オープンアクセス

韓国の学術文献検索エンジンNAVER Academic、 英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREと連携

2018年10月5日、韓国の学術文献検索エンジンNAVER Academicが、 英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREとの連携を発表しています。

英・Jiscの説明によると、CORE搭載のデータは、ResourceSyncプロトコルに準拠してCOREが作成した“CORE FastSync”を用いて既にNAVER Academicに統合されています。

Over 200M scholarly documents and about 35% ratio of free documents(NAVER Academic,2018/10/5)
https://blog.naver.com/nv_academic/221371414086

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、オープンアクセスに関する”Plan S”への支持を表明

2018年10月2日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)は、同年9月に欧州の11の公的研究助成機関が発表したオープンアクセス(OA)を実現するためのイニシアチブ“cOAlition S”と、そのOA推進の10の原則”Plan S”を支持し、実現に向け協力すると発表しました。

OASPAの発表では、APC(論文処理加工料)に上限を設ける等の”Plan S”の一部の方針には懸念を表明しつつ、”Plan S”のハイブリッドOAを認めない方針は、完全OA雑誌への論文掲載を推奨するものであり、大いに歓迎するとしています。総じて、cOAlition Sの野心的なビジョンを歓迎し、実施に向けた計画策定と実現のための支援を行うと述べています。

OASPA Offers Support on the Implementation of Plan S(OASPA、2018/10/2付け)
https://oaspa.org/oaspa-offers-support-on-the-implementation-of-plan-s/

独・De Gruyter社と英・Jisc Collections、オープンアクセス(OA)出版について合意

2018年10月4日、独・De Gruyter社は、高等教育機関に代わってデジタルコンテンツ等の契約交渉を行っている英・Jisc Collectionsと、オープンアクセス(OA)出版で合意したと発表しています。

英国の参加機関に対して、同社の電子ジャーナルへのアクセスを提供するとともに、同社の出版物からOAで学術成果を出版するにあたって、APC(論文処理費用)を割り引く内容です。

De Gruyter and Jisc Collections sign journal and open access agreement(De Gruyter,2018/10/4)
https://www.degruyter.com/dg/newsitem/296/de-gruyter-and-jisc-collections-sign-journal-and-open-access-agreement

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2018年夏に実施した会員調査の結果概要を発表:戦略計画や作業計画に反映

2018年10月4日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、2018年の7月から8月にかけて実施した会員調査の結果概要を発表しました。

回答は23か国の59会員から寄せられており、調査から得られた主な知見として、

・リポジトリには、(1)ユーザーエンゲージメントとコンテンツの登録、(2)リポジトリへの認知と可視性、(3)研究データ管理、の3つの大きな課題がある。

・会員は、(1)リポジトリに関する最新の実践の維持、(2)学術コミュニケーション・研究環境におけるリポジトリの役割強化、という点でCOARを評価している

・COARの最善の活動は、(1)次世代リポジトリ、(2)研究データ管理、(3)相互運用性と連携、の3つである

・回答者の66%がCOARの活動やワーキンググループに直接関与していない

・回答者の68%がCOARとの交流レベルに満足しており、27%がよりCOARと関わりたいと考えている

・会員は、COARに対して、戦略レベルでの活動の継続を望むとともに、リポジトリの運用におけるより多くの関与や実践的な支援を望んでいる

・会員は、COARの地域でのアウトリーチ活動を評価し、有用性を感じている

米国教育省、米・カリフォルニア大学デービス校等によるオープン・テキストブックに関するプロジェクトに490万ドルを助成

2018年10月3日、米国教育省は、オープン・テキストブックに関するプロジェクトとして、米・カリフォルニア大学デービス校に490万ドルの助成を行うことを発表しました。同プロジェクトでは、化学等の進学する学生が多い分野についても、職業技術教育分野と同様に、オープン・テキストブックの作成を開始する予定です。

今回の計画は、同校が中心となって進めている米国の12大学によるオープン・テキストブックのサービスであるLibreTextsを拡大させる形で事業を進める予定です。LibreTextsは、化学から人文学まで12の学問分野で、6万8,500ページ以上の教科書を公開しており、2億5,000万回以上のページビューがあり学生が閲覧した時間はのべ650年分にあたると述べています。これまでの取り組みで3,000万ドル分の学生の教科書代を節約したと見積もっており、今回の支援を受けて今後3年間で5,000万ドル以上の教科書代の節約につなげることが目標であるとしています。

研究・出版ネットワークScienceOpen、中国のCompuscript/International Science Editing社との提携を発表 中国市場向けプロダクトを開発

2018年9月25日、研究・出版ネットワークScienceOpenは、中国で研究者向けのエディトリアルサービスを手掛けるCompuscript/International Science Editing社と提携を結んだことを発表しました。中国市場向けのプロダクト開発に取り組むとされています。

ScienceOpenのプレスリリースによれば、中国は言語障壁をはじめ、インターネット規制、西洋からのバイアス等、学術コミュニケーションにおいて様々な障害を抱えているとしています。そこで中国の研究コミュニティにおいて強固なネットワークを築いているCompuscriptと、4,500万本以上の論文情報を持つScienOpenのプラットフォームが結びつくことで、中国の研究者に対し国外の研究者コミュニティに自身の成果を伝え、人的ネットワークを築く有力な機会を提供できるとのことです。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、ResourceSyncに関するウェブセミナー(ウェビナー)の映像・スライドを公開

2018年9月25日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が実施した、ResourceSyncに関するウェブセミナー(ウェビナー)の映像のアーカイブと発表スライドを公開しました。

次世代リポジトリのための技術の1つとされるResourceSyncを実装するリポジトリのためのユースケース等に関する情報を提供することを目的に開催されたものです。

ResourceSyncの開発機関の1つであるロスアラモス国立研究所のMartin Klein氏と、ResourceSyncを採用しているCOREのアグリゲーターからPetr Knoth氏が講師を務めています。

Presentations about ResourceSync(COAR,2018/9/25)
https://www.coar-repositories.org/news-media/presentations-about-resourcesync/

Public Knowledge Project(PKP)・SciELO、プレプリントサーバーの開発で合意

オープンソースの出版システムを開発・提供している複数の大学によるイニシアチブPublic Knowledge Project(PKP)とラテンアメリカにおけるオープンアクセス(OA)電子ジャーナルプラットフォームSciELOが、両機関の重要な原則に基づいたプレプリントサーバーの開発で合意したと発表しています。

開発するプレプリントサーバーは、PKPの電子ジャーナル出版システム“Open Journal System (OJS)” や、SciELOのジャーナルで用いられている出版システムと相互運用可能なものとするとし、他の機関に対しても公開されます。

また、オープンソースによる多言語対応のプレプリントサーバーシステム開発真に関心のある機関を歓迎するとし、長期的なビジョンとして、XMLマークアップなど、高性能な出版前に関するサービスを統合し、プレプリントの品質を高める事を掲げています。

Project MUSE、HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書300点を公開

2018年9月20日、人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書300点を新しいウェブサイトから公開しました。

300点の単行書には、米国のジョンズ・ホプキンズ大学出版局、コーネル大学出版局、デューク大学出版局、ハワイ大学出版局、ミシガン大学出版局、シラキュース大学出版局、マサチューセッツ工科大学出版局、テンプル大学出版局等の出版物が含まれます。

Project MUSEでは今後も毎年HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書を追加する計画です。

@ProjectMUSE(Twitter,2018/9/20)
https://twitter.com/ProjectMUSE/status/1042847409997586433

“Enabling FAIR Data Project”の推奨基準を満たす研究データリポジトリを検索できるRepository Finderが公開

2018年9月19日、DataCiteが“Repository Finder”の公開を発表しています。

研究者が、自身の研究データを登録するに際し、米国地球物理学連合(AGU)が取組む、地球・宇宙・環境科学の研究データをFAIR原則に合致させることを目的とした“Enabling FAIR Data Project”が推奨する基準を満たしたリポジトリが検索できるもので、AGU・re3data.org・DataCiteにより開発されました。

検索対象は、コミュニティで活用され、研究データをオープンアクセス(OA)で提供し、永続的識別子を用いているリポジトリとなっていますが、適切なリポジトリが見つけられない場合や、追加の基準による検索が必要な場合、研究データリポジトリのレジストリ“re3data.org”に登録されたリポジトリも検索することができます。

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