出版

岸和田市立図書館(大阪府)、子ども向け郷土資料シリーズの第5弾を発行

2019年4月13日、大阪府の岸和田市立図書館が、子ども向け郷土資料シリーズの最後、第5弾として、『岸和田発見5 岸和田のくらしとまつり~郷土の暮らしを見つめよう~』を発行したと発表しています。

子どもの郷土への愛着の涵養を目的に発行したもので、『岸和田城』、『岸和田の昔話』、『岸和田ゆかりの人』、『岸和田の産業』に続くものです。

同書は、市内の小中学校に配布するほか、市内6つ図書館で貸出・販売(500円・税込)されます。

子ども向け郷土資料『岸和田発見5 岸和田のくらしとまつり~郷土の暮らしを見つめよう~』を発行しました(岸和田市立図書館,2019/4/13)
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/toshokan/hakken-kodomo5.html

Hindawi社が研究者向けウェブサービスKudosとのパートナーシップ締結を発表:著作のさらなる可視化・読者層拡大のため

2019年4月8日、オープンアクセス(OA)出版を手掛けるHindawi社は、同社が出版する著作のさらなる可視化・読者層拡大のため、研究者向けウェブサービスKudosとパートナーシップを締結したことを発表しています。

Hindawi社のプレスリリースでは、Kudosが有する、研究を平易な言葉で説明するためのプラットフォーム及び研究コミュニケーションの共有・追跡・評価を可能にするサービスは、研究者のことを最優先に、そして科学の発見・共有・理解を容易にするというHindawi社の方針と戦略的に一致していると述べています。

また、Hindawi社のChief Publishing Officer であるSarah Greaves氏は、このパートナーシップにより同社のコンテンツの流通範囲が広がり、より多くの研究者がコンテンツにアクセスし、その内容を理解することが可能になる旨のコメントを行っています。

各務原市立中央図書館(岐阜県)、「図書館だより」で市内在住の小説家による小説の連載を開始

岐阜県の各務原市立中央図書館が、毎月発行している「図書館だより」において、2019年4月号から、市内在住の小説家・さとみ桜氏による小説「池に棲むあやかしの怪」の連載を開始しました。

地元紙の報道によると、連載は1年間の予定とのことです。

図書館だより4月号(リニューアル最新号)(各務原市立中央図書館)
http://ufinity08.jp.fujitsu.com/kakamigahara/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=301&comment_flag=1&block_id=95#_95

日本出版販売株式会社・株式会社トーハン、雑誌・書籍の返品等に関する協業に合意

2019年4月9日、日本出版販売株式会社(日販)と株式会社トーハンが、雑誌返品処理業務・書籍返品処理業務・書籍新刊送品業務の3業務について協業を行うことに合意し、2020年度以降順次、該当業務について両社の物流拠点の統廃合を行い、効率的な出版物流の実現を目指すことを発表しました。

また、協業実行委員会と該当業務それぞれを担当する実行委員会を設け物流協業の具体化のため検討を進めること、雑誌送品業務については、物流拠点の統廃合や相互活用だけでは協業効果を生み出しにくいため、引き続き両社で供給体制全体の効率化を目指して検討していくことも併せて発表されています。

物流協業に関するお知らせ(日販,2019/4/9)
https://www.nippan.co.jp/news/20190409/

物流協業に関するお知らせ(トーハン,2019/4/9)
https://www.tohan.jp/news/20190409_1386.html

米国情報標準化機構(NISO)、TRANSFER実務指針 Version 4.0を公開

2019年4月8日、米国情報標準化機構(NISO)が、TRANSFER実務指針(TRANSFER Code of Practice)Version 4.0を公開しました。

TRANSFER実務指針は、学術雑誌の出版元が変わる際に、移行元・移行先の出版社が実施すべき事項をまとめたガイドラインであり、図書館や利用者が引き続き円滑にアクセスできるよう保証することを目指したものです。今回のVersion 4.0では、旧版の公開以降に寄せられたフィードバックが反映されており、有料アクセス権を持つ顧客の分類、オープンアクセス、恒久的なアクセス保障、ライセンス情報の提供、ジャーナルURLのリダイレクトに関する事項について追加や改訂が加えられています。

NISO Publishes Updated Transfer Code of Practice(NISO,2019/4/8)
https://www.niso.org/niso-io/2019/04/niso-publishes-updated-transfer-code-practice

ハゲタカ出版社に5,010万ドルの支払い命令 米ネバダ州連邦地裁が判決

2019年3月29日、米国ネバダ州連邦地方裁判所は、いわゆるハゲタカオープンアクセス雑誌の出版等を手掛けるOMICS Group社等と、その所有者であるSrinubabu Gedela氏に対し、5,010万ドルの支払いを命じる略式判決を下しました。訴訟の提起者である連邦取引委員会(FTC)等がプレスリリースを出しています。

FTCによる告訴は2016年に行われたもので、OMICS Group社、iMedPub社、Conference Series社およびそれらの所有者であるGedela氏を対象とするものです。Gedela氏の所有企業では多数の学術雑誌を刊行し、国際会議を開催していましたが、実際には査読が行われていない雑誌にもかかわらず査読が存在すると虚偽の記載をしたり、承諾を得られていない研究者の名前を編集委員や国際会議の発表者として掲載するなどしていました。また、投稿後に著者に対し高額の出版料を要求したり、投稿の取り下げを認めず他の雑誌へ投稿しなおすことを妨害していました。

Springer Nature社、アルゴリズムを活用して内容を機械生成した研究書を刊行

2019年4月2日、Springer Nature社は、リチウムイオンバッテリーに関する最新の研究動向を要約した化学分野の研究書“Lithium-Ion Batteries:A Machine-Generated Summary of Current Research”を刊行したことを発表しました。

要約等はアルゴリズムを活用して機械生成したものであり、同社が刊行した初めての機械生成による単行書とあります。アルゴリズムは“Beta Writer”という名称であり、同社がドイツのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マインの応用計算言語学研究室と連携して開発したものです。

文学通信、歴史情報学に関する単行書の全文を公開

2019年3月30日、人文学書の出版社で人文学情報のニュースサイトも手掛ける文学通信は、同社が刊行を手掛ける単行書『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』の全文公開サイトをオープンしたと発表しています。

全文はブログ記事として公開されているほか、同社の「文学通信リポジトリ」上でPDF、epub、mobi形式でも公開されています。

『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』全文公開サイト、正式オープン(文学通信, 2019/3/30)
https://bungaku-report.com/blog/2019/03/post-480.html

国立歴史民俗博物館監修 後藤 真・橋本雄太編『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』全文公開サイト(文学通信)
https://bungaku-report.com/metaresource.html

CA1945 - 近年の公立図書館による出版活動の概要:定期刊行物を中心に / 武田和也

 清須市立図書館(愛知県)が地元出身の漫画家のインタビュー記事を広報誌に掲載して話題となったのは記憶に新しい(1)。公立図書館(以下「図書館」)では、図書館だよりといった広報誌や、年報等の事業報告書に加え、古くから、地域の古文書・古記録の翻刻刊行や(2)、地域資料に関する索引の作成(3)、戦争体験の記録化(4)、叢書の出版(5)等の多様な出版活動を行ってきた。そのことは、地域の記憶の発掘・記録化や、郷土資料の活用促進等において重要な役割を果たしてきたといえるだろう。その他、実施事業や職員による調査研究の成果、所蔵資料の紹介・翻刻等を掲載する『紀要』を出版する事例も見受けられる(6)。近年では、「地域情報の発信」「新たな蔵書の創出」「メディアとしての図書館」「地域住民との連携」等の観点から、奈良県立図書情報館『ナラヲヨム』(2005年-)(7)・伊丹市立図書館ことば蔵(兵庫県)『伊丹公論』(2013年-)(8)・東近江市立図書館(滋賀県)『そこら』(2014年-)(9)・大多喜町立大多喜図書館天賞文庫(千葉県)『あてら』(2016年-)(10)(括弧内の西暦は創刊年。記載は創刊年順。以下同じ。以下の事例で、継続前誌がある場合はその創刊年。タイトルは継続後誌を採用。廃刊したものは廃刊年も記載)といった小冊子・フリーペーパーを発行する図書館が注目されてきている(11)

AltmetricとNatureがGoogleからデジタルニュースに関する研究助成を獲得 ジャーナリスティックな記事が現実世界に与えた影響に関するバッヂ・ダッシュボードの開発を計画

2019年3月21日、Digital Scienceは同社傘下のAltmetric社が、Springer Natureの雑誌"Nature"と共同で、”Google Digital News Innovation Fund”の研究助成を獲得したと発表しました。

この研究助成はGoogleがヨーロッパで行っている、デジタル時代のジャーナリズムを支援する活動の一部であるとのことです。AltmetricとNarureは共同で、ジャーナリスティックな記事が現実世界に与えた影響を追跡・整理したバッヂと、ダッシュボードを開発する計画を申請し、採択されたとしています。

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