています。

2014 Open Access Week Theme to be “Generation Open”(SPARC、2014/5/8付け)
http://www.sparc.arl.org/initiatives/openaccessweek/2014/announcement

参考:
2013年のオープンアクセスウィークは10月21日~27日
Posted 2013年10月16日
http://current.ndl.go.jp/node/24604

2012年のオープンアクセスウィークは10月22日~28日
Posted 2012年10月22日
http://current.ndl.go.jp/node/22126

2011年のオープンアクセスウィークは10月24日~30日

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