出版

岐阜市立中央図書館、郷土文化を学ぶ講座「みんなの図書館 おとなの夜学」の内容をブックレットにして販売

2019年8月15日、岐阜市立中央図書館は、同館が主催する、郷土文化にまつわるあれやこれやを学ぶ講座「みんなの図書館 おとなの夜学」のなかから、選りすぐりの4講座の内容をブックレットにし販売を開始したと発表しています。

「おとなの夜学」では、岐阜の地域文化に通じた様々な分野のプロフェッショナルを招き、対談やディスカッションを行っています。

販売価格は1冊300円(税込)で、限定各100冊です。

僕たちはまだ知らない。本当の岐阜のこと。「おとなの夜学ブックレット」販売開始!(岐阜市立図書館からのお知らせ, 2019/8/15)
https://g-mediacosmos.jp/lib/information/2019/08/post-690.html

みんなの図書館 おとなの夜学
https://otonanoyagaku.net/

SPARC、米国司法省へMcGraw-Hill社とCengage社の合併計画阻止を求める文書を提出

2019年8月14日、SPARCは大学教科書出版大手のMcGraw-Hill社とCengage社の合併計画の阻止を求めた文書を米国司法省に提出しました。

両社の合併が実現すると、米国最大の大学向け教材出版社、かつ世界第2位の教育出版社が誕生することになります。SPARCは提出文書の中で、この合併は反トラスト法であるクレイトン法違反であり、合併を許せば大学教科書市場の45%を独占する企業が誕生してしまうこと、現在約40%のシェアを占めるPearson社とともに大学教科書市場がわずか2社による複占状態となる恐れがあることを指摘しています。

米国の大学教科書市場は、学生が価格に関わらず割り当てられた本の購入を求められる典型的な専属市場(captive market)とされています。過去20年間、教科書価格は住宅価格、医療費、賃金を上回るインフレーションが進んでおり、消費者物価指数によると、大学教科書の消費者物価は1998年以降184%上昇しています。これは物価上昇率の3倍にあたります。

上海タワー52階、地上239メートルに書店がオープン(中国)

光明日報の2019年8月13日付けの記事で、8月12日、中国一位の高さを誇る超高層ビル・上海タワー(上海中心)52階、地上239メートルに書店がオープンしたことが報じられています。

オープンしたのは上海世紀出版集団が手掛ける「朵雲書院」の上海タワー旗艦店で、記事中では、作家・余華氏による「最も天に近い書店」であるというコメントや、店舗面積は2,200平方メートルで外国語図書1,100種余りを含む図書16,000種を扱っていること、選書に工夫を凝らし、実店舗として初めて中国のSNS・豆瓣(douban)で高評価を得た図書を集めたコーナーを設けていること等が紹介されています。

上海之巅,飘来一朵书香的“云”(光明日報, 2019/8/13)
http://news.gmw.cn/2019-08/13/content_33072959.htm

英・Emerald社、Clarivate Analytics社と提携し主要3誌にPublonsとScholarOneを利用した試験的なオープン査読サービスを導入

2019年8月8日付のClarivate Analytics社のプレスリリースで、査読登録サービスPublonsとオンライン投稿・査読システムScholarOneを利用した試験的なオープン査読サービスを英・Emerald社の主要3誌へ導入することが発表されています。

この提携による新しい査読サービスは、Emerald社が発行する“Online Information Review”、“Industrial Lubrication and Tribology”、“International Journal of Social Economics”の3誌で展開される予定です。このサービスにより、公開された論文とともに、査読レポート・編集者のDecision Letter・著者の査読者への回答を含む形で査読の履歴へ完全にアクセスすることが可能になります。また、査読に関わる各文書にはDOIが付与され簡便に参照・引用することも可能になります。

英・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のオープンアクセスメガジャーナル“UCL Open”で最初の論文が公開

2019年8月2日、英・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)は、同大学のオープンアクセスメガジャーナル“UCL Open”において、最初の論文を公開したことを発表しました。

UCLは、2019年1月、UCL出版局による“UCL Open”の立ち上げと投稿受付の開始、“UCL Open”のうち環境関連の研究に焦点を当てた“UCL Open:Environment”から試験運用を行っていることを発表していました。

今回の発表では、“UCL Open”が最初の大学メガジャーナルであることや、最初の論文が“UCL Open:Environment”で公開され、そのタイトルが“Global evolution and palaeographic distribution of mid-Cretaceous orbitolinids”であったこと等が紹介されています。

PeerJ Computer Science、Web of Scienceに採録される

2019年7月24日、オープンアクセス出版社PeerJは、同社の雑誌PeerJ Computer Scienceがクラリベイト・アナリティクス社のWeb of Scienceに採録されたことを発表しました。

同誌はWeb of Scienceの中でもScience Citation Index Expanded(SCIE)の採録タイトルとなった、とのことです。SCIE採録誌はインパクトファクター付与の対象となるため、2020年には同誌初のインパクトファクターも発表されると見込まれます。

PeerJの発行タイトルの中ではその他に主力誌PeerJが、2014年からWeb of Scienceに採録されています。

Elsevierの電子ジャーナルからもSci-Hubへのリンクが存在することが指摘される

英ロンドン大学教授Martin Paul Eve氏のブログで、Elsevier社の電子ジャーナルプラットフォーム、ScienceDirectからも、Sci-Hubへのリンクが存在している、という指摘がなされています。

この指摘は2019年8月3日付けの記事でなされたもので、Elsevier社がSci-Hubにリンクしているサービスに対し、法的手段を取るとする通知を送った、という話題を契機としています。

これに対しEve氏は、そもそもElsevier社のScienceDirect中にも、参考文献記述の中でリンク先としてSci-Hubがあがっている例が複数あることを示しています(現在は指摘された論文のリンク先は修正されたようです)。Eve氏はElsevierが自身のサイト上の著作権侵害を真剣にはチェックしていないことの証左であるとし、他者を訴えるよりまず自身のことから手を付けるべきではないかとしています。

出版社向けのデータポリシー実装のための実践的な助言(記事紹介)

2019年7月26日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)は、出版社向けにデータポリシー実装のための実践的な助言を紹介したブログ記事“Implementing a data policy: a how-to guide for publishers”を公開しました。

同記事はデータリポジトリDryadのBoard of DirectorsであるFiona Murphy氏らにより執筆されています。近年、オープンデータやデータの“FAIRness”に関して、様々な国際的なイニシアチブや出版社がポリシー、プロトコル等を展開していることを背景に、こうしたリソースから得られた出版社向けの実践的な助言を行うという内容です。

記事では以下の6点がデータポリシー実装に当たって実践的な方法として挙げられています。

図書館をテーマにした創作系、委託同人誌即売会「としょけっと2019」のサークル参加募集が開始される

2019年7月31日、図書館をテーマにした創作系、委託同人誌即売会「としょけっと」は、第21回図書館総合展内で「としょけっと2019」を開催することを発表し、サークル参加の募集を開始しています。

「としょけっと」は有志の図書館員・関係者で構成される「としょけっと実行委員会」主催の下、図書館総合展で開催される図書館・美術に関する創作、評論、情報系同人誌の委託中心即売会です。過去に2回開催されています。

3回目となる「としょけっと2019」は、2019年11月12日から14日に、パシフィコ横浜(横浜市)で行われる第21回図書館総合展内で開催されます。現在、「としょけっと」のウェブサイトでは、参加希望のサークル向けに、実行委員会へ販売・展示等を委託する「委託参加」とサークル参加者が販売等を直接管理する「直接参加」の募集が行われています。

「としょけっと2019」の一般参加費は無料(図書館総合展へ入場の際には用紙への記名が必要)です。サークル参加費については、「委託参加」は1種につき1,000円(1サークル2種まで・送料別)、「直接参加」は2,000円(1日参加の場合)が必要です。

韓国・安東市立図書館、延滞せず返却すると獲得できるポイントを地元書店での本の購入に利用できる「読書ポイントサービス」を実施中

韓国・慶尚北道の安東市立図書館が、2019年7月15日から12月31日まで、「読書ポイントサービス」を実施しています。

市民の読書活動促進と地域の書店の活性化を目的としたもので、同館及び安東江南子ども図書館から借りた図書を延滞せずに返却すると、一般図書で100ポイント(100ウォン相当)、児童書は50ポイント(50ウォン相当)を獲得することができます。同ポイントは、地元の参加書店で現金の代わりに利用できます(11月と12月はポイントの利用のみ実施)。

今年の結果を評価し、来年から正式に実施する計画です。

독서포인트 서비스 시범운영(読書ポイントサービス試験運用)(安東市立図書館,2019/7/1)
https://lib.andong.go.kr/ad/board/view.do?menu_idx=331&manage_idx=1&board_idx=4232

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