オープンアクセス

PLOSが生命医学分野のプレプリントサーバbioRxivとの連携を発表 PLOSの雑誌に投稿された論文は自動的にbioRxivへ登録されることに

2018年2月6日、PLOSは米国の民間非営利研究所、コールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)との連携を発表しました。CSHLは生命医学分野のプレプリントサーバであるbioRxivを運営している団体で、今後、PLOSの雑誌に投稿された論文は、自動的にbioRxivにも登録されるようになります。

PLOSの雑誌に投稿された論文は、bioRxiv登録基準に則った剽窃等のチェックが行われた後、自動的にbioRxivのサーバーに登録されるようになり、著者は特に追加の作業を行う必要はないとのことです。著者は論文投稿時に、この自動登録を解除することもできます(オプトアウト方式)。

『大学図書館研究』オープンアクセス化 最新号がJ-STAGEで無料閲覧可能、ライセンスはCC BY-NC

2018年1月29日、国公私立大学図書館協力委員会「大学図書館研究」編集委員会が、『大学図書館研究』誌のオープンアクセス(OA)化について、最新号の掲載論文即時OAが開始されたことを発表しました。

『大学図書館研究』誌は106号を以て冊子体の発行を終了することを発表していました。107号から、最新号がJ-STAGE上でOAで読むことができるようになります。単に無料であるだけではなく、ライセンスについてもクリエイティブ・コモンズのCC BY-NCで利用できる、とのことです。DOIの付与や、公開可能論文からの随時公開なども開始されます。

バックナンバーについてはプレスリリース時点で48号(1996年)以降が閲覧できる状態で、年度内には、著者から電子公開辞退の申し出があった記事を除く全記事が閲覧可能となる予定、とのことです。

5周年を迎えるPeerJ、2月中の投稿についてAPCを無料にすると発表 新編集体制の導入も

2018年2月1日、OA雑誌PeerJは2月中に投稿された論文について、APCを無料にすると発表しました。これは2月12日でPeerJが創刊5周年を迎えることを記念してのもので、PeerJ本誌とPeerJ Computer Scienceが対象となります。

また、現在100以上の分野ごとに置かれている編集協力者(Academic Editor)について、新たに12のセクションに分けた上で、それぞれ12~50人の編集協力者と、2~4人のセクション代表編集者(Section Editor)を置く体制を導入することも発表されました。セクション代表編集者は編集協力者による論文の却下・受理判断に関する最終決定権を持つとのことです。セクション代表編集者には、編集体制を監督し、受理・却下の一貫性を保つことや、研究コミュニティとしてのリーダーシップをとる役割が期待されます。

HathiTrust、パブリックドメイン及びオープンアクセス(OA)資料の登録件数が600万件に到達

2018年1月31日、HathiTrustが、HathiTrust Digital Libraryに登録されているオープンに公開されている資料の件数が600万件となったと発表しています。

600万件の資料には、パブリックドメインのもの、著作権者の許可を得てクリエイティブ・コモンズのライセンスで公開しているもの、米国の著作権の保護を受けない100万件を超す政府刊行物が含まれます。

HathiTrust Update(HathiTrust,2018/1/31)
https://mailchi.mp/02ae017597b7/hathitrust-january-2018-newsletter

DOAJ、信頼できるオープンアクセス(OA)を識別するための選定基準等を提供する「DOAJベストプラクティスガイド」を公開

2018年1月30日、DOAJが、「DOAJベストプラクティスガイド」(DOAJ Best Practice Guide)を公開しました。

研究者・出版者・図書館員によるベストプラクティスと透明性の基準の調査を支援するために、信頼できるオープンアクセス(OA)を識別するための選定基準、リソース、ツールを提供するウェブサイトで、以下の点を目的としています。また、DOAJが13年間に集積した事例研究も含まれています。

・疑わしい出版行為を取り巻く問題の強調
・DOAJへの登録申請を行なう編集者のためのガイドラインとして、疑わしい出版者を特定するためのチェックリストの提供
・情報に基づいた論文の投稿先の決定を支援するためのツールの同定

内容は定期的に更新・追加されます。

内閣府科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者との会合(平成30年1月25日)の資料を公開 議題は「オープンサイエンス」

内閣府が2018年1月25日開催の「科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者との会合」の資料を公開しています。同日の議題は「オープンサイエンス」です。

公開されたのは、内閣府、文部科学省、内閣官房健康医療戦略室、経済産業省それぞれによる説明資料、および外部有識者として文部科学省科学技術・学術政策研究所の林和弘氏による説明資料の5点です。

議事次第 総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20180125.html

参考:
E1681 - 内閣府の検討会によるオープンサイエンスに関する報告書 カレントアウェアネス-E No.282 2015.06.04
http://current.ndl.go.jp/e1681

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、JAIRO Cloud移行FAQを公開

2018年1月26日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)のJAIRO Cloud運用作業部会が、「JAIRO Cloud移行FAQ」を公開しました。

このFAQは他の機関リポジトリソフトウェアからJAIRO Cloudへの移行のサポートの一環として作成されたものです。21のよくある質問に関する回答が掲載されています。

JAIRO Cloud 移行FAQ
http://id.nii.ac.jp/1458/00000040/

参考:
E1574 - つくばリポジトリのJAIRO Cloudへの移行 カレントアウェアネス-E No.261 2014.06.19
http://current.ndl.go.jp/e1574

オランダの科学技術情報ゲートウェイ“NARCIS”、2000年以降のオープンアクセスの進展状況を分析したページを公開

オランダの、大学・研究機関の機関リポジトリ搭載の学術成果へのアクセスを提供するゲートウェイサービス“NARCIS”が、2017年12月時点でのNARCISのデータを用いて、2000年以降のオープンアクセス(OA)の進展状況を分析したページを公開しています。

NACRISに登録されている学術成果の57.3%を占める論文のOA率は27.5パーセントに過ぎない一方で、博士論文については90%がOAとなっていること、「その他」に分類される学術成果の平均OA率は47.2%だが、法律の注釈の13.9%からプレプリントの99.9%まで大きな幅があることなどを指摘しています。

またNARCIS内の学術成果の全登録数や博士論文の登録数とオランダ大学協会(VSNU)のデータによる国内で発表された学術成果(推計)や博士論文の数との比較、名前を伏せた形で大学ごとのOA率の変遷が比較できるグラフなども掲載されています。

Statistics(NACRIS)
https://www.narcis.nl/metrics/Language/en

E1987 - 第2回SPARC Japanセミナー2017<報告>

2017年10月23日から10月29日まで行われた国際オープンアクセスウィークの翌日,2017年10月30日に国立情報学研究所(NII)において,第2回SPARC Japanセミナー2017「プレプリントとオープンアクセス」が開催された。

E1988 - COAR Asia Meeting 2017<報告>

2017年12月4日から6日にかけて,ネパールの首都カトマンズにおいて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の主催するAsia OA Meeting 2017“Moving to higher ground - from open access to open science in Asia”が開催された。COARによる,アジア地域を主眼とした国際会議は,2016年3月の日本,同11月のマレーシア(E1898参照)に続き,第3回目となる。今回の会議は,オープンアクセス(OA)・オープンサイエンス(OS)の国際動向およびアジア各国の活動に係る情報共有を図ると同時に,開催国であるネパールの活動を発展させる一助となることを目的としていた。日本からは,国立情報学研究所(NII)および鳥取大学から計4人が参加した。

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