カレントアウェアネス-R

Open Scholarship Initiative、2017年会合のレポートを公開

Open Scholarship Initiativeが2017年4月に米ワシントンで開催した会合、OSI2017の詳細なレポートが、2017年11月上旬から公開されています。

OSIは学術情報流通の改善のために、関係者間の国や組織等の垣根を超えたコミュニケーションを実現するために、2016年初頭にUNESCO等が立ち上げた活動です。2017年の会合では「助成モデル」、「機関リポジトリ」、「査読」、「OA推進のための昇進・テニュア獲得の在り方」等のトピックごとに分かれたワーキンググループの会合と、「雑誌編集者」、「出版者」等の各ステークホルダーごとの会合のレポートの2種類が行われました。今回公開されたレポートでは、それぞれの会合の詳細について個別にまとめられています。

Open Scholarship Initiative Proceedings Vol 2 (2017)
https://journals.gmu.edu/osi/issue/view/201

スウェーデンの助成機関クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団が研究助成機関が運用するオープンアクセス誌eLifeに参加

2017年11月9日、オープンアクセス(OA)誌eLifeは新たなにスウェーデンの助成機関、クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団がeLifeの取り組みに参加することを発表しました。

eLifeは英国のウェルカムトラスト、米国のハワードヒューズ医学研究所、ドイツのマックスプランク協会が創刊した、研究成果公開体制の改革を目指すOA誌です。近年ではオープンソースの出版システム・モジュール開発にも注力しています。

クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団はスウェーデンの資産家、ヴァレンベリ家が設立した財団の一つで、教育・研究分野に対し年間240億スウェーデン・クローナ(約3,250億円)を助成する、ヨーロッパで最も大きい民間助成団体のうちの一つでもあります。同財団は2018年からeLifeに参加し、4年間で2,900万スウェーデンクローナ(約3億9千万円)を拠出するとしています。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が指定管理者となる宮崎県延岡市の駅前複合施設、2018年4月1日にオープン 愛称は「エンクロス」、年中無休で午前8時~午後9時まで開館

2017年11月13日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は、2018年に開館を予定していたCCCが管理・運営を受託する宮崎県延岡市の駅前複合施設について、開館日を2018年4月1日と決定したことを発表しました。あわせて、同施設の愛称を公募により「エンクロス」と決定した、ともしています。

新たに開館するエンクロスは2フロアから成り、待合スペース、情報発信スペース、キッズスペース、市民活動スペースや蔦屋書店、スターバックスコーヒーに加え、蔵書冊数2万冊規模の図書閲覧スペース等も備えるとされています。年中無休で、開館時間は午前8時から午後9時までとする予定であるとのことです。

2018年4月1日にオープン延岡市駅前複合施設の愛称が公募により「エンクロス」に決定。(CCC、2017/11/13付け)
http://www.ccc.co.jp/news/2017/20171113_005307.html

国際図書館連盟の“Library Map of the World”に、99か国・200万館分のデータが搭載

2017年11月13日、国際図書館連盟(IFLA)が、信頼できる世界の図書館に関する統計の作成を目指して構築した“Library Map of the World”のデータ収集の第1段階が10月31日で終わり、99か国・200万館分のデータが搭載されたと発表しています。

IFLA Library Map of the World - more than 2 million libraries counted!(IFLA,2017/11/13)
https://www.ifla.org/node/16947

Library Map of the World(IFLA)
https://librarymap.ifla.org/

ORCID,Inc、研究者コミュニティーのORCIDに対する意識調査の報告書を公開

2017年11月13日、ORCID,Incが、研究者コミュニティーのORCIDに対する意識調査の報告書“ORCID 2017 Community Survey Report”を公開しました。

同調査は2015年調査に続くもので、質問項目を追加して、2017年5月31日から7月14日かけて実施されました。回答者は、主に、研究者情報のデータベース“ORCID Registry”から選ばれています。2015年と比べて中南米・中東・アジアからの回答が増え、北米からの回答が減少していると説明されています。

得られた主な知見として、

JR九州、特急「ゆふいんの森」車内に図書コーナー「ゆふ森としょかん」を期間限定で設置

JR九州が、2017年11月10日から2018年2月28日までの期間限定で、特急「ゆふいんの森」に、車内図書コーナー「ゆふ森としょかん」を設置すると発表しています。

大分市の書店「カモシカ書店」が「列車の旅路で読んでいただくおすすめの本」をテーマに選定した図書を、車内限定で貸出しするもので、絵本・エッセイ・詩など約20タイトルが、おすすめポイントを紹介するPOPとともに用意されます。

特急ゆふいんの森 新着情報(JR九州)
http://www.jrkyushu.co.jp/trains/yufuinnomori/
※「2017年11月9日大分の人気書店とタイアップ。車内図書コーナー「ゆふ森としょかん」設置します! 」とあります。

ゆふ森としょかん[PDF:約200KB]
http://www.jrkyushu.co.jp/tabi/yufuin/img/1109_tosyokan.pdf

【イベント】キャスリーン・サロモン氏(ゲッティ研究所副所長)講演会「日本美術資料の国際情報発信に向けて」(12/6・東京)

2017年12月6日、東京国立博物館黒田記念館において、東京文化財研究所文化財情報資料部が主催する、ゲッティ研究所副所長のキャスリーン・サロモン氏による講演会「日本美術資料の国際情報発信に向けて」が行なわれます。

「視野の拡大に向けて:ゲッティ研究所と美術研究情報の国際的発信」と題して、美術図書館を運営し国際的な情報発信・情報共有を推進しているゲッティ研究所副所長のキャスリーン・サロモン氏が、ゲッティ研究所図書館のこれまでの歩みと現在の世界的な取り組みについての紹介や美術資料の情報発信の国際動向についての講演を行なうとともに、日本において美術資料の国際情報発信に向けての課題と展望を考える場とするとされています。

定員は40人で、事前の申し込みが必要です。

キャスリーン・サロモン氏(ゲッティ研究所副所長)講演会―日本美術資料の国際情報発信に向けて(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/info/info171206/index.html

米国学校図書館員協会、新しい『学校図書館基準』を刊行

2017年11月10日、米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)が、新しい学校図書館基準“National School Library Standards for Learners, School Librarians, and School Libraries” を刊行しました。

これまで“AASL Standards for the 21st-Century Learner”、“Standards in Action”、“Empowering Learners”の3つに分かれていた基準・ガイドラインを統合・改訂し、1冊のテキストとしたものです。

あわせて、今回の基準の、管理者・保護者へのアドヴォカシーや教員との連携を支援するためのツールとして“AASL Standards Framework for Learners pamphlet”も刊行されています。

奈良文化財研究所、「平成29年度第1回報告書データベース作成に関する説明会」の予稿集及び質問回答集を公開

2017年11月10日、奈良文化財研究所が、同所において9月29日に開催した「平成29年度第1回報告書データベース作成に関する説明会」の予稿集及び質問回答集を公開しました。

全国遺跡報告総覧:平成29年度第1回報告書データベース作成に関する説明会予稿集を公開(なぶんけんブログ,2017/11/10)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/11/setsumeikai.html

報告書データベース作成に関する説明会予稿集(全国遺跡報告総覧)
http://sitereports.nabunken.go.jp/21333
http://doi.org/10.24484/sitereports.21333

米・テキサス州図書館協会、ハリケーン・ハービーの被害を受けた25館への総額10万2,600ドルの助成を発表

2017年11月7日、米・テキサス州図書館協会(TLA)は、ハリケーン・ハービーの被害を受けた25の図書館へ、総額10万2,600ドルの助成を行なうと発表しています。

各館の助成額は2,500ドルから1万5千ドルで、図書館システム・施設の修理・蔵書購入・什器などに用いられます。

助成金は、TLAの災害救済基金(Disaster Relief Fund)から拠出されるもので、10月31日現在、1,100の個人・団体・企業から16万130ドルを超す寄付が寄せられています。

TLA Awards Over $100,000 in Disaster Relief Grants(TLA,2017/11/7)
http://www.txla.org/news/2017/11/tla-awards-over-100000-in-disaster-relief-grants

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