出版

リポジトリ向けオープンピアレビューモジュール(文献紹介)

Code4Lib Journal誌のIssue 35(2017年1月30日掲載)に、”OPRM: Challenges to Including Open Peer Review in Open Access Repositories”と題する記事が掲載されています。この記事はEUのOpenAIREの一環として開発された、リポジトリ向けのオープンピアレビューモジュール(OPRM)について紹介するものです。

OPRMはDSpace向けに開発されており、スペイン科学研究高等会議のリポジトリDIGITAL.CSIC、スペイン海洋研究機構のe-IEOという2つのリポジトリで実装されています。ソースコード、ドキュメント等はGitHubで公開されています。

OPRM: Challenges to Including Open Peer Review in Open Access Repositories
http://journal.code4lib.org/articles/12171

Open Peer Reviw Module
https://github.com/arvoConsultores/Open-Peer-Review-Module/wiki

参考:
オープンピアレビュー実験に関する報告
Posted 2016年4月19日

韓国国立中央図書館、「記録媒体博物館」をオープン

韓国国立中央図書館(NLK)が、2017年2月13日に、「記録媒体博物館」がオープンすると発表しています。

様々な記録媒体の価値を知らせ、科学技術の発展とともに進化する記録媒体の歴史を展示する博物館で、広さは920㎡、国立デジタル図書館の地下3階に設けられます。

展示は、先史時代から記録媒体が登場し発展してきた状況を概観する第1部、文字と絵による記録方式を経て、写真・映画・録音など技術が発展し誕生した記録媒体を紹介する第2部、コンピュータの発展と保存メディアの変遷を紹介する第3部から構成され、約200点が展示されています。

また、活版印刷(木版・金属活字・鉛活字)、タイプライター、レコード・テープ類の媒体変換の体験ができるコーナーも設けられています。

국립중앙도서관의 또 다른 공간“기록매체박물관” (NLK,2017/2/7)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8948&notice_type_code=3&cate_no=4

参考:
韓国国立中央図書館、展示室をリニューアルオープン Larchiveum(Library + Archive + Museum)化
Posted 2016年3月24日

EBSCO社と米国児童図書評議会(CBC)、青少年向けグラフィックノベルの賞を新設

EBSCO社と米国児童図書評議会(Children’s Book Council:CBC)のグラフィックノベル委員会が提携し、グラフィックノベル(イラストと文章で表現された作品)の賞“SEE-IT Award”を新設すると発表しています。“SEE-IT”とは、「興味深く表現され、絵を用いて語られた物語」(Stories Engagingly Expressed-Illustratively Told)を表すとのことです。この賞の目的は、グラフィックノベルの文化的、文学的影響を評価し、その成果を明らかにすることとされています。

今回の賞の対象となるのは、2016年中に原作が英語で出版された作品(シリーズものであれば、最終巻が2016年中に出版されたもの)とされており、出版者による応募が求められています。評価基準は、(1)文学的品質、(2)芸術と物語が織り交ぜられていること、(3)グラフィックノベルおよび青少年向け文学に永続的な影響を及ぼし、顕著な貢献をするものであること、(4)読者の範囲は幼稚園児から高校3年生までであること、とされています。

応募はEBSCO社のウェブサイトで2017年2月14日まで受け付けています。最終候補作品は2017年4月に発表され、受賞作品は、6月25日に米国図書館協会(ALA)年次大会中の昼食会で発表される予定です。

北米研究図書館協会(ARL)と米国大学出版協会(AAUP)、トランプ新政権の移民政策に対して反対を表明

2017年1月30日、北米研究図書館協会(ARL)と米国大学出版協会(AAUP)は、米国のトランプ新政権の移民政策に対して明確に反対を表明しました。

7か国からの入国を一時的に禁止するトランプ政権の最近の大統領令は、多様性、包摂、公平、社会正義など、図書館や出版がもつ価値観と相反し、また米国は学術的な研究や出版にとってオープンな場所ではないというメッセージを送るもので、自由な調査研究や国際的な研究協力に影響があるとしています。

ARLとAAUPは、今回の大統領令によって影響を受けたすべての学生や研究者などを支援するとしており、トランプ大統領にこの大統領令の撤回を求めています。

Research Libraries, University Presses Oppose Trump’s Immigration Order(ARL, 2017/1/30)
http://www.arl.org/news/arl-news/4204-research-libraries-university-presses-oppose-trumps-immigration-order

参考:
ニューベリー図書館、デモ活動で用いられたエフェメラ類やデジタル写真の寄贈を呼びかけ(米国)
Posted 2017年1月25日

2016年の出版物の推定販売金額は前年比3.4%減の1兆4,709億円 電子出版市場は前年比27.1%増の1,909億円

2017年1月25日、出版科学研究所が、2016年に刊行された書籍・雑誌を合わせた出版物の推定販売金額が、前年同期比3.4%減の1兆4,709億円で、12年連続のマイナスとなったと発表しています。

また、電子出版市場は前年比27.1%増の1,909億円とのことです。

出版科学研究所(出版月報 2017年1月号の概要のページ)
http://www.ajpea.or.jp/book/2-1701/index.html

電子出版物の昨年の売り上げ1900億円 27%増と躍進(産経新聞,2017/1/25)
http://www.sankei.com/life/news/170125/lif1701250037-n1.html

E1878 - ソーシャルイノベーションの核となる図書館へ

図書館と地域をむすぶ協議会(図&地協)は,図書館が果たすべき本来の機能と役割を追求し,図書館を地域づくりの核となる施設として位置づけ,地域の将来を支える人材の育成や経済文化創出のための多様な方法を実践することを目的とする任意団体である。本稿では,幕別町図書館(北海道)の試みを中心に,図&地協がコーディネートする,ソーシャルイノベーションの核としての図書館づくりの一端を紹介する。...

影響力の大きいがん研究の再現性検証プロジェクト、第一弾の成果をeLifeで公開

2017年1月19日、オープンアクセス誌”eLife”上で影響力の大きいがん研究の再現性検証プロジェクト、”Reproducibility Project: Cancer Biology”の検証結果の一部が公開されました。

同プロジェクトは非営利団体Center for Open ScienceとScience Exchange社が共同で行っているものです。2010-2012年に出版されたがん研究に関わる論文のうち、被引用数やオルトメトリクスの値に基づいて選出した影響力が大きいと思われる50本について、再現性を検証していきます。検証結果はすべてeLife誌上で公表される予定です。

今回は5本の論文について、再現性検証結果が報告されるとともに、同プロジェクトの意義等に関するエディトリアル記事や展望論文も公開されています。

Reproducibility Project Cancer Biology(eLife)
https://elifesciences.org/collections/reproducibility-project-cancer-biology

Media coverage: First results of cancer reproducibility project released(eLife、2017/1/19付け)

Emerald社、Hindawi社がPeerwithと提携

英文校正、翻訳、統計的手法について等、論文出版に関わる専門家マッチングサービスを提供するPeerwithが、新たにEmerald社、Hindawi社と提携を結びました。Emerald社との提携は2017年1月18日付け、Hindawi社との提携は同1月23日付けで発表されています。

この提携により、Emerald社、Hindawi社それぞれのウェブサイトに、新たにPeerwithのサービスに関するポータルページが設けられています。論文の著者は自身が受けたいサービスの概要をまず登録し、各分野の専門家がその概要に応じて見積を作成・返信します。価格やサービスの詳細については著者と専門家のやり取りの中で決定していくとのことです。

Emerald Partners with Peerwith to Expand its Portfolio of Author Services(Digital Science、2017/1/18付け)
https://www.digital-science.com/blog/news/emerald-partners-peerwith-expanding-portfolio-author-services/

研究・出版ネットワークScienceOpen、新たに12の出版者と連携

2017年1月17日、ドイツと米国に本拠をおく研究・出版ネットワークScienceOpenは、新たにKarger、EDP Sciencesなど12の出版者と連携を結んだことを発表しました。これらの出版者の論文はScienceOpenの収録対象となります。

ScienceOpen launches into the New Year with 12 new publisher customers(ScienceOpen.com、2017/1/17付け)
http://about.scienceopen.com/wp-content/uploads/2014/07/SO_PR_New-Customers-Jan-2017-1.pdf

参考:
研究・出版ネットワークScienceOpenとPeerJが連携 PeerJ Computer ScienceがScienceOpenに収録
Posted 2016年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32803

研究・出版ネットワークScienceOpen、ユーザインタフェースを更新
Posted 2016年12月19日
http://current.ndl.go.jp/node/33124

ScienceOpen、収録論文数が2,000万件に到達

オープンアクセス誌”eLife”、Overleafをはじめとする複数の論文執筆ツールと提携 より簡易な論文投稿を実現

2017年1月13日、オープンアクセス誌”eLife”はOverleaf、Authorea、Manuscripts.app、PubRef等、複数のオンライン論文執筆ツールと提携し、より簡易な論文投稿を実現したと発表しました。

このうちOverleafはオンラインで利用できるLaTex原稿執筆ツールで、共著者との共同執筆機能等も備えたものです。今回の提携により、eLifeの投稿・査読システムにOverleafが統合され、著者はより簡易に完成した原稿を投稿できるようになります。さらに、eLifeの紙面に合致した、オープンソースのLaTeXテンプレートも公開されるとのことです。

その他の論文執筆ツールについても、eLifeの投稿・査読システムと連携した投稿ボタン等が提供されます。

eLife simplifies submission for authors through new collaborations(eLife、20171/13付け)
https://elifesciences.org/elife-news/elife-simplifies-submission-for-authors-through-new-collaborations

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