オープンアクセス

図書館情報学分野のLISSAを含む6つのプレプリントサービスが公開

2017年8月29日、非営利団体Center for Open Science(COS)は、今週、新たに、図書館情報学分野のLISSA(LIS Scholarship Archive)を含む6つのプレプリントサービスが公開されたことを発表しています。

その他公開されたものは、INA-Rxiv(インドネシア)、MindRxiv(mind and contemplative practicesに関する研究)、NutriXiv(栄養学)、paleorXiv(古生物学)、SportRxiv(スポーツ科学)で、ともに、COSの提供するオープンソースプレプリントサービス、OSF Preprintsを利用しています。

米国国立医学図書館、連邦政府及び民間団体から助成を受けた研究成果のPubMed Centralへの登録支援を拡大

2017年8月29日、米国国立医学図書館(NLM)が、2017年10月からは保健福祉省コミュニティ生活局(ACL/HHS)の研究者が、2018年の初頭からは国土安全保障省(DHS)の研究者が、NIH Manuscript Submission (NIHMS) systemを用いて、各機関のパブリックアクセスポリシーに該当する原稿をPubMed Central (PMC) に登録することを支援すると発表しました。

また、ビル & メリンダ・ゲイツ財団の助成を受けた研究成果は、クリエイティブコモンズのCC BYライセンスのもとPMCで公開する必要がありますが、NIHMS systemでの支援は実施されていないため、出版社などから直接PMCに出版社版が登録されます。

NLMでは、2016年3月から、保健福祉省事前準備対応次官補局(ASPR/HHS)・環境保護庁(EPA)・航空宇宙局(NASA)の研究者に対して同内容の支援を行なっています。

COAR Asia、“Asia OA Meeting - 2017”をネパール・カトマンズで開催

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるCOAR Asiaが、2017年12月5日と6日に、ネパールのカトマンズにおいて“Asia OA Meeting - 2017”を開催すると発表しています。

Asia OA Meeting - 2017(COAR)
https://www.coar-repositories.org/community/asia-oa/asia-oa-meeting-2017-kathmandu-nepal-december-5-6-2017/

参考:
E1898 - COAR Asia オープンアクセスサミット<報告>
カレントアウェアネス-E No.322 2017.03.23
http://current.ndl.go.jp/e1898

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」(9/13・東京)

2017年9月13日、国立情報学研究所において、第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」が開催されます。

図書館員と研究者が、研究データをいかに管理・流通させていくかという視点を共有し、そこからもたらされる両者の新たな関係について考えることを目的としています。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は60人です。
動画中継も行われる予定です。

第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」(SPARC Japan)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2017/20170913.html
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2017/pdf/20170913_flyer.pdf

医学中央雑誌刊行会、「医中誌Web」「最新看護索引Web」のリンク先に機関リポジトリを追加

2017年8月16日、医学中央雑誌刊行会が、「医中誌Web」「最新看護索引Web」からのリンク先に機関リポジトリを追加したと発表しています。

これまでCiNii経由でリンクしていたものを、各機関リポジトリの該当論文ページへの「医中誌Web」「最新看護索引Web」からの直接リンクを実装したものです。

検索結果に表示されるリンクアイコンは、医中誌が用意したアイコン、もしくは、掲載許諾を得た各機関のオリジナルアイコンが用いられおり、リンクアイコンをマウスを重ねると、リンク先の機関リポジトリ名がヒントテキストとして表示されます。

「機関リポジトリ」リンク対象は、JAIRO収載文献のうち、フルテキストのPDFが存在する、 リリース時点で約220の機関リポジトリに搭載された延べ11万件で、これにより、医中誌Webからリンクされている無料のフルテキストは、全体で約100万件となったと説明されています。

また、「機関リポジトリ」リンク追加に伴い、法人管理者メニューにて、各機関リポジトリの表示・非表示の設定項目が追加されています。

Knowledge Exchange、雑誌論文のオープンアクセス(OA)化にかかる費用についてのレポートを公開

高等教育・研究向けインフラの活用と開発を目的とし、英・JiscやオランダのSURF等5機関で構成されるKnowledge Exchangeが、雑誌論文のオープンアクセス(OA)化にかかる費用についてのレポートを公開しています。

レポートは、調査の概要をまとめた“Paying for Open Access: The Authors perspective”と、調査結果の詳細を掲載した“Financial and administrative issues around article publication costs for Open Access”の2本です。

6の研究機関に所属する著者1,069名が、OAジャーナルやハイブリッドジャーナルに掲載した記事2,015件についてオンライン調査に回答しています。主なトピックは、OAの視点からの掲載誌の選択、OA出版を行う理由、APC助成の効果、APC支払における課題、などです。調査対象の研究機関が所在する6か国(英国、フランス、ドイツ、フィンランド、デンマーク、オランダ)のOAの状況などについてもまとめられています。

Elsevier社、機関リポジトリソフトウェアを提供するbepress社を買収

2017年8月2日、Elsevier社は、機関リポジトリソフトウェアを提供するbepress社を買収したことを発表しました。

bepress社は機関リポジトリソフトウェア“Digital Commons”を開発・提供しており、米国の大学等500機関以上がこのソフトウェアを採用しています。現在全体で約230万件の雑誌記事が登録されており、ダウンロード件数は毎年1億件に及びます。

化学分野のプレプリントサーバー“ChemRxiv”のベータ版が公開

2017年8月14日、米国化学会(ACS)は、化学分野のプレプリントサーバー“ChemRxiv”のベータ版を公開したことを発表しました。

構築には英国王立化学協会(Royal Society of Chemistry:RSC)やドイツ化学会(Gesellschaft Deutscher Chemiker:GDCh)などが戦略的な助言を行っており、またfigshareの新しいプレプリントサービスを利用しています。管理・運営はACSが行ない、2018年まで継続的にアップデートが行なわれる予定です。

2016年8月に、ACSは“ChemRxiv”構築の意向を表明していました。

Elsevier社、社会科学分野の主題リポジトリSSRNで化学分野のプレプリントサービスChemRNを開始

2017年8月7日、Elsevier社は、社会科学分野の主題リポジトリSSRN(Social Science Research Network)で化学分野のプレプリントサービスChemRN(Chemistry Research Network)を開始したことを発表しました。

SSRNに収録されている学際的な論文のアブストラクト500件以上がすでにChemRNに分類されています。

一方、2017年6月に開始したBioRNでは、約6,500人の著者の約5,000件の生物学関連の論文がすでに利用可能になっているとのことです。

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