図書館サービス

CA1053 - 市場原理の有料論 / 滑川憲一

図書館に有料制を導入すべしとの有料論の台頭は1960年代後半から70年代初頭のことと古いが,現在有料で提供されているサービスの大半が開始されたのは,80年代半ばから後半にかけてである。この頃より有料論対無料論という対立で盛んに議論が行われたものの,双方の主張に決め手を欠いた…

CA1043 - 2つのプロジェクト開始:調査研究プロジェクト活動報告(10) / 原田圭子,岩城成幸

国立国会図書館(NDL)の図書館研究所では,平成4年度から図書館情報学調査研究プロジェクトを組織してきた。平成7年9月新たに以下の2つのプロジェクトを発足させた。なお,平成4年度から活動を行っていた「不特定多数を対象とした図書館における利用者ガイダンスのあり方」は,9月末日付…

E406 - 中国国家図書館の業務改革

中国国家図書館は,2003年から中国政府が推し進める文化体制改革のテストケースとして業務改革に取り組んでいる。この業務改革の様子について,10月27日の新華網に館長のインタビューが掲載されている。インタビューによると,国家図書館は,人材,科学技術,サービスを3大重点領域に定め…

CA1023 - 米国議会図書館:1994年のトピックスから / 小島和規

米国議会図書館(LC)にとって,1994年という年は,2年続いての職員の削減と厳しい財政上の制約という状況にも関わらず,多くの主要な分野において,大きな進展をみた年だったといえる。例えば,先端技術を用いて議会と国民に対するサービスを向上させたこと,新たに200万件もの未整理資料…

E401 - 出稼ぎ労働者への図書館サービス(中国)

全人口が13億人を越えた中国で,農村から都市部に出稼ぎに行く労働者,いわゆる「農民工」が年々増加し,推計で1億8千万人に達したとも言われている。農民工は劣悪な労働環境に置かれている場合も多く,給与の不払いがあったり,社会保障が不十分であったりと,その境遇が大きな社会問題…

CA1019 - 高齢化社会の図書館サービスとは / 飯倉忍

厚生省の推計によると,西暦2020年には国民の4人に1人が65歳以上の超高齢化時代が到来するという。そしてそのような超高齢化は日本に限ったことではない。そのような時代に対して図書館のサービスの在り方はどうあるべきなのだろうか。アラン M. クレーマン(Allan M. Kleiman)は,高齢者サー…

CA1016 - 「夜ふかし君」:メリーランド州の夜間レファレンスサービス / 小林直子

ボルチモア市のイノック・プラット公共図書館(以下プラット)中央館は,また,メリーランド州の図書館全体の中央館としても機能しており,総合目録の維持や協力レファレンスなど,様々なバックアップサービスを実施している。そのような事業の一環として,図書館サービス・建設法(LSCA…

CA1004 - 図書館サービス協定の締結が進む英国の公共図書館と刑務所 / 中根憲一

一般市民が公共図書館から享受し得るのと同等の図書館サービスを受刑者にもとの趣旨のもとに,公共図書館と刑務所とのサービス協定の締結を通して受刑者に対するさらに一層の図書館サービスの促進をはかることをねらいとした『刑務所図書館−その役割と責務−(Prison Libraries: Roles and Respon…

CA998 - 英国公共図書館の業務委託プロジェクト / 吉川博史

英国における地方政府の機構改革は,1980年代の保守党政権の下で推進されてきた。サッチャー前首相は,1979年に政権の座に就いてから1990年に辞任するまでの間,「小さな政府」をスローガンに掲げ,地方歳出の効率化・抑制を目指して様々な計画を実行に移した。その具体例が,福祉・教育・…

E369 - ハリケーンの図書館への影響についての第1報(米国)

8月29日に米ルイジアナ州に上陸したハリケーン「カトリーナ」は,未曾有の大災害を引き起こした。図書館および図書館員の被害の全貌はまだ明らかではないが,米国図書館協会(ALA)は,直後から図書館が関係しているニュースをクリップして,状況の把握に努めている。それを見ると,洪水…

ページ