出版

【イベント】2017年度日本出版学会 総会・春季研究発表会(5/13・東京)

2017年5月13日に、日本大学法学部三崎町キャンパスにて、2017年度日本出版学会総会・春季研究発表会が開催されます。

午前中の研究発表では第2分科会において、「大規模図書選定事業の比較」(発表:伊藤民雄氏)、「学校図書館における電子書籍利用に関する一考察」(発表:植村八潮氏、野口武悟氏)、「図書館というアーカイブ機関とアーカイブ化の対象の行方」(発表:宮下義樹氏)など、図書館に関する発表が集中して行われます。

参加は有料で、事前申込みが必要とのことです。

■2017年度 日本出版学会 総会・春季研究発表会のご案内(日本出版学会、2017/4/18付け)
http://www.shuppan.jp/yotei/894-2017-2017513.html

京都大学、「京大新刊情報ポータル」を公開

2017年4月17日、 京都大学学術研究支援室(KURA)が、京都大学に所属する研究者の新刊書籍を紹介するウェブサイト「京大新刊情報ポータル」を公開したと発表しています。

京都大学に所属する研究者の研究成果(書籍)を可視化することが目的で、京都大学図書館機構・京都大学学術出版会・京都大学生活協同組合ショップルネ・協力出版社と連携し、企画・運営されています。

京都大学研究者の新刊書籍を紹介するWebサイト「京大新刊情報ポータル」を公開 (KURA,2017/4/17)
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/217

京大新刊情報ポータル
http://pubs.research.kyoto-u.ac.jp/

Scientific Reports誌が出版論文数でPLOS ONEを逆転(記事紹介)

学術出版系ブログ“The Scholarly Kitchen”の2017年4月6日付けの記事で、2017年最初の四半期において、オープンアクセス(OA)雑誌Scientific Reports誌が出版論文数でPLOS ONEを逆転し、PLOS ONEが長く保ち続けてきた出版論文数世界一位から陥落したと報じられています。著者はPhil Davis氏です。

同記事によれば、2017年第一四半期のPLOS ONEの出版論文数は5,541本であったのに対し、Scientific Reports誌は6,214本でした。PLOS ONEは非営利団体PLOSが2006年位創刊した、いわゆるOAメガジャーナルの走りと言える雑誌でしたが、近年出版論文数が減少していました。その理由としては採択率の低下(却下割合の増加)の他に投稿論文数自体の減少もあり、さらに投稿論文数減少の理由としては、Scientific Reportsのような他のOAメガジャーナルが増えたことがあるとDavis氏は述べています。

【イベント】日仏図書館情報学会主催講演会「画家プッサンとフランス17世紀の出版史」(5/27・東京)

2017年5月27日、東京都渋谷区の日仏会館にて、日仏図書館情報学会主催、日仏美術学会後援の講演会「画家プッサンとフランス17世紀の出版史」が開催されます。講師は日本大学芸術学部教授の木村三郎氏です。

参加費は無料で、要予約、定員50名(先着順)とのことです。

チラシ
http://www.sfjbd.sakura.ne.jp/03_main/sub/pdf/kimura.pdf

参考:
【イベント】講演会「アルド・マヌーツィオとフランス」(5/21・東京)
Posted 2016年4月7日
http://current.ndl.go.jp/node/31284

株式会社メディアドゥ、出版デジタル機構の株式取得(子会社化)を完了

2017年3月31日、電子書籍取次を扱う株式会社メディアドゥは、同じく電子書籍の取次事業を行う株式会社出版デジタル機構について、株式の取得を完了し、子会社化したことを発表しました。

メディアドゥによる出版デジタル機構の子会社化については2017年2月28日に発表されていましたが、公正取引委員会による企業結合審査により、排除措置命令を受けた場合には実行されない、とされていました。メディアドゥによれば企業結合審査で排除措置命令を受けることなく審査が終了したため、出版デジタル機構の70.52%の株式取得手続きを完了し、子会社化に至ったとのことです。

株式会社出版デジタル機構の株式取得(子会社化)完了のお知らせ(メディアドゥ、2017/3/31付け)
http://www.mediado.jp/corporate/1603/

メディアドゥ、電子書籍取次会社の出版デジタル機構を正式に子会社化(hon.jp DayWatch、2017/4/3付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/11143

Elsevier社とドイツとの全国ライセンス契約交渉、再び不調

2017年3月24日、ドイツ大学長会議(HRK)は、2017年3月23日に行われたElsevier社との契約交渉が不調に終わったことを発表しています。

HRKは学術出版社の出版物に関し、ドイツ全国規模でのライセンス契約を目的とするDEALプロジェクトを主導しています。そのDEALプロジェクトとElsevier社との交渉が決裂したために、ドイツの研究機関は一時同社の電子ジャーナルにアクセスできなくなっていました。2017年2月に電子ジャーナルへのアクセス権は回復されましたが、交渉は引き続き継続されていました。

HRKの会長であるHorst Hippler教授は「5回にわたる交渉を終えて、Elsevier社が(プロジェクトDEALが目指す)ゴールドオープンアクセスに基づく契約を結ぶ気が真剣にあるのか、疑わざるを得ない」とコメントしています。それでもElsevier社が交渉に値する提案を出してくるのであれば、協議は継続していくつもりであるとのことです。

一方、Elsevier社も3月24日に見解を発表しました。HRKが事前の要求とは異なる要求をしてきて、それが満たされない限りは交渉できないと言って同社に提案の機会を与えずに議論を拒否したとして、HRKに交渉に戻るよう求めています。

英IOP Publishing、物理関係のあらゆる論文を対象とするオープンアクセス雑誌”Journal of Physics Communications”を創刊

2017年3月23日、英国物理学会のIOP Publishingは物理に関係する論文であれば分野を問わずに出版対象とするオープンアクセス雑誌、”Journal of Physics Communications”を創刊しました。APCは1,000ポンド(1,495ドル/1,200ユーロ)とのことですが、創刊にあたって最初に受理した150本目までの論文についてはAPCを無料とするとされています。

IOP Publishing launches Journal of Physics Communications(IOP Publishing、2017/3/23付け)
http://ioppublishing.org/news/iop-publishing-launches-journal-of-physics-communications/

英ウェルカム・トラスト、オープンアクセス助成基金COAFの助成状況に関する報告を発表

2017年3月21日、英ウェルカム・トラストは同財団を含む英国の医療関係助成機関6機関からなるオープンアクセス(OA)助成基金、COAF(The Charity Open Access Fund)の2015-2016年度の助成状況に関する報告を発表しました。報告の対象期間は2015年10月から2016年9月までで、同期間中にCOAFの助成を受けてOAで出版された論文は3,552本でした。

2015-2016年度のCOAFによる助成状況の概要は以下の通りです。

・3,552本のCOAF助成論文に費やされた費用は約730万ポンドであった。これは前年度(2014-2015年度)の約160万ポンドから大きく増加している。

・91%の助成論文はCOAFのOA要件(Euro PMCでも公開すること、CC-BYライセンスを付与すること)を満たしている。前年度の74%から顕著に改善している。

・OA出版にかかるコストは増加し続けている。ハイブリッドOA誌は完全OA誌よりも割高である。

OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第9次進捗報告書を公開

2017年3月13日、オープンアクセスリポジトリに関する欧州の地域ネットワークである“OpenAIRE”が、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第9次進捗報告書を公開しています。

3月1日時点の数値に基づいています。

同プロジェクトは2017年4月30日に終了しますが、5月の第1週に最終報告書の公開が予定されています。

9th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot(OpenAIRE,2017/3/13)
https://blogs.openaire.eu/?p=1801

オープンアクセスメガジャーナル:学術コミュニケーションの未来か、それとも学問のごみ捨て場か(文献紹介)

Journal of Documentation誌の73巻2号に、オープンアクセスメガジャーナル(OAMJ)に関する文献レビュー”Open-access mega-journals: The future of scholarly communication or academic dumping ground? A review”が掲載されています。著者はラフバラ大学のValerie Spezi氏らです。同誌は有料ですが、当該論文はオープンアクセス(OA)で公開されています。

この論文ではPLOS ONEに代表される、科学的な妥当性の確認等の最低限の査読のみを行い、大量の論文を出版し、主に論文処理加工料(APC)で運営される、いわゆるOAMJに関する言説等の文献レビューが行われています。OAMJを巡る言説や学術出版において占める位置を検証し、学術界のOAMJに対する態度を考察することが目的であるとのことです。

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