図書館員

2016年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)

2016年11月29日、コミュニティ、学校、キャンパスに対し多大な貢献をしたライブラリアンに贈られる賞“I Love My Librarian Award”の2016年の受賞者10名が発表されました。

今年の受賞者には、自然災害発生時に避難所と緊急支援サービスを提供した図書館員、学習や実践などに挑戦している生徒や児童養護施設の若者とともに働く図書館員、以前の料理人としての経験・技術を生かして、コミュニティに健康な食事の作り方を教える図書館員、大学の新入生に盗用や学問的な誠実さについて指導する図書館員など、3人の大学図書館員、4人の公共図書館員3人の学校図書館員が選ばれています。

ALA announces winners of the 2016 I Love My Librarian Award(ALA,2016/11/29)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/11/ala-announces-winners-2016-i-love-my-librarian-award

参考:
2015年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)
Posted 2015年12月3日
http://current.ndl.go.jp/node/30130

米国図書館協会会長、選挙後の図書館や図書館員が果たすべき役割についての声明を発表

2016年11月15日、米国図書館協会(ALA)会長のJulie Todaro氏が、選挙後の共通基盤を模索しているコミュニティーでの図書館や図書館員が果たすべき役割についての声明を発表しています。

国内に12万ある公共・大学・学校・専門図書館は、和解やコミュニティーの回復を促す有益な協力者であり、これまでの図書館の歴史がそうであったように、コミュニティーの全メンバーを支援し、その仕事を通じて和解や多様性の受入を促進させることを述べています。

全日本教職員組合、「公立小中学校の学校図書館において非正規で働く方の勤務実態に関するアンケート」の集計結果等を発表

2016年11月11日、全日本教職員組合の学校図書館職員対策部が、「公立小中学校の学校図書館において非正規で働く方の勤務実態に関するアンケート」の集計結果と、それを受けての分析及び主張を公表しています。

アンケートは2015年11月から2016年3月にかけて行われ、377人から回答を得たものです。

「公立小中学校の学校図書館において非正規で働く方の勤務実態に関するアンケート」集計結果・分析および主張(全教,2016/11/11)
http://www.zenkyo.biz/modules/senmonbu_torikumi/detail.php?id=546

Library Journal誌、2015年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況調査の結果を掲載

Library Journal誌が毎年実施している、米国の図書館情報学(LIS)大学院の卒業生の就職状況調査について、2016年版(2015年の状況)のデータが、2016年10月17日に公開されています。

39の大学院の4,002人のデータを集計したもので、調査によると、82%の卒業生が常勤の職を得ており(2013年:69.6%、2014年:83%)、うち74%が図書館で、13%がその技術を活かして勤務しています。また、平均の初任給は4万8,371ドルで、昨年より2.9%上昇しています。

卒業生のうち46%は図書館で勤務している社会人大学院生で、勤務していない人は、卒業の半年前から就職活動を開始し、その1/3以上が卒業前に常勤職員として採用されたこと、卒業後に常勤職員として採用されるには約5か月かかっていることなども指摘されています。

Placements & Salaries 2016: Bouncing Back(Library Journal,2016/10/17)
http://lj.libraryjournal.com/2016/10/placements-and-salaries/2016-survey/bouncing-back/#_

韓国・文化体育観光部、「2016司書就業実態調査」の結果を発表

2016年10月25日、韓国の文化体育観光部は、韓国図書館協会と共同で行った、「2016司書就業実態調査」の結果を発表しています。

同調査は、就職時の問題点、現場で必要とされる能力などを把握し、必要な人的資源の養成及び活用に関連した戦略や改善事項を検討するために実施したもので、文献情報学科の学生、現役の司書、類似の職種の従事者約1,300人を対象に7月から9月にかけて行われました。

調査からは、

・文献情報学科や専門大学の卒業者の就職率は減少傾向にある
・公共図書館の非正規職の割合が増加傾向である
・学生の就職希望先の第1位は公共図書館
・学生の志望業務の第1位は「文化プログラムの運営」
・大学のカリキュラムについて、学生は「適切である」と答える割合が高い一方、現役の司書は「不適切である」と答える割合が高い。
・追加されるべきカリキュラムとして、学生は「電子情報の組織化及びサービス」「ビックデータ分析」を、現役の司書は「文化プログラム」「広報マーケティング」を挙げる
・就職のための最も大きな問題点として、学生も現役の司書も就職情報がない点を指摘する

といった点が明らかになったとしています。

学校図書館プロジェクトSLiiiC、業務記録テンプレート第1弾を公開:「図書の時間週間予定表テンプレート」

2016年9月22日、学校図書館支援を目的とした任意団体である、学校図書館プロジェクトSLiiiCが、ウェブサイトで、学校図書館において,日々の業務記録を取るためのテンプレート集の第1弾として、「(1)図書の時間週間予定表テンプレート」と題したファイルを公開しています。

週予定表,内容表,図書室空き日程表の3つのシートで構成されるxlsファイルで、予定を書き込めるほか、図書の時間に学校司書が実施可能な活動が例示されています。

業務記録テンプレート集
http://www.sliiic.org/?page_id=689

業務記録テンプレート 第1弾を公開しました(SLiiiCの日誌, 2016/9/22)
http://sliiic.hatenablog.com/entry/2016/09/22/092133

関連:
第40回全国学校図書館研究大会(神戸大会)で研究発表を行いました。(SLiiiCの日誌, 2016/8/11)
http://sliiic.hatenablog.com/entry/2016/08/11/201023

参考:
E1718 - 学校図書館プロジェクトSLiiiC “SWC2015”<報告>
カレントアウェアネス-E No.290 2015.10.15

ヘイデン米国議会図書館新館長のインタビュー記事(記事紹介)

米国議会図書館(LC)の2016年9月14日付のブログに、同館が発行する“Library of Congress Magazine”(September/October 2016)に掲載された、ヘイデン新館長へのインタビュー記事が転載され、あわせて動画も公開されています。

同記事で、ヘイデン新館長は、

・館長への就任は専門職としての図書館員として光栄であり、議会による承認過程を経験したことで、LCの重要性を認識している人々と働く機会を得たという感覚を持ったこと

・大学を卒業する頃に図書館員の仕事の素晴らしさを認識するようになってシカゴ公共図書館の“Library Associate”として採用された後、同館での自閉症児向けのおはなしの時間を見て、図書館がコミュニティや住民に対して働きかけることができる可能性を持っていると感じたことが自身の職業的原点であること

・歴代の館長にも様々な職業的な背景等があって、その観点がLCに反映されているように、初の女性でアフリカ系アメリカ人館長であるということによる観点も、その一つとして加えられるであろうこと

私立大学図書館協会、米国図書館協会(ALA)年次大会参加や米国の図書館の見学をおこなった「海外認定研修(B)」参加者3名の報告書を掲載

2016年9月13日、私立大学図書館協会が、「海外認定研修(B)」の報告書3件をウェブサイトに掲載しました。

国際基督教大学図書館の五十嵐孝子氏、中央大学図書館の涌井絵未奈氏、明治大学和泉図書館の櫻井真理子氏による、米国図書館協会(ALA)年次大会への参加のほか、米国議会図書館(LC)や、オーランド公共図書館、ジョージタウン大学の図書館やNational Gallery of Artの図書館、スミソニアン協会フリーア美術館図書館などを見学した報告書となっています。

「海外認定研修(B)」は、私立大学図書館協会国際図書館協力委員会が、従来の海外認定研修に加え、2016年度から創設したもので、私立大学図書館協会加盟館に所属する専任職員等を対象として募集され図書館総合展運営委員会及び丸善雄松堂株式会社が企画協力を行う「ALA・米国図書館研修2016 (ワシントン・オーランド)8日間 ~アメリカの大学・公共図書館の最新事情を探る~」の研修費の半額相当額が助成されるものです。

2016年度 海外認定研修(B)報告書を掲載しました。(私立大学図書館協会, 2016/9/13)
http://www.jaspul.org/news/2016/09/2016-2.html

海外研修(私立大学図書館協会)

総務省、「地方公務員の臨時・非常勤職員に関する実態調査(速報版)」を公開:図書館職員の勤務時間別のデータなどが掲載

2016年9月13日、総務省は2016年4月1日現在で実施した実態調査の結果である「地方公務員の臨時・非常勤職員に関する実態調査(速報版)」を公開しました。2005年、2008年、2012年に引き続き、実施されたものです。

このうち、代表的な職種別として、「図書館職員」のデータも掲載されています。

勤務時間別(フルタイム、フルタイムの4分の3超(1週間あたりの勤務時間が常勤職員の4分の3を超え、フルタイム未満)、フルタイムの4分の3以下(1週間あたりの勤務時間が常勤職員の4分の3以下))の構成比は、地方公務員の臨時・非常勤職員全体(64万4,725人)では、順に、約31%、約32%、約37%で、「図書館職員」(1万6,558人)では、約21%、約38%、約41%となっています。

地方公務員の臨時・非常勤職員に関する実態調査(速報版)(総務省, 2016/9/13)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei11_02000067.html

地方公務員の臨時・非常勤職員に関する実態調査(速報版)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000439015.pdf

参考:
CA1589 - 研究文献レビュー:図書館の様々な運営形態 / 柴田正美

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