カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

図書館員

これからのライブラリースクールに求められるものは(記事紹介)

Library Journal誌に、「図書館なしの図書館学」(Library Science Without the Library)という記事が掲載されています。ライブラリースクール(図書館情報学大学院)の授業内容や卒業後の就職先についてのもので、執筆者は、ウェブ関連の仕事をしながらライブラリースクールに在籍しているGreenstein氏です。同氏は、自身は図書館員になるつもりはないことや卒業生に情報関連企業への就職が増えていることを挙げ、自己の選択にせよ環境によりそうせざるを得ないにせよ、学生の就職先が多様化しているとしています。そして、ライブラリースクールはこうした状況に対応するために自らの位置付けやブランディングを見直す必要があるとし、従来の授業に加えて、図書館関連職種での急速な変化に対応できるようなカリキュラムとすべきであるとしています。

Library Science Without the Library(Library Journal 2011/12/9付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/893005-264/library_science_without_the_library.html.csp

参考:

Elsevier社がニュースレターで“Librarian 2.0 and beyond”特集 千葉大アカデミック・リンク・センターの記事も

Elsevier社が発行しているニュースレター“Library Connect”の9巻3号(2011年12月号)が、“Librarian 2.0 and beyond”というテーマを設け、図書館員の新しい役割等に関する記事を掲載しているようです。その中で、千葉大学附属図書館長の竹内比呂也氏による“The new role of librarians at Chiba University's Academic Link”も掲載されており、同館のアカデミック・リンク・センターが紹介されています。

Elsevier Library Connect Newsletter, 9(3)
http://libraryconnect.elsevier.com/lcn/0903/lcn090301.html

The new role of librarians at Chiba University's Academic Link
http://libraryconnect.elsevier.com/lcn/0903/lcn090304.html

千葉大学アカデミック・リンク・センター
http://alc.chiba-u.jp/

ライブラリースクールで教わりたかったこと(記事紹介)

米国の図書館員Andy Burkhardt氏が、自身のブログで、「ライブラリースクール(図書館情報学大学院)で教わりたかったこと」という記事を掲載しています。ライブラリースクール時代を振り返って、こんな授業があれば実際の仕事に役立ったのにという点をあげたもので、「図書館の価値を伝える・示すこと」「印刷物やウェブサイトのためのグラフィックデザイン」「起業家精神・イノベーション」の3点があげられています。

Courses I Wish They’d Offered in Library School(Burkhardt氏のブログInformation Tyrannosaur 2011/12/6付けの記事)
http://andyburkhardt.com/2011/12/06/courses-i-wish-theyd-offered-in-library-school/

IFLA、世界40か国の「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)をまとめたリストを公開

IFLAが、各国の国立図書館や図書館協会等が策定した「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)のリストを作成して公開しているようです。IFLAによると、世界中で60か国以上の国々でこういった倫理綱領が策定されており、そのうち約40か国のものをリストにまとめたとのことです。日本図書館協会(JLA)の「図書館員の倫理綱領」も掲載されています。

Professional Codes of Ethics for Librarians (IFLA)
http://www.ifla.org/en/faife/professional-codes-of-ethics-for-librarians

Code of Ethics for Librarians (図書館員の倫理綱領)
http://archive.ifla.org/faife/ethics/jlacode.htm

IFLA CODE OF ETHICS
http://www.ifla.org/en/publications/ifla-code-of-ethics

図書館員の価値に関するインフォグラフィクス

インフォグラフィクス(情報、データ、知識を視覚的に表現したもの:infographics)の投稿サイト“visual.ly”で図書館に関するものがいくつか公開されています。そのうちのひとつである“A Librarian’s Worth Around the World”では、待遇や仕事内容など図書館員に関する様々な数字がインフォグラフィクスにまとめられています。

A Librarian's Worth Around the World (visual.ly)
http://visual.ly/librarian%E2%80%99s-worth-around-world

Evolution of the Noble Librarian (visual.ly)
http://visual.ly/evolution-noble-librarian

Study Spots Learning on the Go (visual.ly)
http://visual.ly/study-spots-learning-go

参考:
インフォグラフィックスで情報リテラシー教育を(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/19141

三重県立図書館職員による岩手、宮城、福島での現地調査報告資料が公開

2011年10月1日に三重県立図書館で実施されたトークライブ「図書館がなくなった。」で報告された、同館職員による岩手、宮城、福島各県の現地調査資料が公開されています。

岩手県現地調査報告 (PDF)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/life/iwate_bm.pdf

宮城県現地調査報告 (PDF)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/life/miyagi_bm.pdf

福島県現地調査報告 (PDF)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/life/fukushima_bm.pdf

トークライブ「図書館がなくなった。」の報告資料を掲載します (三重県立図書館 2011/10/16付けの記事)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/life/tokusetsu3.htm

アイルランド図書館会議、公共図書館員向けに利用者とのコミュニケーション法を解説したガイドブックを公開

2011年10月20日にアイルランド図書館会議(Library Council)が、利用者と公共図書館員がコミュニケーションを円滑に行うためのガイドブック“Say It Write”をウェブサイトで公開しました。このガイドブックは、公共図書館員が利用者と効果的にコミュニケーションを取ってより容易に「つながる」ことで、時間と予算の節約に役立つものとして作成されたようです。話し方だけでなく、印刷媒体やポスター、パワーポイント等での表現の仕方等も収録されているようです。

Say It Write
http://www.library.ie/sayitwrite/

Say it Write guidelines launched (Library Council 2011/10/20付けの記事)
http://www.librarycouncil.ie/say-it-write-guidlines-launched/

文部科学省、「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について」等を公開

2011年10月14日に文部科学省が、6月29日付けの「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について」と、10月3日付けの「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生の単位修得に係る取扱いについて」を同省のウェブサイトで公開しています。

司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について (文部科学省 2011/6/29付けの情報)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/1311815.htm

司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生の単位修得に係る取扱いについて (文部科学省 2011/10/3付けの情報)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/1311824.htm

Library Journal誌、2010年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況を掲載

Library Journal誌が毎年実施している、米国の図書館情報学(LIS)大学院の卒業生の就職状況調査の2011年版(2010年の就職状況)についての記事が同誌に掲載されています。1789人から回答を得たもので、平均初任給は1%増となったものの、永続的雇用の専門職に就ける人の割合は前年の61.0%から59.2%に低下し、パートタイムの仕事をかけもちしている人も少なくないとのことです。

The Long Wait | LJ's Placements & Salaries Survey 2011(Library Journal 2011/10/14付けの記事)
http://features.libraryjournal.com/placements-and-salaries/2011-survey/the-long-wait-ljs-placements-salaries-survey-2011/

Tight Competition(Library Journal 2011/10/14付けの記事)
http://features.libraryjournal.com/placements-and-salaries/2011-survey/tight-competition/

参考:
2009年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況

上田女子短期大学の「図書館職員学び直し講座」の第5講座

長野県の上田女子短期大学が主催する「図書館職員学び直し講座」の第5講座「主題専門知識」が、2011年11月7日から2012年3月19日にかけて開催されます。法律、健康・医療、郷土史、文学等がテーマとなっています。

図書館職員学び直し講座 「第5講座」 のご案内
http://www.uedawjc.ac.jp/news_from_jc/2011/news_from_jc2011-12.html

参考:
上田女子短期大学の「図書館職員学び直し講座」の第4講座
http://current.ndl.go.jp/node/18154

米国では図書館員の養成が過剰なのかあるいは不足しているのか(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”で、米国の図書館就職事情に関する記事が2本掲載されていました。1本目の「図書館に就職したい人のための13の情報源とコツ」では、図書館員や情報専門職として職を得るのは厳しい(tough)が日常的に求人情報は出ているとし、米国図書館協会(ALA)によるものなど9件の求人情報サイトを紹介しています。また、コツとしては、ビジネス向けソーシャルネットワークサービス“LinkedIn”へのプロフィール入力や、履歴書を作成して“SlideShare”で公開するといった方法について触れています。2本目の「米国では図書館員の養成が過剰なのかあるいは不足しているのか(その1)」では、“In the Library with the Lead Pipe”というブログに掲載された同題の記事を紹介し、就職市場の現状と今後を詳しく検討していると述べています。照会先の記事では、学生からの「職がない」という声と、図書館からの「重要なポジションに対して良い応募者が来ない」という声の両方を耳にするという話から始め、統計データを用いて分析を進めていっているようです。

Is the United States Training Too Many Librarians or Too Few? (Part 1) (iLibrarian 2011/10/1付け記事)

全国学校図書館協議会、被災地での図書整理ボランティアを募集

2011年10月11日に、全国学校図書館協議会が、東日本大震災被災地での図書整理ボランティアの募集を発表しています。期日及びボランティア先は、10月24日~25日が岩手県大船渡市の小学校で、11月1日~2日が岩手県大槌町の小学校とのことです。いずれのボランティアについても、どちらか1日のみの参加でも可とのことです。

被災地での図書整理ボランティアを募集します (全国学校図書館協議会 2011/10/11付けの記事)
http://www.j-sla.or.jp/shinsai/volu10.html

ソーシャルQ&Aサイト“Quora”の図書館・図書館員トピック

2010年にスタートしたソーシャルQ&Aサイトの“Quora”に、図書館や図書館員に関する“Libraries & Librarianship”というトピックがあるようです。「図書館員におすすめのブログは?」「最良のオープンソース図書館システムは何か?」などの質問がなされており、現在、1,000人を超えるユーザがこのトピックをフォローしているようです。

Libraries & Librarianship (Quora)
http://www.quora.com/Libraries-Librarianship

Quora初めてガイド(Social Media Experience 2011/1/14付け記事)
http://socialmediaexperience.jp/2332

参考:
Q&Aサイトに関する記事/論文(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/17593

島根県浜田市、新設する中央図書館の館長を公募

島根県浜田市は、2013年に新しく開館する予定の中央図書館の館長を公募すると発表しています。受付期間は、2011年10月3日から10月31日までとなっています。

館長選出(浜田市 2011/10/3付けの情報)
http://www.city.hamada.shimane.jp/machi/tyuoutosyo/kanchousenshutsu.html

平成23年度 浜田市職員採用試験(図書館長)(浜田市のウェブサイト)
http://www.city.hamada.shimane.jp/gaiyou/jinji/H23saiyoutosyokann.html

中央図書館(浜田市のウェブサイト)
http://www.city.hamada.shimane.jp/machi/tyuoutosyo.html

浜田市立中央図書館:館長を全国から公募 /島根(毎日jp 2011/9/6付けの記事)
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20110906ddlk32040518000c.html

浜田市立図書館
http://www.library.city.hamada.shimane.jp/

【イベント】「トショカン・ヨコの会」による合宿「トショカン ワールド キャンプ 2011 in うしまど」(岡山県瀬戸内市、10/15-17)

図書館と本にかかわる人たちのヨコのつながりをつくる「トショカン・ヨコの会」による合宿「トショカン ワールド キャンプ 2011 in うしまど」が、2011年10月15日から17日にかけて、岡山県瀬戸内市牛窓町で開催されるとのことです。観光・研修・交流会が予定されており、部分参加も可能とのことです。

トショカン ワールド キャンプ 2011 in うしまど
https://sites.google.com/site/olibcamp/

CA1755 - 研究文献レビュー:学校図書館をめぐる連携と支援:その現状と意義 / 岩崎 れい

本稿は、学校図書館と公共図書館の連携および公共図書館による学校図書館への支援についての文献レビューを目的とするものであり、初めに、行政施策の流れを概観することによって、文献の動向が整理できるものと考えている。本来は、連携と支援の両者について十分なレビューを行いたいところであるが、実際には連携に関する研究や事例報告は非常に少なく、支援に重点を置く結果となったことをおことわりしておく。...

CA1751 - 動向レビュー:「エンベディッド・ライブラリアン」:図書館サービスモデルの米国における動向 / 鎌田 均

あるものをなにかに埋め込む、という意味を持つ“embed”という語を用いた、エンベディッド・ライブラリアン(embedded librarians)と呼ばれる図書館司書、またはエンベディッド・ライブラリーサービスというサービス提供の形態が、近年米国の図書館界で一つの潮流となっている。このテーマについては論文に加え、米国カトリック大学(Catholic University of America)図書館情報学准教授のシュメイカー(David Shumaker)氏といった人物がブログでも積極的に発信している(1)。この呼称は、2003年のイラク戦争で広く知られるようになった、エンベディッド・ジャーナリスト(embedded journalists)に由来している(2)。これらのジャーナリストは、戦闘部隊と行動をともにし、進行中の事件の内部から取材活動を行い、自らをこのように呼ぶようになったとされている(3)。彼らは自らを部隊に「埋め込んだ」ことによって、事件のストーリーに直接アクセスできることができた(4)。このことから、エンベディッド・ライブラリアンとは、日常の業務において、図書館を離れ、利用者が活動している場から、利用者と活動をともにしつつ情報サービスを提供している図書館司書を指す。...

米国議会図書館(LC)のビリントン館長、就任25年目に

1987年9月14日に就任した米国議会図書館(LC)のビリントン(James Billington)館長が就任25年目に入るのに合わせて、The Hill誌にインタビュー記事が掲載されています。「我々は増加する情報や知識をそれぞれ孤立したサイロに入れてしまい、その情報を統合したり評価したりすることを十分にしないことが多い」「私の仕事は、米国にとって価値のある重要なものがこの困難な経済状況の中でなるべく多く後世まで残るようにすること、そしてそれが知識を基盤とする民主主義に貢献するようにすることである」などと語っています。なお、ビリントン館長は現在82歳ですが、退任の予定は当面ないとのことです。

Librarian of Congress has no plans to retire(The Hill 2011/9/14付けの記事)
http://thehill.com/homenews/house/181365-librarian-of-congress-has-no-plans-to-retire

参考:
CA838 - ビリントン館長4年半の戦い / 千代正明
http://current.ndl.go.jp/ca838

デジタル関連業務に取り組む図書館において重要な、組織と人の問題

米国議会図書館(LC)のデジタル保存に関するブログ “Signal”で、図書館においてデジタル関連業務を行うにあたっては技術よりも組織や人の問題がより重要である、という記事が掲載されています。記事で紹介されている、フランス国立図書館(BnF)での経験をまとめた論考では、こうあってほしい点(wishes)として、「組織の方針を明確にする」「優先順位を決める」「デジタルコレクションとは何かを決める」「組織横断的なワークフローを促進する」「職員全体のスキルを向上させる」「職務に必要な能力の変化の分析」の6点が示されています。論考によると、BnFでは、1998年に設立された電子図書館部の業務を既存の部に移行していき、2008年には電子図書館部の組織がなくなった(図書館全体がデジタルになった)とのことですが、そのプロセスにおいて、従来業務とデジタル関連業務を一体化させるために、様々な研修等が実施されたとのことです。

6 Wishes for the Human Face of Digital Preservation(Signal 2011/8/17付けの記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2011/08/6-wishes-for-the-human-face-of-digital-preservation/

E1207 - 2011年版図書館職員の職業満足度調査(米国)

E1207 - 2011年版図書館職員の職業満足度調査(米国)

米Library Journal誌が,2011年6月1日付けの記事で,米国の図書館員を対象とした2011年版職業満足度調査の結果を公開した。同様の調査が2007年に行われている(E767参照)。...

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