図書館事情

私立大学図書館協会、米国図書館協会(ALA)年次大会参加や米国の図書館の見学をおこなった「海外認定研修(B)」参加者3名の報告書を掲載

2016年9月13日、私立大学図書館協会が、「海外認定研修(B)」の報告書3件をウェブサイトに掲載しました。

国際基督教大学図書館の五十嵐孝子氏、中央大学図書館の涌井絵未奈氏、明治大学和泉図書館の櫻井真理子氏による、米国図書館協会(ALA)年次大会への参加のほか、米国議会図書館(LC)や、オーランド公共図書館、ジョージタウン大学の図書館やNational Gallery of Artの図書館、スミソニアン協会フリーア美術館図書館などを見学した報告書となっています。

「海外認定研修(B)」は、私立大学図書館協会国際図書館協力委員会が、従来の海外認定研修に加え、2016年度から創設したもので、私立大学図書館協会加盟館に所属する専任職員等を対象として募集され図書館総合展運営委員会及び丸善雄松堂株式会社が企画協力を行う「ALA・米国図書館研修2016 (ワシントン・オーランド)8日間 ~アメリカの大学・公共図書館の最新事情を探る~」の研修費の半額相当額が助成されるものです。

2016年度 海外認定研修(B)報告書を掲載しました。(私立大学図書館協会, 2016/9/13)
http://www.jaspul.org/news/2016/09/2016-2.html

海外研修(私立大学図書館協会)

薬物使用の場として利用される米国の公共図書館(記事紹介)

2016年9月10日付のAP通信で、米国の公共図書館における利用者の薬物の使用が取り上げられています。

バージニア州ノーフォーク公共図書館スローバー館のトイレ内で、ヘロインの過剰摂取で2016年2月に47歳の男性が死亡したほか、国内のいくつもの図書館のトイレ内で、利用者が薬物を使用し、駆けつけた警察官に意識を蘇生される例があったことが報じられています。また、ミシガン州のアナーバー地域図書館では、コカインを隠せないようにし、また取引の温床にもならないようにするため、トイレの天井を取り除くなどの対策を行ったと報じられています。その他、マサチューセッツ州ボストンの図書館では、職員や住民に対して過剰摂取をしないようにするトレーニングを行っているほか、薬物に使用する針を廃棄するボックスも備えているとのことです。

記事では、レストランや病院など他の施設内でも薬物使用の例はあるものの、無料で、開かれており、長く居ることが歓迎され、コミュニケーションをとる必要もない、という性質から、公共図書館では、特に問題が放置されてしまっているということが指摘されています。また、薬物使用者などへの対応については研修を受けることを勧奨すると同時に、警察やソーシャルワーカーと連携することが重要である、という米国図書館協会(ALA)会長のJulie Todaro氏の言葉を紹介しています。

韓国・慶尚南道、教育庁が所管する図書館のシステムを統合:道内サービスの標準化や学校図書館との連携

2016年9月6日、韓国・慶尚南道教育庁が、同庁が所管する道内24の図書館システムの統合事業が完了し、利用者登録をすれば道内24館のどの館でも資料の貸出・返却が可能となったと発表しています。

また、専用のウェブサイト(慶尚南道教育庁統合公共図書館)を構築し、24館の資料の統合検索が可能となったほか、障害者等一部住民のみを対象としていた宅配サービスの全道民への拡大、各館間での相互貸借サービスの開始、スマートフォンを用いた会員証、相互貸借の申込や電子書籍・オーディオブックの利用が可能なアプリの提供なども行っています。

その他、道内960の学校図書館との連携のため、読書教育総合支援システムを構築し、学校図書館からの公共図書館資料の検索と、資料の学校図書館での受取を可能としたと発表されています。

경상남도교육청 공공도서관 서비스, 확 달라진다 (慶尚南道教育庁,2016/9/6)
http://news.gne.go.kr/allBoard.do?mcode=XM1401070728004&idx=9105&point=view&boardId=boardQC1399882243039&page=1&search=

회원증 하나로 경남도내 24개 공공도서관 이용 가능(国際新聞,2016/9/6)

熊本県の益城町図書館、10月の再開に向け、「mini図書館」を閉館

2016年8月30日、熊本県の益城町図書館が図書館横のプレハブハウス「よかましきハウス」でオープンしていた「mini図書館」を閉館しました。

益城町図書館は2016年10月に再開予定となっています。

益城町図書館10月再開予定に先立ち『mini図書館』閉館のお知らせ(益城町, 2016/8/30)
http://www.town.mashiki.lg.jp/kouryu/kihon/pub/detail.aspx?c_id=122&id=807

Facebook(益城町図書館, 2016/8/30)
https://www.facebook.com/mashikitosyo/posts/639606839550081

神奈川県、「県立図書館の再整備に関する意見交換会」の開催結果を公表

神奈川県は、「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」について説明し、意見を聞くために、2016年7月14日と7月16日に実施した「県立図書館の再整備に関する意見交換会」の開催結果を公表しています。

当日の配布資料や意見交換で出た意見などが公開されています。

神奈川県立の図書館 県立2館からのお知らせ
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/
※「「県立図書館の再整備に関する意見交換会」開催結果が公開されました。(8/28up)」とあります。

「県立図書館の再整備に関する意見交換会」開催結果について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f534863/

常総市立図書館(茨城県)、10月から再開予定:8月末で仮設図書館を閉館

2016年8月31日、2015年に発生した関東・東北豪雨水害の影響で開館していた茨城県の常総市の仮設図書館が閉館することが、8月24日に発表されています。

10月3日まで常総市立図書館は休館となり、10月4日から再開されます。

仮設図書館を閉館します(常総市, 2016/8/24)
http://www.city.joso.lg.jp/jumin/kosodate_kyoiku_sports/kyoiku/oshirase/1450076617999.html

常総市立図書館の現況について(常総市)
http://www.city.joso.lg.jp/jumin/kosodate_kyoiku_sports/kyoiku/oshirase/1457415033260.html

関連:
常総市立図書館被災資料の修復(国立国会図書館)
http://ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation/coop/Joso.html

参考:
水害により休館していた常総市立図書館、仮設図書館で開館
Posted 2016年3月2日
http://current.ndl.go.jp/node/30874

常総市立図書館、蔵書の約3万冊が浸水被害に
Posted 2015年9月15日

五島市(長崎県)に、図書館機能を備えた交流施設「さんごさん」がオープン:空き家をリノベーションして図書館にするプロジェクト

2016年8月7日、五島列島にある、長崎県五島市富江町に、図書館機能を備えた交流施設「さんごさん」がオープンしました。

「島の人が使いたくなる」「外の人が訪れたくなる」「島の人と外の人が交流する」をコンセプトに、長崎県五島市富江町にある空き家の古民家を再生したものです。

さんごさん(Facebook,2016/8/9)
https://www.facebook.com/sangosan/posts/604124746416344

島の古民家 図書交流施設に(長崎新聞,2016/8/11)
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/08/11093605048699.shtml

参考:
さんごさん:五島列島(長崎県)の空き家をリノベーションして図書館にするプロジェクト
Posted 2016年6月8日
http://current.ndl.go.jp/node/31764

E1798 - 小さな島の小さな図書館という試み:男木島図書館
カレントアウェアネス-E No.303 2016.05.19
http://current.ndl.go.jp/e1798

E1680 - 離島の情報環境調査から見えてきたこと‐LRG第10号から

国際図書館連盟、“Trend Report”を更新

2016年8月15日、国際図書館連盟(IFLA)は、“Trend Report”を更新したと発表しています。

“Trend Report”は、2013年に、全てのステークホルダーがデジタル時代における図書館の役割をより理解できるよう手助けするために有益な資料を図書館員等に提示するものとして公開されたもので、その後の世界30か国での60以上の関連イベントや14か国語での翻訳を経ての議論の成果を共有するために今回更新されました。

また、2013年時点では、ほんの兆し程度でしかなかった3Dプリンターなどといった新しい技術に関する論点にも焦点をあてているほか、参考文献一覧も更新されています。

IFLA Trend Report Update(IFLA,2016/8/15)
http://www.ifla.org/node/10719

IFLA TREND REPORT 2016 UPDATE
http://trends.ifla.org/update-2016
http://trends.ifla.org/files/trends/assets/trend-report-2016-update.pdf

参考:
IFLA、“Trend Report”を公表
Posted 2013年8月19日

熊本市立城南図書館、復旧工事を終え全面開館へ

2016年8月15日、熊本市立城南図書館が、熊本地震の影響による震災復旧工事の終了と図書館内を全て利用できるようになったことを発表しています。

同館は5月2日から、仮オープンされていました。

熊本地震の影響について(8/15現在)(熊本市立城南図書館 熊本市城南児童館)
http://jonan-library.com/libInfo.html#eventmv97

熊本市立城南図書館 熊本市城南児童館
http://jonan-library.com/
※8月15日に震災復旧工事がすべて終了した旨、記載があります。

周南市(山口県)が駅前のビルを建て替えて整備する周南市立徳山駅前図書館を含む交流施設の指定管理者はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)に

2016年8月11日、山口県の周南市議会において「指定管理者の指定について
(周南市徳山駅前賑わい交流施設及び周南市立徳山駅前図書館)」の議案が可決され、同市内の徳山駅前に整備される「周南市徳山駅前賑わい交流施設及び周南市立徳山駅前図書館」の指定管理者が、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)となることが決定しました。

指定管理者は2016年4月15日から6月15日まで募集されており、8月1日の記者会見でCCCが選定されたことが発表されていました。公募において、指定管理期間は、2018年3月から2023年3月となっていました。

平成28年第4回臨時会 議案ごとの議決結果一覧(周南市議会)
http://www.city.shunan.lg.jp/data/open/cnt/3/10019/1/28_4singikekka.pdf

周南市徳山駅前賑わい交流施設及び周南市立徳山図書館の指定管理者候補者の選定について(周南市, 2016/8/1付)
http://www.city.shunan.lg.jp/data/open/cnt/3/5280/1/01_ekibiru.pdf

周南市徳山駅前賑わい交流施設及び周南市立徳山駅前図書館指定管理者候補者の選定結果について(周南市)

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