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科学技術・学術政策研究所、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2017)を公表

2018年4月10日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2017)を公表しています。

同調査は、第5期科学技術基本計画期間中の日本の科学技術やイノベーションの状況変化を把握するため、研究者や有識者約2,800名を対象とした、5年間の継続的な意識調査(第3期NISTEP定点調査)で、2016年度に開始し2017年度は2回目となります。

同調査は2017年9月から12月にかけて行われ、回答率は92.3%でした。報告書では、大学・公的研究機関における研究環境等の研究活動の基盤に対する危機感が2016年度から継続していること、基礎研究の状況に関しては2016年度より「不十分」という認識が増加していること、学部教育、若手の雇用、産学官連携等に関して各大学・公的研究機関の好事例も見られたこと等が述べられています。

米・シカゴ公共図書館、ティーン向けラーニングラボ“YOUmedia”のプロモーションビデオを公開

2018年4月11日、米・シカゴ公共図書館(CPL)が、館内のティーン向けラーニングラボである“YOUmedia”のプロモーションビデオをYouTubeで公開しました。

“YOUmedia”では、メンターの支援を受けて、若者が、音楽、動画、 2次元・3次元作品、写真、ポッドキャストなどといった創作を行なうことができます。

YOUmedia at CPL(YouTube,2018/4/11)
https://youtu.be/v8G4nnlgKmk
※シカゴ公共図書館の公式チャンネル

About YOUmedia(CPL)
https://www.chipublib.org/youmedia-teens/

米・ミシガン大学図書館による工学系大学院生の情報リテラシーの必要性に関する調査(記事紹介)

2018年4月11日付けの米・ミシガン大学図書館のブログで、同館が2017年11月に同大学の工学系の大学院生を対象に実施した情報リテラシーの必要性に関する調査の結果概要が紹介されています。

工学系の大学院生の研究を支援するためのより良い方法を把握することが目的で、文献調査・データベース利用・文献管理・データ管理・研究資金の調達・出版や著作権に関する知識・能力をアンケートにより調査したもので、文献調査を効果的に行なっていると答えたのは25%に過ぎず、文献調査に関して学ぶことに興味があるかについての質問に85%が「はい」「たぶんそう」と回答したこと等の結果が紹介されています。

また、同館では、2017年12月に、フォーカスグループインタビューによる調査も行なっており、大学院生が、同館で正式に講習会を実施していない専門分野のデータベースの検索方法を学びたいと考えていること、同館で前期に実施する情報リテラシーに関する講習会は後期に実施したほうが効果的と感じていること、現在は研究資金の調達は不要であるが今後研究者としてキャリアを積むために資金調達の方法を学びたいと考えていることなどがわかったとしています。

米・メリーランド大学とホワイトハウス記者協会、米国大統領への代表取材記事のデジタルアーカイブ構築を発表

2018年4月5日、米・メリーランド大学(UMD)は、同大学のジャーナリズム学部(Philip Merrill College of Journalism)・大学図書館・情報学部(College of Information Studies)と、ホワイトハウス記者協会(WHCA)とが連携し、同協会が作成した米国大統領への代表取材記事のデジタルアーカイブを構築すると発表しました。

代表取材による記事は、かつては紙で、現在は電子版で、全ての報道陣に配布されていますが、それら代表取材記事が同大学で保管されるとともに、デジタルアーカイブを通じてオンラインで公開されます。

今後2年間のうちに立ち上げられる予定で、今回の連携では、他にも、教育・研究プログラムの開発や、出版物の作成も予定されています。

FOSTER、オープンサイエンスに関する研修を支援するためのハンドブック“Open Science Training Handbook”を公開

2018年4月6日、オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”が、“Open Science Training Handbook”を正式に公開しました。

オープンサイエンスに関する取組や原則についての教育・研修を担う人材の支援を目的に作成されたものです。

Open Science Training Handbook(FOSTER,2018/4/6)
https://www.fosteropenscience.eu/node/2219

Open Science Training Handbook
https://open-science-training-handbook.gitbooks.io/book/content/

米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校ウィルソン図書館、地域の歴史を記録し保存する取組を支援するコミュニティー主導型のアーカイブ事業を開始

2018年4月5日、米・ノースカロライナ大学(UNC)ウィルソン図書館が、試験事業“Archivist in a Backpack”の開始を発表しています。

アンドリュー・W・メロン財団の助成を受けて、同館の南部史コレクション(Southern Historical Collection)担当のアーキビストであるマクロビー(Josephine McRobbie)氏が3年間の計画で行なう、コミュニティー主導型のアーカイブ事業です。

同館のアーキビストが技術・ノウハウ・道具類を提供することにより、地域の歴史を記録し保存する、地元の歴史家による草の根の取組を支援することが目的で、オーラルヒストリーインタビューの録音や、写真・手紙・文書・遺物を整理するための、音声録音機・ノート・ポータブルスキャナー・中性紙保存箱等が梱包されたバックパックやキャスター付きスーツケースが用意されています。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館の諸活動がコミュニティや住民の生活に与える好影響に関して説得力のある話を可能とするためのマニュアルを公開:持続可能な開発目標(SDGs)への貢献事例収集促進のため

2018年4月10日、国際図書館連盟(IFLA)が、マニュアル“Libraries and the Sustainable Development Goals: A Storytelling Manual”を公開しました。

同マニュアルは、図書館員や図書館の支援者が、図書館の活動・事業・プログラムが、コミュニティや住民の生活に与える好影響に関して説得力のある話ができるようになるために設計されており、IFLAが“Library Map of the World”で公表予定の、国連(UN)の持続可能な開発目標(SDGs)達成への図書館の貢献を示す事例の提出を促すことを目的としています。

Tell us your story: IFLA’s “Libraries and the Sustainable Development Goals: A Storytelling Manual” is now published(IFLA,2018/4/10)
https://www.ifla.org/node/36272

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館660館の3年間の貸出しデータを用いて分析した科学系の書籍の貸出しに関する分析結果を発表

2018年4月10日、韓国国立中央図書館(NLK)が、4月の「科学の月」にあわせて、公共図書館660館の3年間(2015年1月から2018年2月まで)の貸出しデータ2億件をもとに分析した、科学系の書籍に関する分析結果の概要を発表しました。

・最も貸出された図書は、リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』

・分野別では、数学(23%)、教養(20%)、生命科学(14%)の順で貸出しが多い。

・SF小説の貸出しでは英米の作家の作品が全体の66.6%を占める。韓国の作家の作品は20%。
※日本人作家では、田中芳樹『銀河英雄伝説』、東野圭吾『虹を操る少年』が貸出しの多い作品として紹介されています。

九州国立博物館、文化交流展特集展示「災害に学ぶ・備える 熊本地震と文化財レスキュー」を開催中

福岡県太宰府市の九州国立博物館が、2018年3月13日から5月6日まで、文化交流展特集展示「災害に学ぶ・備える 熊本地震と文化財レスキュー」を開催中です。

熊本における地震の歴史を振り返るとともに、2016年4月に発生した熊本地震における文化財等の被害の実態やそのレスキュー活動の取り組みを紹介するものです。

文化交流展特集展示 災害に学ぶ・備える 熊本地震と文化財レスキュー
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre148.html

参考:
熊本県、「平成29年度文化財レスキュー市民サポーター養成講座」を開催
Posted 2018年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/35298

朝倉市秋月博物館(福岡県)、特集展「災害の記憶展‐復興への兆し」を開催中:平成29年7月九州北部豪雨に関する特集展

福岡県の朝倉市秋月博物館が、2018年3月21日から5月13日まで、特集展「災害の記憶展‐復興への兆し」を開催中です。

2017年7月に発生した「平成29年7月九州北部豪雨」で被災した文化財等が展示されています。

朝倉市秋月博物館 「災害の記憶展」 ‐復興への兆し‐(朝倉市秋月博物館)
http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1402455018482/index.html#event_004

参考:
あさくらフォトプロジェクト、「平成29年7月九州北部豪雨」で被害を受けた写真の洗浄活動を開始
Posted 2017年7月28日
http://current.ndl.go.jp/node/34439

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