図書館事情

中国・中東欧国立図書館連盟が設立される

2018年10月21日、中国・杭州図書館のウェブサイト内に設けられた「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」特設ページにおいて、中国・中東欧国立図書館連盟の設立が発表されています。

「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」は、2018年10月19日から10月22日にかけて杭州図書館で開催され、中国国外からは国際図書館連盟(IFLA)会長のGlòria Pérez-Salmerón氏や中東欧16か国の図書館館長・代表などが参加しました。

フォーラム上で、「中国・中東欧国立図書館連盟設立宣言」と「中国・中東欧国立図書館連盟2019-2020年行動計画」が採択され、中国・中東欧国立図書館連盟が正式に設立されました。連盟の事務局は杭州図書館に設置されます。

【イベント】愛知大学法科大学院主催公開講演会「アメリカの法科大学院と図書館“US Law School and Law Library”」(10/25・名古屋)

2018年10月25日、愛知大学法科大学院が、名古屋市の同大学車道キャンパスにおいて、公開講演会「アメリカの法科大学院と図書館“US Law School and Law Library”」を開催します。

講師は、米・ハワイ大学ウィリアム・S・リチャードソン・ロースクールのロー・ライブラリアンである奥原恵子氏です。

申込不要で参加無料です。

(法科大学院主催)10月25日 公開講演会の開催について(愛知大学法科大学院,2018/10/10)
http://www2.aichi-u.ac.jp/lawschool/news/24994

チラシ [PDF:2ページ]
http://dl.multidevice-disc.com/dl/15447-5889b6beed4ae574c3bee071d4cb9702

米ジョンズ・ホプキンス大学図書館に勤める英国籍研究者、就労ビザが更新されず米国を退去せねばならない事態に

2018年9月24日付けのInside Higher Educationの記事で、米国ジョンズ・ホプキンス大学図書館にDigital Scholarship Specialistとして雇用されていた英国籍のTamsyn Mahoney-Steel氏が、同大学が就労ビザの更新手続きを行わない判断を下したことで、米国を退去せねばならない事態に陥ったことを紹介しています。

記事によれば、Mahoney-Steel氏は2015年に3年間のH-1B(特殊技能職)ビザを取得し、同大学に就職しました。同氏は博士号を持っており、ジョンズ・ホプキンス大学におけるデジタル人文学の立ち上げ等を担っていたとのことです。しかし2018年6月にビザの更新手続きを大学に依頼したところ、トランプ政権下で状況が変わり、Mahoney-Steel氏の業務ではH-1Bビザは認められないと判断され、更新手続きは行われませんでした。

Mahoney-Steel氏は配偶者が米国市民であるため、市民権を得ることも可能でしたが、経済的理由により今まで手続きを行っていませんでした。

国際図書館連盟(IFLA)、“Trend Report”の2018年版を公開

2018年8月28日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Trend Report”の2018年版を公開しました。

IFLA Trend Reportは、図書館をめぐる最新の社会動向に関し、図書館界と各分野の専門家による対話を経て作成されたものです。2013年に初めて公開され、2016年からは毎年更新版が公開されています。

2018年版は、今年3月にスペイン・バルセロナで開催された“IFLA President's meeting”での発表をベースとしており、「シナリオ・プランニングと図書館」「攻撃を受けている図書館」「図書館が考慮すべき問題」「図書館とコミュニティのネットワーク」という、各分野の専門家による4つの論考を掲載しています。

Facing the Future with Confidence: IFLA’s Trend Report Update 2018(IFLA,2018/8/28)
https://www.ifla.org/node/67015

国際図書館連盟(IFLA)“Public Library of the Year Award 2018”は、オランダ・School 7(KopGroep Bibliotheken)

2018年8月28日、国際図書館連盟(IFLA)“Public Library of the Year Award 2018”にオランダのデン・ヘルダー市にあるSchool 7(KopGroep Bibliotheken)が選ばれました。

マレーシア・クアラルンプールで開催されていたIFLAの年次大会で発表されたもので、同賞のスポンサー企業であるSystematic社からのプレスリリースによると、年齢や言語を問わず多様な住民が、読書に加え、仕事のために利用、講座やワークショップへの参加が可能なほか、熱心なボランティアが子どもにプログラミングを教えたり、子どもが大声で本を読んだりするなど、地域のリビングルームのような利用のされ方をされていること、そして、そのことを反映した建築が評価されたようです。建物内の劇場で結婚式をあげたり、カフェで誕生日を祝ったりすることも可能となっています。また、社会の持続可能性に焦点を当てた活動を行っていることや、古い学校の建物と新しい図書館を調和させた建築であることも指摘されています。

同館長によると、賞金5,000米ドルは、児童書の購入や、図書館員やボランティアと祝賀会に開催に充てるとしています。

国際図書館連盟(IFLA)、“Library Map of the World”に国別ページを開設

2018年8月26日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Library Map of the World”に国別ページを開設したと発表しています。

各国の図書館制度、運営・財源、開発及びポリシーの優先順位、最近の実績といった図書館の現況を国別に知ることができるページで、各国図書館協会、国立図書館、政策策定機関の詳細や、図書館を支援する機関、図書館政策や法制度、教育制度、イベント等についても掲載されています。

Now available: Data, Stories and more with Country Pages from the IFLA Library Map of the World(IFLA,2018/8/26)
https://www.ifla.org/node/67009

COUNTRY PAGES(Library Map of the World)
https://librarymap.ifla.org/countries

E2040 - 神奈川県立川崎図書館の移転・再開館について

神奈川県立川崎図書館(以下「当館」)は,工業専門図書館としての性質を有する神奈川県第2の県立図書館として1958年12月に川崎市川崎区富士見で開館して技術開発等を支援し,また,地域住民にとっては公共図書館の機能も果たしてきた。当館は開館から60年間同じ建物を使用していたため,施設の老朽化が進み,雨漏りの発生を招き,エレベーターもなく,利用者にはご不便をおかけしていた。さらに,当館は川崎市の管理する都市公園内に立地し,同市の富士見周辺地区整備実施計画上でも現地での建て替えは難しい状況にあった。

“2018 IFLA/Systematic Public Library of the Year”の受賞候補5館が発表される

2018年6月28日、“2018 IFLA/Systematic Public Library of the Year”の受賞候補5館が発表されました。

新築館もしくは図書館以外の建物を改築した公共図書館を対象に、19か国の35館のなかから、デジタル開発・地域文化・持続可能性・利用者の要望への対応状況といった基準をもとに選出されたもので、受賞館1館は8月のIFLAの年次大会で発表されます。

ノミネートされたのは以下の5館です。

・オースティン中央図書館(米・テキサス州):自家発電及び雨水循環システム、インテリアデザインや家具の高い柔軟性

・ヴィラ・ロボス公園図書館(ブラジル):明るく開放的な環境による、魅力的な空間

・KopGroep Bibliotheken (School 7)(オランダ) :地域や地元の劇場・カフェ・大学との統合における成功や、新旧の建物の調和

・Deichman Biblo Toyen(ノルウェー):インテリアデザインにみられる利用者の関与や、地元の団体や専門家と連携しての弱い立場の若者のための取組の実施

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