生涯学習

韓国・京畿道、MOOCの人気講師によるオフライン特別講義を道内28の公共図書館で実施

2017年7月13日、韓国・京畿道は、京畿道が運営する無料オンライン講座(MOOC)GSEEKの人気講師によるオフライン特別講義を、道内28の公共図書館で実施すると発表しています。

GSEEKでは、道内31の市・郡の図書館、住民センター、生涯学習センターなどと協力して、生涯学習のインフラが整っていない地域の住民が生涯学習を行なうことができるようにする計画です。

GSEEKでは、子どもの教育、外国語、各種資格、人文学、コンピュータの活用といった14分野の約800のコースを無料で利用することができます。

지식(GSEEK), 우리동네 도서관에서 만나요!(京畿道,2017/7/13)
http://gnews.gg.go.kr/briefing/brief_gongbo_view.asp?BS_CODE=S017&number=34539&subject_Code=BO01

米・シカゴ公共図書館によるMOOC受講者を支援する学習サークル:在籍率や修了率が向上(記事紹介)

2017年7月5日付のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米国のシカゴ公共図書館(CPL)が、無料オンライン講義MOOCを提供するPeer 2 Peer University(P2PU)と連携して2年前から実施している“Learning Circles”というプログラムを紹介しています。

“Learning Circles”は、MOOCを受講する利用者のサークルで、大学での教育を受けていない住民とMOOC及び受講者を支援するファシリテーターとしての図書館員を結びつけることを目的としています。

記事では、図書館員がファシリテータとしてMOOC受講者の学習を支援することで、“Learning Circles”参加者のMOOC受講の在籍率が45%から55%となっており、個人でMOOCを受講している人の在籍率7%を大幅に上回っていることが指摘されています。

同プログラムは、現在、CPLの80の分館のうち21館で実施されており、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金を得たことから、今後、実施館を拡大する計画となっています。

横浜市立図書館、「ヨコハマライブラリースクール」を開講:図書館で知を深めるための「人と本とともに学ぶ」総合講座

2017年6月9日、横浜市立図書館が、「ヨコハマライブラリースクール」を開講すると発表しています。

図書館で知を深めるための「人と本とともに学ぶ」総合講座で、市民の「学び」を多角的に支援するため、「最先端の研究」に加え、ニーズの高い「生活や仕事に密着した課題」もテーマに取り上げるとしており、「教養講座」「実用講座」の2シリーズが開講されます。

講座スタイルは、少人数から大人数、講義型、対話型など多様で、講座のテーマに関連する図書もあわせて紹介されます。

2012年から実施してきた「ヨコハマライブラリーカフェ」が第50回を最後に移行されたものです。

横浜市立図書館 スポットライト
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/link-list/spotlightlist.html
※「2017年06月09日 ヨコハマライブラリースクールが始まります!」とあります。

米・ワシントンD.C.公共図書館、5か年の戦略計画“Know Your Neighborhood”を発表:26分館が各コミュニティにあわせたサービスを実施

2017年6月5日、米国のワシントンD.C.公共図書館が、5か年の戦略計画“Know Your Neighborhood”を発表しました。

計画では、包摂と公平を重視し、地区住民の生活や福祉を改善させるために、住民の読書振興(リテラシー)、デジタル・シチズンシップの推進(ICTへのアクセスとトレーニング)、強固なコミュニティの構築(学習と市民参加の拠点)、郷土愛の涵養(地域の歴史や文化へのアクセス等への支援)の4つを優先事項として定めています。

一方で、地域により、図書館サービスへの住民のニーズが異なる事から、例えば、コンピュータ利用へのニーズが多い地域の分館では、設置台数や関連講座を増やす対応を行なうなど、26の分館が、各々のコミュニティのニーズに合わせてカスタマイズした図書館サービスを実施することとしています。

これらの計画により、住民の満足度を向上させ、図書館カード保持率75%、年間来館者数500万人、年間500万点の貸出し、を目指すとしています。

国際図書館連盟公共図書館分科会の中間大会“STEAM into Sydney”の報告(記事紹介)

2017年5月26日、国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館分科会が、3月にオーストラリアのニューサウスウェールズ州立図書館で開催した同分科会の中間大会“STEAM into Sydney”の報告記事を掲載しています。

大会当日は、世界各国のコミュニティにおいて、公共図書館を、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)分野の生涯学習のためのセンターとする取組が発表されたとのことで、それらの発表内容は、オーストラリア図書館協会(ALIA)によって報告書“How Public Libraries Contribute to the STEM Agenda ”としてまとめられています。

How Public Libraries Contribute to the STEM Agenda(IFLA,2017/5/26)
https://www.ifla.org/node/11420

文部科学省、「人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて 論点の整理」を公表

文部科学省が、2017年3月28日付けで、「人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて 論点の整理」を公表しています。

社会教育における学習成果を「地域づくり」の実践につなげていくことに対する社会の期待に応えていく観点から、2016年7月から6回にわたって開催された「学びを通じた地域づくりの推進に関する調査研究協力者会議」での社会教育を取り巻く環境の変化・課題や今後の社会教育行政や社会教育施設の在り方についての論点を整理したものです。

図書館に関しては、「子供の貧困が子供の読書体験にも影響を与えていることから、図書館による困難を抱えた親子に対する読書機会の提供。特に、図書館に来館しない親子に対するアウトリーチによる能動的な機会の提供」(3.社会教育を取り巻く環境の変化と課題)、「公民館、図書館、博物館など社会教育施設においては、施設の特性に応じて、交流人口拡大と地域活性化に寄与することが求められる」(4. 今後の社会教育の在り方と留意すべき点)などと言及されているほか「5. 持続可能な社会教育システムの構築に向けた主要な視点」において、求められる役割が記載されています。

オーストラリア図書館協会、政府のスマートシティ計画に対して提案書を提出

オーストラリア図書館協会(ALIA)は、オーストラリア政府のスマートシティ計画に対して提案書を提出しました。

政府のスマートシティー計画において、都市開発のハブ、技術のホットスポット、ビジネス支援、生涯学習支援で、公共図書館が重要な役割を果たせることを指摘したもので、政府が国内各地に1,500館ある公共図書館に投資することで、国全体でのスマートコミュニティ構築に繋がることや、1ドルの投資で、コミュニティにとって2.9ドルの利益になる事を述べています。

ALIA submission - Smart Cities Plan(ALIA,2016/12/15)
https://www.alia.org.au/news/14981/alia-submission-smart-cities-plan

Submission in response to the Australian Government Smart Cities Plan
https://www.alia.org.au/sites/default/files/ALIA%20response%20to%20the%20Australian%20Government%20Smart%20Cities%20Plan.pdf

参考:

中央教育審議会の答申「個人の能力と可能性を開花させ、全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について」

2016年5月30日付で、中央教育審議会(中教審)による「個人の能力と可能性を開花させ、全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について」が発表されました。

章構成は以下のとおりです。

・第一部 社会・経済の変化に伴う人材需要に即応した質の高い専門職業人
養成のための新たな高等教育機関の制度化について

 第Ⅰ章 21世紀を生きる職業人を取り巻く状況と今後の職業人材養成
 第Ⅱ章 高等教育における職業人養成の現状と課題
 第Ⅲ章 新たな高等教育機関の制度化の方向性
 第Ⅳ章 新たな高等教育機関の制度設計等・

・第二部 生涯学習による可能性の拡大、自己実現及び社会貢献・地域課題
解決に向けた環境整備について

 第Ⅰ章 生涯学習を取り巻く状況
 第Ⅱ章 学習成果活用の課題
 第Ⅲ章 今後の施策の方向性
 第Ⅳ章 検定試験の質の向上等
 第Ⅴ章 ICTを活用した「生涯学習プラットフォーム(仮称)」の構築
 

E1805 - 米国民の学びと公共図書館に関する報告書

E1805 - 米国民の学びと公共図書館に関する報告書

 2016年4月,米国のPew Research Centerが米国民の公共図書館(以下図書館)への意識と学びに関する報告書“Libraries and Learning”を公開した。2015年10月13日から11月15日まで,16歳以上の米国民2,752名を対象として実施された調査“Educational Ecosystem Survey 2015”をもとに,回答者の属性による差異などが紹介されている。また,米国の図書館を対象としたデジタル技術を活用したサービスの提供状況等に関する調査で,2015年10月に結果が公開された米国メリーランド大学情報政策アクセス・センター(IPAC)と米国図書館協会(ALA)による“2014 Digital Inclusion Survey”(回答館数は2,304)の結果とも比較されている。

【イベント】日本図書館研究会特別研究例会「地方における生涯学習の視点からの図書館づくりの到達点と課題~大分・長崎・滋賀・三重・和歌山での実践を通して~」(6/5・大阪)

2016年6月5日、大阪市中央区の大阪府立男女共同参画青少年センター(ドーンセンター)で、日本図書館研究会の特別研究例会「地方における生涯学習の視点からの図書館づくりの到達点と課題~大分・長崎・滋賀・三重・和歌山での実践を通して~」が開催されます。

発表者は和歌山大学附属図書館長・教授の渡部幹雄氏です。参加に事前申し込みは必要なく、日本図書館研究会の会員以外も参加可能です。

日本図書館研究会特別研究例会(日本図書館研究会)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2016/sp-invit.html

参考:
【イベント】日本図書館研究会第316回研究例会「活発化する読書条例の制定について」(7/17・大阪)
Posted 2015年6月30日
http://current.ndl.go.jp/node/28787

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