ネパール

『国立国会図書館月報』671号刊行:「保存協力プログラム」に基づく被災図書館への支援活動に関する記事を掲載

このほど刊行しました『国立国会図書館月報』671号(2017年3月)では、国立国会図書館(NDL)が「保存協力プログラム」に基づいて実施している、地震や洪水などの災害により被災した図書館への支援活動に関する記事を掲載しています。

2015年9月の関東・東北豪雨で被害を受けた常総市立図書館(茨城県)、2016年4月の熊本地震の被害を受けた熊本県立図書館、2015年4月のネパール大地震で被害を受けたネパール国立図書館に対して行った支援活動を紹介しています。

また、NDLの東日本大震災に関する震災記録の収集の取り組みに関する記事も掲載しています。

「被災図書館の支援」『国立国会図書館月報』 671号(2017年3月)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10309001_po_geppo1703.pdf?contentNo=1#page=6

研究図書館センター、南アジア研究のデジタルリソース創出を目的とした“SAMP Open Archives initiative”を創設

2016年2月29日、北米の研究図書館センター(CRL)の South Asia Materials Project (SAMP)が、“SAMP Open Archives initiative”を創設したと発表しています。

南アジア研究に関連するデジタルリソースが不足している現状への対処と、北米の研究者はもとより世界の研究者に対してアクセス可能なコレクションを創出することを目的としており、対象とする分野は人文学から自然科学に及び、研究の価値、有用性、独自性、環境や政治・社会的なリスク、他のリソースとの補完性を鑑みてデジタル化の優先度を決めるとのことです。

デジタル化されたリソースは非商用のオープンアクセスとして自由に利用できるとのことです。

現在のところ、北英、インド、ネパール、パキスタンの図書館から約20機関が、このイニシアチブへの参加を表明しているとのことです。

EIFL、法学分野のデータベース“HeinOnline”をパートナーであるコンソーシアム・会員館に提供

EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、法学分野のデータベース“HeinOnline”を提供するWilliam S. Hein and Company社と提携し、2,200点以上の法律や法律関係雑誌がHeinOnlineで利用できるようになったと発表しています。

この提携は、2017年12月31日までの契約で、EIFLのパートナーである31か国のコンソーシアムや会員館で利用できるとのことです。

対象となる31か国は以下の国々です。

アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カンボジア、エチオピア、フィジー、ガーナ、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、レソト、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、スーダン、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア

HeinOnline agreement expanded to include Law Journal Library(EIFL,2016/2/2)
http://www.eifl.net/news/heinonline-agreement-expanded-include-law-journal-library

ネパールの地震への対応に当たる医療専門家支援のために米国国立医学図書館(NLM)が実施していた、生物医学関係資料のフルテキストの無料提供の期間が延長

米国国立医学図書館(NLM)は、2015年5月15日、ネパールの地震に関して実施していた“Emergency Access Initiative”(EAI)の実施期間を、6月13日まで延長することを発表しました。

EAIは、ネパールの地震への対応に当たる医療専門家を支援するために、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供するもので、5月23日までが実施期間とされていました。

EXTENDED THROUGH JUNE 13: NLM and Publishers Launch Emergency Access Initiative, Granting Free Access to Books and Journals for Healthcare Professionals Responding to Earthquake in Nepal(NLM, 2015/5/15)
http://www.nlm.nih.gov/news/nepal_earthquake_resources_2015.html

Emergency Access Initiative(NLM)
http://eai.nlm.nih.gov/docs/captcha/test.pl?url

参考:

防災科学技術研究所(NIED)リスク研究グループ、2015年ネパール地震各種外部地図集約・公開サイトを試験公開

2015年4月30日、防災科学技術研究所(NIED)リスク研究グループが、2015年ネパール地震各種外部地図集約・公開サイトを試験公開しています。

様々な機関が作成した地図を組み合わせたマップをNIEDが開発したオープンソースのWeb-GIS「eコミマップ」を活用して集約し、試験的に公開したとのことです。

2015年ネパール地震 各種外部地図集約・公開サイトを公開(防災科学技術研究所リスク研究グループ,2015/4/30)
http://risk.ecom-plat.jp/index.php?module=blog&eid=10483&aid=18419

2015年ネパール地震 各種外部地図集約・公開サイト(防災科学技術研究所リスク研究グループ)
http://risk.ecom-plat.jp/index.php?gid=10889

ネパールの文化遺産の被災状況に関する現場からの情報を収集するサイトが公開

2015年4月25日の地震によるネパールの文化遺産の被災状況に関して、現場からの情報を収集するウェブサイト”Kathmandu Cultural Emergency Crowdmap”が公開されました。

このウェブサイトは、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)や国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の防災国際学術委員会(ICORP)などによるもので、現場からの声は重要な情報であるにも関わらず、復旧作業の担当機関に届かないことが多いとして、現場からの報告を収集することを目的としているとのことです。

Help us collect information on the Nepal Earthquake(ICCROM, 2015/4/29)
http://www.iccrom.org/help-us-collect-information-on-the-nepal-earthquake/

Help us collect information on the Nepal Earthquake(ICORP)
http://icorp.icomos.org/index.php/news/60-nepal-earthquake

Kathmandu Cultural Emergency

ネパール唯一の国連寄託図書館が被災

国連のDag Hammarskjöld LibraryのブログであるUN Pulseによると、ネパールで唯一の国連寄託図書館であるトリブバン(Tribhuvan)大学中央図書館が、2015年4月25日の地震により被災したようです。

同図書館は現在、被災状況把握及び復旧作業のため休館中のようです。UN Pulseには、被災状況の写真が掲載されています。

UN Depository Library in Nepal Damaged in 25 April Earthquake(UN Pulse, 2015/5/6)
http://un-library.tumblr.com/post/118283017269/un-depository-library-in-nepal-damaged-in-25-april

国土地理院、ネパールで発生した地震の地殻変動の情報(速報)を公開

2015年4月30日、国土地理院は4月25日にネパールで発生した地震による地殻変動の情報をウェブサイト上で公開しました。

公開された情報は、地球観測衛星 「だいち2号」に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)によって解析されたとのことで、地震に伴って地殻変動が見られた場所や、断層のずれが広がった範囲などが明らかとなっているようです。

ただし今回の結果は速報であるとのことで、今後内容が更新される可能性もあるそうです。

また、公開された情報については、原初データは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が所有し、解析を国土地理院が行ったようです。

国土地理院ホームページ(2015/4/30付の「新着・更新情報」に「2015年4月25日ネパールの地震に伴う地殻変動について」とあります。 )
http://www.gsi.go.jp/index.html

2015年4月25日ネパールの地震に伴う地殻変動(国土地理院, 2015/4/30)
http://www.gsi.go.jp/cais/topic150429-index.html

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)による観測画像(宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター, 2015/4/30)

国立民族学博物館、ネパールの地震に関する情報を集積

国立民族学博物館は、2015年4月28日より、ネパールの地震に関する情報を集積して、ウェブサイトで公開しています。

これは、現代インド地域研究国立民族学博物館拠点(MINDAS)が行なっているもので、地震の被災状況は、地方を含めて全貌の把握が困難として、ネパールの地震に関するウェブサイトや現地メディアのウェブサイトなどへのリンクを集積して公開しています。

ネパール地震2015(国立民族学博物館, 2015/4/28)
http://www.minpaku.ac.jp/nihu/mindas/nepal_earthquake2015_j.html

参考:
米国国立医学図書館(NLM)、ネパールの地震への対応に当たる医療専門家支援のため、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供
Posted 2015年4月28日
http://current.ndl.go.jp/node/28383

米国国立医学図書館(NLM)、ネパールの地震への対応に当たる医療専門家支援のため、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供

米国国立医学図書館(NLM)は、2015年4月27日、ネパールの地震への対応に当たる医療専門家を支援するために、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供する“Emergency Access Initiative”(EAI)の実施を発表しました。

650タイトル以上の生物医学の雑誌や4,000タイトル以上の参考図書、オンラインデータベースのフルテキストを提供し、無料提供の期間は、2015年4月25日から5月23日までとのことです。

EAIは、NLMと医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine)、米国出版社協会(AAP)のProfessional/Scholarly Publishing Division等が合意している緊急支援イニシアティブです。EAIの実施は今回で5回目となるとのことです。

NLM and Publishers Launch Emergency Access Initiative, Granting Free Access to Books and Journals for Healthcare Professionals Responding to Earthquake in Nepal(NLM, 2015/4/27)

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