図書館員

米国図書館協会(ALA)の会長は図書館情報学修士号(MLIS)保有者でなくてはならない(記事紹介)

米Library Journal誌オンライン版に米国図書館協会(ALA)の会長は図書館情報学修士号(MLIS)保有者でなくてはならない、とする論考”The Devalued MLIS: ALA’s Leader Must Be a Librarian”が掲載されています。著者はLibrary Journal誌のEditors-at-large、John N. Berry3世氏です。

この論考は2017年2月1日発行のLibrary Journal本誌に掲載されたものの再掲で、ALA冬季大会において、会長のMLIS保持規定に関する議論が行われるのに先立って執筆されたものです。ALAでは現在、会長はMLISを保持する図書館員から選出されることとなっていますが、2017年のALA冬季大会ではこの規定の見直しについて議論される予定でした。本論考はALA会長はMLISを持つ図書館員であるべき、という立場からの意見を述べたものです。

なお、2017年1月23日に行われた投票の結果、78対75と僅差ではあったものの、次期ALA会長については従来同様、MLIS保有者でなくてはならないとすることになった、とのことです。

ACRL、2017年の“Academic/Research Librarian of the Year”を発表

2017年1月25日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2017年の“Academic/Research Librarian of the Year”の受賞者として、アトランタ大学センターのロバートW.ウッドラフ図書館CEO兼館長のパーハム(Loretta Parham)氏を選んだと発表しています。

同館のサービスや施設の改革、学生・教員のみならず同窓生やアトランタ市民を対象としたアウトリーチ活動(シンポジウム、市民討論会、講演会等)の実施、キング牧師コレクションの収集とデジタル化計画の策定、歴史的黒人大学図書館連盟(Historically Black Colleges and Universities Library Alliance)の共同創設理事長・創設委員会議長やALA、ACRL、OCLCの理事会等での活動が評価されています。

ロバートW.ウッドラフ図書館は、2012年の図書館インテリアデザイン賞(ALA)、2016年の大学図書館優秀賞(ACRL)を受賞しています。

Loretta Parham named 2017 ACRL Academic/ Research Librarian of the Year(ALA,2017/1/25)

佐賀を舞台にした小説・ライトノベル・マンガなどのデータ「佐賀が舞台の本」公開

佐賀を舞台にした小説・ライトノベル・マンガなどのデータ「佐賀が舞台の本」が公開されています。

これは、佐賀県内公共図書館レファレンス研究会の研修の一環として、佐賀県内の公共図書館28館の図書館職員が作成しました。個人的な感想、本を見つけた方法、佐賀言葉によるコメントなどが含まれています。

京都の図書館で働く図書館司書による学習グループ「ししょまろはん」作成のLinked Open Data(LOD)「京都が出てくる本のデータ」の手法を参考にしているとのことです。

佐賀が舞台の本(LinkData)
http://linkdata.org/work/rdf1s4848i

関連:
京都が出てくる本のデータ(LinkData)
http://linkdata.org/work/rdf1s1294i

参考:
京都の図書館司書が作成「京都が出てくる本のデータ」公開
Posted 2014年2月26日
http://current.ndl.go.jp/node/25565

ししょまろはん、「本に出てくる京都のおいしいもののデータ」(「たべまろはん」)を公開
Posted 2016年9月12日
http://current.ndl.go.jp/node/32519

米国大学・研究図書館協会とChoice誌、大学・研究図書館員向けのモバイルアプリの提供開始

2017年1月19日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)は、同協会で学術書の書評誌Choiceを発行する出版部門と連携し、モバイルアプリの提供を開始すると発表しています。

大学・研究図書館員に対して、ACRLやChoice誌の最新ニュースに加え、蔵書構築や、専門能力開発に関する最新のコンテンツを届けるアプリとなっています。

ACRL and Choice Launch New App(ALA,2017/1/19)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/01/acrl-and-choice-launch-new-app

米・図書館コレクション・技術サービス協会、キャリア開発の促進を目的としたメンタリングプログラムを開始

2017年1月17日、米国図書館協会(ALA)の図書館コレクション・技術サービス協会(ALCTS)が、専門能力の開発、リーダーシップの養成、ネットワークの構築機会の提供、会員による学習サークルの拡充など、会員のキャリア開発の促進を目的に、メンタリングプログラムを開始すると発表しています。

現在、最初のメンターとメンティの募集が行われています。

ALCTS announces new mentoring program(ALA,2017/1/17)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/01/alcts-announces-new-mentoring-program

ALCTS Mentoring Program(ALCTS)
http://www.ala.org/alcts/mgrps/howto/mentor

米フロリダ州レイク郡イースト・レイク図書館で架空の利用者を登録し貸出データを改ざん 長期間利用がない図書を除籍対象から外す目的で

米国フロリダ州レイク郡のイースト・レイク図書館で、図書館員が存在しない人物を利用者として登録し、大量の図書を借りていたかのように貸出データを改ざんしていたことが報じられています。

このデータ改ざんはGeorge Dore氏ら2名の図書館員によって行われ、Chuck Finleyという架空の人物を利用者として登録し、2016年の9ヵ月間でスタインベックの小説など2,361冊の本を借りたことにしていたとのことです。同年11月に匿名の通報があったことからデータ改ざんが発覚し、州当局による調査が行われています。

Dore氏らのデータ改ざんの目的は、貸出数の水増しではなく、長期間借りられていない本が除籍されることを防ぐことにあったとのことです。Dore氏は長期間借りられなかったとして除籍された本を、後に買い戻すことになった経験を幾度もしたとのことで、そのような事態を防ぎたかったとコメントしているとのことです。Dore氏は、同様のことは他の図書館でも行われているとも述べています。

データ改ざんに関与した2名のうち、Dore氏は調査の間、休職処分中で、もう1名(アシスタント職員)はけん責は受けたものの解雇はされなかったとのことです。

第19回図書館サポートフォーラム賞、推薦受付中

図書館サポートフォーラムが、ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰する「図書館サポートフォーラム賞」について、第19回の候補者の推薦を受け付けています。推薦締切期日は、2017年2月28日となっています。

なお、表彰式は2017年4月17日、「図書館サポートフォーラム総会2017」とともに開催されるようです。

★第19回図書館サポートフォーラム賞推薦募集 〆切迫る!(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

図書館サポートフォーラム LSF News Letter no.69(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/pdf/n69.pdf

図書館サポートフォーラム表彰事業について(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award.html

第19回 図書館サポートフォーラム賞 候補者推薦状(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award/lsf_award_form.html

参考:
第18回図書館サポートフォーラム賞、推薦受付中

2016年韓国図書館界の10大ニュース(記事紹介)

韓国図書館協会が発行する『図書館文化』の2017年1月号に、「2016年図書館界10大ニュース」という記事が掲載されています。

2016年12月14日から12月20日にかけて、同協会が選定した25項目のニュースを対象に、オンライン調査を行なった結果で、以下の10件が選ばれています。

・「学校図書館振興法」改正、司書処遇改善に関する議論
・Googleの電子図書館、合法化判決
・2016司書就業実態調査結果発表
・2016年図書館道の上の人文学事業
・地方公共団体による公共図書館委託に対する反対活動
・公共図書館1,000館 蔵書1億冊を突破
・「図書館法」改正によるオンライン納本の実施
・国会図書館資料保存館の釜山への建設及び「国会図書館法」改正
・図書館と地域書店の協力と共生
・韓国大学図書館連合会を中心とした大学図書館電子ジャーナルコンソーシアムの推進

『図書館文化』2017年1月号
http://www.kla.kr/jsp/fileboard/cultureboard.do?procType=view&f_board_seq=52558
http://www.kla.kr/culturepaper/2017/01/EBook.htm

米国図書館協会とGoogle社、“Libraries Ready to Code”プロジェクトの第2フェーズのパイロットプログラムへの図書館情報学分野の教員の参加を呼びかけ

2017年1月10日、米国図書館協会(ALA)とGoogle社は、21世紀の新しいスキルとして求められるプログラミング能力開発のための活動の充実化を目的に行なっている“Libraries Ready to Code”プロジェクトの第2フェーズのパイロットプログラムへの図書館情報学分野の教員の参加を求めています。

1月6日に公開された第1フェーズの調査結果“Ready to Code Connecting Youth to CS Opportunity through Libraries”において、図書館員のさらなるプログラミング能力の養成が必要とされたことを受けたもので、大学院課程において、図書館情報学の修士課程の学生に、公共図書館や学校図書館においてプログラミングを教えることできる能力を身に付けさせることを通じて、全米の若者のコンピュータ的思考能力を養成する事を目的としています。

第2フェーズでは、ALA認定の図書館情報学大学院及び学校図書館司書の認定プログラムを提供する大学院の専任教員7名を募集し、2017年の秋学期において、そのような内容に基づいた指導を行なってもらい、その成果をフィードバックし評価することを通じて、全国に普及させるための大学院課程のモデルを構築することを目指しています。

最も信頼度の高い専門職は:米・メイン州立図書館による調査

米国のコロラド州立図書館等による調査グループLibrary Research Service(LRS)が、メイン州立図書館が公開した調査報告書“Maine State Library: Trusted Professionals Survey 2016”の概要を紹介しています。

同調査は他の専門職と比較しての図書館員への信頼度を把握し、人口層全体での図書館の位置を評価することを目的に行われたもので、調査された22の専門職のうち、図書館員は2番目に信頼できる専門職とされたことが紹介されています。

調査では、78%の回答者が、図書館員への信頼度を「非常に高い」「高い」としており、図書館員より信頼度が高い専門職は、看護師(81%)のみで、図書館員の後は、薬剤師(74%)、医師(68%)、高校教員(59%)、警察官(59%)と続きます。

また、学歴や収入が高い程、図書館員への信頼度が高かったことも紹介されています。

Maine State Library study finds that Librarian is one of the most trusted professions(LRS,2016/12/1)

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