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韓国・文化体育観光部と韓国文化芸術委員会、「図書館常駐作家支援事業」の公募を開始:公共図書館に作家が常駐し、文化プログラムを主催

2017年7月13日、韓国・文化体育観光部と韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)が、「図書館常駐作家支援事業」の公募を開始しました。

公共図書館に作家1人が「文学キュレーター」として常駐し(月160時間・週5日程度の勤務)、住民や青少年を対象とした文化プログラム(ブックコンサート、執筆・読書、フォーラム、セミナー等)を実施するとともに(実施費用として年200万ウォンを支援)、常駐する作家に月額2万ウォンを支給することで、作家の創作環境の改善を目指すものです

作家の採用には、活動開始から5年以上20年未満、作品1冊以上の刊行実績等の条件があるほか、その地域で主に活動していたり居住していたりする場合、選考に際し優遇されます。また、採用者は、文化プログラム開催のための研修ワークショップを年2回受講する必要があります。

事業期間は2017年9月から2018年5月までの9か月間で、公募館数は37館程度です。

Google Scholar、学術雑誌のインパクト指標を2017年版に更新

2017年7月5日、Google Scholarは学術雑誌のインパクト指標を提供するサービス“Google Scholar Metrics”の値を2017年版に更新しました。

Google Scholar Metricsは過去5年分の当該雑誌の掲載論文数とそれらの被引用数に基づいて算出される”h5-指標”と、”h5-指標”の集計に用いられた論文の被引用数の中央値である”h5-中央値”を雑誌の書かれた言語や分野ごとに提供するものです。2017年版では2012年から2016年の5年間の掲載論文数と被引用数に基づいた値が提供されています。

雑誌の書かれた12の言語別に、上位100誌の値を提供しています。また、英語の雑誌について、分野ごとの上位20誌の値も提供しています。雑誌の“h5-指標”の値をクリックするとその雑誌の被引用数上位の論文を、また論文の“引用先”の値をクリックするとその論文を引用している論文を、それぞれ確認することができます。また、雑誌のタイトルから検索することもできます。

科学研究費補助金、研究成果公開促進費と奨励研究の応募手続きを電子化 平成30年度公募分から

2017年6月27日、日本学術振興会は従来、応募書類の紙媒体での提出が必要であった、科学研究費補助金の研究成果公開促進費と奨励研究について、平成30年度公募分から科研費電子申請システムを用いて、応募手続きを電子化することを発表しました。

2017年9月中に科研費電子申請システム内に研究成果公開促進費と奨励研究の応募ページもリリースされる予定、とのことです。

○科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)の応募手続きの電子化等について(日本学術振興会、2017/6/27付け)
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/06_jsps_info/g_170627_2/index.html

Clarivate Analytics、Impactstoryへの資金提供を発表 oaDOIサービスの開発を支援

2017年6月23日、Clarivate Analytics社はaltmetricsサービスImpactstoryに対し資金提供を行うことを発表しました。ImpactstoryのoaDOIサービスの開発を支援するとのことです。

oaDOIはAPIを通じて論文のオープンアクセス(OA)版への情報を提供する非営利のサービスで、1日あたり200万回以上のリクエストを受けるまでに普及しています。2017年3月に話題となったChrome拡張機能、UnpaywallもoaDOIを活用したものです。

Derk Haank氏がSpringer Nature社のCEOから退くことを発表

2017年6月27日、Springer Nature社は同社CEO・Derk Haank氏が2017年末を以て退職すると発表しました。

Haank氏は30年にわたって学術出版界で活動してきた人物で、電子ジャーナルへの移行等を推し進めてきたうちの一人です。2004年にSpringer社のCEOに就任して以来、2008年のBioMed Central買収をはじめとするオープンアクセス(OA)出版の拡大や、2015年のMacmillan Science and Educationとの合併によるSpringer Nature誕生等を実現してきました。

後任はオランダのオンライン通販サイト、bol.comのCEOを務めるDaniel Ropers氏とのことです。

Oxford University Press、学生・研究者が参考資料をどのようなものと理解し、どう発見し、どう利用しているのかに関するホワイトペーパーを公開

Oxford University Pressは2017年6月付けで、学生・研究者等の学術的な利用者が、参考資料をどのようなものと理解し、どう発見し、そしてどう利用しているのかに関する調査結果をまとめたホワイトペーパー”How academic users understand, discover, and utilize reference resources”を公開しています。利用登録をすれば、本文を無料で閲覧することができます。

同文書は文献調査のまとめと、16名の図書館員と18名のエンドユーザ(教員・学生)に対するインタビュー調査、164名の図書館員に対する質問紙調査の結果をまとめたものです。結果からわかった主な事項として、以下等をあげています。

・独自のカテゴリとしての「参考資料」への認識は下がってきているが、コンテキスト情報に対するニーズは健在であり、分野によっては新たなニーズも生まれている。

・単なる事実情報・用語情報に対するニーズは無料のオンライン資源によって低下している。

・入門的な情報と専門的な情報の間をつなぐものとして、あるいは学際的な領域をサポートするものとして、ある領域のガイダンス的な情報が利用者により求められるようになっている。

米国化学会(ACS)も、海賊版論文の公開サイトSci-Hubを提訴

2017年6月28日、米国化学会(ACS)は、海賊版論文の公開サイトSci-Hubを6月23日に米バージニア州東部地区連邦地方裁判所に提訴したことを発表しました。

ACSは、Sci-Hubが違法に入手したACSのコンテンツへ利用者を誘導するためACSのサイトをまねたウェブサイトを開設したなどとして、著作権の侵害や商標の偽造などを主張しており、Sci-Hubに対して、ACSに著作権があるコンテンツの違法な配布やACSの商標の違法な使用を即刻中止すること、損害賠償金を支払うこと、正当な対価を支払うことなどを求めています。

American Chemical Society files suit against Sci-Hub(ACS, 2017/6/28)
https://www.acs.org/content/acs/en/pressroom/newsreleases/2017/june/acs-files-suit-against-sci-hub.html

慶應義塾大学SFC研究所・KADOKAWA・講談社・集英社・小学館・出版デジタル機構、未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratoryを設置

2017年6月27日、慶應義塾大学SFC研究所・KADOKAWA・講談社・集英社・小学館・出版デジタル機構は、共同で慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に、未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratory(APL)を設置することで合意したと発表しています。

電子書籍の国際標準規格EPUBの管理運営が、インターネットの国際標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)に統合されたことをうけ、W3Cの東アジア(中国を除く)担当ホストである慶應義塾大学SFC研究所の協力を得て設置されるものです。

活動は2年間を予定しているとのことです。

SFC研究所と株式会社KADOKAWA、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、株式会社出版デジタル機構は、未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratory(APL)を共同設置(慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス,2017/6/27)
http://www.sfc.keio.ac.jp/news/012493.html

オランダ王立図書館、児童書出版社Kluitmanと、同社の1940年から2000年までの出版物のデジタル化公開について合意

2017年6月27日、オランダ王立図書館(KB)は、児童書の出版を手がけるKluitman社と、同社の1940年から2000年までの出版物のデジタル化公開について合意したと発表しています。

出版物の大部分は著作権保護期間中ですが、同社が著作権を保持しています。

同期間に同社が発行した2,600点以上の作品のうち1,800点を、KBが運営する歴史的資料に関するポータルサイト“Delpher”上で無料で公開する計画で、2018年初頭には700点以上の作品を利用可能とする予定です。

KB en uitgeverij Kluitman tekenen digitaliseringsovereenkomst(KB,2017/6/27)
https://www.kb.nl/nieuws/2017/kb-en-uitgeverij-kluitman-tekenen-digitaliseringsovereenkomst

figshareと米国の言語聴覚士職能団体ASHAがパートナーシップを締結 ASHAの研究成果専用ポータルを提供

2017年6月23日、研究成果共有プラットフォームfigshareが、新たに米国の言語聴覚士の職能団体American Speech-Language-Hearing Association (ASHA)とパートナーシップを結んだことを発表しました。ASHAの査読付き学術雑誌に掲載された論文に関連する研究成果については、figshare上に用意されたASHA専用ポータルに集約・提供されることになります。

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