出版

CA1292 - 英国納本制度の動向 / 平田紀子

英国の納本制度においては,現在のところ,電子出版物に対する納本規定はない。また,地方出版物の納本状況も概してよいとはいえない。「英国社会の偉大な遺産のひとつ」である,納本制度による「国の出版物アーカイブ」の形成に,このことは今後どのように影響するのだろうか。英国の…

CA1290 - 英国の書籍再販協定消滅の影響(1) / 寺倉憲一

英国では,1995年9月に書籍再販協定(Net Book Agreement: NBA)がその効力を事実上失うに至った。書籍の長期的需要低迷,出版コストの上昇等により,同国出版業界の業績が悪化する中,幾つかの大手出版社がNBAを脱退し,大手書店やスーパーマーケットと提携してベストセラーの値引き販売を始めた…

CA1245 - 東南アジア諸国における子どもの本と図書館 / 大貫美佐子

一口にアジアといっても,様々な国がそれぞれ独自の歴史と多様な民族構成をもっており,全体をまとめて述べることはできない。それにもかかわらず「アジア」という言葉で一括りにされてしまうことが,この地域の大きな問題である。日本のマスメディアを通じて得られる情報だけでは,固…

CA1228 - 電子ジャーナルの価格 / 小笠原綾

多くの出版社が,雑誌の発行形態を冊子体からオンラインに切り替えようとしている。その数は爆発的に増えており,1997年夏には4,000タイトルにも及んだ。しかし,電子ジャーナルは将来の可能性を探ってまだ手探りの状態である。電子ジャーナルは,雑誌価格高騰の問題を解決する,万能薬の…

CA1211 - HMSO民営化のその後 / 飛田由美

1996年10月,HMSO(Her Majesty's Stationery Office:英国印刷庁)は200年以上の歴史にピリオドを打ち,The Stationery Office Ltdという民間企業に生まれ変わった。このことはイギリスで最も巨大な,最も多様な情報を出版する企業が創り出されたということを意味する。民営化されてから2年近く経つわけだ…

CA1112 - ポスト・グーテンベルグの銀河系−電子出版物の台頭− / 小沢信子

社会が情報化時代へと変化するにつれ,多大な情報の中から必要な情報を早く正確に選び出せることが求められるようになり,情報伝達メディアはその形を変化させた。電子出版物の出現もその一つである。「電子出版物」といえば,書籍や雑誌などとフロッピーディスクやCD-ROMといった異種媒…

CA1090 - ベストセラーに、聞き耳を立てて−米国「オーディオブック」事情− / 鈴木智之

国内の出版業界におけるマルチメディア市場の動向に目を向けた時,ひときわ目立つのは電子出版物,ことにCD-ROMの急成長ぶりだ。このところのパソコンの急速な普及にともない,電子出版物の将来は大きく開けてきたかに見える昨今だが,見落としてはならないのは,その影にあって気を吐い…

CA1065 - 曲がり角に来たロシア・東欧との国際交換 / 軽部運代

1989〜1990年のソ連・東欧の政治変動は,同地域の出版物にも大きな影響を与えた(CA762参照)。良くも悪くも政府の傘下にあった出版そのものが次々と民営化し,従来発行されていた逐次刊行物の休・廃刊も相次いだ。これまで,西側の図書館が購入のほかに,この地域の資料を効果的に入手する…

CA1064 - ロシアのブックスインプリント / 酒井剛

ロシアでは,計画経済から市場経済への移行にともなって,出版物市場においても自由化が進められた。ソ連時代の出版社数は約2百社にすぎなかったが,現在ではすでに7千社以上が登録されている。しかし,出版社の大部分は年間数点の書籍を発行するにとどまり,まったく出版活動を行わな…

CA1048 - スウェーデンの書籍市場 / 佐藤幹子

本には定価がある。スーパーで安売りしている一般日用品とは違い,全国どこで買っても同じ値段だ。これは,再販売価格維持制度があって独占禁止法の適用を除外されているためである。日頃当たり前のように思っているが,この再販制を廃止したため,書籍の定価がなくなった国もある。ス…

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