図書館サービス

スコットランド、1枚のカードで全公共図書館を利用できる“One Card”プロジェクトの試行事業を開始

2017年11月17日、スコットランド政府は、1枚のカードで全公共図書館を利用できる“One Card”プロジェクトの試行事業を開始したと発表しています。

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)が管理する政府ファンド“Public Library Improvement Fund”から1万5千ドルの拠出を得て、アバディーン、アバディーンシャー、アンガス、ハイランド、パース・アンド・キンロスの5つの地方公共団体が参加し、半年間実施されるもので、成功すればスコットランド全土に拡大される予定です。

これまでは、ビジターチケットを申請する必要がありましたが、試行期間中は、同地域内のある120館を超す図書館の160万冊の蔵書・600台を超すパソコン・WiFiの利用や、プログラムへの参加が可能です。

SLICは、同事業は、2017・2018年度の政府公約の1つで、公共図書館のための国家戦略“A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”の実現を促すものと説明しています。

カナダ・トロント公共図書館による美術館・博物館等の無料パスを貸出す事業の支援企業、2018年末をもって資金提供を中止(記事紹介)

2017年11月16日付けのToronto Star紙が、カナダ・オンタリオ州のトロント公共図書館(TPL)が実施する“Museum + Arts Pass”プログラムに資金を提供するSun Life Financial社が、2018年末をもって同プログラムへの資金提供を中止することを報じています。

大人2人と子供5人までが利用可能な美術館・博物館等の無料パスを貸出すサービスで、今年でサービス開始から10年目になります。

報道によると、同社は年20万ドルの資金を提供してきたものの、事業の再検討を行なった結果、新しい優先事項と合致せず中止を決めたとのことです。同社が同じく支援しているTPLの楽器貸出プログラムへの支援は継続するとのことです。

TPLの担当者は、同サービスが無ければ訪問できなかった150万人を超す人々が17の施設を利用することができた、成功しているサービスであると述べ、他のスポンサーを探すとしています。

カナダ・バンクーバー公共図書館、館内にカナダ国立図書館・文書館のサービスポイントを設置

2017年11月8日、カナダ・バンクーバー公共図書館(VPL)が、中央図書館内に、カナダ国立図書館・文書館(LAC)のサービスポイントを設置したと発表しています。

LACのレファレンス専門家が、オリエンテーション、レファレンスサービスを実施するほか、LACのデジタルコレクションへのアクセス等も可能です。

Library and Archives Canada is now at the Vancouver Public Library(VPL,2017/11/8)
https://www.vpl.ca/library/news/2017/library-and-archives-canada

米・アリゾナ州立大学図書館、開架の冊子体資料利用促進に関するホワイト・ペーパーを公表

2017年10月19日、米・アリゾナ州立大学図書館が、ホワイト・ペーパー“The Future of the Academic Library Print Collection: A Space for Engagement”を公表しました。

冊子体の印刷物の将来について調査するアンドリューW. メロン財団による助成事業の一部で、冊子体の利用、特に、開架の資料のコミュニティ内での利用を促進するための分析をすることが目的とされています。

ASU Library releases white paper on future of print (ASU Library,2017/10/19)
https://lib.asu.edu/librarychannel/asu-library-releases-white-paper-future-print

【イベント】情報と人をつなぐ じょいんと懇話会「Pepperと仕事を一緒にやってみて」(11/24・大阪)

2017年11月24日、大阪市中央公会堂において、一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)西日本委員会が企画する、情報関連分野の専門家の講演と参加者各自の人的ネットワークの構築を目的とする懇親会をセットにしたじょいんと懇話会「Pepperと仕事を一緒にやってみて」が開催されます。

公共図書館の図書館職員のサポートとして人型ロボットPepperを導入し、利便性の向上につなげている江戸川区立篠崎図書館(東京都)の吉井潤館長の講演をきっかけに、どのようにすれば利用者の役に立つロボットを育てていくことができるのか、考えます。

参加費は、懇親会費込みで3,500円ですが、一部の人は2,000円となります。事前の申込が必要です。

E1968 - 図書館総合展2017フォーラムin安城<報告>

2017年では4か所目の図書館総合展「地域フォーラム」(E1940参照)が9月23日,愛知県の安城市中心市街地拠点施設「アンフォーレ」で開催された。アンフォーレは2017年6月にオープンし,その中心施設がアンフォーレ本館の2階から4階に位置する安城市図書情報館(以下,図書情報館)である。フォーラムでは,作家の荒俣宏氏の基調講演「つながる読書」,荒俣氏に神谷学安城市長とアンフォーレを設計した三上建築事務所の益子一彦所長を加えたパネル討論「まちづくりと図書館」などが行われた。主催者発表の参加者は267人であった。

英国図書館長協会、地域に新しく多様な文化体験をもたらす“Universal Culture Offer”の開始を発表

2017年10月26日、英国図書館長協会(SCL)が、「公共図書館は何をサービスすべきか」の指針を示す“Universal Offers”において、地域に新しく多様な文化体験をもたらす“Universal Culture Offer”を開始すると発表しています。

既に、芸術文化の鑑賞者の拡大に重要な役割を果たしてる公共図書館の活動を基盤に実施されるもので、芸術文化を通じて新しい図書館利用者を呼び込み、芸術への親しみと鑑賞する能力を育むことが目的とされています。

SCL launch new Culture Offer(SCL)
http://goscl.com/scl-launch-new-culture-offer/

The Society of Chief Librarians is delighted to introduce the Universal Culture Offer(SCL)
http://goscl.com/culture-offer/

【イベント】図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナー(11/21・米子、11/22・倉吉、12/7・鳥取)

鳥取県立図書館主催の、図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナーが、2017年11月21日に米子市立図書館、11月22日に倉吉交流プラザ、12月7日に鳥取市立中央図書館、で開催されます。

経済的に困窮する家庭やひとり親家庭などの「サポートの必要な家庭」と、そこで育つ子どもたちを支援するために図書館がどう活用できるのかを考えるセミナーで、行政の担当者やNPO等の団体職員、図書館関係者が集まり、今後の連携について考えます。

対象者は、サポートの必要な家庭を支援(を検討)している関係機関・団体・個人、こども食堂・学習支援に取り組んでいる方、行政の担当部局関係者、図書館関係者です。

入場は無料ですが、参加には申込(鳥取県立図書館への電話・ファクシミリ、もしくは会場館への直接来館)が必要です。

【募集】図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナー(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/info/post-63.html

米・都市図書館協議会、革新的なプログラムを実施した公共図書館を称える“Top Innovators 2017”を発表

2017年10月11日、米国の都市図書館協議会(Urban Libraries Council: ULC)が、財源が厳しいなかでコミュニティを強化する革新的な公共図書館サービスを実施した図書館を称える“Top Innovators 2017”を発表しました。

250を超える応募の中から選ばれたもので、特別賞(Honorable Mention)とあわせて、分野別に20館が選出されています。

“Top Innovators ”に選ばれた図書館は以下の通りです。

・学習(乳児から10代)
 シーダーラピッズ公共図書館(アイオワ州):Summer Dare Everywhere

・学習(成人)
 セントルイス郡図書館(ミズーリ州):After Hours Computing

・蔵書
 ニューヨーク公共図書館(NYPL:ニューヨーク州):MyLibraryNYC Special Collection for NYC Educators

・顧客満足
 グイネット郡公共図書館(ジョージア州):Restructuring Remote Customer Contact

E1959 - 近畿大学アカデミックシアター:“知の実験劇場”の取組み

近畿大学アカデミックシアターは,近畿大学(近大)の建学精神である「実学教育」と「人格の陶冶」を礎に,人間のあらゆる知的好奇心を揺り動かす“知の実験劇場”として2017年4月に開館した。そのコンセプトは「文理の垣根を越えて,社会の諸問題を解決に導くための学術拠点」「従来の大学図書館にない,まったく新しい考えをもった図書館の創出」である。本稿では,アカデミックシアターの建物構成や主な取組みについて述べる。

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