図書館員

E1935 - 図書館界で働く人向けのスタイリングセミナー<報告>

2017年6月12日,東京都品川区五反田のボードゲームカフェ「ウィンウィン」において,「図書館とその周辺で働く人向け 魅力あふれるプロを目指したい人のスタイリングセミナー」と題したトークイベントを開催した。本稿ではその目的と内容について報告する。

E1937 - 図書館員に研究マインドを:実務と理論双方の発展のために

Theory without practice is empty;Practice without theory is blind. (実践なき理論は空虚であり,理論なき実践は盲目である。) 2017年2月,オーストラリア図書館協会(ALIA)は,同国のチャールズスタート大学との共同研究報告書“Relevance 2020 LIS Research in Australia”を公開した。

Ithaka S+R、人文学のためのリエゾンプログラムを再考するイシューブリーフ“Rethinking Liaison Programs for the Humanities”を公開

2017年7月26日、米・Ithaka S+Rは、人文学のためのリエゾンプログラムを再考するイシューブリーフ“Rethinking Liaison Programs for the Humanities”を公開しました。

研究図書館の主題専門知識は今日不安をもたれており、これを再編するには研究者の実践やニーズについてのエビデンスが必要だとして、人文学に焦点を当て、人文学者が信頼する人やツール、分野間の違いなどについて解説しています。人文学者は図書館や図書館員を、研究のパートナーというよりはむしろ教育・学習への支援の点で評価していることなどが言及されています。

英国図書館長協会と英国図書館情報専門家協会、公共図書館員の労働力開発のための“Public Library Skills Strategy”を発表

2017年7月5日、英国図書館長協会(SCL)と英国図書館情報専門家協会(CILIP)が共同で、“Public Library Skills Strategy”を発表しました。

Libraries Taskforceと図書館員によるワーキンググループの支援を受けて、公共図書館員の労働力を開発し、公共図書館の影響力を最大化するための新しいモデルを策定したもので、デジタル・創造性・文化的卓越性の中心地としてコミュニティの可能性を高める2030年までの図書館の道筋を示すものとなっています。

同戦略では、労働力開発のための重要な目標を中心に構成された8つの提言を行なっており、両団体では、既存のプログラムにいくつかの提言を組み込んでおり、今後、残りの提言を組み込むために外部資金を導入する計画です。

CILIPでは、この作業を2018年も継続し、SCLでは、公共図書館のサービス指針“Universal Offers”に則って、リーダーシップや技能開発に関する業務を行なう予定です。

米国の大学・研究図書館協会、「学術図書館の動向と統計」の2016年版を刊行

2017年7月20日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2016年版「学術図書館の動向と統計」(2016 Academic Library Trends and Statistics)を刊行したと発表しています。

同資料では、1,525の学術図書館のコレクション(蔵書数、電子書籍数)、支出額(資料費、職員給与)、サービス、職員、人材配置の傾向、の5つの分野のデータがまとめられています。

本文は有料ですが、プレスリリースでデータの一部が紹介されています。

New ACRL Publication: 2016 Academic Library Trends and Statistics(ACRL Insider,2017/7/20)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/14212

【イベント】武庫川女子大学附属図書館/図書館流通センター共催セミナー 「働き方改革」の実現に向けて:非正規雇用者を主体とした図書館運営の課題(8/2-3・西宮)

2017年8月2日から3日にかけて、兵庫県西宮市の武庫川女子大学中央キャンパスにおいて、同大学附属図書館と図書館流通センターの共催セミナー「『働き方改革』の実現に向けて:非正規雇用者を主体とした図書館運営の課題」が開催されます。

同セミナーでは図書館の事例を元に、非正規雇用者のメンタルヘルス対策やキャリア形成にどのような課題があり、それらをどのように解決すべきかを考えるとしています。また、コストカットにフォーカスした従来の施設運営から脱却し、公共施設はどのように運営され、どのように利用されるべきかを検証し、公共施設の運営のあるべき姿を考察するとのことです。図書館関連以外に、「少子高齢化時代の非正規雇用者のキャリア形成」、「非正規雇用者のメンタルとストレス」、「民間の視点から見る非正規雇用者の労務管理」、「公共施設の利用者としての若者の意識」、「日本型雇用システムの視点から見る女性の活躍と雇用」と題した講義が、各分野の専門家により行われます。

定員300名で、受講料は食事代込みで12,000円とのことです。申込期限は2017年7月17日までとされています。

米・シカゴ公共図書館によるMOOC受講者を支援する学習サークル:在籍率や修了率が向上(記事紹介)

2017年7月5日付のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米国のシカゴ公共図書館(CPL)が、無料オンライン講義MOOCを提供するPeer 2 Peer University(P2PU)と連携して2年前から実施している“Learning Circles”というプログラムを紹介しています。

“Learning Circles”は、MOOCを受講する利用者のサークルで、大学での教育を受けていない住民とMOOC及び受講者を支援するファシリテーターとしての図書館員を結びつけることを目的としています。

記事では、図書館員がファシリテータとしてMOOC受講者の学習を支援することで、“Learning Circles”参加者のMOOC受講の在籍率が45%から55%となっており、個人でMOOCを受講している人の在籍率7%を大幅に上回っていることが指摘されています。

同プログラムは、現在、CPLの80の分館のうち21館で実施されており、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金を得たことから、今後、実施館を拡大する計画となっています。

トロント大学の図書館とiSchoolが連携して実施するインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”(カナダ)(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、カナダ・トロント大学図書館のJulie Hannaford氏と同大学情報学部のSiobhan Stevenson氏による“TALint at the University of Toronto: Bridging the Gap Between iSchool and Academic Librarianship”と題する記事が公開されています。

大学院で得た知識と実務を、図書館現場で結びつけることを通じて、複雑化する情報環境の中でリーダーシップを発揮できる図書館員、アーキビスト、記録管理者を養成することを目的に、2014/2015学年度から、トロント大学図書館と同大学のiSchoolとが連携して行っている2年間のインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”を紹介するものです。

開始当初から現在までのプログラムの詳細や、プログラムの評価方法や評価結果の紹介に加え、大学理事会から如何にして継続的な財政支援を得たかについて報告されています。

米国図書館協会人材育成・求人局、就職活動やキャリア開発を支援するガイド“Career Development Resource Guide”を公開

2017年6月19日、米国図書館協会(ALA)の人材育成・求人局(HRDR)が、あらゆる図書館員の、就職活動やキャリア開発を支援することを目的に作成したガイド“Career Development Resource Guide”を公開しました。

セルフマーケティング、履歴書・添え状の書き方、面接対策などのほか、就職活動中のストレス解消方法に関する情報なども含まれます。

New Career Development Resource Guide Published by the ALA Office for Human Resource Development and Recruitment (HRDR)(ALA,2017/6/19)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/06/new-career-development-resource-guide-published-ala-office-human-resource

株式会社図書館流通センターがスタッフ約7,000名の制服を刷新 環境に配慮した「エシカル素材」を用いたジャケットスタイルへ

2017年6月5日、株式会社図書館流通センター(TRC)は、同社の指定管理館340館、業務委託館170館で働くスタッフ約7,000名の制服を従来のジップアップベストスタイルからジャケットスタイルへ刷新したことを発表しました。

新たな制服は俳優の伊勢谷友介氏が代表取締役を務める株式会社リバースプロジェクトにプロデュースを依頼しており、環境に配慮した「エシカル素材」が用いられています。具体的には再生ポリエステル糸が織り込まれているとのことです。

6/1(木)よりTRC図書館スタッフ7,000名の制服を刷新(図書館流通センター、2017/6/5付け)
https://www.trc.co.jp/information/pdf/20170605_release.pdf

参考:
CA1797 - 動向レビュー:米国および日本におけるグリーンライブラリーの事例紹介 / 岩見祥男
http://current.ndl.go.jp/ca1797

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