カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

図書館員

E1018 - デジタル時代の政府刊行物の永続提供に向けて(米国)

電子ジャーナルのアーカイブ事業等を行っている非営利団体Ithakaの研究調査部門であるIthaka S+Rは,北米研究図書館協会(ARL)と全米各州の州立図書館機構長の会(Chief Officers of State Library Agencies;COSLA)から委託を受け,「連邦政府刊行物寄託図書館制度」(FDLP)についての調査研究を実施した。その調査結果をまとめた報 告書“Documents for a Digital Democracy”が2009年12月に公表された。FDLPは,米国政府印刷局(GPO)が連邦政府の刊行物をとりまとめて印刷し,全米の寄託図書館 に無償で配布する制度で,19世紀初頭にその原型が確立したとされている。この調査では,デジタル時代となった21世紀において,政府情報への無償アクセ スを永続的に提供するというFDLPの掲げる目的を実現するために必要な活動についての考察が行われている。...

E1016 - ホームレス支援のため図書館がソーシャルワーカーを雇用(米)

公共図書館におけるホームレスの来館者による問題は,以前から議論の対象となっている(CA1479,E437参照)。誰にでも開かれているということが 図書館の原則であるが,快適で安全な環境を提供するという観点からは,においや言動などについての他の来館者からの苦情も考慮しなければならない。米国サ ンフランシスコ市の中央図書館では,この問題に取り組むため,2009年からソーシャルワーカーを雇用している。サンフランシスコ・クロニクル紙の記事を もとに,その取組みを紹介する。...

ディズニー社の研修を受けた図書館、全米最優秀の図書館に選ばれる

米国のLibrary Journal誌による「2010年の最も優れた小規模図書館」(Best Small Library in America 2010)に選ばれた、イリノイ州のGlen Carbon Centennial図書館が、同誌の記事で紹介されています。館長のHughes氏は、地域の商工会議所がDisney社から専門家を招いて行った“Disney's Keys to Excellence”という研修を受けたとのことです。Hughes氏は、研修で、顧客を大切にするのはもちろんであるが、同僚に対しても同じように接することが大事だということを学んだとし、職員の間で感謝の気持ちを伝えたりすることなどを図書館で実践しているとのことです。また、利用者からの要求に対して、“No”ではなくなんとか“Yes”と言えるようwikiを使って考える、“No to yes log”という取組みなどを行っているとのことです。

Delivering on “Yes”: Best Small Library in America 2010(2010/2/1付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6716260.html

ACRL、2010年の大学図書館優秀賞と“Academic/Research Librarian of the Year”を発表

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2010年の大学図書館優秀賞受賞館と“Academic/Research Librarian of the Year”の受賞者を発表しています。大学図書館優秀賞のコミュニティカレッジ部門にペンシルバニア州のバックス・カウンティー・コミュニティカレッジ図書館、カレッジ部門にイリノイ州のエルムハースト・カレッジのA.C.ビューラー図書館、大学部門にインディアナ大学ブルーミントン図書館が選ばれています。また、“Academic/Research Librarian of the Year”には、Maureen Sullivan Associatesのオーナーで、シモンズ・カレッジ図書館情報学大学院の実務教授(Professor of Practice)であるサリバン(Maureen Sullivan)氏が選ばれています。

2010 ACRL Excellence in Academic Libraries Award Winners(ACRLのニュースリリース)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/2010/01/21/2010-acrl-excellence-in-academic-libraries-award-winners/

イリノイ大学、他国の図書館員を対象にしたトレーニングプログラムを発表

米国イリノイ大学が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援の下で、他国の公共図書館員をトレーニングするプログラムのサポートを発表しています。同大学の国際的な図書館プログラム“Mortenson Center for International Library Programs”の一環で、トレーニングは図書館の指導者を対象に、米国で3週間、現地で1週間行われる予定となっており、図書館環境を電子ツールやサービスに対応したものに変えることに焦点を当てているとのことです。

Mortenson Center Training Program(イリノイ大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.illinois.edu/news/training_program.html

Gates Foundation to support librarian training(The News-Gazette.com 2010/1/11付けの記事)
http://www.news-gazette.com/news/local/2010/01/11/gates_foundation_to_support_librarian_training

ルイビル公共図書館長が2010年のLibrarian of the Yearに(米国)

米国Library Journal誌が、2010年の“Librarian of the Year”としてルイビル公共図書館長のButhod氏を選んでいます。2007年11月に同館の管理体制を変革すべく示した税政案が住民投票で否決されたり、2009年8月に中央図書館が未曾有の洪水被害にあったにもかかわらず、域内の各図書館の刷新や分館の設置、サービスの改善などに前向きに取り組んだことが評価されたようです。

Louisville's Craig Buthod is LJ's 2010 Librarian of the Year(Library Journal 2010/1/11付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6714330.html

参考:
洪水被害と立ち向かった図書館員チームが2009年Librarian of the Yearを受賞(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/11476

ルイビル公共図書館、洪水で1万冊以上の資料に被害(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/13941

サンフランシスコの公共図書館、ホームレス来館者への対応のためソーシャルワーカーを雇用

米国サンフランシスコ市の中央図書館は、ホームレスの来館者による問題に対応するため、市の厚生当局の協力のもと、精神医学ソーシャルワーカー(psychiatric social worker)を常駐させているとのことです。これまでの1年間に、150人以上のホームレスの来館者に対してソーシャルサービスの支援を行ったとのことです。また、問題行動への対応方法の職員研修や、元ホームレスの人々を図書館支援スタッフとして雇用する取組みの指導も行っているとのことです。

Library adds social worker to assist homeless(2010/1/11付けSFGateの記事)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/01/10/BAIT1BF6E3.DTL

San Francisco Public Library Hires Social Worker To Help with Homeless(2009/1/11付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6714375.html

Helping Homeless in the Library(2010/1/11付けLIS Newsの記事)

図書館員は46番目に良い仕事(米国)

米国のCareerCastというサイトで、200の職種を5つの基準で評価したランキングの2010年版が公表されており、図書館員(librarian)は46位となっています。5つの基準とは、職場環境、肉体的な負担、ストレス、収入、雇用の見通し、です。1位はアクチュアリー(保険計理人)となっています。

Jobs Rated(CareerCast.com)
http://www.careercast.com/jobs/jobsRated

Best and Worst Jobs 2010(2010/1/5付けWall Street Journalの記事。収入の数値一覧あり)
http://online.wsj.com/public/resources/documents/st_BESTJOBS2010_20100105.html

It's Good to Be a Librarian(2010/1/9付けLIS Newsの記事)
http://lisnews.org/it039s_good_be_librarian

LISNews、ライブラリアンエッセイコンテストを開催

図書館関連情報ブログ“LISNews”が、ライブラリアンエッセイコンテストを初めて開催するということです。ライブラリアンという職業に影響を与えるテーマのエッセイを2010年2月いっぱいまで募集し、2010年3月に優秀賞を発表するということです。受賞者には、Amazon.comのギフトカードや、1年間のホスティングサービスといった記念品が贈られる予定です。

LISNews Librarian Essay Contest
- LISNews 2010/1/5付けの記事
http://lisnews.org/lisnews_librarian_essay_contest

参考:
「ライブラリアンについて知っておいてほしいこと」エッセイコンテスト(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/12219

「図書館サポートフォーラム賞」への推薦募集中

ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰し、図書館活動の社会的広報に寄与することを目的として、図書館サポートフォーラムが設立した「図書館サポートフォラム賞」が候補者の推薦を受け付けています。

図書館サポートフォーラム賞への推薦のお願い
- SENTOKYOブログ 2009/1/5付けの記事
http://blog.goo.ne.jp/sentokyo/e/eb3c5ce73804943309ffb5f34cd2fbec

図書館サポートフォラム賞
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award.html

2010年読んでおくべき図書館系ブログ10(英語)

LISNewsで毎年紹介している、その年お薦めの図書館系ブログ10が更新されています。2010年のお薦めブログは下記の10サイトだということです。

1. Academic Librarian
http://blogs.princeton.edu/librarian/
2. Awful Library Books
http://awfullibrarybooks.wordpress.com/
3. The Best Of PubLib
http://bestofpublib.wordpress.com/
4. Disruptive Library Technology Jester
http://dltj.org/
5. Everybody's Libraries
http://everybodyslibraries.com/
6. The Library History Buff
http://libraryhistorybuff.blogspot.com/
7. Library Garden
http://librarygarden.net/
8. The Merry Librarian
http://www.merrylibrarian.com/
9. The 'M' Word - Marketing Libraries

2009年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表(米国)

このほど、2009年の「私の好きなライブラリアン賞(I Love My Librarian Award)」の受賞者が選ばれました。この賞では、図書館利用者が優れたライブラリアンを推薦文とともに推薦し、そのなかから審査により受賞者が選ばれます。2008年に、New York Times社とカーネギー社の資金援助の下、米国図書館協会(ALA)が新たに賞を設け、今年で2回目になります。

I Love My Librarian Award
http://www.ilovelibraries.org/lovemylibrarian/09winners.cfm

Merry Christmas from New York to America’s Most Loved Librarians
- AL Inside Scoop 2009/12/4付けの記事
http://www.al.ala.org/insidescoop/2009/12/04/merry-christmas-from-new-york-to-americas-most-loved-librarians/

参考:
E869 図書館利用者が選ぶ「私の好きなライブラリアン」(米国)
http://current.ndl.go.jp/e869

ジャマイカ図書館情報学協会、世界図書館振興キャンペーンに参加

米国図書館協会(ALA)は、同協会と国際図書館連盟(IFLA)が主導する「世界図書館振興キャンペーン(Campaign for the World’s Libraries)」にジャマイカ図書館情報学協会(LIAJA)が参加すると発表しています。同キャンペーンは、国や館種を超えて、21世紀における図書館と図書館員の価値を広く訴えるもので、2001年から続けられています。

Jamaica joins the Campaign for the World’s Libraries(ALAのニュースリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/november2009/jamaica_pio.cfm

参考:
1.6.1 アメリカの見地からの図書館アドヴォカシー(図書館研究シリーズNo.40 米国の図書館事情2007)
http://current.ndl.go.jp/node/14439

ニューヨーク公共図書館のルクレール館長、2011年夏に退任へ

1993年からニューヨーク公共図書館の館長として、デジタル図書館の創設や建物の充実などに努めてきた、ルクレール(Paul LeClerc)博士が2011年夏で退任すると発表されています。後任候補はこれから検討されるとのことです。

Dr. Paul LeClerc to Retire as President of The New York Public Library
http://www.nypl.org/press/releases/?article_id=357

Dr. Paul LeClerc to Retire as President of The New York Public Library(2009/11/18付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2009/11/18/dr-paul-leclerc-to-retire-as-president-of-the-new-york-public-library/

図書館流通センター・丸善・大日本印刷、図書館スタッフ向け研修プログラムを開始

図書館流通センター(TRC)、丸善、大日本印刷(DNP)の3社が共同で、図書館スタッフ向け研修プログラムを開発したとのことです。また、TRC の本社ビル内に新設した研修施設での集合研修とネットワークを利用したeラーニング研修を、2009年11月9日より開始したとのことです。

図書館流通センター 丸善 DNP、図書館スタッフ向け総合研修プログラムを開発(2009/11/9付け大日本印刷のニュースリリース)
http://www.dnp.co.jp/news/1210016_2482.html

TRC、丸善、DNP、図書館スタッフ向け総合研修プログラムを開発(2009/11/9付けjapan.internet.comの記事)
http://japan.internet.com/busnews/20091109/3.html

各学校に1人以上の学校図書館メディアスペシャリストを置くよう求める法案、再提出(米国)

このほど、全ての公立学校の図書館に、少なくとも1名の学校図書館スペシャリストを配することにより、生徒たちに必要な支援と資料を保証しようという法案“Strengthening Kids' Interest in Learning and Libraries Act”(通称:SKILLs Act)が、米国議会下院に提出され、下院教育労働委員会で審議されています。この法案は2007年の議会でも提出されていましたが、このときは法制化はなりませんでした。

House Re-introduces SKILLs ACT emphasizing role of school librarians(米国図書館協会のプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/november2009/hrskillsact_piowo.cfm?persistent=1&expy_dt=11/11/2009

H.R. 3928: 111th Congress SKILLs Act
http://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=h111-3928

参考:
各学校に1人以上の学校図書館メディアスペシャリストを置くよう求める法案(米国)

E985 - 経済不況のあおりを受ける図書館情報学卒業生の就職状況(米国)

2009年10月,米国の図書館関連情報誌Library Journalは,図書館情報学を学び2008年に卒業した学生たちの就職状況の調査結果“Placements & Salaries Survey 2009”を公表した。調査はLibrary Journalが毎年行っているもので,卒業生らの就職先や給与,職位などに関する項目について,該当機関あるいは個人からの回答を集計している。今回の 調査では,推定で約6,500人いるとされる卒業生のうち約2,000人分の回答がまとめられている。...

図書館員がソーシャルネットワークの「結び目」になるために

インターネットの社会的影響等について調査を行っている米国のPew Internet & American Life Projectのウェブサイトに、ソーシャルネットワークと図書館員の関わり等についての、Lee Rainie氏によるプレゼンテーションのスライドが掲載されています。ソーシャルネットワークが活用される時代になると、人々のネットワークの「結び目(node)」としての図書館員の役割を生かす機会が大きくなるとしており、スライド後半には、利用者の情報入手を支援するためのヒントや、「結び目」となるためのヒントがまとめられています。

The Magic of Social Networks
http://www.pewinternet.org/Presentations/2009/42--The-Magic-of-Social-Networks.aspx

Lee Rainie from the Pew Internet & American Life Center Speaks to Librarians on the “Magic of Social Netwoks”(2009/10/21付けResourceShelfの記事)

「図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)」

文部科学省のウェブサイトに、「図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)」が掲載されています。司書有資格者の活用方策等の検討のために、全国の公立図書館、私立図書館、民間企業等における司書有資格者の採用・活動状況等を調査したものです。

図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/shiryo/1284995.htm

2008年の米国の図書館就職状況、初任給はダウンし、常勤職員としての就職も減少

Library Journal誌に、米国の図書館情報学の学生の就職状況に関する調査“Placements & Salaries Survey 2009”の結果が掲載されています(2008年の状況を調査)。平均初任給が19年ぶりに前年より低下したことや、常勤職員として就職した人の比率が、前年の89.2%から69.8%に低下したことなどが紹介されています。

LJ's 2009 Placements & Salaries Survey Shows Tough Library Job Market(2009/10/16付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6702420.html

Placements & Salaries Survey 2009: Overview(2009/10/15付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6700592.html

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