図書館建築

文部科学省、2016年度の「学術情報基盤実態調査」の結果を発表

2017年3月24日、文部科学省は「平成28年度「学術情報基盤実態調査」」の結果を公表しました。

調査結果のポイントとして、以下が示されています。

<大学図書館編>
・図書館資料費は746億円であり、前年度より16億円増。そのうち、電子ジャーナル経費は295億円であり、為替変動、価格上昇、消費税課税の影響もあり、前年度より19億円増。
・オープンアクセスの観点から教育研究成果を無償公開する「機関リポジトリ」を持つ大学は、486大学(62.5%)となり、前年度より46大学増加。
・学生の主体的な学びを促すアクティブ・ラーニング・スペースは、453大学(58.2%)が設置し、この5年間で約2.5倍に増加。

「ホライズン・レポート」の2017年図書館版が刊行

2017年3月23日、米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2017年図書館版(Library edition)を公開しています。

今後5年間の大学図書館・研究図書館界の変革を推進する傾向や技術を解説したもので、チュール応用科学大学(スイス)、スイス連邦工科大学チューリヒ校図書館(ETH-Bibliothek)、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)及び米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の協力を得て作成したものです。

報告書では、教育、調査、情報管理といった、図書館の戦略、運営、サービスに影響を与える

・6つの主要な傾向(組織横断的連携、学術レコードの進化、クリエイターとしての利用者、図書館空間の再考、研究データ管理、ユーザエクスペリエンスの評価)

・6つの主要な課題(図書館サービスとリソースへのアクセシビリティ、デジタルリテラシーの改善、組織設計の将来の業務への適用、継続的な統合・総合運用性・連携プロジェクトの維持、経済的・政治的圧力、根本的な改革の必要性の受け入れ)

図書館空間の再設計と読書文化の振興:シンガポールコミュニケーション・情報通信省の2017年の計画

2017年3月6日、シンガポールのイブラヒム(Yaacob Ibrahim)コミュニケーション・情報通信大臣は、下院予算委員会において、同省の2017年の計画の要点として、国民が人生を通じて共に学び、学習ニーズを満たすためのテクノロジーを導入するための基盤としての図書館空間の再設計と、読書文化振興のための民間セクターとの連携について説明しています。

まず、図書館空間の再設計としては、今年リニューアルオープンする以下の4館の説明を行なっています。

〇センカン公共図書館
・10歳から14歳までの子どもが、話し合ったり創造的な活動をするための柔軟な座席配置が可能なスペースの配置
・推薦された電子書籍(シンガポール国立図書館委員会(NLB)のモバイルアプリからのダウンロードが可能)を閲覧できるインタラクティブなディスプレイの設置

〇ブキ・パンジャン公共図書館
・音響や照明を使える子ども用読み聞かせルームの配置

〇タンパインズ地域公共図書館 
・3Dプリンターや共同作業スペースの配置

〇ベドク公共図書館
・高齢者向けの大活字本を備えた専門室の配置

名古屋大学、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリを建設中:2017年9月開館予定

名古屋大学が、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリを建設中です。2017年9月の開館が予定されています。

建物は2階建で、広さ840㎡、4万冊の蔵書を所蔵予定とのことです。

名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ新築工事について(名古屋大学施設管理部)
http://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/fmd/image/top/gender.pdf

名古屋から世界へ!女性の活躍による21世紀の男女共同参画社会実現に向けた新たな一歩(国立大学協会)
http://www.janu.jp/report/topics-univ/40_48.pdf

大槌町(岩手県)、大槌町立図書館等を含む複合施設「(仮称)御社地エリア復興拠点施設」の建設を着工

岩手県の大槌町は、大槌町立図書館等を含む複合施設である「(仮称)御社地エリア復興拠点施設」の建設を着工し、2017年1月15日に、安全祈願祭が行われています。

同施設は2018年4月にオープンし、図書館は2018年6月の開館が予定されています。

図書館は、基本設計ワークショップで寄せられた意見・要望を可能な限り反映した内容になっており、同施設の3階に設置され、郷土の歴史・産業、震災関連の蔵書等の充実を行なって、約4万冊の蔵書での開館が予定されています。

2017年2月9日には、同施設内に設けられる震災伝承に関する展示の企画を立てるにあたり、町民の意見を聞くためのワークショップが開催されています。

「(仮称)御社地エリア復興拠点施設が着工」『広報おおつち』2017年2月号
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2017013000031/files/koho638_Part5.pdf

(仮称)御社地エリア復興拠点施設での震災伝承の展示企画に関するワークショップについて(大槌町,2017/2/3)
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2017013100014/files/osyachi.pdf

参考:

韓国国立中央図書館、老朽化設備交換工事及び耐震補強工事を実施:工事期間中には臨時休館も

韓国国立中央図書館(NLK)が、2年後に1988年の開館から30年を迎えるに当たり、本館内部の老朽化設備(冷暖房・空調・消防・配管・証明)の交換工事及び耐震補強工事を2017年2月から2018年11月にかけて行なうと発表しています。

工事期間中は、休館日が毎月第2・第4月曜日から毎週月曜日へと拡大されるほか、以下の2期間については、デジタル図書館・国際会議場(結婚式場)・レストラン、売店、ブックカフェを除き、臨時休館します。

・2017年2月13日から3月27日
・2018年2月12日から3月26日

休館期間中も、デジタル図書館内に臨時書架と閲覧室を設置し、新刊を中心に1,500冊余りを配架するほか、地下の書庫資料については「前日予約申請」により閲覧することができるようにします。ただし、地上階の主題別資料室に配架されている資料については、休館前に事前申請があった場合のみ利用可能です。

また、障害者用閲覧室「障害者情報ヌリト」も本館からデジタル図書館に移転して運営されます。

국립중앙도서관 본관 30년 노후 설비 교체(NLK,2017/1/16)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8920&notice_type_code=3&cate_no=0

国際図書館連盟の図書館建物および設備分科会がブログを開設

国際図書館連盟(IFLA)の図書館建物および設備分科会 (Library Buildings and Equipments)がブログを開設したと発表しています。

New Section Blog now live!(IFLA,2016/12/21)
http://www.ifla.org/node/11081

IFLA Library Buildings & Equipment Section Blog
https://iflalbes.wordpress.com/

参考:
国際図書館連盟の図書館史に関する研究会(SIG)がブログを開設
Posted 2016年11月10日
http://current.ndl.go.jp/node/32907

【イベント】日本建築学会賞受賞記念講演会「設計者が語る武蔵野プレイス物語~武蔵野プレイスはいかに設計されたのか」(1/22・東京)

2017年1月22日、東京都武蔵野市の武蔵野プレイスで、日本建築学会賞受賞記念講演会「設計者が語る武蔵野プレイス物語~武蔵野プレイスはいかに設計されたのか」が開催されます。

武蔵野プレイスおよび境南ふれあい広場公園を設計した有限会社Kwhgアーキテクツ代表取締役の比嘉武彦氏が建築計画から賞の受賞にいたるまでを語る
ものです。

参加費は無料ですが、定員は100名で、事前の申し込みが必要です。
100名を超えた場合は抽選となります。また、託児もあります(有料。定員5名)。

日本建築学会賞受賞記念講演会「設計者が語る武蔵野プレイス物語~武蔵野プレイスはいかに設計されたのか」(武蔵野プレイス)
http://www.musashino.or.jp/oshirase_place.html?no=4047&prv=top&f=2

日本建築学会賞受賞記念講演会のご案内.PDF
http://www.musashino.or.jp/library/nck/script/download.php?eno=4047&fno=1

参考:
【イベント】図書館建築の歴史と未来を語り合う~ル・コルビュジエ・前川國男・鬼頭梓・武蔵野プレイス・そして~(11/20・神奈川)
Posted 2016年10月12日

Library Journal誌、新たに建築された図書館、改築された図書館を特集‐2016年度版

2016年11月15日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)で、米国およびカナダにおいて、2015年7月1日から2016年6月30日までの1年間に新たに建築された図書館、および改築された図書館の特集が組まれています。

当該期間に実施されたプロジェクト105件のコストやその財源、収蔵能力、座席数、設計者についての一覧表が、大学図書館、公共図書館に分けて公開されています。

また、その一部の建物について、8つのコーナーに分けて写真が掲載されています。

Year in Architecture 2016: Open for Business(LJ,2016/11/15)
http://lj.libraryjournal.com/2016/11/buildings/year-in-architecture-2016/#_

Year in Architecture 2016: Academic Library Data(LJ,2016/11/15)
http://lj.libraryjournal.com/2016/11/buildings/year-in-architecture-2016-academic-library-data

京都府立京都学・歴彩館、2016年12月23日に一部オープン

京都府は、現在整備中の京都府立京都学・歴彩館について、2016年12月23日に一部オープンすると発表しています。

オープン当日には、オープニング記念式典・記念講演会が行われるほか、2017年3月下旬まで、オープン記念展示「京都府の所蔵品でめぐる京焼の美探訪展(仮)」が実施されます。

また、2017年2月5日には、陽明文庫講座「陽明文庫所蔵『源氏物語』をめぐって」が開催されるほか、文化資源セミナー「洛北編」や、国際京都学シンポジウムの開催も予定されています。

グランドオープンは、2017年4月以降を予定しています。

京都府立京都学・歴彩館が平成28年12月23日に一部オープンします!(京都府)
http://www.pref.kyoto.jp/kyotogaku/pre-open.html

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