出版

【イベント】日本図書館研究会第347回研究例会「図書館が本を貸すから本が売れない?」(3/9・大阪)

2019年3月9日、大阪市立総合生涯学習センターにて、日本図書館研究会第347回研究例会「図書館が本を貸すから本が売れない?」が開催されます。発表者は立命館大学文学部の常世田良氏です。

開催概要によると、作家や出版流通の関係者による「図書館の貸出が本の売上を阻害している」という図書館への指摘について、冷静な議論を行うためには多様な統計的数値や実証的な知見が必要であるとしています。同研究会を通じて、問題の理解や齟齬の解消のために若干のデータ等の提供を行い、討議の機会を設けるとしています。

参加に事前申し込みは不要で、日本図書館研究会の会員以外も参加可能です。

第347回研究例会 図書館が本を貸すから本が売れない?(日本図書館研究会)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2018/347invit.html

出版情報登録センター(JPRO)、日本書籍出版協会とのデータベース統合を発表

2019年1月31日、一般社団法人日本出版インフラセンター出版情報登録センター(JPRO)は、基本書誌や近刊情報・取次搬入情報等を集約・配信している同センターの「JPROデータベース」と、日本書籍出版協会の「データベース日本書籍総目録」を統合し、「JPRO 総合データベース」として運用を開始すると発表しました。

統合後の出版情報の点数は、約225万点(統合前:約127万点)です。

日本書籍出版協会とのデータベース統合について(JPRO,2019/1/31)
https://jpro2.jpo.or.jp/news/detail?seq=124&kind=0

参考:
国立国会図書館(NDL)、国立国会図書館サーチの出版情報登録センター(JPRO)との連携強化による機能改善を発表
Posted 2018年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/36270

米・ITHAKA S+R、図書館における書籍の購入傾向分析の最終報告書を公表

2019年1月29日、米・ITHAKA S+Rが、図書館における書籍の購入傾向分析に関する最終報告書”Library Acquisition Patterns”を公表しました。

この分析はアメリカの大学図書館委おける書籍購入の現状を明らかにすることを目的に、Andrew W. Mellon財団の支援を受けて行われたもので、Ex Librisの統合図書館システムAlmaと、OCLCのWorldShare Management Servicesからデータ提供を受けています。2018年7月にはこのうちWorldShare Management Servicesのデータ分析結果が予備調査報告書として公開されていました。

今回の最終報告書は米国の124大学における2017年度の購入書籍分析と、51大学における、主な出版者および大学出版局が刊行した書籍・電子書籍に限定した、2014~2017年度の傾向変化分析の2部から構成されています。このうち2017年度の購入書籍分析からは、以下のようなことが明らかになりました。

・2017年の平均資料費は361万ドルで、平均4,750種類の紙の書籍と345種類の電子書籍を購入していた

大学図書館問題研究会、会誌の発行頻度を年1回に変更 あわせて査読制度の導入を発表

2019年1月11日、大学図書館問題研究会は、2019年より「大学図書館問題研究会誌」の発行頻度を従来の年2回から、年1回8月のみに変更すると発表しました。あわせて、新たに査読制度を導入するともされています。

「大学図書館問題研究会誌」は2013/2014年度から年2回発行となっていましたが、常任委員会・全国委員会での議論を経て、発行頻度を変更することが決まったとのことです。また、質の向上を図るため、2019年度8月発行予定号から、投稿論文を対象に査読制度を適用するとされています。査読規程については後日、ウェブサイトにて公開予定とのことです。

なお、書評、イベント報告等は従来同様、査読の対象外であるとのことです。

「大学図書館問題研究会誌」刊行頻度変更のご案内(大学図書館問題研究会、2019/1/11付け)
https://www.daitoken.com/news/20190111.html

2018年の紙の出版物の推定販売金額は前年比5.7%減の1兆2,921億円:電子市場は11.9%増の2,479億円

2019年1月25日、全国出版協会の出版科学研究所が、2018年に刊行された書籍・雑誌を合わせた紙の出版物の推定販売金額が、前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナスとなったと発表しています。書籍は2.3%減、雑誌は9.4%減です。

一方で、電子出版市場は前年比11.9%増の2,479億円で、内訳は、電子コミックが同14.8%増の1,965億円、電子書籍(文字もの)が同10.7%増の321億円、電子雑誌が同9.8%減の193億円となっています。

出版月報 2019年1月号(公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所)
https://www.ajpea.or.jp/book/2-1901/index.html

ローソンとセブン-イレブンが2019年8月末までに成人向け雑誌の取り扱いを中止

コンビニエンスストア「ローソン」を運営する株式会社ローソンは、2019年1月21日、ローソン全店において、原則2019年8月末までに成人向け雑誌の取り扱いを中止することを発表しました。

ローソンの発表によれば、ここでいう「成人向け雑誌」とは「各都道府県青少年育成条例等で定められた未成年者(18歳未満者)への販売・閲覧等の禁止に該当する雑誌及びそれらに類似する雑誌類」とのことです。従来は取り扱いは各加盟店が判断していたものの、2017年11月からは沖縄県の全店舗で成人向け雑誌の取り扱いを中止していました。それについて「お客様や加盟店のご理解を得られた」ことから、対象を全国に拡大した、とされています。

また、NHK等の一部報道では同じくコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を運営するセブン-イレブン・ジャパンにおいても、8月末までにほぼ全店で成人向け雑誌の取り扱いを中止する決定がなされた、と報じられています。NHKの報道によれば、ローソンとセブン-イレブンでの成人向け雑誌取扱い中止の理由について、両社は「女性の利用客が増え成人向け雑誌を取り扱うのはふさわしくないという意見が寄せられていること」、「東京オリンピック・パラリンピックを見据え、小売店で成人向け雑誌を扱うことが少ない海外からの旅行者に配慮するため」としている、とのことです。

ケンブリッジ大学出版局(CUP)、雑誌論文とするには長すぎ、図書とするには短すぎる原稿を対象とするデジタル・オンデマンド出版”Cambridge Elements”を開始

2019年1月15日、ケンブリッジ大学出版局(CUP)は新たな学術出版モデル”Cambridge Elements”の正式開始を発表しました。

同モデルは雑誌論文にまとめるには長すぎ、図書(モノグラフ)とするには長すぎる、50~120ページ程度の学術的な原稿を、デジタルおよびオンデマンド出版で発表する、というものです。考古学、政策科学、経済学など人文社会系を中心に多様な分野を対象とし、査読もあるとされています。

Cambridge University Press launches new model for scholarly publishing(CUP、2019/1/15付け)
https://www.cambridge.org/about-us/news/cambridge-university-press-launches-new-model-scholarly-publishing/

共立女子大学・短期大学図書館が電子雑誌読み放題サービス「dマガジンfor Biz」を導入 大学図書館では初

共立女子大学・短期大学図書館が2018年12月より、電子雑誌読み放題サービス「dマガジンfor Biz」を導入しています。大学図書館での同サービス導入は初めてとのことです。

dマガジンfor Bizは170誌以上の雑誌最新号を対象とする読み放題サービスです。図書館内のタブレット端末のほか、利用者自身のスマートフォン・タブレット端末でも、アプリをダウンロードし、学内Wifiに接続した上で、利用可能エリア(図書館3階エントランス及び休憩エリア)でアプリを起動すれば利用可能になるとのことです。

dマガジンはじめました(共立女子大学・短期大学図書館、2018/12/1付け)
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/lib/news/detail.html?id=214

生態学、進化生物学のプレプリントサービス“EcoEvoRxiv”が公開

2019年1月15日、非営利団体Center for Open Science(COS)は、生態学および進化生物学のプレプリントサービス“EcoEvoRxiv”の公開を発表しました。

COSの提供するオープンソースプレプリントサービス、OSF Preprintsを利用する23番目のプレプリントサービスで、すでに220万件以上のプレプリントが登録されており、検索・アクセス可能です。

The Center for Open Science and EcoEvoRxiv Launch Branded Preprint Service(COS,2019/1/15)
https://cos.io/about/news/center-open-science-and-ecoevorxiv-launch-bran...

EcoEvoRxiv
https://ecoevorxiv.org/

MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店において関西大学生が作成した本の帯と書評を活用した展示販売を実施 図書館学習支援講座「書評のススメ!」関連企画

2019年1月10日、関西大学は、同大学図書館が実施する図書館学習支援講座「書評のススメ!」の中で学生が作成した本の帯と書評を活用した本の展示販売が、2019年1月16日から2月15日にかけて、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店において開催されることを発表しました。

「書評のススメ!」は関西大学図書館と丸善雄松堂、編集工学研究所、丸善ジュンク堂書店の協働で2018年秋に実施された講座です。17名の学生が参加し、専門家の指導を受けながら自身が選んだ本について、帯と書評を作成する、等の内容であったとのことです。

今回の展示販売ではその学生が作成した帯を実際に巻いた状態で本を販売するとともに、書評についてもあわせて展示される、とのことです。

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