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出版

The Scholarly Kitchenのポッドキャストに、ティム・オライリー氏が登場

学術出版系ブログ“The Scholarly Kitchen”の提供しているポッドキャストの2013年6月6日のプログラムに、6月5日から7日にかけてサンフランシスコで開催された学術出版協会(Society for Scholarly Publishing)の第35回年次大会で基調講演を務めた、Tim O’Reilly氏が登場しています。

学術出版は、変化する環境の中で成長するためには、顧客のニーズについて広く考える必要があること、また、オープンアクセスメガジャーナルPeerJについても語っています。

Scholarly Kitchen Podcast: Tim O’Reilly on Building a Business and the Scholarly Publishing Scene (The Scholarly Kitchen 2013\6\6付けの記事)
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2013/06/06/scholarly-kitchen-podcast-tim-oreilly-on-building-a-business-and-the-scholarly-publishing-scene/

参考:
学術出版系ブログThe Scholarly Kitchenがポッドキャストを開始

国際出版連合(IPA)がオープン教育リソースについてポジションペーパーを公表

国際出版連合(IPA)が、2013年5月28日付けでプレスリリースを出し、オープン教育リソース(Open Education Resources: OER)についてIPAの立場を表明する文書“IPA Position Paper: Publishers and Open Educational Resources can work together”を公表しています。OERについてその価値を認めたうえで、持続可能性、品質、効果について課題があることを指摘しています。また、教育資料の提供において考慮すべき問いを複数列挙しています。

Free Content Comes at a High Price: IPA Raises Questions about Open Educational Resources(2013/5/28付け)
http://www.internationalpublishers.org/images/stories/EducationalPublishing/IPA%20OER%20position%20statement%20Press%20Release.pdf

IPA Position Paper: Publishers and Open Educational Resources can work together

学術出版系ブログThe Scholarly Kitchenがポッドキャストを開始

2013年5月15日、非営利団体Society for Scholarly Publishingによる学術出版をテーマとしたブログThe Scholarly Kitchenが、初のポッドキャストを公開しました。ブログ上だけでなくiTunesでも提供されています。

第1回は、DeltaThinkという出版系コンサルタント企業のAnn Michael社長へのインタビューで、テーマは“顧客が望むこと”(What Customers Want)です。Michael氏は、The Scholarly Kitchenにしばしば寄稿する人物でもあります。

Announcing the Scholarly Kitchen Podcast (Scholarly Kitchen 2013/5/15付けの記事)
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2013/05/15/announcing-the-scholarly-kitchen-podcast/

IEEE、学際的なオープンアクセスメガジャーナルを開始

IEEE(米国電気電子学会)が、学際的なオープンアクセスメガジャーナル“IEEE Access”を開始したとのプレスリリースが、2013年5月14日付けで出されています。このジャーナルは、学術だけでなく産業にも同等に貢献することを目的とした査読付きOAジャーナルであり、従来のジャーナルをまたがる学際的な研究を領域をカバーするものとのことです。著者が支払う論文出版料は1,750ドルとのことです。

New IEEE Open-Access "Mega Journal" Aims to Boost Technology Innovation
IEEE Access Seeks Practical, Multidisciplinary Research While Providing Faster Peer-Reviewed Publishing (Market Watch掲載, IEEE, 2013/5/14付け)
http://www.marketwatch.com/story/new-ieee-open-access-mega-journal-aims-to-boost-technology-innovation-2013-05-14

MDPI、学術出版をテーマとしたオープンアクセスジャーナル“Publications”を創刊

スイスのバーゼルに本部をおくオープンアクセスジャーナルプラットフォーム“MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)”が、“Publications”という学術出版をテーマとしたオープンアクセス誌を創刊し、その創刊号の一部の論文を既に公開しています。

Publications, Volume 1, Issue 1 (June 2013), Pages 1-
http://www.mdpi.com/2304-6775/1/1

Publications - Open Access Journal
http://www.mdpi.com/journal/publications

Hachette Book Groupが米国公共・学校図書館向けに電子書籍を提供へ 米出版大手“ビッグ6”がそろい踏み

2013年5月1日、出版大手のHachette Book Groupは、5月8日から、新刊書を含め同社の電子書籍について、米国の公共・学校図書館向けに提供を開始すると発表しました。Hachette Book Groupは、発行直後の電子書籍の価格を印刷版の3倍に設定し、1度に1ユーザーのみの利用とする条件を設定しています。また、この電子書籍の価格は発行から1年が経過すると印刷版の1.5倍にまで下がるようです。同日、OverDriveや3M等がHachette Book Groupの電子書籍の提供について発表しています。

なお、今回、Hachette Book Groupが加わったことで、“ビッグ6”と呼ばれる米国の出版大手6社の全ての電子書籍が同国の公共図書館で利用できるようになるとのことです。

HACHETTE BOOK GROUP TO OFFER FULL EBOOK CATALOG TO LIBRARIES: MORE THAN 5,000 TITLES, INCLUDING NEW RELEASES (Word) (Hachette Book Group 2013/5/1付けのプレスリリース)

『インターネットで文献探索』2013年版がプレ公開

図書館資料に関連するウェブサイトやデータベースの情報をまとめた『インターネットで文献探索』の2013年版(2013年5月出版予定)が、実践女子学園所属の伊藤民雄氏によるウェブサイト「図書・雑誌探索ページ」でプレ公開されています。

また、同サイトには、世界の出版情報をまとめた『世界の出版情報調査総覧』(2012年5月出版)の全文も公開されています。

インターネットで文献探索 2013年版
http://biblioguide.net/inet2013/

世界の出版情報調査総覧
http://biblioguide.net/survey/

図書・雑誌探索ページ
http://biblioguide.net/index.html

参考:
『インターネットで文献探索』2010年版がプレ公開
http://current.ndl.go.jp/node/16077

価格の差は雑誌の評価の差よりも大きい? 2013年雑誌価格調査の結果(米国)

2013年4月25日付の記事で、Library Journal誌が2013年版の雑誌価格調査の結果“The Winds of Change: Periodicals Price Survey 2013”を掲載しています。学術分野や出版国ごとなどの学術雑誌の平均価格、平均価格上昇率がまとめられており、全体としては2013年の平均価格上昇率は2012年と変わらず6%程度とのことです。

また、2013年の新たな試みとして、雑誌の価格と、被引用数に基づく雑誌評価指標の関係についても調査されています。ここでは対象雑誌を価格によって5グループに分け、各グループのインパクトファクター(Impact Factor)やアイゲンファクター(Eigenfactor)、論文影響値(Article Influence Score)の平均値を算出、比較しています。その結果、確かに価格の高いグループほど評価指標の平均値も高い傾向があるものの、平均価格は最も低いグループと最も高いグループで20倍もの差があり、それに比べると雑誌評価指標間の差は小さいことなどが示されています。

The Winds of Change | Periodicals Price Survey 2013(Library Journal 2013/4/25付け記事)

米アマゾンが「全米で最も本を読む都市」トップ20を発表 1位はバージニア州アレクサンドリア

米国のAmazon.com社が「全米で最も本を読む都市」トップ20を公開しました。同社が2011年から毎年公開しているもので、人口10万人以上の都市が対象です。同社の図書・雑誌・新聞(紙、デジタルとも対象)の売上データに基づき、人口一人あたりの販売量を集計しています。今回は2012年6月1日からの売上データを集計したものとのことです。今年のトップ20は以下の都市です。

1. アレクサンドリア(バージニア州)
2. ノックスビル(テネシー州)
3. マイアミ(フロリダ州)
4. ケンブリッジ(マサチューセッツ州)
5. オーランド(フロリダ州)
6. アナーバー(ミシガン州)
7. バークレー(カリフォルニア州)
8. シンシナティ(オハイオ州)
9. コロンビア(サウスカロライナ州)
10. ピッツバーグ(ペンシルバニア州)
11. セントルイス(ミズーリ州)
12. ソルトレイクシティ(ユタ州)
13. シアトル(ワシントン州)
14. バンクーバー(ワシントン州)
15. ゲインズビル(フロリダ州)
16. アトランタ(ジョージア州)
17. デイトン(オハイオ州)
18. リッチモンド(バージニア州)
19. クリアウォーター(フロリダ州)
20. タラハシー(フロリダ州)

2012年の米国商業出版社純収益で電子書籍の占める割合が22.55%に:米国出版社協会発表

2013年4月11日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)は2012年12月のAAP月次報告"StatShot"を公表し、米国での2012年商業出版社純収益が前年比6.2%増であると発表しました。AAPの統計によると、純収益において電子書籍が占める割合は、2009年の3.17%から2011年の16.98%、そして2012年の22.55%へと急激に増加しているとのことです。

RADE PUBLISHERS’ NET REVENUE GROWS 6.2% FOR CALENDAR YEAR 2012(AAP、2013/4/11付け)
http://www.publishers.org/press/101/

Statistics: Ebook Sales Made Up 22.5% of U.S. Trade Publisher Revenues in 2012(infoDOCKET、2013/4/11付け)
http://www.infodocket.com/2013/04/11/statistics-ebook-sales-made-up-22-5-of-u-s-trade-publisher-revenues-in-2012/

Barnes & Noble社、自費出版プラットフォームNOOK Pressを発表(米国)

2013年4月9日、米国の書店大手Barnes & Noble社の子会社NOOK Mediaが自費出版プラットフォーム「NOOK Press」の立ち上げを発表しています。NOOK Pressにより、作家は電子書籍を執筆、編集し、NOOK端末ユーザーやNOOK eReading ソフトのユーザー等に配信することができるようです。

NOOK Introduces NOOK Press: Innovative New Publishing Platform for Authors(Barnes & Noble、2013/4/9付けプレスリリース)
http://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/04_09_13_nook_press_release.html

NOOK Press
https://www.nookpress.com

What is NOOK Press?
http://cp-barnesandnoble.kb.net/kb/?ArticleId=4308&source=Article&c=12&cid=28#tab:homeTab:crumb:7:artId:4308

雑誌Natureが「出版の将来」を特集

2013年3月28日付け発行の雑誌Nature(vol. 495, num. 7442)が、“The Future of Publishing”という、科学出版の将来をテーマとした特集を組んでいます。

The Future of Publishing (Nature)
http://www.nature.com/news/specials/scipublishing/index.html

オープンソースの単行書出版プラットフォーム“Open Monograph Press”バージョン1.0がリリース

2013年3月26日、Public Knowledge Project(PKP)が、単行書の出版を行うことのできるオープンソースのオンラインプラットフォーム“Open Monograph Press”のバージョン1.0をリリースしました。2012年9月にベータ版が発表されていたものです。

Public Knowledge Project announces the 1.0 release of Open Monograph Press(Public Knowledge Project 2013/3/26付け情報)
http://pkp.sfu.ca/node/6225

参考:
オープンソースの単行書出版プラットフォームOpen Monograph Pressの初期導入機関が発表
http://current.ndl.go.jp/node/22191

単行書の出版プラットフォーム“Open Monograph Press”ベータ版がオープンソースでリリース
http://current.ndl.go.jp/node/21873

PKP、次は"Open Monograph Press"を開発中
http://current.ndl.go.jp/node/7786

E1411 - 子どもたちに出版文化を伝える―デジタルえほんミュージアム

E1411 - 子どもたちに出版文化を伝える―デジタルえほんミュージアム

「『デジタルえほん』は,これからの出版文化を支え得る足掛かりだ。」担当者はそう語る。子どもという未来の可能性に,出版文化に身近でいてもらうことが,未来の出版文化を守ることにつながるはずだ,と。...

アンダルシア電子図書館、州内出版社の出版物電子化サービスを無料で実施へ(スペイン)

2013年3月6日、スペイン南部のアンダルシア評議会(自治州政府)は、同州の運営しているアンダルシア電子図書館(la Biblioteca Virtual de Andalucía)を通じて、州内出版社の出版物電子化の無料サービスを実施すると発表しました。州内の書店や出版社の支援と読書振興、公共図書館やドキュメンテーションセンターの役割強化がその目的とされています。

La Biblioteca Virtual de Andalucía ofrecerá a las editoriales un servicio gratuito de digitalización de fondos (Junta de Andalucia 2013/3/6付けの記事)
http://www.juntadeandalucia.es/presidencia/portavoz/innovacion/076719/biblioteca/virtual/andalucia/ofrecera/servicio/gratuito/digitalizacion/fondos/editoriales/comunidad/cultura/deporte/junta/luciano/alonso/parlamento

人文・社会科学系電子書籍ポータル“OpenEdition Books”が公開

フランスの国立科学研究センター(CNRS)や社会科学高等研究院(EHESS)等4機関が共同運営するLe Centre pour l'édition électronique ouverte (Cléo) が、2013年2月21日、“OpenEdition Books”を開設しました。Cléoが提供する人文・社会科学系を対象にしたOpenEditionのプラットフォームの一つに位置づけられるもので、他には図書・雑誌のレビュープラットフォーム“Revues.org”、イベント情報を提供する“Calenda”、研究者ブログプラットフォーム“Hypotheses”があります。

“OpenEdition Books”は、人文・社会科学系出版社からの電子書籍を提供するためのプラットフォームで、出版社に対しては長期のオープンアクセスの採用を求めています。“Understanding the world, in every language”を目標に、2013年夏までに1,000点の図書の提供を行い、毎年2,000点を追加していく予定としています。現在のところ、HTML版のみの提供ですが、PDFやEPUB版の販売を2013年6月18日から開始するとしています。

OpenEdition Books
http://books.openedition.org/

経団連、政策提言「電子書籍の流通と利用の促進に資する「電子出版権」の新設を求める」を発表

日本経済団体連合会(経団連)が、2013年2月19日付けで、政策提言「電子書籍の流通と利用の促進に資する「電子出版権」の新設を求める」を発表しました。

これは、電子書籍の流通と利用の促進に向け、「出版者への著作隣接権の付与」とは異なる、「電子出版権」(仮称)の新設を提言するものです。電子出版権の要件として、以下の4点が挙げられています。

(1)電子書籍を発行する者に対して付与される
(2)著作権者との「電子出版権設定契約」の締結により発生する
(3)著作物をデジタル的に複製して自動公衆送信する権利を専有させ、その効果として差止請求権を有することを可能とする
(4)他人への再利用許諾(サブライセンス)を可能とする

電子書籍の流通と利用の促進に資する「電子出版権」の新設を求める(経団連)
http://www.keidanren.or.jp/policy/2013/016.html

ケンブリッジ大学出版局、オープンアクセスジャーナルでCC-BYを選択可能に

2013年2月18日、英ケンブリッジ大学出版局が、同局の刊行するオープンアクセス(OA)ジャーナルに掲載する論文について、クリエイティブコモンズのCC-BYライセンスを選択できるようにすることを発表しました。

同様にハイブリッドOAジャーナルでも、CC-BYを含め、CC-BY-NC-SAやCC-BY-NC-NDなど様々なクリエイティブコモンズライセンスが選択可能になる予定です。また、OAジャーナルでも、複数のライセンスが選択できるようになるとしています。

ケンブリッジ大学出版局は、5タイトルのOAジャーナルと、150タイトル以上のハイブリッドOAジャーナルを刊行しています。

Open Access Creative Commons licences for Cambridge Journals(PDF:2ページ)
http://journals.cambridge.org/images/fileUpload/images/OA_PR_CCBY.pdf

参考:
De Gruyter社、全てのオープンアクセスコンテンツにCC BY-NC-NDを採用
http://current.ndl.go.jp/node/22907

Palgrave Macmillan社、図書およびPalgrave Pivot出版物にオープンアクセスオプションを導入

Google、フランスにおけるデジタル出版基金の設立に対して6,000万ユーロを出資

2013年2月2日、Google社が、フランスの出版業界のイノベーションおよび収益拡大を支援するための2つの取組みを発表しました。同社のエリック・シュミット会長とフランソワ・オランド大統領が共同で発表を行っています。取組みのひとつは、デジタル出版基金“Digital Publishing Innovation Fund”に対して6,000万ユーロの出資を行うこと、もうひとつは、出版社との関係を強化し、同社のオンライン広告技術による収入増加を支援すること、です。

各紙では、いわゆる「リンク税」問題(出版社が、Google Newsの検索結果にニュース記事のタイトルや要約が掲載されることについて、著作権侵害でありライセンス料を支払うよう求めていた問題)を回避するための取組みであると報じられています。

Google creates €60m Digital Publishing Innovation Fund to support transformative French digital publishing initiatives(Official Google Blog 2013/2/2付け記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2013/02/google-creates-60m-digital-publishing.html

Palgrave Macmillan社、図書およびPalgrave Pivot出版物にオープンアクセスオプションを導入

2013年1月28日、Palgrave Macmillan社が、図書およびPalgrave Pivotの出版物に対してオープンアクセスオプションを導入したことを発表しました。著者が費用を負担することにより、Palgrave Openプラットフォームにおいて無料で利用できるようになります。ライセンスはクリエイティブコモンズライセンスのCC BYが適用されます。

このPalgrave Pivotは、2012年10月に発表されたもので、雑誌論文と図書の中間的な長さに相当する研究成果を、受付から12週間以内で査読・出版するというプログラムです。

2013年中には、人文・社会科学分野のオープンアクセスジャーナルを創刊する予定ともしています。

Palgrave Macmillan announces open access option for monographs and Palgrave Pivot publications(PDF:2ページ)
http://www.palgrave.com/open/PalgraveOpenPRJan282013.pdf

Palgrave Open
http://www.palgrave.com/open/

Palgrave Pivot
http://www.palgrave.com/pivot/

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