図書館事情

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、公共図書館等の職員数・来館者数・貸出数・蔵書数・顧客満足度等をまとめた“NLB'S KEY TRENDS 2016-2018”を公開

2019年6月4日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)が、“NLB'S KEY TRENDS 2016-2018”を公開しました。

当該期間における、公共図書館の職員数、国立図書館及び26の公共図書館の来館者数、公共図書館及びNLBウェブサイトにおける貸出数(冊子及び電子)、旧フォード工場(FORMER FORD FACTORY)への来館者数、NLBが契約するデータベース・電子書籍からのダウンロード数、冊子体・電子書籍の蔵書数、納本点数、顧客満足度指数が掲載されています。

NLB's Key Trends 2016-2018(NLB,2019/6/4)
https://www.nlb.gov.sg/NewsAnnouncement/tabid/225/announcementId/307/Default.aspx#.

フィリピン国立図書館(NLP)、国内公共図書館の現状調査報告書を公開

2019年6月14日、フィリピン国立図書館(NLP)が、報告書“STATUS OF PHILIPPINE PUBLIC LIBRARIES & LIBRARIANSHIP”を公開しました。

同館による開発計画に資するために、公共図書館433館及び648人の利用者を対象に、同国の公共図書館及び利用状況の現状を調査したものです。

公共図書館に関する調査・研究進展のための基礎的データの収集、公共図書館の基礎的かつ多様な側面の評価、関係当局に改善策を提案するための公共図書館のニーズ調査を目的としたデータ収集の改善などが調査目的とされています。

National Library of the Philippines (RSSフィード)
http://web.nlp.gov.ph/nlp/?q=rss.xml
※「STATUS OF PHILIPPINE PUBLIC LIBRARIES & LIBRARIANSHIP 2019年6月14日」とあります。

【イベント】映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念イベント イブニングトーク「世界の図書館、名古屋の図書館 その舞台裏」(6/22・名古屋)

2019年6月22日、名古屋市鶴舞中央図書館において、映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念イベントとして、イブニングトーク「世界の図書館、名古屋の図書館 その舞台裏」が開催されます。

公共図書館のドキュメンタリーが多くの注目を集めていることについて、名古屋市図書館の司書が、米国の図書館を研究している研究者や名古屋シネマテーク関係者と共にその謎に迫る内容となっています。

入場無料であり、定員50名(先着順、事前申込み要)です。
プログラムは次のとおりです。

・映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」予告編 上映

・映画の場面やニューヨーク公共図書館の写真紹介

・対談
ナビゲーター 松林 正己氏(中部大学人文学部特任准教授)、名古屋シネマテーク関係者、鶴舞中央図書館 司書

・図書館紹介
名古屋市中川図書館 奉仕係長 鈴木崇文氏

・館内バックヤードツアー(18:00〜18:30、希望者のみ、事前申込要、先着30名)

韓国・議政府市に、2019年11月、公共美術図書館が開館

2019年6月13日付の韓国・聯合ニュースが、韓国・京畿道の議政府市に11月開館予定の公共美術図書館について報じています。

報道によると、同館は、韓国初の公共美術図書館で、一般的な図書館サービスに加え、既存の作家や新進の作家を発掘・育成し、美術を専攻しようとする青少年の夢を実現するための芸術教育の基盤とするために2018年3月に着工され、先月竣工しました。

建設費は217億ウォン、地下1階・地上3階で総面積は6,5375平方メートルです。

建物は、地下1階は書庫・作品収蔵庫・駐車場、1階は展示スペース(多様な展示会を実施)、2階は一般・児童図書館、3階はプログラム室・多目的室・作業室・事務スペースという構成になっているとのことです。

また、現在同市では開館に向け準備中で、展示を担当するキュレーターを選考しているとのことです。

국내 첫 미술 전문 공공도서관 11월 의정부에 개관(国内初美術専門公共図書館11月議政府に開館)(聯合ニュース,2019/6/13)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20190612138300060

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の概況調査の2016年度版のレポートを公開

2019年6月5日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、公共図書館の概況調査の2016年会計年度版のレポートを公開しました。

1988年から開始された同調査は、全米の1万7,000を超す図書館、分館、自動車図書館を含む約9,000の図書館機構(public library system)における図書館利用、経営状態、職員数に関する統計を分析したものです。

今回の報告書の特徴として

・公共図書館のサービスエリアに居住する米国人の半分を占める1億7,100万人以上の住民が利用者登録をし、13億5,000万回図書館を訪問した
・公共図書館は2015年より50万回以上のプログラムを提供した
・公共図書館で利用可能な電子情報資源(オーディオ・ビデオ・電子書籍)は増加傾向で、3億9,100万点を超す電子書籍が提供されている

といった点を挙げています。

IMLSでは、今回調査の統計データを用いて、自館と他館との比較などが可能な対話型ツール“Library Search & Compare”の公開もあわせて発表しています。

北米及び英国の公共図書館とウォーキングプログラム(文献紹介)

2019年5月に発行されたInternational Journal of Environmental Research and Public Health誌の16巻10号に、公共図書館のウォーキングプログラムについて調査した論考“Public Libraries and Walkable Neighborhoods”が掲載されています。

米・ノースカロライナ大学グリーンズボロ校図書館情報学部のNoah Lenstra氏等によるもので、北米及び英国の公共図書館を対象に、公衆衛生に係わって、地域のウォーキングプログラムへの公共図書館の貢献度を調査することを目的としたものです。

同文献では、地域のウォーキングプログラムに対して、公共図書館は、

・小説や地域の歴史とウォーキングプログラムを結びつける資源として
・フィットネスクラブ等がない地域のコミュニティーセンターとして
・地域のウォーキングクラブの活動や公衆衛生の研究者の研究の提携先として
・歩きやすいルートの目的地として

貢献していることを指摘しています。

E2137 - 「ニューヨーク公共図書館と<図書館の未来>」<報告>

2019年4月9日に日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区)で,株式会社ミモザフィルムズ/ムヴィオラ主催のパネルディスカッション「ニューヨーク公共図書館と<図書館の未来>」が開催された。

カタール国立図書館(QNL)で活動する海外の大学等に在籍する大学院生によるピアサポートネットワーク

カタール国立図書館(QNL)の2019年5月26日付のニュースにおいて、同館で私的に活動する、海外の大学等に在籍する大学院生によるピアサポートネットワークが紹介されています。

海外やオンラインの大学の博士課程に在籍しているために、1人で悩みを抱えている大学院生が多いことから、互いに支えあうために構築されたもので、月1回同館でミーティングを行い、研究方法・論文の論理構成・エビデンスや統計の使い方・研究計画書の書き方・批判的な読書方法・調査分析手法・ソフトウェアのスキルなどといった実用的な情報の共有が行われています。

同ネットワークを管理する学生は、図書館はデータベースを含めた情報源へのアクセスを提供することで博士課程に必要なスキルの開発を促進していると述べており、また、同館も、学術コミュニティの大学院生に提供する主要なサービスの一つであるとしています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が15周年

2019年5月21日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、2004年5月21日に枢密院が同館設立に係る法律の施行令を採択してから15周年を迎えました。

同館のブログでは、1990年代に記録類の増加や情報技術の台頭及び政府の財政赤字のなかから両者を統合する考えが生まれたこと、同時期に議会が記録遺産に関するカナダ政府の役割について検討を進めていたこと、国立図書館・国立文書館間の連携が促進されていたことなどから、2002年に議会開会の式辞において両館の統合が発表され、2004年5月に法的続きを完了したという経緯が紹介されています。

また、設立の過程で、組織統合、図書館と文書館と繋ぐ「記録遺産」という新しい概念、両館の共通基盤の形成、国内他機関との連携という同館の4つの特徴が現れたと紹介しています。

米・ミシガン州ケント地域図書館、高校卒業資格等が得られるプログラムの提供開始

2019年5月22日、米・ミシガン州ケント郡のケント地域図書館(KDL)が、高等学校の卒業資格取得プログラムの提供開始を発表しています。Cengage社・Galeのの“Career Online High School(COHS)”を提供するもので、同州内では初めてです。

現在、キャリアの向上、就職準備、生涯教育を望む21歳以上の成人に対して、19の分館で実施しており、受講料は無料ですが、受講生数は制限があり、図書館カードの登録が必要です。

受講生は、自身のパソコン・タブレットや図書館のパソコンを用いて受講することができ、18か月で同プログラムを終了することができます。卒業資格とともに、10の分野の労働技能の証明書も取得可能です。

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