オープンアクセス

独・De Gruyter社、同社が刊行するオープンアクセス図書が1,000タイトルに到達と発表

2018年1月18日、独・De Gruyter社は、同社が刊行するオープンアクセス(OA)図書が1,000タイトルに到達したと発表しました。

OA図書の多くは英語で書かれたものですが、ドイツ語や他のヨーロッパ言語で書かれたものも含まれるとのことです。

De Gruyter reaches 1000th open access book milestone(De Gruyter、2018/1/18付け)
https://www.degruyter.com/dg/newsitem/263/de-gruyter-reaches-1000th-open-access-book-milestone

米・SPARC、州議会議員・州政府等にオープン化された教育資源(OER)に関する政策を提言するための指南書(Playbook)を公開

2018年1月18日、米・SPARCが、“OER State Policy Playbook”を公開しました。

大学図書館が学内でオープン化された教育資源(OER)に深く関与するようになるにつれ、図書館員が州議会議員・州政府機関・行政職員にOERに関する州の政策について提言する立場となってきたことから、それを支援するために作成されたものです。

あわせて、Creative Commons USAが、1月16日に、既に7つの州で成立しているOERを支援するための法律を解説する“OER State Legislative Guide”を公開しました。

New Resource: OER State Policy Playbook(SPARC,2018/1/18)
https://sparcopen.org/news/2018/new-resource-oer-state-policy-playbook/

国立大学図書館協会、プレスリリース「大学における学術雑誌購読の危機的状況が深刻化」を公表

2018年1月18日、国立大学図書館協会が、プレスリリース「大学における学術雑誌購読の危機的状況が深刻化」を公表しました。

今後の対応として、

(1)各大学は、JUSTICE の活動を通じた価格抑制の努力を続けつつ、短期的にはそれぞれの財政状況や研究分野の特性に応じた学術雑誌購読の見直しを進めることが求められます。
(2) 一方で、学術雑誌の価格上昇は、論文の書き手であり読み手である研究者自身にも関わる問題です。中長期的には、研究成果の流通や研究評価のあり方を見直し、海外の学術出版社に依存した学術情報流通の構造そのものを改革し、学術雑誌の購読によらない学術情報流通モデルであるオープンアクセスへの転換を図っていくことが必要です。本協会はオープンアクセスの推進に積極的に関わっていきます。

と述べられています。

フィンランドのコンソーシアム“FinELib”とElsevier社が契約締結で合意

2018年1月17日、フィンランドの大学・研究機関・公共図書館からなるコンソーシアム“FinELib”が、Elsevier社と契約を締結したと発表しています。

契約期間は3年間で、13の大学、11の研究機関、11の応用科学大学から、Science Directに搭載された1,850誌へのアクセスを可能とする内容となっています。

また、同国の研究者が、Elsevier社のジャーナル(購読誌約1,500誌、OA誌約100誌)で学術成果をオープンアクセス(OA)で公表する際のAPC(論文処理加工料)を半額とする内容も含まれています。

独マックスプランク協会、物理学分野のオープンアクセス出版プラットフォームSciPostに助成金を提供

独マックスプランク協会(Max Planck Society)が物理学分野のオープンアクセス(OA)出版プラットフォームSciPostに対し、2万ユーロの助成を行ったことを発表しました。

SciPostはアムステルダム大学の理論物理学者、J.-S. Caux教授が立ち上げたプロジェクトで、読者が無料で読めるだけではなく、著者からもAPC(論文処理加工料)を受け取らずに運営されています。また、論文投稿後、査読期間中も第三者が論文を閲覧し、査読者以外の者でもコメントをつけられる機能を実装したり、査読コメントやそれに対する著者からの回答等も公開される点に特徴があります。

SciPostは2018年に入って以降、マックスプランク協会の他にも、OpenAIRE(3万9,000ユーロ)やオランダ大学協会(5,000ユーロ)からも助成を得ています。

OpenAIRE、XMLスキーマの改訂を発表

2018年1月11日、OpenAIREがXMLスキーマの改訂を発表しています。

アクセス権とライセンス間の混同の回避、来歴情報(provenance information)に関するフィールド・要素・属性の追加、ソフトウェアに関するフィールドの追加、等が実施されていると説明されています。

OpenAIRE XML schema change announcement(OpenAIRE,2018/1/11)
https://www.openaire.eu/openaire-xml-change-announcement

OpenAIRE XML schema change announcement (OpenAIRE,2018/1/11)
https://www.openaire.eu/openaire-xml-schema-change-announcement

Library Publishing Coalition(LPC)、図書館の出版活動との連携に関心を持つ非営利・営利の出版者等のリストを公開

2018年1月8日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、“Publishers and Service Providers List”を公開しました。

LPCのPublishers and Service Providersプログラムの一環であり、図書館における出版活動と連携したり、図書館における出版活動に関心を持つ非営利・営利の出版者やサービスプロバイダで、同プログラムの基準を満たすもののリストとなっており、今後も追加されていく予定です。

New resource: Publishers and Service Providers List(LPC,2018/1/8)
https://librarypublishing.org/new-resource-publishers-and-service-providers-list/

カナダ研究図書館協会(CARL)がOpenAIREとの連携を発表

2018年1月9日、カナダ研究図書館協会(CARL)がOpenAIREとの連携を発表しています。

OpenAIREのサービスを活用して、カナダが助成している研究成果のオープンアクセス(OA)コンテンツを把握し、同国がオープンサイエンスの最新の議論に参加できるようにすることを目的としています。

同事業では、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)による調整のもと、カナダのリポジトリ、ジャーナル、助成機関にとって必要な、著者・助成機関・研究機関といった情報をメタデータに含めるための取組が行われます。OpenAireでは、これらの情報をデータベースに集約するとともにカナダの助成機関や研究機関と連携して分析等を実施します。

CARL Announces Collaboration with Major European Open Science Initiative, OpenAIRE(CARL,2018/1/9)
http://www.carl-abrc.ca/news/collaboration-with-openaire/

オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書の2017年版を公開

2017年12月20日付けで、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)が、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書“Research Publications Repository Survey 2017”を公開しています。

同調査は、2015年・2016年を除き、2009年以来、毎年実施されており、2017年調査では、両国の47の大学図書館から回答が得られました。

主な知見として、

・オープンアクセス(OA)の義務化は引き続き努力が必要。
・前回調査(2014年)から担当職員数が43パーセント増加。
・研究成果の公開のためのリポジトリ以外のリポジトリの設置などリポジトリ業務の多様化。
・研究管理システムとリポジトリ間のデータフローの自動化の拡大とそれにともなうセルフデポジットの減少。
・リポジトリへのORCID統合の増加。
・APC(論文処理加工料)に関して、図書館は、助言や資金提供により貢献。
・登録データの発見可能性が向上。

などがあげられています。

Public Knowledge Project(PKP)、共同によるオープンアクセス出版の可能性について調査した報告書を公開

2018年1月2日、Public Knowledge Project(PKP)が、報告書“Open Access Publishing Cooperative Study: Final Report”の公開を発表しています。

関係者間の共同による学術出版モデルが、購読ジャーナルをオープンアクセス出版による持続可能な形態へ移行させるための方法を提供するかどうかを検討するために実施された調査の報告書で、分野・国家事業・地域モデルによる潜在的な共同の可能性について調査しています。

Open Access Publishing Cooperative Study: Final Report(PKP,2018/1/2)
https://pkp.sfu.ca/2018/01/02/open-access-publishing-cooperative-study-final-report/

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