資金調達

二宮町図書館(神奈川県)、図書館基金への寄付の累計が1,000万円に

2017年6月13日、神奈川県の二宮町図書館が、図書館基金への寄付の累計が1,000万円を超えたと発表しています。

図書館基金は、同館への寄付200万円を原資として、2009年3月に設立されたもので、これまで、健康・医療関連図書、DVD資料、若者向け新刊書等の購入に充てられてきました。

『にのみやまちとしょかん図書館だより』69号(2017年5月)では、図書館基金に関する特集を組んでおり、毎年多額の寄付をしている同町出身者からのメッセージが掲載されています。

大宅壮一文庫、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始

2017年5月18日、日本初の雑誌図書館である公益財団法人大宅壮一文庫は、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始したことを発表しました。

文庫自体の利用者が減少して、従来通りの運営を続けていくことが難しくなっているとしています。資金は、事務局職員の給与、施設・備品の補修や購入、雑誌記事索引データベースシステムの改修費、維持運営費に充てるとしています。

トピックス(大宅壮一文庫)
http://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx
※「2017.05.18」に「クラウドファンディング開始しました。」とあります。

大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館(Readyfor)
https://readyfor.jp/projects/oya-bunko

米・財団センター、米国の財団が国内の図書館に提供した補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”を公開

2017年2月6日、米・財団センター(Foundation Center)が、国内の財団によって国内の図書館に提供された補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”の公開を発表していました。

このデータベースを利用することで、政府による予算カットの埋め合わせや、多様な財源の構築、事業の拡大に活用できる、財団提供の補助金を調べることができます。

また、図書館の支持者、財団、非営利団体も、同データベースを利用することで、補助金の現状を知ることができます。

財団センターでは、補助金を調べる経験が不足している多くの図書館のために、無料の能力開発研修(ウェビナー、オンライン研修、集合研修)も実施するとのことです。

茅ヶ崎市(神奈川県)、J:COM×川上書店×図書館企画「中高生向け図書館選書ツアー」を開催

神奈川県の茅ヶ崎市が、「本がだいすきプロジェクトちがさき」プロジェクトの一環で、市内在住・在学の中高生20人を対象とした選書ツアーを開催すると発表しています。

2017年3月25日に、茅ヶ崎市立図書館において、選書の仕方やPOPの作り方についてのワークショップを受講した後、3月27日に出版取次会社(株式会社トーハン)を訪問し、選書を行ないます。

選書された本は、プロジェクトのメンバーである川上書店を通し、プロジェクトに賛同した株式会社ジェイコム湘南 湘南局(J:COM 湘南)が提供する資金で購入し、図書館に寄贈されることになります。

寄贈された本は、装備の後、参加した中高生によるPOPをつけて、2017年4月下旬頃に一定期間展示した後、貸出される予定とのことです。

J:COM×川上書店×図書館 企画「中高生向け図書館選書ツアー」(茅ヶ崎市,2017/2/16)
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/koho/1020324/1022053.html

筑波大学附属図書館、良質な本を充分に揃えるための支援金をネットで募集開始

2017年1月26日から2017年3月31日まで、筑波大学附属図書館は、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」において、「資料費減少で危機。大学図書館に本を購入し若者に十分な学ぶ場を」というプロジェクトを行なっています。

このプロジェクトは、国立大学に配分される「運営費交付金」が減額され、筑波大学附属図書館でも資料購入費が減少し、主要な雑誌や新聞の購読さえも中止せざるを得ない状況において、学習・研究を支える基礎となる良質な本を充分に揃えるための資金として300万円を募集するものです。

クラウドファンディング開始! 皆さまのご支援をお願いします(筑波大学附属図書館、2017/1/26)
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/20170126-2

資料費減少で危機。大学図書館に本を購入し若者に十分な学ぶ場を(READYFOR、2017/1/26)
https://readyfor.jp/projects/tsukubauniv-lib

筑波大学とREADYFORが寄附金・研究費獲得を目的とした業務提携を開始 - 国立大学とクラウドファンディング事業者の提携は国内初!-(ValuePress、2017/1/26)

神戸大学附属図書館、マスコットキャラクター「うりこ」のLINEスタンプの販売を開始:収入はラーニングコモンズの備品の充実、学生用の図書購入などに使用

神戸大学附属図書館が、2016年12月22日から、マスコットキャラクター「うりこ」のLINEスタンプの販売を開始すると発表しています。

同館のTwitterによると、日本の国立大学図書館では初で、売上の一定部分は神戸大学と附属図書館の収入になり、ラーニングコモンズの備品の充実や、学生用の図書購入などに使われるとのことです。

東京藝術大学附属図書館、クラシックSPレコードを救うための支援金をネットで募集開始

2016年12月13日から2017年2月21日まで、東京藝術大学附属図書館は、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」において、「巨匠の響きよ永遠に!藝大に遺されたレコード2万枚の危機を救う」というプロジェクトを行なっています。

このプロジェクトは、クリストファ・N・野澤氏により寄贈されたクラシックSPレコードコレクション2万枚について、適切な保管環境を整えるための資金として500万円を募集するものです。

支援金額に応じて、レコード保存箱に寄贈者氏名記載や、図書館見学ツアー、蓄音機コンサート、ヴァイオリニスト・澤和樹氏(第10代東京藝術大学長)による特別限定コンサートなどのリターン(いずれも数量限定)が用意されています。

Readyforにて東京藝術大学の第2弾クラウドファンディング開始。段ボール300箱に遺された2万枚の貴重なクラシックSPレコードの危機を救うため支援金を募集。(ValuePress, 2016/12/13)
https://www.value-press.com/pressrelease/175096

巨匠の響きよ永遠に!藝大に遺されたレコード2万枚の危機を救う(READYFOR, 2016/12/13)
https://readyfor.jp/projects/geidailibrarysp

参考:

米国芸術科学アカデミー、人文科学指標(Humanities Indicators)を更新

米国芸術科学アカデミー(AAAS)が、2016年11月11日に、米国の人文科学の現況に関する統計データを集約した「人文科学指標(Humanities Indicators)」のいくつかの指標を更新したことを発表しています。

更新されたもののなかには、州立図書館の歳入や、公共図書館の蔵書に関するものもあり、

・州立図書館の歳入は、1990年代なかばから2001年まで上昇した後、減少している。
・歳入の大部分を占める州からの資金の割合は、2014年に82%に増加するまで、21世紀の間は減少し続けていた。
・公共図書館の蔵書数は、1995年から2008年まで増加した後、2014年時点では2008年と比較して5.9%減少している。
・メディアや技術の変化が、蔵書としての音声・映像資料、電子書籍の増加といった形で公共図書館に大きな影響を与えている。

事などが指摘されています。

Facebook(American Academy of Arts and Sciences,2016/11/14)
https://www.facebook.com/americanacad/posts/966570940132349

State Library Agencies(Updated November 2016)(AAAS)

松竹大谷図書館、ネットで運営資金の募集を開始:「組上燈籠絵」のデジタル化・復刻費用も

演劇・映画の専門図書館である公益財団法人「松竹大谷図書館」が、運営資金の募集を開始しています。目標金額は250万円、募集期間は9月6日から10月26日までとなっています。

今回で5回目となる資金募集は、クラウドファンディングサイト「READYFOR?(レディフォー)」において行われており、プロジェクト名は、「【第5弾】歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。」です。

集まった寄付金は、図書館の平成28年度運営資金及び「組上灯籠絵」161枚のデジタル化、及び3組の復刻版印刷費用に使われます。

支援金額に応じて、プロジェクト限定『菅原伝授手習鑑』と『二十四の瞳』の台本表紙デザインの文庫本カバーや、同館所蔵の歌舞伎・映画台本のうち200タイトルの中から支援者が好きな作品を選び、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に支援者の名前を載せる権利などのリターンが設定されています。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館,2016/9/6)
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/160905.html

【第5弾】歌舞伎や映画、鮮やかな日本文化の遺産を守り復元する。(READYFOR?(レディフォー)プロジェクトページ)

絨毯(3,400ドル相当)を手に入れるのは?(米国)

2016年7月20日付で、マサチューセッツ州西部のニュースを提供する“masslive.com”において、図書館が実施する各種プログラムや本の購入などに関する資金調達を行っている米国マサチューセッツ州のグリーンフィールド公共図書館の友の会(Friends of the Greenfield Public Library)が実施するくじの賞品が取りあげられています。

iPadや、500ドル分の商品券などが景品となっているほか、3,400ドルほどの価値がある、手縫いのアップリケがほどこされた、絨毯(1.6m×1.2mほどの大きさ)も景品となっており、その絨毯が現在、図書館に展示されているようです。

絨毯は刺繍を行ったLeslie Cook氏から、同館の友の会に寄贈されたものとのことです。

2016年11月12日に抽選が予定されており、現在、くじは5ドル(3つで10ドル)で販売されています。

Friends of Greenfield Public Library raffling 'Roseville' wall hanging(masslive.com, 2016/7/20)

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