デジタル人文学

【イベント】第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会(7/27-28・立川)

2018年7月27日から28日にかけて、東京都立川市の国文学研究資料館で、同館による第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会が開催されます。入場は無料で、聴講も自由です。同会はライブ配信が予定されています。

プログラムは以下の通りです。

●7月27日
・基調講演 「聖語論(ヒエログロシア)から見た道元禅師の和漢言説」
・パネル1 「津軽デジタル風土記 ナビゲーションからコミュニケーションへ」

●7月28日
・パネル2 「比較書誌学の観点による日本古典籍の特質と問題」
・研究報告 「画像解析技術の進展と歴史的典籍への展開」
・パネル3 「古典芸能における身体―ことばと絵画から立ち上がるもの―」
・パネル4 「漢文化圏におけるデジタル化:東アジアの漢文系データベースと人文学研究の最前線」

オーストラリア国立図書館(NLA)が所蔵するオーストラリア先住民の言語を採録したコレクションのデジタルアーカイブが公開

2018年6月11日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、“Digital Daisy Bate”を公開しています。

民族学者・ベイツ(Daisy Bates)が採録した、西オーストラリアのオーストラリア先住民(Aboriginal)の言語に関するコレクションをオンラインで利用できるようにしたもので、メルボルン大学芸術学部・オーストラリア研究会議(ARC)・ARCのダイナミックな言語に関する研究拠点(Centre of Excellence for the Dynamics of Language)・NLAの支援を受けて、メルボルン大学のNick Thieberger准教授が作成しました。

古いものでは採録時期が1900年代に遡る2万3,000ページ分のオーストラリア先住民の言語のリストや4,000ページ分のタイプ打ち原稿等がデジタル化され検索・閲覧できるようになっており、検索結果画面では、オリジナルの画像とテキスト・注釈が並べて表示されます。

7月13日にARCが公開したNick Thieberger准教授へのインタビュー記事によると、今回のデジタル化にあたっては、人文科学のテキストの符号化・交換のための規格TEIの技術が用いられているようです。

【イベント】国際ワークショップ「デジタル文献学:東西の対話 ペルセウス・デジタル図書館(西洋古典)とSAT大蔵経DB(仏典)」(7/5・東京)

2018年7月5日、東京大学本郷キャンパスにおいて、科学研究費補助金基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」主催、東京大学大学院人文社会系研究科人文情報学拠点共済、一般財団法人人文情報学研究所後援の国際ワークショップ「デジタル文献学:東西の対話 ペルセウス・デジタル図書館(西洋古典)とSAT大蔵経DB(仏典)」が開催されます。

同ワークショップではテクストデータベース(テクストDB)の老舗として、30年以上、西洋古典の全文テクストDBへの取組みを続けてきているペルセウス・デジタル図書館のリーダー、Gregory Crane氏と、同じく長年にわたり活動を続けてきている仏典のテクストDB、SAT大蔵経テキストデータベースの技術担当者、永崎研宣氏によるそれぞれの古典テクストDBの紹介を通じ、テクストDBが持てる様々な可能性について検討するとのことです。

参加費は無料で、使用言語は英語です。

【イベント】「(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会」(8/9・吹田)

2018年8月9日、関西大学千里山キャンパス以文館4階において、関西大学アジア・オープン・リサーチセンターによるイベント「(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会」が開催されます。

同会ではアメリカおよび日本の図書館および図書館に関わる研究機関の担当者を招き、「(東)アジア研究」と「デジタルヒューマニティーズ」の双方に関わる事業や所属大学等における研究実践についての講演を行うとのことです。さらにそれを踏まえて、「(東)アジア研究」「図書館」「デジタルヒューマニティーズ」という3つの領域に関わる最新動向について、国内のデジタルヒューマニティーズ研究者および図書館等文化機関の職員に対し、広く発信することを目的とするとされています。

なお、参加には事前申し込みが必要です。

(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会のご案内(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター、2018/6/12付け)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20180612_113/

【イベント】国際シンポジウム「デジタル時代における人文学の学術基盤をめぐって」(7/6・東京)

2018年7月6日、東京都千代田区の一橋講堂において、科学研究費補助金基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」主催の国際シンポジウム「デジタル時代における人文学の学術基盤をめぐって」が開催されます。

デジタル時代における人文学の学術基盤のありかたという、日本の人文学にとっての焦眉の課題を解決するため、同テーマに関して国際的に指導的役割を果たしている2名の研究者を招聘し世界の現状を把握し議論するほか、日本における人文学のデジタル学術基盤に関連する代表的な組織・プロジェクトのうち18件についてのポスター発表及びデモンストレーションが行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

開催趣旨 下田正弘氏(東京大学大学院人文社会研究科教授)

講演   Laurent Romary氏(欧州人文学デジタル研究基盤/DARIAH)

講演   Gregory Crane氏(ペルセウスデジタル図書館)

講演   大向一輝氏(国立情報学研究所准教授)

ショートプレゼンテーション

ポスター及びデモンストレーション

パネルディスカッション

ポスター及びデモンストレーション

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「IIIF Curation Finder」「IIIF Curation Platform」「顔貌コレクション(顔コレ)」を公開

2018年5月23日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「IIIF Curation Finder」「IIIF Curation Platform」「顔貌コレクション(顔コレ)」を公開しました。

「IIIF Curation Finder」は、「IIIF Curation Viewer」で作成したキュレーションを検索可能にするとともに、検索結果を再編集した新たなキュレーションも公開可能としたものです。

「IIIF Curation Platform」は、IIIFの世界における有力な検索エンジンの不在という課題に対応するために、JSONkeeperやCanvas IndexerなどのソフトウェアをAPIで接続することで、IIIF検索エンジンのプロトタイプとして作成されたものです。

「顔貌コレクション」は、「IIIF Curation Platform」を活用したもので、美術作品に出現する顔の部分を切り取って集め、それを美術史研究(特に様式研究)に活用するプロジェクトです。顔の描き方を比較検討することで、例えば絵師や工房の異同を推定したり、影響関係を見出したりすることが可能になるとしています。

E2021 - KU-ORCASキックオフ・シンポジウム<報告>

2018年2月17日及び18日,関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS;E1967参照)は,キックオフ・シンポジウム「デジタルアーカイブが開く東アジア文化研究の新しい地平」を開催した。シンポジウムでは,国内外からデジタルアーカイブや東アジア文化研究の専門家を招き,それぞれから講演・研究報告が行われた。紙幅の関係上,本稿ではシンポジウム各日の概略をまとめるに留めるが,弊学の公式YouTubeチャンネルでは当日のライブ動画を公開しているので各講演の詳細はそちらをご参照いただきたい。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「武鑑全集」に「紋・道具」を追加

2018年4月27日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「武鑑全集」に「紋・道具」を追加したと発表しています。

「武鑑全集」は、『武鑑』を網羅的に解析し、江戸時代の大名家や幕府役人に関する人物・地理情報などの中核的情報プラットフォームを構築するプロジェクトです。

今回追加された「紋・道具」は、『寛政武鑑』に掲載されている紋(定紋・副紋)、行列道具、押の羽織模様、駕籠陸尺の羽織模様、纏、火消同心の羽織模様、船印・帆印、帆幕、船幕などの領域を切り取って収集し、大名家ごとや種類ごとなど様々な切り口から、『武鑑』を再編集したものです。

見て楽しむ大名家デザイン集「紋・道具」が登場(CODH,2018/4/27)
http://codh.rois.ac.jp/bukan/about/#20180427

武鑑全集 紋・道具 一覧
http://codh.rois.ac.jp/bukan/book/200018823/graphic/

国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクト、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を公開

2018年4月27日、国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクトが、「くずし字、いろいろ」を公開しました。

同プロジェクトでは、市民に古典籍から天文の記録を読み解いてもらう取り組み「『古典』オーロラハンター」を進めており、シチズンサイエンスの動きを促進するため、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツとして開発したものです。

ひらがなを入力すると、対応するくずし字がくずし字データベースを参照して表示され、SNSで共有できます。

共同プレスリリース オーロラ4Dプロジェクトがくずし字の教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を開発! なんで!? [PDF:2ページ](国文学研究資料館・国立極地研究所,2018/4/26)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20180426_release.pdf

オーロラ4Dプロジェクト
https://aurora4d.jp/

【イベント】2018 Spring Tokyo Digital History Symposium(4/15・東京)

2018年4月15日、学際コミュニティTokyo Digital Historyが、東京大学本郷キャンパスで、「2018 Spring Tokyo Digital History Symposium」を開催します。

歴史研究におけるデータ活用方法に関する問いへの答えが求められているという課題認識に基づいて、歴史研究が生み出されるまでの4つのプロセスに応じた4セクションを用意し、各プロセスに関連する情報技術やデジタル・ツールおよび知識を整理して、具体的な研究実践例とともに提示します。

定員は50人程度で、事前の申込みが必要です。参加費は無料です。

詳細な内容は次のとおりです。

セクション
01 情報の入手/Chair:清原和之氏(学習院大学アーカイブズ学専攻助教)
金甫榮氏(渋沢栄一記念財団デジタル・キュレーター/アーカイブズ学)
デジタル・アーカイブの多義性/アーカイブズ理論
デジタル時代に史料とどう向き合うか

福田真人氏(東京大学日本史学博士課程3年/近代日本貨幣史)
公文録/史料の階層/Webスクレイピング
巨大な史料群のデータを一括入手する

ページ