出版

E212 - 情報提供のデジタル化が民主主義を脅かす?−元ALA会長の報告書

クラニッチ氏は報告の中で,インターネットなどの新技術は無数の情報への自由なアクセスの機会をもたらした反面,メディア産業の強大化,ライセンス契約や著作権法等による情報の「囲い込み(enclosure)」も招いていること,新技術の複雑さや費用面の問題から情報へのアクセスが制限される…

CA804 - 書目文献出版社の活動 / 岡村志嘉子

北京にある書目文献出版社は,書誌類や図書館学関係書の専門出版社である。中国では政府機関や大学の多くが出版部門を持っているが,この書目文献出版社も,実は北京図書館(中国国家図書館)の内部組織である。昨年9月末,北京・文津街の北京図書館分館にある同社を訪れ,李万健副編集…

CA776 - 図書の流通を妨げるもの / 大村美由紀

日本の学術図書館界は,購入・交換等の方法により,海外から大量に図書館資料を受け入れており,我が国ではそのこと自体を何ら問題のない,いわば当り前のこととして受け止めている。しかしながら,世界的にみれば図書や印刷物の健全な流通を阻むさまざまな要因があり,これらは排除さ…

E167 - 揺らぐ学術雑誌の包括パッケージ契約モデル

同様の動きは,ハーバード大のほか,デューク大,ノースカロライナ州立大,ノースカロライナ大が設立したコンソーシアムであるトライアングル研究図書館ネットワーク(TRLN)等でも報告されている。一方,英国では,下院の科学技術特別委員会が学術雑誌出版に関する調査を開始すると2003…

CA762 - グラスノスチがもたらしたもの / 岩澤聡

ここ数年のソ連・東欧の出版界の混沌状況は,アメリカの図書館に直接影響を及ぼしている。出版物の価格の高騰,伝統的な流通ルートの混乱,書誌コントロールの欠落により,出版物の入手が困難になってきている。グラスノスチ以前,ソ連における情報伝達の基本原則は,「集合的宣伝機関…

CA747 - 最近のソビエトの出版統計から / 兎内勇津流

外国向けのソ連の出版計画情報誌Novye Knigi SSSRに,最近1989年の出版統計が掲載された。それによると,当該年度中にソ連国内では7万6711点の図書が出版された。総冊数は22億5145万,平均ページ数は206であった。出版点数は,1975年に8万3439点となった前後から停滞していたが,89年は前年を5千点近く…

CA662 - 曲がり角にきた中国の国営書店体制 / 岡村志嘉子

改革・開放路線の浸透する中国では,図書の発行・流通システムに大きな変化が生じている。個人経営書店や集団所有制書店が隆盛を極める一方で,長らく図書発行・流通の大動脈であった国営新華書店の経営が苦境に陥っている。新華書店を補助し“購書難(図書購入難)”を解決する手段と…

CA626 - ソ連の自費出版法の手直し / 兎内勇津流

昨年,ソ連において自費出版に関する法令が制定されたことは,すでに知られているとおりであるが,今年になってからその手直しが行われた。2月24日付の「図書評論」(Knizhnoe obozrenie)紙は,改正されたその法文を全文掲載すると共に,施行後8ヶ月を経ての自費出版の状況について報じている…

CA615 - アメリカで読書への消費は1993年に294億ドルになる!? / 石山洋

ニューヨークの投資銀行業Veronis, Suhler & Associatesの第3次5年間コミュニケーション産業予測によると,1988年に184億ドルであったすべての図書に関する消費が1993年には294億ドルになるという(参照:表1)表1 米国における図書への消費の成長 一般専門・教育計1988消費額83-88年率88-93年率1993目…

CA605 - 広告入り単行本この秋、アメリカに登場 / 大木由希

ハードカバーの単行本に広告を入れる,というWhittle Communications社の新企画は,このところ停滞気味であったアメリカ出版界にちょっとした旋風を巻き起こしている。教育や経済などのタイムリーな話題をとりあげた100ページほどの短いノンフィクション作品を広告入りの単行本にし,年5タイト…

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