図書館事情

CA1380 - 革命から10年,ルーマニアの図書館事情 / 水戸部由美

ルーマニアでは1989年12月にチャウシェスク政権が崩壊し,社会全体が急激な変化にさらされた。革命直後のルーマニアの図書館については以前紹介されたとおりだが(CA719参照),今回はその後の状況を紹介する。革命後,検閲が廃止されて図書館は第二次世界大戦後初めて全蔵書を一般に公開した…

CA1341 - コソボの図書館,復興への道 / 軽部運代

旧ユーゴスラビアの内戦により,図書館も甚大な被害を受けた。ボスニア・ヘルツェゴビナの図書館に対するユネスコや各国の財政援助,書誌作成等の支援活動は以前紹介されたとおりであるが(CA1200参照),最近,セルビア共和国コソボ自治州においても復興に向けた取組みが始まっている。欧…

CA1317 - 英国図書館界における大物人事異動 / 図書館研究所

2000年を迎えて,英国図書館界では国の図書館行政組織の大幅な編成替えを中心に,図書館協会(Library Association: LA)と情報専門家協会(Institute for Information Scientists: IIS)との統合など,21世紀に向けての再編成が急速に進んでいる(CA1279,1295参照)。また,それと少なからず連動していると思われる主要…

CA1310 - アフガニスタンの図書館事情 / 熊谷尚子

アフガニスタンは1978年の軍事クーデター以降,ソ連の侵攻,ゲリラ組織の対立を経て1996年にタリバーンが支配権を握るまで,長い間混乱が続いた。社会・経済は破綻し国内外に300万もの難民を出している。そうした状況を反映して図書館も公共・私立を問わず深刻なダメージを受けた。以下,…

CA1265 - 図書館の怪談 / 大場利康

夏向きの話題を一つ。真新しい,完成したばかりの図書館に,資料が次々と搬入されていく。本は書架に並べられていき,開館への準備は着々と進行しつつあった。だが,その時,信じられないことが起こった!何と,図書館の建物が徐々に地面に沈みはじめたのである!かろうじて建物から脱…

CA1254 - ソ連崩壊後のバルト三国の図書館 / 林雅樹

エストニア,ラトビア,リトアニアのいわゆるバルト三国は,第二次大戦最中の1940年に併合されて以来,50年に及ぶソ連の支配を脱し,1991年に相次いで独立した。ソ連時代,この地域の図書館は,他のソ連邦内の図書館と同じく,モスクワを頂点とした中央集権機構のもと,共産主義イデオロギ…

CA1229 - 台湾のマンガ図書館 / 村上かおり

マンガを図書館の蔵書にすべきか否かは従来からさまざまに論議されてきた。「悪書」といわれ,攻撃された時代もあったが,最近では世界に誇れる日本文化の一つとして評価され,図書館の場においても広島市文化財団による「広島市まんが図書館」が開館する(1997)など,着実に市民権を得…

CA1207 - 図書館と書店が一つの建物に-リペリ(フィンランド)の試み- / 水流添真紀

フィンランドの東部に,リペリという人口1万2千人の町がある。リペリは,豊かな土地と美しい景色を持つ,湖の岸に広がる田舎町である。リペリでの図書館の歴史は,1845年につくられた教区図書館に始まる。1929年にはフィンランドで図書館法が施行されて公立になった。分館も徐々に整備され…

CA1200 - ボスニア・ヘルツェゴビナ図書館復興への支援の輪 / 古賀豪

最近,旧ユーゴスラビア内戦関係の映画が次々と日本でも公開され,改めてその凄惨な現実を再認識する機会が多い。内戦の担い手となった各々の民族主義過激派が,敵対する民族の血統,資産,記憶等をすべて消し去る「民族浄化」を目論んだ結果,多くの非人道的犯罪がなされたことは,我…

CA1174 - 英国における”セルフサービス・ライブラリー”の流れ / 鈴木三智子

近年,図書館関係の雑誌に,図書自動貸出返却装置の広告を見かけるようになった。これは,閲覧者自身に貸出や返却を行わせる一種のセルフサービス・システムで,いわゆる“無人カウンター”を目指すものである。現在主流となっているのは,銀行のATM(現金自動引出・預入機)と類似のも…

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