出版

【イベント】APLシンポジウム「伝統を未来へ、組版の国際化」(9/19・東京)

2018年9月19日、慶應義塾大学三田キャンパスで、Advanced Publishing Laboratory(APL)が主催するシンポジウム「伝統を未来へ、組版の国際化」が開催されます。9月18、19日に開催されるW3Cの固定レイアウト国際会議の報告や、CSS、日本語組版、組版ルールの標準化動向などの紹介が予定されています。

参加費は無料、定員は120人(先着順)で、申込みが必要です。

シンポジウムの内容は次のとおりです。

挨拶 村井純氏(APL理事長/慶應大学教授)
APL特別表彰式 fantasai氏、Richard Ishida氏〜Web組版の国際化と日本語対応への貢献〜
fantasai氏業績紹介 村田真氏
Richard Ishida氏業績紹介 小林龍生氏

講演
W3C 固定レイアウトWS報告 Florian Rivoal氏
各国での組版標準化(xLreq)動向 Richard Ishida氏
中文組版(CLreq)の標準化動向 董福興(Bobby TUNG)氏
日本の巻物文化 橋口 侯之介氏(誠心堂書店)

【イベント】公開講演会「戊辰戦争期の木版刊行物」(9/9・福島)

2018年9月9日、福島県立図書館で、戊辰戦争期木版刊行物研究会が主催する公開講演会「戊辰戦争期の木版刊行物」が開催されます。木版刊行物の特徴を史料学・政治史の観点から検討し、データベースの公開状況についても考えるものです。

第1部のワークショップ、第2部の講演会・討論で構成されます。第1部、第2部のいずれも定員60人で、参加費は無料ですが、第1部は図書館司書・博物館学芸員が対象であり、事前の申込みが必要です。第2部は入場自由です。

内容は次のとおりです。

・第1部 ワークショップ(13:05-15:00)

「戊辰戦争期木版刊行物の基礎知識について」
藤實久美子氏(ノートルダム清心女子大学教授)

「『太政官日誌』を知る‐太政官日誌データベースからわかること‐」
石田七奈子氏(港区立港郷土資料館文化財保護調査員)

ワークショップ「『太政官日誌』書誌データの収集方法」

・第2部 講演会と討論(15:00-16:30)

「『中外新聞』から見る戊辰戦争‐報道と論説‐」
寺島宏貴氏(国立公文書館調査員)

PaperHiveが企業コンサルテーショングループを立ち上げ 利用者にはプラットフォーム内での論文PDF共有を、企業にはその利用統計を提供することを目指す

共同研究プラットフォームPaperHiveが、同サービス内で利用者に論文PDFの共有を認めると同時に、参加企業にはその利用統計を提供することを目指す、企業コンサルテーショングループを立ち上げました。立ち上げ時点でSpringer Nature、Taylor and Francis、ケンブリッジ大学出版局、SAGEら出版者に加え、Ingenta、クラリベイト・アナリティクス、Publonsらが参加しています。

この企業コンサルテーショングループでは、PaperHive利用者が、共同研究者等の限られた範囲内で論文PDFをアップロード・共有することを著作権者の合意の下で実現することを目指しています。同時に、それらアップロードされたPDFファイルの利用統計については、メタデータによるマッチングを行い、電子ジャーナルの利用統計と同様に出版者に提供することが想定されています。

カナダの出版団体Booknet Canada、電子書籍の利用実態調査の結果を発表

2018年7月17日、カナダの出版団体Booknet Canadaが、電子媒体で読書を行なうカナダ人の利用実態調査の結果を団体のブログで発表しています。

調査は、電子書籍で読書を行なう18歳以上のカナダ人500名を対象にオンラインで行なわれました。

・電子媒体で読書を行なう人のうち、45%が電子書籍、43%が冊子体、12%がオーディオブックで読書を行なっている

・電子書籍の入手先は、Amazon:53%、Google:33%、Kobo:30%、図書館:25%、Apple:20%、Torrent Sites:14%

・電子書籍のために支払っても良いと考える平均金額は9.18ドル

・冊子体のために支払っても良いと考える平均金額は11.68ドル

等といった結果が紹介されています。

学芸出版社、学生を対象とする平成30年7月豪雨の被害による汚損本の無償交換をアナウンス

建築・まちづくり・デザイン分野を中心に事業を行う出版社、学芸出版社が、平成30年7月豪雨の被害を受けた汚損本について、無償交換に応じることをアナウンスしています。

対象となるのは大学、高専、専門学校、高校等の教科書として購入された学芸出版社の図書のうち、豪雨被害により使えなくなったものです。汚損本の現物を住所を明記して同社まで送るか、家屋の損壊等により購入した図書そのものが手元にない場合には、Web上の請求フォームから代替品発送を依頼することができます。

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4ヶ月遅らせると発表したことに対し、米国図書館協会(ALA)が声明を発表:カナダ都市図書館協議会(CULC)は書簡を送付

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4か月遅らせると発表したことに対し、2018年7月19日、米国図書館協会(ALA)が声明を発表しました。

ALA会長のLoida Garcia-Febo氏は、図書館の貸出が売り上げに影響を及ぼしているというTorの主張は、古臭く実証されていないとし、図書館への予告や議論なく実行されたことは図書館の読者と作家への献身を損なうものとしています。また、Macmillan社が関わっている、図書館での所蔵が図書の発見・著者のブランド開発・販売に与える影響を理解するためのプロジェクト“Panorama Project”との齟齬を指摘し、Macmillan社に対して、この決定を取り消すよう求めています。

また、カナダ都市図書館協議会(CULC)は、Pilar Martinez議長名でTorに送付した書簡において、CULCは活気のある出版業界の長期的健全性と成長能力に依拠しており、目標達成のため出版者と協力したいと述べています。そして、Tor・著者・公共図書館・読者に利益をもたらす選択肢について議論し理解するための会合を調整するために8月14日に連絡を取りたいとしています。

BioMed Central(BMC)が化学工学領域のオープンアクセス雑誌を創刊 生命医学分野以外にもブラントポートフォリオを拡大

2018年7月18日、生命医学分野のオープンアクセス(OA)出版事業を手掛けてきたBioMed Central(BMC)が、新たに”BMC Biomedical Engineering”と”BMC Chemical Engineering”の2誌を創刊することを発表しました。後者は生命医学分野ではなく、化学工学領域を対象とします。いずれも現在、投稿が受け付けられています。

BMCは2000年から生命医学分野のOA出版事業を行っていますが(当初は独立企業、後にSpringer社に買収され、現在はSpringer Natureの一部門)、今後はブランドポートフォリオを物理学・応用科学領域にも拡大していくとされています。近日中にこれらの領域の雑誌の追加創刊も予定されているとのことです。

【イベント】「大学教育における電子教科書の現状と課題~北米大学視察報告と大学生協の考える電子教科書」(仮)(7/31・東京)

2018年7月31日、東京都千代田区の専修大学神田キャンパスにおいて、日本出版学会学術出版研究部会による報告会「大学教育における電子教科書の現状と課題~北米大学視察報告と大学生協の考える電子教科書」(仮)が開催されます。

昨年、米・カリフォルニア大デービス校を視察した岡田憲明氏(全国大学生活協同組合連合会)が、電子教科書の可能性と課題を報告するとともに、最新の課題を取り上げ、活発な議論・分析を行なうとしています。

会費は、日本出版学会会員無料、会員外一般参加費は500円(ただし、学生は無料)となっており、定員は30人(満席になり次第締め切り)です。

準備の都合上、「メール」での事前の申し込みが推奨されています。

日本出版学会 学術出版研究部会のご案内 (2018年7月31日開催) (日本出版学会)
http://www.shuppan.jp/yotei/1006-18-20181110.html

日本出版取次協会、「平成30年7月豪雨」の被災地域の書店の状況を公開

一般社団法人日本出版取次協会が、「平成30年7月豪雨」で被災した地域の書店の状況の一覧(地区、書店名、被災状況、営業状況)を公開しています。

株式会社トーハン、日本出版販売株式会社、株式会社大阪屋栗田からの情報を集約したもので、2018年7月11日現在、最新版は「7月10日15時現在」です。

平成30年7月豪雨 書店被災状況
http://www.torikyo.jp/h3007gouu/index.html

「平成30年7月豪雨」 書店被災状況 [PDF:2ページ]
http://www.torikyo.jp/h3007gouu/20180710_1500.php

Clarivate Analytics社、Journal Citation Reports(JCR)の2018年版をリリース

2018年6月26日、Clarivate Analytics社が、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)の2018年版をリリースしました。

2018年版では、自然科学と社会科学の論文の2017年の引用データを含んでおり、80か国、234分野における11,655タイトルの学術雑誌の情報が収録されています。今回は276の学術雑誌に初めてインパクトファクターが付与されました。JCR全体の平均で、各誌のインパクトファクターが10%増加したと発表しています。2018年度版から新たにBook Citation Indexが引用データに追加されています。

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