オープンアクセス

オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊

Michigan Publishingから、オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊されました。図書館におけるユーザーエクスペリエンス(User Experience:UX)をテーマとした雑誌とのことです。

初号(Volume 1, Issue 1)に掲載されている記事のタイトルは以下の通りです。

Improving Library User Experience with A/B Testing: Principles and Process
Scott W. H. Young
montana state university

Improving the Library Homepage through User Research—Without a Total Redesign
Amy Deschenes
simmons college

Grassroots UXD in the Library: A Review Essay
Monica Rettig, brock university
Dialog Box

Launching a Native App: Lessons Learned in Academic Libraries

OAPEN-UK、人文・社会科学研究者のモノグラフの利用について調査結果を発表

人文・社会科学系学術論文のオープンアクセス(OA)についてのエビデンス調査を進めている英国のOAPEN-UKが、人文・社会科学研究者にとってのモノグラフの役割について、読者・著者両方の観点から調査した結果を公表しています。英国高等教育助成会議(HEFCE)のopen access and monographs projectと共同して、出版に関する問題、読書の傾向、OAに対する考え等について調査したとのことです。

Researcher survey 2014: Survey of use of monographs by academics – as authors and readers (OAPEN-UK)
http://oapen-uk.jiscebooks.org/research-findings/researcher-survey-2014/

Researcher survey 2014 (OAPEN-UK)(PDF:20ページ)
http://oapen-uk.jiscebooks.org/files/2012/02/OAPEN-UK-researcher-survey-final.pdf

Open access and monographs (HEFCE)

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第343号を刊行 - 「図書館による教員や研究者の出版支援」がテーマ

2014年10月付で、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第343号を刊行しました。今号のテーマは「図書館による教員や研究者の出版の支援」です。

ARL参加館を対象に調査を行い、研究や執筆プロセスを支援する図書館サービス、どこで出版物を公開すべきかの判断を支援する図書館サービス、オープンアクセス出版の促進、リポジトリへの登録支援、教員や研究者の出版物についてのマーケティング、大学図書館が教員の出版において果たすべき役割等について、まとめられているとのことです。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

SPEC Kit 343: Library Support for Faculty/Researcher Publishing (October 2014)
http://publications.arl.org/Library-Support-Faculty-Publishing-SPEC-Kit-343/

Library Support for Faculty/Researcher Publishing, SPEC Kit 343, Published by ARL(ARL, 2014/10/6)

英国の医療関係の6機関による基金“The Charity Open Access Fund(COAF)”、研究機関のオープンアクセスの助成プロジェクトを開始

2014年9月、英国の医療関係の6機関が提携し、オープンアクセス助成を行うための基金“The Charity Open Access Fund(COAF)”が設立されました。参加機関は、Arthritis Research UK、Breast Cancer Campaign、the British Heart Foundation、Cancer Research UK、Leukaemia & Lymphoma Research、ウェルカム財団の6機関とのことです。

COAFは、2年間の試行として、英国の36の研究機関を対象にオープンアクセスの論文処理加工料(APC)の助成を行うとのことです。助成にあたっては、助成を受けた論文の最終版を著者に代わってPubMed Centralで無料で公開すること、また、CC-BYライセンスで公開することが求められているようです。

10月1日から申請が受け付けられているとのことです。

Wellcome Trust announces launch of charity fund to support open access research publications(OASPA, 2014/9/29)

【イベント】未来の図書館:図書館の新しいミッション 第Ⅰ弾 「オープンアクセスウィーク・ワークショップ」(10/22・神戸)

2014年10月22日、神戸大学附属図書館の主催により、シリーズイベント「未来の図書館:図書館の新しいミッション」の第1弾として、「オープンアクセスウィーク・ワークショップ」が開催されます。

このワークショップは10月20日から26日のオープンアクセスウィークにあわせて開催されるもので、「変化しつつある学術情報流通の現状を、‘ポストOA’‘図書館の新たなミッション’という観点から取り上げ、あわせて神戸大学リポジトリKERNELのアクセス傾向を分析することにより、リポジトリのOAにおける役割を再定義し、今後の大学図書館のミッションとOAの方向性を探る機会」とする、とのことです。講師には佐藤義則氏(東北学院大学教授)、三根慎二氏(三重大学専任講師)、佐藤翔氏(同志社大学助教)が予定されています。

オープンアクセスウィーク・ワークショップ(神戸大学附属図書館)
http://lib.kobe-u.ac.jp/www/html/events/oaworkshop.html

ハゲタカ出版がインドの魚類学に与える影響(文献紹介)

インドの総合学術誌Current Science誌の第107巻5号(2014年9月10日発行)に、”Predatory journals and Indian ichthyology”と題したオピニオン論文が掲載されています。この論文は論文処理費用(APC)を得ることだけを目的に、まともな査読をせずに論文を掲載する、いわゆる「ハゲタカ出版」がインドの科学研究に与える影響について、魚類の分類に関する研究を例に問題提起するものです。

同論文によれば、インドにおいては研究の質よりも量を重視した研究評価指標が導入されたこと等により、研究者がハゲタカ出版者の雑誌に論文を掲載するようになり、インドは世界最大のハゲタカ出版の基地と化している、と指摘しています。また、分類学では新種発見者として自分の名前を残したいがためにハゲタカ出版で論文を発表する者がいること等も指摘した上で、具体的にハゲタカ出版者の雑誌にどのような論文が掲載されているのかを、実際に掲載された魚類学の論文を例に紹介しています。

Nature Communications誌がOA論文のみの雑誌に移行

2014年9月23日、Nature Publishing Group(NPG)はオンライン誌Nature Communicationsをオープンアクセス(OA)論文のみを掲載するOA雑誌に移行する、と発表しました。NPGはこれまでもOA雑誌を刊行していますが、Natureブランドを冠する雑誌ではNature Communicationsが初のOA雑誌となります。

Nature Communicationsは購読型雑誌でしたが、これまでも著者が論文処理費用(APC)を支払えば論文をOAとすることができる制度を導入していました。2014年10月20日以降はAPCを支払うOA論文のみを受け付ける、とのことです。2014年10月19日までに投稿を受け付けた論文については著者がOAとするか否かを引き続き選択できるため、当面は購読料を支払っていないと読めない論文も掲載され続ける予定です。

なお、Nature CommunicationsのAPCは日本円で661,500円(2014年9月30日現在)です。

Nature Communications to become open access only(NPG、2014/9/23付け)
http://www.nature.com/press_releases/ncomms-oa.html

CHORUSに米国化学会(ACS)等が新たに参加、署名した機関は100以上に

2014年9月29日、官民連携イニシアティブ”The Clearinghouse for the Open Research of the United States”(CHORUS)に、米国化学会(ACS)、AIP Publishing、米国物理学会(APS)、計算機協会(ACM)、エルゼビア、Hindawi、ワイリーが新たに参加したと発表されています。2014年9月30日現在、CHORUSのページには、署名した出版社が99、サービスプロバイダ等関連機関が11掲載されています。

New Members and Other News(CHORUS)
http://www.chorusaccess.org/new-members-and-other-news/

OUR MEMBERS(CHORUS)
http://www.chorusaccess.org/about/our-members/

参考:
CHORUS、コンセプトデザインを発表
Posted 2013年9月20日
http://current.ndl.go.jp/node/24421

CHORUSに署名した出版社等、65機関に(米国)
Posted 2013年6月24日
http://current.ndl.go.jp/node/23779

科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2014年9・10月号に科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータに関する記事が掲載

2014年9月22日、科学技術・学術政策研究所が、「科学技術動向」9・10月号を公表しました。レポート2「科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータ」が掲載されています。

レポートでは、科学技術・学術の存在基盤である研究データに着目し、その共有とオープン化について、G8の会合の合意等、国際動向を含めて解説しているとのことです。また、研究データを研究論文とおなじく研究成果として捉えて出版や引用を行い、保存することについても論じられているようです。日本においても、科学技術・学術研究システムの再構築に、科学技術・学術研究情報の電子化・オープン化を進める制度の整備まで含めて取り組むことが求められてると指摘されているようです。

レポート2「科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータ」
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-STT146J-12.pdf

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2013/2014年年報を公開

2014年9月19日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、2013/2014年年報を公開しました。戦略や年次総会、執行委員会及び作業部会の活動、出版物等についての情報が含まれているとのことです。

COAR Annual Report 2013/14 published (COAR, 2014/9/19)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-annual-report-201314-published/

Annual Reports(COAR)
https://www.coar-repositories.org/about/coar-ev/annual-reports/

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