デジタル人文学

【イベント】「(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会」(8/9・吹田)

2018年8月9日、関西大学千里山キャンパス以文館4階において、関西大学アジア・オープン・リサーチセンターによるイベント「(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会」が開催されます。

同会ではアメリカおよび日本の図書館および図書館に関わる研究機関の担当者を招き、「(東)アジア研究」と「デジタルヒューマニティーズ」の双方に関わる事業や所属大学等における研究実践についての講演を行うとのことです。さらにそれを踏まえて、「(東)アジア研究」「図書館」「デジタルヒューマニティーズ」という3つの領域に関わる最新動向について、国内のデジタルヒューマニティーズ研究者および図書館等文化機関の職員に対し、広く発信することを目的とするとされています。

なお、参加には事前申し込みが必要です。

(東)アジア研究×図書館×デジタルヒューマニティーズ講演会のご案内(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター、2018/6/12付け)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20180612_113/

【イベント】国際シンポジウム「デジタル時代における人文学の学術基盤をめぐって」(7/6・東京)

2018年7月6日、東京都千代田区の一橋講堂において、科学研究費補助金基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」主催の国際シンポジウム「デジタル時代における人文学の学術基盤をめぐって」が開催されます。

デジタル時代における人文学の学術基盤のありかたという、日本の人文学にとっての焦眉の課題を解決するため、同テーマに関して国際的に指導的役割を果たしている2名の研究者を招聘し世界の現状を把握し議論するほか、日本における人文学のデジタル学術基盤に関連する代表的な組織・プロジェクトのうち18件についてのポスター発表及びデモンストレーションが行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

開催趣旨 下田正弘氏(東京大学大学院人文社会研究科教授)

講演   Laurent Romary氏(欧州人文学デジタル研究基盤/DARIAH)

講演   Gregory Crane氏(ペルセウスデジタル図書館)

講演   大向一輝氏(国立情報学研究所准教授)

ショートプレゼンテーション

ポスター及びデモンストレーション

パネルディスカッション

ポスター及びデモンストレーション

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「IIIF Curation Finder」「IIIF Curation Platform」「顔貌コレクション(顔コレ)」を公開

2018年5月23日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「IIIF Curation Finder」「IIIF Curation Platform」「顔貌コレクション(顔コレ)」を公開しました。

「IIIF Curation Finder」は、「IIIF Curation Viewer」で作成したキュレーションを検索可能にするとともに、検索結果を再編集した新たなキュレーションも公開可能としたものです。

「IIIF Curation Platform」は、IIIFの世界における有力な検索エンジンの不在という課題に対応するために、JSONkeeperやCanvas IndexerなどのソフトウェアをAPIで接続することで、IIIF検索エンジンのプロトタイプとして作成されたものです。

「顔貌コレクション」は、「IIIF Curation Platform」を活用したもので、美術作品に出現する顔の部分を切り取って集め、それを美術史研究(特に様式研究)に活用するプロジェクトです。顔の描き方を比較検討することで、例えば絵師や工房の異同を推定したり、影響関係を見出したりすることが可能になるとしています。

E2021 - KU-ORCASキックオフ・シンポジウム<報告>

2018年2月17日及び18日,関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS;E1967参照)は,キックオフ・シンポジウム「デジタルアーカイブが開く東アジア文化研究の新しい地平」を開催した。シンポジウムでは,国内外からデジタルアーカイブや東アジア文化研究の専門家を招き,それぞれから講演・研究報告が行われた。紙幅の関係上,本稿ではシンポジウム各日の概略をまとめるに留めるが,弊学の公式YouTubeチャンネルでは当日のライブ動画を公開しているので各講演の詳細はそちらをご参照いただきたい。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「武鑑全集」に「紋・道具」を追加

2018年4月27日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「武鑑全集」に「紋・道具」を追加したと発表しています。

「武鑑全集」は、『武鑑』を網羅的に解析し、江戸時代の大名家や幕府役人に関する人物・地理情報などの中核的情報プラットフォームを構築するプロジェクトです。

今回追加された「紋・道具」は、『寛政武鑑』に掲載されている紋(定紋・副紋)、行列道具、押の羽織模様、駕籠陸尺の羽織模様、纏、火消同心の羽織模様、船印・帆印、帆幕、船幕などの領域を切り取って収集し、大名家ごとや種類ごとなど様々な切り口から、『武鑑』を再編集したものです。

見て楽しむ大名家デザイン集「紋・道具」が登場(CODH,2018/4/27)
http://codh.rois.ac.jp/bukan/about/#20180427

武鑑全集 紋・道具 一覧
http://codh.rois.ac.jp/bukan/book/200018823/graphic/

国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクト、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を公開

2018年4月27日、国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクトが、「くずし字、いろいろ」を公開しました。

同プロジェクトでは、市民に古典籍から天文の記録を読み解いてもらう取り組み「『古典』オーロラハンター」を進めており、シチズンサイエンスの動きを促進するため、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツとして開発したものです。

ひらがなを入力すると、対応するくずし字がくずし字データベースを参照して表示され、SNSで共有できます。

共同プレスリリース オーロラ4Dプロジェクトがくずし字の教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を開発! なんで!? [PDF:2ページ](国文学研究資料館・国立極地研究所,2018/4/26)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20180426_release.pdf

オーロラ4Dプロジェクト
https://aurora4d.jp/

【イベント】2018 Spring Tokyo Digital History Symposium(4/15・東京)

2018年4月15日、学際コミュニティTokyo Digital Historyが、東京大学本郷キャンパスで、「2018 Spring Tokyo Digital History Symposium」を開催します。

歴史研究におけるデータ活用方法に関する問いへの答えが求められているという課題認識に基づいて、歴史研究が生み出されるまでの4つのプロセスに応じた4セクションを用意し、各プロセスに関連する情報技術やデジタル・ツールおよび知識を整理して、具体的な研究実践例とともに提示します。

定員は50人程度で、事前の申込みが必要です。参加費は無料です。

詳細な内容は次のとおりです。

セクション
01 情報の入手/Chair:清原和之氏(学習院大学アーカイブズ学専攻助教)
金甫榮氏(渋沢栄一記念財団デジタル・キュレーター/アーカイブズ学)
デジタル・アーカイブの多義性/アーカイブズ理論
デジタル時代に史料とどう向き合うか

福田真人氏(東京大学日本史学博士課程3年/近代日本貨幣史)
公文録/史料の階層/Webスクレイピング
巨大な史料群のデータを一括入手する

E2010 - 漢字文献情報処理研究会第20回大会<報告>

2018年1月20日,花園大学(京都市)で漢字文献情報処理研究会第20回大会が行われた。漢字文献情報処理研究会は,東洋学の研究・教育におけるICT活用の促進を目的とする研究組織である。本稿では,この大会で行われた特別セッション「デジタルデータの利活用と長期保存:大学図書館および人文・社会系研究者の役割」について報告する。本セッションでは,趣旨説明及び4つの報告の後,討論・質疑応答が行われた。

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開されています。

テキストデータ、分析のためのツール、テキストマイニングのための研修などに対する研究者のニーズを明らかにしています。調査結果は、HathiTrust Research Center(HTRC)のツールやサービスの開発に役立てられます。

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IUScholarWorks, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2022/21924

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IDEALS, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2142/99157

E1998 - 東寺百合文書データミーティング<報告>

京都府立京都学・歴彩館(E1906参照)は,2017年10月26日に「東寺百合文書データミーティング」を開催した。当館は日本の中世史研究では著名な古文書である東寺百合文書を所蔵しており,2013年から2014年にかけて1万8,704点の文書すべてをデジタル化,2014年3月にウェブサイト「東寺百合文書WEB」を開設し,およそ8万ファイルのデジタル化した文書画像を公開している(E1561参照)。最近になって,同ウェブサイトの背後にある目録データそのものの公開や,画像ファイルのIIIF化の要望が届き,このうち目録データについては10月10日に公開し,データの加工や配布,ウェブサイトやサービスに組み入れて公開することも可としている。このように当初想定していた「人が操作し,人が見るウェブサイト」とは異なる需要への考慮も必要となってきている。そこで,歴史学など人文学分野の研究とシステムの企画・構築との両方に関わる人から話を聞き,今後のデータ整備やシステム改修に活かしたいと考えてこの「東寺百合文書データミーティング」を企画した。筆者のほか,人文情報学研究所の永崎研宣氏,国立歴史民俗博物館の橋本雄太氏,東京大学史料編纂所の山田太造氏,国立歴史民俗博物館の後藤真氏の5人が報告し,その後に質疑応答を行なった。

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