オープンアクセス

Knowledge Unlatched (KU) 、2018年度のアクセス数が100万件を超す:昨年比25%増

2018年8月28日、Knowledge Unlatched (KU) は、KUで提供している950タイトルを超す人文・社会科学分野のオープンアクセス(OA)の単行書に対して、2018年8月時点で100万回以上のアクセスがあったと発表しています。

2017年1年間と比較してアクセスが25%増加しており、OAPEN経由で57万件の全文ダウンロードが、JSTOR経由で49万件の章ごとのダウンロードがあったとしています。

Knowledge Unlatched titles reach over 1 million downloads in 2018(KU,2018/8/28)
http://www.knowledgeunlatched.org/2018/08/1-million-downloads/

三田図書館・情報学会、『Library and Information Science』誌の冊子体廃止、完全電子化を目指すと公表

2018年8月5日、三田図書館・情報学会は同会の刊行する学会誌『Library and Information Science』誌について、冊子体を廃止し、完全電子化を目指すと公表しました。詳しい日程や手順については「決まり次第、お知らせいたします」とされています。

完全電子化の方針は三田図書館・情報学会将来構想ワーキンググループの答申により示されたものです。背景には学会の財政上の問題、電子ジャーナル化・オープンアクセス化の必要、編集委員会・事務局の負担減少の必要があるとされています。今後の方針として、冊子体の廃止と電子ジャーナル化、オープンアクセス化(エンバーゴ有・APCは課さない)、国際標準の導入等が提言され、2018年6月6日の運営委員会でこれらを含む今後の方向性が承認されたとのことです。

三田図書館・情報学会(トップページの「ニュース」に8月5日付けで完全電子化を目指す報告を掲載)
http://www.mslis.jp/

デルフト工科大学がオープンサイエンスに関するMOOCを開講

オランダのデルフト工科大学が、オープンサイエンスに関するMOOC(大規模公開オンライン講座)” Open Science: Sharing Your Research with the World”をedXで開講します。講義開始は2018年10月30日です。

同講座は博士課程の大学院生や教員、研究者を受講対象と想定したもので、オープンサイエンスに関する一般的な概説や地域・分野ごとの利点と障壁、データ共有戦略の立て方、論文をオープンアクセスとする際の方法の選び方等を扱うとされています。開講言語は英語です。

Open Science: Sharing Your Research with the World(edX)
https://www.edx.org/course/open-science-sharing-your-research-with-the-world

EIFL、Taylor & Francis社とオープンアクセス出版に関する契約の更新に合意:開発途上国の研究者のAPCの減額・無料化

2018年8月22日、開発途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているElectronic Information for Libraries(EIFL)が、Taylor & Francis社とオープンアクセス(OA)出版に関する契約の更新に合意したと発表しました。

開発途上国の研究者が、APC(論文処理費用)の大幅な減額もしくは無料で、同社及びCognet OA社の170を超えるOAジャーナルで公表できる内容で、新たな契約期間は2020年までです。

対象となる国はEIFLとの提携国で、以下の37か国です。

アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニアヘルツェゴビナ、ボツアナ、カンボジア、コンゴ、エストニア、エチオピア、フィジー、ジョージア、ガーナ、コートジボアール、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、ラトビア、レソト、リトアニア、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ミャンマー、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア、ジンバブエ

独・マックスプランク協会、英国王立協会とオープンアクセス出版について合意

2018年8月22日、独・マックスプランク協会は、英国王立協会(Royal Society)とオープンアクセス(OA)出版について合意したと発表しました。

英国王立協会のOAジャーナルである“Open Biology”と“Royal Society Open Science”のAPC(論文処理加工料)が一括して支払われます。

New open access agreement with Royal Society(Max Planck Digital Library,2018/8/22)
https://www.mpdl.mpg.de/en/about-us/news/481-new-open-access-agreement-with-royal-society.html

米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟

2018年8月21日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSは、米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟したと発表しました。

National Institute of Standards and Technology (NIST) Signs Participation Agreement with CHORUS(CHORUS,2018/8/21)
https://www.chorusaccess.org/nist-signs-participation-agreement-chorus/

参考:
米国国立標準技術研究所(NIST)、CHORUSと連携して、同所が資金提供した研究結果へのパブリックアクセスを改善する試行プロジェクトを開始
Posted 2015年12月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30142

CHORUS、米・国際開発庁(USAID)と覚書を締結

2018年8月16日、CHORUSは、米・国際開発庁(USAID)と、USAIDが助成した学術成果のアクセス拡大を目的とした覚書を締結したと発表しています。

USAIDでは2016年11月にパブリックアクセスプランを策定し、同庁のポータルを介してOA論文・著者最終稿にリンクさせていますが、今回の締結により、UDAIDではCHORUSのサービスを活用して、助成した学術成果へのアクセス状況のモニタリングを強化し、学術成果のインデキシングや長期保存を進展させるとしています。

USAID Signs Participation Agreement with CHORUS(USAID,2018/8/16)
https://www.chorusaccess.org/usaid-signs-participation-agreement-chorus/

「ホライズン・レポート」の2018年高等教育機関版が刊行

2018年8月16日、米国のNPO・EDUCAUSEが、今後5年間における高等教育機関での教育に変化をもたらす傾向や課題・技術の発展を解説する「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2018年高等教育機関版を公開しました。

今年初め、これまで同レポートを発行していたニューメディア・コンソーシアム(NMC)がEDUCAUSEに買収されたことにより、2018年版からEDUCAUSEが同レポートを公開しています。

高等教育機関での技術採用が加速される主な動向として、

短期:Measuring Learningへの注目の増加、学習空間の再設計
中期:オープンな教育資源(OER)の普及、学際研究の新しい形態の台頭
長期:イノベーション文化の進展、機関間・分野横断的な連携

高等教育機関での技術採用に影響を与える大きな課題として、

解決可能な課題:真正な学習(authentic learning)経験、デジタルリテラシーの向上
困難な課題:組織設計の将来の職業への適用、デジタルエクイティ(公平性)の向上
深刻な課題:経済的・政治的圧力、教育の役割の再考

高等教育にとって重要な技術発展として、

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表

2018年8月2日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会が、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表しています。

6月15日に閣議決定された『統合イノベーション戦略』に盛り込まれた「第2章 知の源泉(2)オープンサイエンスのためのデータ基盤の整備」に関して同運営委員会の見解を示したものです。

統合イノベーション戦略についての見解(JPCOAR,2018/8/2)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=74#_href_243

統合イノベーション戦略についての見解
http://id.nii.ac.jp/1458/00000106/

欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤OPERAS、7種類のホワイトペーパーを公開

2018年8月6日、欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤「学術研究を通した欧州の研究領域におけるオープンアクセスコミュニケーション」(Open Access in the European Research Area through Scholarly Communication:OPERAS)が、ワーキンググループが作成した7種類のホワイトペーパー(2018年7月付)を公開しました。

ページ