資金調達

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を公開:図書館開発(Library Development)がテーマ

2018年7月11日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を刊行しました。

会員館における図書館開発(Library Development)事業に関する組織・資源(人的・財政的等)・活動等の情報を集約したものです。

多くの研究図書館で、現在、もしくは、まもなく、資金調達活動・古い建物の改修・新築等が実施されることから行われた調査です。

景気後退前後の比較を可能とするため、2006年に実施した類似調査の調査項目は維持するとともに、今回の調査では、近年の傾向を把握するため、フレンドレイジング(関係団体・関係者との関係構築)、図書館の価値を強化する利害関係者とのコミュニケーション、それらコミュニケーション活動において行なわれる説明方法についての項目が含められています。また、資金調達における諮問委員会の役割についても調査されています。

大阪市、「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開 パブリックコメントを実施

大阪市が「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開するとともに、2018年6月29日から7月27日にかけてパブリックコメントを受け付けています。

同施設は大阪出身の建築家である安藤忠雄氏からの、「本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設として活用するため、中之島公園内に『(仮称)こども本の森 中之島』を整備し、大阪市に寄附する」、「運営費用については、広く賛同者を募り大阪市への寄附を呼びかけていきたい」という提案を契機に、建築が検討されているものです。2017年12月には負担付き寄附の受納について、市議会で議決されています。

今回公開された素案(概要)によれば、中之島公園内に延床面積約800平方メートル、3階建ての施設を建築し、2万5千冊の蔵書を大きな吹き抜けを囲う壁一面の本棚に設置するとのことです。メインターゲットは乳幼児から中学生までのこどものその保護者で(その他の方も入場可)、入場料は無料、指定管理者による運営を検討しているとされています。

京都大学図書館機構、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金」を設置

2018年7月2日、京都大学図書館機構が、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金」の設置を発表しています。

京都大学が所蔵する貴重な古典籍資料のデジタル化及び「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」での公開を進めるために設置されるものです。

【図書館機構】貴重資料デジタル化プロジェクトへのご支援を募集します-京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金を設置しました(京都大学図書館機構,2018/7/2)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1378883

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金-古典籍にしるされた先人の叡智を共有し、未来へ伝え継ぐために-(京都大学図書館機構)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/about/1378633

E2038 - 図書館への資金拠出に関して有権者の支持を得るには(米国)

2018年3月,公共図書館(以下「図書館」)への資金拠出を活発化させるため,誰に,どのように働きかけることが有効かという問題意識のもと,米・公共図書館協会(PLA)・米国図書館協会(ALA)・OCLCが共同で実施した調査の報告書“From Awareness to Funding: Voter Perceptions and Support of Public Libraries in 2018”が公開された。OCLCが2008年度に行った調査(E818参照)のその後の変化を把握し,今の時代に即したアドヴォカシー活動を提案することが目的である。

名取市(宮城県)、新図書館のネーミングライツ・パートナーを募集へ

2018年4月18日、宮城県名取市は、市長の定例記者会見において、2018年12月開館予定の新図書館のネーミングライツ・パートナーを募集すると発表しました。

5月1日に募集要項が配布され、5月29日から6月7日までが申請書提出期間となっています。

同館が、地域資料の収集保存や「調査相談」充実に力を入れていることから、「名取市図書館」の前または後に、それにふさわしい企業名・ブランド名等を付することとされており、契約期間は、新図書館の開館日から、3年から5年です。

米・ミシガン大学図書館による工学系大学院生の情報リテラシーの必要性に関する調査(記事紹介)

2018年4月11日付けの米・ミシガン大学図書館のブログで、同館が2017年11月に同大学の工学系の大学院生を対象に実施した情報リテラシーの必要性に関する調査の結果概要が紹介されています。

工学系の大学院生の研究を支援するためのより良い方法を把握することが目的で、文献調査・データベース利用・文献管理・データ管理・研究資金の調達・出版や著作権に関する知識・能力をアンケートにより調査したもので、文献調査を効果的に行なっていると答えたのは25%に過ぎず、文献調査に関して学ぶことに興味があるかについての質問に85%が「はい」「たぶんそう」と回答したこと等の結果が紹介されています。

また、同館では、2017年12月に、フォーカスグループインタビューによる調査も行なっており、大学院生が、同館で正式に講習会を実施していない専門分野のデータベースの検索方法を学びたいと考えていること、同館で前期に実施する情報リテラシーに関する講習会は後期に実施したほうが効果的と感じていること、現在は研究資金の調達は不要であるが今後研究者としてキャリアを積むために資金調達の方法を学びたいと考えていることなどがわかったとしています。

京都古文化保存協会、クラウドファンディングによる寄附金募集サイトを開設

2018年4月4日、公益財団法人京都古文化保存協会が、クラウドファンディングによる寄附金募集サイトを開設したと発表しています。

TimeAge株式会社の技術支援のもと、同協会が管理運営する文化財保護に特化した寄付型クラウドファンディングサイトです。

同協会に加盟する京都の様々な寺社が、所蔵・管理する文化財の修繕修復にかかる費用を国・地方公共団体からの支援のみで全てを賄うことが不可能であることから構築されたものです。

【CF】クラウドファンディングによる寄附金募集サイト開設のご案内(京都古文化保存協会,2018/4/4)
http://www.kobunka.com/topics/index.html#topics20180404crowd

公益財団法人交通文化振興財団、「交通文化振興財団デジタル資料館」を公開

2018年4月2日、公益財団法人交通文化振興財団が、「交通文化振興財団デジタル資料館」を公開しました。

同財団がデジタル化を進めてきた鉄道・船舶・航空機・車等といった同財団所蔵の交通関係資料が公開されており、2017年に実施したクラウドファンディングにより制作されたものです。

今後も不定期にこれまでデジタル化を進めてきた資料や新たにデジタル化した資料を追加していく予定としています。

@kotubunka(Facebook,2018/4/2)
https://www.facebook.com/kotubunka/photos/a.872589372888518.1073741828.870212343126221/1001932416620879/

CA1916 - 県立長野図書館の改革事業とネーミングライツ制度の導入 / 北原美和

 近年、公共図書館へのネーミングライツ制度の導入が見られるようになってきた(1)

 本稿では、県立長野図書館がこのたび、空間整備を目的に、ネーミングライツ制度を活用して共知・共創の場としての知識情報ラボ「UCDL(ウチデル):Uchida Community Design Labo」を設置した経緯を、当館が現在取り組んでいるこれからの図書館に向けた改革について触れながら解説する。

ページ