RLUK(英国研究図書館コンソーシアム)

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)・英国国立公文書館(TNA)・Jisc、学術文献での引用状況から特別コレクションの利用状況を調査する共同調査プロジェクトを開始

2017年12月、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)・英国国立公文書館(TNA)・Jiscによる共同調査プロジェクト“Citation Capture”の開始が発表されています。

学術成果物に引用された特別コレクション(Unique and distinctive collections:UDCs)を分析してその利活用状況を把握する調査で、アーキビスト・特別コレクション担当の図書館員・情報専門家に対して、特別コレクションの利用方法、特別コレクションを活用した学術成果の特徴や数、特別コレクションの引用スタイルに関する情報を示すことで、蔵書構築やイベント・プロジェクトの計画策定、アドヴォカシー活動に活用してもらうことを目的としています

また、文書館・図書館といった情報セクターにおけるユーザエンゲージメントやアウトプットの評価基準が必要であるとの認識のもと、同プロジェクトの第1フェーズでは、特別コレクションの引用スタイルに関する学界での慣行を確立し、その標準化の可能性を検討するとしています。

英国国立公文書館と英国研究図書館コンソーシアム、覚書を更新

2017年9月13日、英国国立公文書館(TNA)と英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、締結している覚書を2020年まで延長したと発表しています。

2014年10月に締結した覚書では、共同研究の促進や合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities”(DCDC)の開催といった成果をもたらしましたが、新しい覚書では、この関係性を強化するとともに、共同研究・知識の交換に関する機会のさらなる提供、図書館や公文書館等の間での連携を強化するという両館の責任が強調されています。

研究図書館協会の国際的組織IARLA、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する声明への支持を発表

2016年12月12日、カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)によって2016年に結成された、大学・研究図書館協会の国際的な連合体である“ International Alliance of Research Library Associations” (IARLA) が、ISSN国際センターと英・国立データセンターEDINAによる声明“Working Together to Ensure the Future of the Digital Scholarly Record”を支持すると発表しました。

同声明は、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する課題に取り組むために必要な行動を概説し、出版社・研究図書館・国立図書館のアーカイブと保存に関する取組みにおいて推奨される一連の活動を示したものです。

これに伴いIARLAでは、会員館の課題に対する理解と下記の行動を促進・支援すると述べています。

・専門知識により、消失のリスクがある重要なコンテンツのタイトルと分野の特定及びそれらコンテンツの保存の優先付
・設置母体の大学が発行したジャーナルのアーカイブの保証
・出版社と購読契約交渉中のジャーナルの保存について議論

E1858 - 英国研究者の教育・研究実践に関する2015年調査報告

2016年6月15日,米国のIthaka S+Rは,英国のJisc,英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と共同で実施した“UK Survey of Academics 2015”の調査結果を公表した。2012年以来2回目の調査となる今回は,2015年10月から12月にかけて行われ,英国の高等教育機関の研究者6,679名から有効回答を得た。...

米・ITHAKA S+R、英国の研究者に関する調査報告(2015年版)を公開

2016年6月15日、米国のIthaka S+Rは、英国のJisc、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と共同で実施した“UK Survey of Academics 2015”の調査結果を公表しました。

調査は2015年秋に行なわれ、英国の高等教育機関の研究者6,679名から回答を得ました。“UK Survey of Academics 2012”以来2回目の調査となります。また、“US Faculty Survey 2015”と並行して実施されました。

調査結果として、次のことが言及されています。

・88%の研究者は、大学図書館のコレクションを重要な情報源と考えている。また、研究を始める際に大学図書館のコレクションを利用する研究者は18%であり、前回より28%増加している。

・自己の研究データをリポジトリに保存すると回答した研究者の割合が前回に比べて53%と大幅に増加している。また、43%の研究者はそれらを所属機関のリポジトリに保存することを選んでいる。

・自己の研究成果をオンラインで利用可能にする際に援助を受けた研究者は67%であり、前回の46%から大幅に増加している。

・米国より英国の研究者の方が、研究成果をオンラインで共有している。

OCLCと英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、RLUK加盟館のコレクションの現状について調査した報告書を公開

2016年6月2日、OCLCと英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、RLUK加盟館の共有資産として管理するための課題を明らかにすることを目的として、加盟館の冊子体コレクションの現状(所蔵数・分野・重複状況など)ついて調査した報告書“Strength in Numbers: The Research Libraries UK (RLUK) Collective Collection”を公開しました。

RLUK加盟館のコレクションの特徴として、

・2,090万点の冊子体の書籍を含め、2,940万点を所蔵
・467言語、254か国の冊子体の書籍を所蔵
・加盟館間でのコレクションの重複が比較的少ない
・46万件の異なるテーマの冊子体の書籍がある
・北米研究図書館協会(ARL)加盟館のコレクションとの重複は42%である

等が指摘されています。

New report provides insight into remarkable collections held in UK research libraries(OCLC,2016/6/2)
http://www.oclc.org/news/releases/2016/201601sheffield.en.html

雑誌の「オープンさ」を数値化したサイトOpen Access Spectrum Evaluation Tool公開

2015年10月19日、米SPARCは学術雑誌の「オープンさ」を数値化し、確認できるサイト”Open Access Spectrum Evaluation Tool”(OAS Evaluation Tool)を公開しました。

このサイトはSPARCとPLOSが資金を提供し、BioMed Central社や英国研究図書館コンソーシアム、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)等の協力の下で構築されたものです。SPARCとPLOSが策定したオープンアクセスの程度を示すガイドブック、“HowOpenIsIt?”に基づき、「読者の権利」、「再利用に係る権利」、「著作権」、「投稿に係る著者の権利」、「自動的な投稿」、「機械可読性」の6つの観点から、各雑誌のオープンさを数値化しています。

公開時点では500誌が採点対象となっていますが、数カ月以内にさらに500誌を追加し、1,000誌について評価結果を閲覧できるようにするとのことです。評価対象とする雑誌はScimagoデータセットから選んだ引用評価の高いオープンアクセス(OA)雑誌200誌、非OA雑誌600誌、Scielo等他のリソースから出版地や分野を考慮し選んだ雑誌200誌であるとのことです。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、DOAJに参加

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2015年6月22日、RLUKの構成員を代表して、DOAJのコンソーシアム・メンバーとなったことを発表しました。

RLUK Joins the Directory of Open Access Journals(RLUK, 2015/6/22)
http://www.rluk.ac.uk/news/rluk-joins-the-directory-of-open-access-journals/

【イベント】英国研究図書館コンソーシアムと英国公文書館、DCDC15を開催(12-14 October 2015, Manchester, UK)

2015年10月12日から14日まで、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と英国公文書館(TNA)の合同会議"DCDC15"が、英国のThe Lowryで開催されるとのことです。DCDCとは"Discovering Collections, Discovering Communities"のことで、今年の会議のテーマは"Exploring new digital destinations for heritage and academia"ということです。登録受付は始まっており、参加費は無料ですが、夜のイベント参加は有料とのことです。

DCDC15
http://www.rluk.ac.uk/dcdc15/

http://www.rluk.ac.uk/wp-content/uploads/2015/03/DCDC15-programme.pdf
※プログラム

Europeana Space goes to DCDC2015(Europeana Space、2015/06/17)
http://www.digitalmeetsculture.net/article/europeana-space-presented-at-dcdc2015-manchester-12-14-october-2015/

参考:

OCLC、アーカイブコレクションと特殊コレクションのアクセス性向上に関する7年分の報告書をまとめる

OCLCの研究部門・OCLC Researchは、“Making Archival Special Collections More Accessible”というタイトルの研究報告書を2015年5月、ウェブサイト上で公開しました。この研究報告書では、2009年以降発表された報告書がまとめられているようです。

収録されている報告書は、8つに及び、アーカイブコレクションと特殊コレクションについて、資料が利用者のもとに届くまでの全てのプロセスについて言及したものということになるようです。

8つの報告書のタイトルは以下のとおりです。

・“Taking Our Pulse: The OCLC Research Survey of Special Collections and Archives”
内容:北米研究図書館協会(ARL)やカナダ研究図書館協会(CARL)等に参加している米国及びカナダの大学・研究図書館を対象に2009年に実施した,特殊コレクションとアーカイブズの現状に関する調査結果のまとめ

・“Survey of Special Collections and Archives in the United Kingdom and Ireland”
内容:英国およびアイルランドの研究図書館における特殊コレクションの状況について調査と問題の分析等

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