ウェールズ国立図書館

ウェールズ国立図書館が、クラウドソーシングのためのプラットフォームの開発に着手

2017年2月15日、ウェールズ国立図書館が、クラウドソーシングのためのプラットフォームの開発に着手することを発表しています。

クラウドソーシングにより、国内外のボランティアと協力し同館のコレクションへのアクセスを改善することが目的で、同館では既にクラウドソーシングによる資料のオンライン公開事業を行なってきていますが、今回、Digirati社と連携して、カスタマイズや多様なコレクションへの対応が可能なバイリンガルなプラットフォームを作成するものです。

プラットフォームは、IIIFとW3Cの“Web Annotation Data Model”を基盤に構築され、共有や再利用を可能とする予定です。

NLWでは、同プラットフォームを用いて、「カーディガンシャー第一次世界大戦裁判記録」(Cardiganshire Great War Tribunal records)のテキスト化等を計画しています。

A Crowdsourcing Platform for Wales(NLW,2017/2/15)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=14496

英国で“Living Knowledge Network”が始動:英国図書館ほか24の大規模図書館が参加

2016年9月27日、英国図書館(BL)とイングランド芸術評議会(ACE)による2年間のパイロットプロジェクト“Living Knowledge Network”の始動が発表されています。

同プロジェクトは、知識や資源・活動を共有するために、各地域の専門家と全国規模の組織力を結び付けることを目的としたBL、ウェールズ国立図書館、スコットランド国立図書館(NLS)の各国立図書館のほか、国内の21の大規模な公立図書館が参加する全国規模の図書館ネットワークで、

(1)世界クラスの図書館サービスを多様なコミュ二ティーに届けるために知識を共有し、図書館の総合力を強化する
(2)利用者のための各種プログラムやコンテンツを共同開発する
(3)共同での資金調達や証拠集め等、強力なパートナーシップを形成する

ことを目指しています。

The British Library forms nationwide network of libraries to share knowledge, collections and creativity(BL,2016/9/27)
http://www.bl.uk/press-releases/2016/september/living-knowledge-network-formed-by-the-british-library

ウェールズ国立図書館、船舶の乗組員名簿(1856年~1914年)のデータセットを可視化

ウェールズ国立図書館(NLW)は、同館のボランティアによって作成された1856年から1914年の間に同地のアベリストウィス港で登録された船舶の乗組員名簿のデータセットをCC0で公開していますが、このデータを可視化した事例を同館のブログで紹介しています。

乗組員名簿には、航路のほか、乗組員の姓名、年齢、出生地、以前に乗り組んでいた船舶、雇用期間、職務等が掲載されており、それらのデータをもとに、船舶の航路(欧州・世界)、乗組員Henry Evansや、船舶Edith Eleanorと他の人物・船舶との関係性、乗組員の出生地、乗組員として登録された平均年齢の変遷、を可視化したものが公開されています。

National Library of Wales Shipping Records(NLW,2016/8/3)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=11957

NLW Data > Aberystwyth Shipping Records(NLW)
https://www.llgc.org.uk/index.php?id=6670

参考:
【イベント】「NDLデータ利活用ワークショップ~ウェブ・アーカイブの自治体サイトを可視化しよう~」(7/30・東京)
Posted 2016年7月1日

ウェールズ国立図書館、“#LoveDigital”キャンペーンの一環として、Wikidataのエディタソンを開催中

ウェールズで2015年11月21日から28日まで実施されている、非常に優れた電子図書館サービスを提供することを目的とした“#LoveDigital”キャンペーンの一環で、ウェールズ国立図書館では、ウェールズ人の5,000人以上の伝記が含まれているデータベース“Dictionary of Welsh Biography”を用いてWikidataを改善するエディタソンが開催されているとのことです。

Successful Wikidata Edit-a-thon held at National Library of Wales(Tha National Library of Wales,2015/11/24)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=10253

#LoveDigital(Welsh libraries)
http://welshlibraries.org/index.php?id=8988

Dictionary of Welsh Biography
http://yba.llgc.org.uk/en/index.html

参考:
様々なデータを機械利用可能な形で登録する“Wikidata”プロジェクトの提案
Posted 2012年4月4日

ウェールズ国立図書館、11月中に新しいオンラインカタログへ更新

ウェールズ国立図書館が、11月中に、現在のオンラインカタログ“Aquabrowser”と“iPortal”を新しいカタログに変更すると発表しています。

新しいカタログを使用する際、検索対象を絞り込んで検索することとなり、

・Everything:図書館の蔵書と契約したデジタルコンテンツ
・Digital:図書館のデジタルコレクションと契約したデジタルコンテンツ
・Subscriptions:契約したデジタルコンテンツ
・in the library:図書館の蔵書のみ

が検索対象となるようです。

検索対象を、これまで可能であった、新聞・雑誌・伝記など資料やデータセットに限定して検索したい場合、今後は各々の資料に関するデータベースから検索する必要があるようです。

Changes to the catalogue(National Library of Wales,2015/10/29)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=10067/

Aquabrowser(National Library of Wales)
http://wales.aquabrowser.com/

iPortal(National Library of Wales)

ウェールズ国立図書館、同館が所蔵する古地図資料をオンラインで公開

2015年10月22日、ウェールズ国立図書館が、同館が所蔵しているいくつかの最も重要な古地図がデジタルされ、オンラインで公開されたと発表しています。

そのなかにはプトレマイオス2世時代のブリテンの地図の複製本など、同館のコレクションの中でも古い地図が含まれ、また、ウェールズを独立した地域として示す地図として最初に印刷されたハンフリー・ルウィドによる“Cambriae Typus”や、クリストファー・サクストンによる地図、ウェールズの1610年からの出版されていない地図の校正焼、16世紀と17世紀のウェールズの州の地図を見ることができるとのことです。

40枚近いコレクションは、“Peoples Collection Wales”と、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスによってウィキメディアコモンズで公開されるとのことです。

これらの地図の公開は、このような方法での資料の公開の影響を観察する試験的なもので、画像の使われ方を観察し、画像の再利用やよりよりデータの作成についてどのように実施するか、また、そのような資料を教育等で如何に利用するかについて検討するとのことです。

Old maps, new content.(The National Library of Wales,2015/10/22)

ウェールズ国立図書館、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスの手によりデジタル化画像をWikimedia Commonsに公開

2015年8月19日付のウェールズ国立図書館のブログによると、同館が数年前にデジタル化した画像が、同館のウィキペディアン・イン・レジデンス(機関に駐在してその機関のミッションに関するWikipediaの記事の作成と改善を促進する編集者)の手によって、Wikimedia Commonsにアップロードされているとのことです。

デジタル化された5,000枚もの画像は、1750年からから1850年のウェールズの光景が描かれた絵画、スケッチ、版画で、歴史家・自然保護活動家・考古学者にとって価値がある地理的な描写であり、写真が発明される前の同地域の風景・生活を映しだしたものだとのことです。

Sharing thousands of Welsh landscapes with Wikipedia(National Library of Wales BLOG,2015/8/19)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9877

Wikipedian takes up residence at the National Library of Wales(National Library of Wales BLOG,2015/1/15)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9099

ウェールズ国立図書館で火事、コレクションの一部が水害

2013年4月26日、ウェールズ国立図書館の最上部において火災が発生しました。火災による被害を受けたのは、主にオフィススペースや新しく受入れた資料のためのスペースとして使用されている場所であり、職員・利用者は避難し全員無事であったとのことです。しかしながら、消火の際、水が5階、6階部分に漏れ、コレクションの一部が被害を受けたようです。被害を受けた資料は救出チームによりオックスフォードに運ばれているとのことです。

ウェールズ国立図書館は4月29日まで閉館し、30日には開館する予定となっています。

ウェールズ国立図書館からのリリース
Fire Damage(2013/4/26付け)
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=1514&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=5311

27/04/2013 Fire Update(2013/4/27付け)

英国の法定納本、ウェブサイトや電子出版物を対象とする規則が2013年4月6日に施行

英国の法定納本について、非印刷出版物に関する規則が2013年4月6日に施行されます。これにより、電子書籍や電子ジャーナルその他の電子出版物、またウェブサイトなども対象もなります。

ウェブサイトについては、英国のウェブドメインの480万のウェブサイトがアーカイブの対象になり、最初の収集によるコンテンツが、年末には、英国図書館、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館等で利用可能になるようです。

Click to save the nation’s digital memory(2013年4月4日 BL プレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/Click-to-save-the-nation-s-digital-memory-61b.aspx

Introduction to legal deposit
http://www.bl.uk/aboutus/legaldeposit/introduction/index.html

Legal deposit for websites and electronic publications
http://www.bl.uk/aboutus/legaldeposit/websites/index.html