出版

国立極地研究所、JAIRO Cloudを活用してデータジャーナル『Polar Data Journal』を創刊

2017年1月19日、国立極地研究所は、極域科学に関するデータジャーナル『Polar Data Journal』を創刊しました。学術機関によるデータジャーナルの出版は国内初とのことです。

本ジャーナルのプラットホームは、国立情報学研究所(NII)が開発・運用するJAIRO Cloudで構築されています。

極域科学に関するデータジャーナル「Polar Data Journal」創刊(国立極地研究所、2017/1/19)
http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170119.html

「JAIRO Cloud」を活用して極地研がデータジャーナル創刊/NII開発の共用リポジトリサービス(NII、2017/1/19)
http://www.nii.ac.jp/news/2016/0119/

Polar Data Journal
https://pdr.repo.nii.ac.jp/

参考:
CA1858 - データジャーナル:研究データ管理の新たな試み / 南山泰之
http://current.ndl.go.jp/ca1858

【イベント】「分野を超えたデータサイエンスの広がり~自然科学から人文社会科学まで~」(2/20・東京)
Posted 2017年1月16日

Taylor & Francisグループと独・マックスプランク協会、オープンアクセス出版について合意

Taylor & Francisグループと、独・マックスプランク協会(Max Planck Society)が、マックスプランク研究所の研究者が、Taylor & Francis及びグループ会社のRoutledge社とCogent OA社の2,390の査読誌において、オープンアクセスで論文を出版することに関して、3年間の協定を結んだと発表しています。

出版費用は、Max Planck Digital Libraryが支出します。

Max Planck and Taylor & Francis Group sign open access agreement(Taylor & Francis,2017/1)
http://newsroom.taylorandfrancisgroup.com/news/press-release/max-planck-and-taylor-francis-group-sign-open-access-agreement

New Taylor & Francis Open Access Agreement(Max Planck Digital Library,2017/1/17)
https://www.mpdl.mpg.de/en/about-us/news.html#taylor-news-en

参考:

ビル&メリンダ・ゲイツ財団のオープンアクセス方針が正式発効 助成を受けた論文はNature、Science等のトップジャーナルに掲載できない状態に

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の研究成果・データに関するオープンアクセス(OA)方針が2年間の移行期間を経て、2017年1月から正式に発効されました。これにより、助成研究の成果はNature、Science等のトップジャーナルに掲載できない状態にあることをNature誌が紹介しています。

同財団が2014年11月に公表したOA方針では、助成研究の成果は、オンラインで、OAで公開すること、それも出版後すぐにOAで公開し、CC-BYライセンスを付与し、エンバーゴ(猶予期間)は設けないこと等を義務付けています。2015年からの2年間は移行期間として、1年間のエンバーゴが許されていましたが、2017年からはエンバーゴは認められなくなりました。

韓国・文化体育観光部、業界2位の出版取次の不渡りを受け、中小出版社の追加支援策を発表

韓国において業界2位の出版取次、松仁書籍(송인서적)が不渡りを出したことを受け、出版文化振興財団を通じた出版基金による低金利での融資については既に発表していましたが、2017年1月16日、韓国・文化体育観光部は、以下のような追加の支援策を行なうと発表しています

・被害を受けた中小出版社に対する製作費用(原稿料・編集費用・デザイン料等)の拠出を通じた出版活動の継続支援(20億ウォン)

・文化体育観光部及び国立世宗図書館等の所管機関や韓国コンテンツ振興院等の傘下団体と連携した、被害を受けた出版社からの図書の積極的購入/兵営読書活性化事業や韓国書籍の海外普及事業に用いる図書の被害を受けた出版社からの優先的購入(10億ウォン)

・被害の実態調査推進のための支援及び政府・地方公共団体による被害を受けた出版社からの図書購入の呼びかけ

また、文化体育観光部では、今後も、出版界との協議を通じて、出版流通構造の先進化、出版基金の拡充、出版界安定化のための法制度の整備等を行なっていくとのことです。

문체부, 송인서적 사태 추가 지원책 발표- 피해 출판사 창작활동 지원(20억) 및 피해출판사 도서 구매(10억)- 피해 실태조사 행·재정 지원 및 전국적 도서 구매 운동 지원 (韓国・文化体育観光部,2017/1/16)

韓国・ソウル特別市、業界2位の出版取次の不渡りを受け、図書館での書籍購入等を通じた中小出版社の支援策を発表

韓国において業界2位の出版取次、松仁書籍(송인서적)が不渡りを出したことを受け、同社と取引している500社以上の中小出版社への影響を抑えるため、2017年1月11日、ソウル特別市が、同市・自治区・図書館での書籍購入予算のうち13億ウォンを在庫本(40億ウォン)の購入に充てるなどして支援することを発表しています。

市と自治区が連携して、職員が業務に必要な書籍6億ウォン分を購入するほか、ソウル図書館や自治区の図書館の図書購入予算の10%の範囲内で、影響を受ける出版社の在庫本を優先的に購入できるよう7億ウォン支出し、2月までに迅速に予算を執行するとのことです。

また、中小出版社を対象に緊急融資を行うほか、市の全職員に、1人1冊の本を購入することを呼びかけるなども行なうとしています。

재고도서 구매 등 송인서적 부도 피해 지원(ソウル特別市,2017/1/11)
http://mediahub.seoul.go.kr/archives/1056045

2016年韓国図書館界の10大ニュース(記事紹介)

韓国図書館協会が発行する『図書館文化』の2017年1月号に、「2016年図書館界10大ニュース」という記事が掲載されています。

2016年12月14日から12月20日にかけて、同協会が選定した25項目のニュースを対象に、オンライン調査を行なった結果で、以下の10件が選ばれています。

・「学校図書館振興法」改正、司書処遇改善に関する議論
・Googleの電子図書館、合法化判決
・2016司書就業実態調査結果発表
・2016年図書館道の上の人文学事業
・地方公共団体による公共図書館委託に対する反対活動
・公共図書館1,000館 蔵書1億冊を突破
・「図書館法」改正によるオンライン納本の実施
・国会図書館資料保存館の釜山への建設及び「国会図書館法」改正
・図書館と地域書店の協力と共生
・韓国大学図書館連合会を中心とした大学図書館電子ジャーナルコンソーシアムの推進

『図書館文化』2017年1月号
http://www.kla.kr/jsp/fileboard/cultureboard.do?procType=view&f_board_seq=52558
http://www.kla.kr/culturepaper/2017/01/EBook.htm

J-STAGE、収録誌数が2,000誌を突破

2016年12月15日でJ-STAGEの収録誌数が2,000誌に達しました。J-STAGEのトップページの「お知らせ」で報告されています。

J-STAGEはトップページから収録誌数、収録記事数を確認できます。2016年12月20日現在では全収録誌数が2,004誌、全収録記事数が2,784,811本とのことです。

J-STAGE、収録誌数が2,000誌に達する(SIT Updates、2016/12/20付け)
http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=9267

J-STAGE トップ
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/

PLOS ONEが創刊10周年

2016年12月20日でオープンアクセス誌PLOS ONEが創刊10周年を迎えました。PLOSのコミュニティブログEveryONEで10年間の歩みが紹介されているほか、PLOS公式ブログに編集長のJoerg Heber氏が寄稿しています。

創刊から最初の10年間でPLOS ONEが発表した論文数は165,000本以上に上ったとのことです。

The Ride of Your Life: ONE to the Power of 10(EveryONE、2016/12/20付け)
http://blogs.plos.org/everyone/2016/12/20/the-ride-of-your-life-one-to-the-power-of-10/

Ten Years of Advancing Science as ONE(The Official PLOS Blog、2016/12/20付け)
http://blogs.plos.org/plos/2016/12/ten-years-of-advancing-science-as-one/

参考:
PLoS ONE、創刊
Posted 2006年12月25日
http://current.ndl.go.jp/node/5121

PLOS ONE、出版論文数が10万本に到達

国際出版連合、出版社向けのマラケシュ条約ガイドを公開

2016年12月16日、国際出版連合(IPA)が、マラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)のもとでの出版社の義務を理解するためのガイド(pdf版)を公開しました。

法律面や技術面であったり、社会習慣的な面で障壁を理解し、除去・克服するためのガイドとなっており、加えて、条約制定の背景、重要な用語や専門用語の解説、法規定の詳細な解説なども掲載し、出版社への影響を示しています。

2017年にはインタラクティブでアクセシブルな形式のものが公開される予定です。

IPA releases guide unpacking the Marrakesh Treaty for publishers (IPA,2016/12/16)
http://www.internationalpublishers.org/news/press-releases/492-ipa-releases-guide-unpacking-the-marrakesh-treaty-for-publishers

IPA Guide to the Marrakesh Treaty

OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第8次進捗報告書を公開

2016年12月5日、オープンアクセスリポジトリに関する欧州の地域ネットワークである“OpenAIRE”が、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第8次進捗報告書を公開しています。

11月30日時点の数値に基づいています。

8th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot(OpenAIRE,2016/12/5)
https://blogs.openaire.eu/?p=1665

FP7 Post-Grant Open Access Pilot: Eighth Progress Report-5 months to go
https://blogs.openaire.eu/wp-content/uploads/2016/12/FP7PostGrant_OA_Pilot_8th_progress_report.pdf

参考:
OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第7次進捗報告書を公開
Posted 2016年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32495

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