オープンアクセス

JSTOR、ANU Pressの学術書409タイトルをオープンアクセスで公開

2017年3月9日、JSTORがANU Press(オーストラリア国立大学出版局)の学術書409タイトルをJSTORのプラットフォームからオープンアクセスで公開したと発表しています。

JSTOR's open access ebook collection continues to grow(JSTOR,2017/3/9)
http://guides.jstor.org/blog/jstor-s-open-access-ebook-collection-continues-to-grow

参考:
JSTOR、4つの大学出版局の学術書63タイトルをオープンアクセスで公開
Posted 2016年10月28日
http://current.ndl.go.jp/node/32830

デジタルリポジトリ連合(DRF)、2016年度末で解散

2017年3月8日、デジタルリポジトリ連合(DRF)が、平成28年度末で解散することを発表しています。

DRFは平成18(2006)年度に発足し、現在157機関が参加しています。これまで、機関リポジトリの構築と運営に係る人材育成、技術開発、情報共有を通じて、国内における機関リポジトリの発展とオープンアクセス思潮の興隆につとめてきました。

2016年11月24日付けで、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)からDRFの主な活動を継承する旨の回答を得て、12月8日付けでDRF参加機関に解散についての賛否を問い、その結果、参加機関の3分の2以上である120機関から解散について同意を得たとのことです。

米・CHOR、オーストラリア研究会議及びラ・トローブ大学と連携し、パブリックアクセスの改善を目的としたパイロットプロジェクトを開始:JSTとの連携に続いて2例目

米国の非営利団体CHORは、オーストラリア研究会議(Australian Research Council:ARC)及びラ・トローブ大学と、政府の資金援助を受けた研究成果のパブリックアクセスの改善を目的としたパイロットプロジェクトを開始すると発表しています。

オーストラリア政府がARCを通じて資金提供を行なった研究成果(査読付き論文)の公開状況をモニタリングするもので、科学技術振興機構(JST)とのパイロットプロジェクトに続く2例目の国際連携となります。

CHOR Continues International Expansion with Australian Partnership(CHORUS,2017/3/2)
https://www.chorusaccess.org/chor-continues-international-expansion-australian-partnership/

ScienceOpenとDOAJがオープンアクセスの学術成果の可視化のために連携

2017年2月28日、研究・出版ネットワークScienceOpenが、小規模な雑誌を支援することを目的に、1か月あたり10タイトルの、APC不要のオープンアクセス(OA)雑誌のインデックス登録(無料)を開始すると発表しています。

優れた雑誌に対しては、1年間無料で、雑誌のページが提供されます。

登録される雑誌は、OA雑誌のディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)が、ScienceOpenに推薦することになっており、条件として、APC等の出版料が不要でDOAJに登録されていること、CrossRefでDOIが付与されていること(医学系であればPMCやPubMedのID)、参照文献を追加することが求められています。

論文情報は国際標準のXML形式(JATS Archive 1.0,JATS Publishing 3.0)を用いて格納されます。

オープンアクセスリポジトリ推進協会、「オープンアクセス方針策定ガイド」「オープンアクセス方針リンク集」を公開

2017年2月28日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、「オープンアクセス方針策定ガイド」「オープンアクセス方針リンク集」を作成し、公開しています。

「OA方針策定ガイド」および「OA方針リンク集」の公開(JPCOAR,2017/2/28)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id=49

オープンアクセス方針策定ガイド
http://id.nii.ac.jp/1458/00000021/

オープンアクセス方針リンク集
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=53

オープンアクセスメガジャーナル:学術コミュニケーションの未来か、それとも学問のごみ捨て場か(文献紹介)

Journal of Documentation誌の73巻2号に、オープンアクセスメガジャーナル(OAMJ)に関する文献レビュー”Open-access mega-journals: The future of scholarly communication or academic dumping ground? A review”が掲載されています。著者はラフバラ大学のValerie Spezi氏らです。同誌は有料ですが、当該論文はオープンアクセス(OA)で公開されています。

この論文ではPLOS ONEに代表される、科学的な妥当性の確認等の最低限の査読のみを行い、大量の論文を出版し、主に論文処理加工料(APC)で運営される、いわゆるOAMJに関する言説等の文献レビューが行われています。OAMJを巡る言説や学術出版において占める位置を検証し、学術界のOAMJに対する態度を考察することが目的であるとのことです。

「ゴールド中心」のオープンアクセス実践(文献紹介)

Journal of the Association for Information Science and Technology誌に掲載予定の論文、”A “Gold-centric” implementation of open access: Hybrid journals, the “Total cost of publication,” and policy development in the UK and beyond”の早期公開版が2017年2月27日から公開されています。著者はシェフィールド大学のStephen Pinfield氏らです。同誌は有料ですが、当該論文はオープンアクセス(OA)で公開されています。

この論文はOA雑誌に論文を掲載する、いわゆるゴールドOAを推奨する政策が取られている英国において、高等教育機関がOA出版に関しどのような状況に直面しているかを報告したものです。24機関から得たデータを分析しています。

Knowledge Unlatched、343冊の人文・社会科学系の学術書をオープンアクセスに

2017年2月23日、Knowledge Unlatched (KU)が、343冊の人文・社会科学系の学術書をオープンアクセスにしたと発表しています。

これにより、2014年以来、449冊の学術書がオープンアクセスとなったとのことです。

Knowledge Unlatched makes 343 HSS books Open Access(KU,2017/2/23)
http://www.knowledgeunlatched.org/2017/02/ku-unlatches/

参考:
Knowledge Unlatched、学術書のオープンアクセスの第3弾を開始へ
Posted 2016年8月23日
http://current.ndl.go.jp/node/32381

米国の大学・研究図書館協会、連邦政府による研究成果の公開に関する声明を採択し、公表

2017年2月23日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の理事会が、連邦政府による研究成果の公開に関する声明を採択し、公表しました。

声明では、環境保護局(EPA)の研究成果公表にあたっての事前確認の要請や国民への情報提供の禁止などにみられる、最近の連邦政府による動向は、ACRLの掲げる学術の発展という目標の実現に危機をもたらすもので、米国図書館協会(ALA)の「図書館の権利宣言」やライブラリアンシップの中核的価値にも反すると指摘しています。

そして、ACRLには、事実の正当性へ疑問を投げかける試みに対して挑戦する倫理的・専門的な責任があると考えると述べています。

ACRL Statement on the Dissemination of Federal Research(ACRL insider,2017/2/23)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/13255

ラテンアメリカのOAジャーナルプラットフォームSciELO、プレプリントサーバ“SciELO Preprints”の開発を計画

2017年2月22日、 ラテンアメリカにおけるオープンアクセスの電子ジャーナルプラットフォームSciELOは、プレプリントサーバ“SciELO Preprints”の開発を計画していることを発表しました。

SciELOに収録されている電子ジャーナルの掲載記事の編集・公開プロセスを効率化することを目的としています。2018年半ばまでに本格運用を開始する予定とのことで、それまでに効果が期待できそうな、プレプリントの普及、サーバの運用体制の明確化、サーバの実験的な運用、の3つの活動を計画しています。

SciELO Preprints on the way(SciELO, 2017/2/22)
http://blog.scielo.org/en/2017/02/22/scielo-preprints-on-the-way/

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