オープンアクセス

米国のコピーライト・クリアランス・センター(CCC)、論文処理費用(APC)の助成を効率化・自動化する“RightsLink OA Agreement Manager”を公開

2018年2月27日、米国のコピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、論文処理費用(APC)の助成を効率化・自動化する“RightsLink OA Agreement Manager”を公開しました。

“RightsLink OA Agreement Manager”には、出版者が、OAに関する契約条件を、助成機関や研究機関に示すための専用の請求書一覧の設定や、その後の管理・追跡を可能とする機能があり、様々なタイプの相殺契約に対応するほか、オンラインのダッシュボードにはAPC支払助成に必要な情報が掲載され、APCの支払いに関して、助成機関や研究機関が著者に助言できるようになっています。

Project MUSE、新しいウェブサイトのbeta版を公開

2018年2月28日、人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、新しいウェブサイトのbeta版を公開しました。

beta版では、脚注や参照がテキストと共に「インライン」で表示されるほか、ファセット検索・個人アカウントなどの新しい機能や、HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書のサンプルが搭載されています。

正式公開は今夏を予定しており、beta版への意見を募集しています。

@ProjectMUSE(Twitter,2018/2/28)
https://twitter.com/ProjectMUSE/status/968562224385191937

Project MUSE(beta)
http://beta.muse.jhu.edu/

ScienceOpen、“Unpaywall”のOA論文に関するデータを統合:OAの出版社版が存在すると緑色ボタンを表示

2018年2月27日、研究・出版ネットワークScienceOpenが、altmetricsサービス“Impactstory”が開発した“Unpaywall”のオープンアクセス(OA)論文に関するデータを取り込んだと発表しています。

ScienceOpenの検索結果画面で、当該記事にOAの出版者版が存在する場合、緑色の“Publisher”ボタンが表示されます。その他、PubMed CentralやSciELO等、ScienceOpenが連携しているプラットフォームでOAで公開されている論文が存在する場合も各々の記事に緑色のボタンが表示されます。

Read what you are looking for! ScienceOpen integrates more Open Access data(ScienceOpen,2018/2/28)
http://blog.scienceopen.com/2018/02/scienceopen-open-access-data/

欧州大学協会(EUA)、欧州の大学のオープンアクセスの進捗状況を調査した報告書を公開

2018年2月21日、欧州大学協会(EUA)が、報告書“Open Access Survey Report 2016-2017”を公開しました。

同種調査の第3版にあたり、各機関でのポリシーの策定や実践の程度を調査することで、欧州の大学でのオープンアクセス(OA)の進捗状況を追跡したもので、調査へは欧州39か国の338の大学・高等教育機関から回答が寄せられました。

調査結果からは、学術刊行物へOAポリシーを適用する大学が増加している一方、研究データのオープン化は余り進展していない事が明らかになったとしています。

また、2016-2017版の報告書の公開に合わせて、2017-2018年度の調査を開始したことを発表しています。

オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”、“Open Science Training Handbook”へのコメントを募集中

2018年2月19日、オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”が、オープンアクセス(OA)、研究データのオープン化、オープンピアレビューといったオープンサイエンスに関する取組や原則について若手研究者等に知らせることを目的に作成した“Open Science Training Handbook”へのコメントの受付を開始しています。

同ハンドブックは、公募で選ばれた10か国のオープンサイエンスに関する講師14人が、2018年2月12日から2月16日にかけてドイツで開催された“FOSTER Book Sprint”で作成したものです。

意見募集は3月4日までです。

The Open Science Training Handbook (FOSTER,2018/2/19)
https://www.fosteropenscience.eu/node/2150

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「オープンアクセス方針策定機関実態調査報告書」を公開

2018年2月22日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、「オープンアクセス方針策定機関実態調査報告書」を公開しました。

2017年2月に公開された「オープンアクセス方針策定ガイド」をより実践的なツールとすることを目的としたこの調査は、2017年10月から11月にかけて、オープンアクセス(OA)方針を策定・実施している機関を対象に実施されました。方針策定に向けての働きかけ先、ゴールドOA論文、外部リポジトリ公開済み論文の取り扱い、OA方針策定後の業務変化など、OA方針の策定過程や運用に関する具体的な方法を調査しています。

JPCOARでは今後、この調査結果をうけて「オープンアクセス方針策定ガイド改訂版」を作成・公開する予定です。

2018年2月22日 「オープンアクセス方針策定機関実態調査報告書」の公開(JPCOAR, 2018/2/22)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_192

オーストリア科学財団(FWF)とオーストリア学術コンソーシアム、Wiley社と論文のOA化に関する3年間の契約を締結

2018年2月12日、オーストリア科学財団(Austrian Science Fund: FWF)、オーストリア学術コンソーシアム(Austrian Academic Consortium: Kooperation E-Medien Österreich)とWiley社は、FWFが出資した、同コンソーシアムに所属する著者の論文をオープンアクセス(OA)で出版することと、同社のコンテンツ購読を組み合わせた3年間の契約を結びました。

契約では、同コンソーシアムに参加する22機関に所属する著者がFWFの出資を受けて、同社のハイブリッドOAの雑誌に投稿した論文を、著者の費用負担なしにOAにすることができます。契約は2018年1月1日以降、同社のハイブリッドOAの雑誌で受理された論文に適用されます。受理された論文の著者が条件を満たしている場合、OAで出版可能であることが本人に自動的に通知されます。

オープンアクセスに関するデリー宣言(インド)

2018年2月14日、インドのオープンアクセス(OA)関係者等の有志からなる団体Open Access Indiaおよび2018年2月3日にニューデリーで開催されたOAに関する会議参加者の署名からなる、インドにおけるOAに関する宣言、” Delhi Declaration on Open Access”が公表されました。

この宣言は署名者が今後取っていく行動に関して述べたもので、オープンサイエンス・オープンスカラシップの推進に向けたアドヴォカシー活動を行っていくこと、自身の研究成果のプレプリント・ポストプリントを公開するとともに同僚・指導教員等に対しても公開するよう働きかけを行っていくことなど、10項目から構成されています。

Delhi Declaration on Open Access(Open Access India、2018/2/14付け)
http://openaccessindia.org/delhi-declaration-on-open-access/

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)に新たに19機関が加盟

2018年2月19日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)は、2017年の秋以降、新たに19機関が加盟したことを発表しました。

内訳は、学術出版者が10機関、大規模専門出版者が2機関、中規模専門出版者が1機関、小規模専門出版者が4機関、その他の営利団体が1機関、その他の非営利団体が1機関となっています。

OASPA welcomes diverse new set of members(OASPA, 2018/2/19)
https://oaspa.org/oaspa-welcomes-diverse-new-set-members/

参考:
オープンアクセス学術出版協会の加盟機関が100機関に
Posted 2016年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32497

Project MUSE、大学出版局の単行書550冊余りをOAで公開

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEで、大学出版局の単行書550冊余りがオープンアクセス(OA)で公開されたようです。以下の大学出版局などの承認を得て公開されています。

米・コーネル大学出版局
米・ユタ州立大学出版局
カナダ・オタワ大学出版局
米・ミシガン大学出版局
米・オハイオ州立大学出版局
米・コロラド大学出版局
オランダ・ライデン大学出版局
米・ブランダイス大学出版局

OAで公開された単行書は、デジタル著作権管理(DRM)技術による制限等を廃したDRMフリーとなっています。また、タイトルリストに加えMARCレコードが公開されています。

Open Access and Free Books on MUSE(Project MUSE)
https://muse.jhu.edu/about/order/free_sample_books.html

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