デジタル人文学

国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクト、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を公開

2018年4月27日、国文学研究資料館・国立極地研究所によるオーロラ4Dプロジェクトが、「くずし字、いろいろ」を公開しました。

同プロジェクトでは、市民に古典籍から天文の記録を読み解いてもらう取り組み「『古典』オーロラハンター」を進めており、シチズンサイエンスの動きを促進するため、くずし字を読むことにつなげる教育コンテンツとして開発したものです。

ひらがなを入力すると、対応するくずし字がくずし字データベースを参照して表示され、SNSで共有できます。

共同プレスリリース オーロラ4Dプロジェクトがくずし字の教育コンテンツ「くずし字、いろいろ」を開発! なんで!? [PDF:2ページ](国文学研究資料館・国立極地研究所,2018/4/26)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20180426_release.pdf

オーロラ4Dプロジェクト
https://aurora4d.jp/

【イベント】2018 Spring Tokyo Digital History Symposium(4/15・東京)

2018年4月15日、学際コミュニティTokyo Digital Historyが、東京大学本郷キャンパスで、「2018 Spring Tokyo Digital History Symposium」を開催します。

歴史研究におけるデータ活用方法に関する問いへの答えが求められているという課題認識に基づいて、歴史研究が生み出されるまでの4つのプロセスに応じた4セクションを用意し、各プロセスに関連する情報技術やデジタル・ツールおよび知識を整理して、具体的な研究実践例とともに提示します。

定員は50人程度で、事前の申込みが必要です。参加費は無料です。

詳細な内容は次のとおりです。

セクション
01 情報の入手/Chair:清原和之氏(学習院大学アーカイブズ学専攻助教)
金甫榮氏(渋沢栄一記念財団デジタル・キュレーター/アーカイブズ学)
デジタル・アーカイブの多義性/アーカイブズ理論
デジタル時代に史料とどう向き合うか

福田真人氏(東京大学日本史学博士課程3年/近代日本貨幣史)
公文録/史料の階層/Webスクレイピング
巨大な史料群のデータを一括入手する

E2010 - 漢字文献情報処理研究会第20回大会<報告>

2018年1月20日,花園大学(京都市)で漢字文献情報処理研究会第20回大会が行われた。漢字文献情報処理研究会は,東洋学の研究・教育におけるICT活用の促進を目的とする研究組織である。本稿では,この大会で行われた特別セッション「デジタルデータの利活用と長期保存:大学図書館および人文・社会系研究者の役割」について報告する。本セッションでは,趣旨説明及び4つの報告の後,討論・質疑応答が行われた。

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開されています。

テキストデータ、分析のためのツール、テキストマイニングのための研修などに対する研究者のニーズを明らかにしています。調査結果は、HathiTrust Research Center(HTRC)のツールやサービスの開発に役立てられます。

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IUScholarWorks, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2022/21924

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IDEALS, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2142/99157

E1998 - 東寺百合文書データミーティング<報告>

京都府立京都学・歴彩館(E1906参照)は,2017年10月26日に「東寺百合文書データミーティング」を開催した。当館は日本の中世史研究では著名な古文書である東寺百合文書を所蔵しており,2013年から2014年にかけて1万8,704点の文書すべてをデジタル化,2014年3月にウェブサイト「東寺百合文書WEB」を開設し,およそ8万ファイルのデジタル化した文書画像を公開している(E1561参照)。最近になって,同ウェブサイトの背後にある目録データそのものの公開や,画像ファイルのIIIF化の要望が届き,このうち目録データについては10月10日に公開し,データの加工や配布,ウェブサイトやサービスに組み入れて公開することも可としている。このように当初想定していた「人が操作し,人が見るウェブサイト」とは異なる需要への考慮も必要となってきている。そこで,歴史学など人文学分野の研究とシステムの企画・構築との両方に関わる人から話を聞き,今後のデータ整備やシステム改修に活かしたいと考えてこの「東寺百合文書データミーティング」を企画した。筆者のほか,人文情報学研究所の永崎研宣氏,国立歴史民俗博物館の橋本雄太氏,東京大学史料編纂所の山田太造氏,国立歴史民俗博物館の後藤真氏の5人が報告し,その後に質疑応答を行なった。

全米人文科学基金(NEH)と米国国立医学図書館(NLM)の研究・教育・キャリア開発での協力関係、2021年まで延長

2018年2月14日、全米人文科学基金(NEH)と米国国立医学図書館(NLM)の研究・教育・キャリア開発での協力関係が、2021年まで延長されることが発表されました。

これは、生医学と人文学の両研究コミュニティが専門知識や技術を共有して新しい研究テーマを開発するために、2012年に開始されたものです。

NEH and NLM Renew Partnership to Collaborate on Research, Education, and Career Initiatives(NLM, 2018/2/14)
https://www.nlm.nih.gov/news/NEH_and_NLM_Renew_Partnership_to_Collaborate_on_Research_Education_and_Career_Initiatives.html

【イベント】懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」(2/23・東京)

2018年2月23日、東京大学情報学環福武ホールにおいて、デジタルアーカイブ学会技術部会と一般財団法人人文情報学研究所との共催により、懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」が開催されます。

Europeanaで翻刻プロジェクトを進めている Frank Drauschke氏が来日するのを機会に実施されるものです。

話題提供として以下の2つの講演が実施されます。

「クラウドソーシング翻刻のための基盤形成:日本古典籍の場合」(逐次通訳付き)
飯倉洋一氏(大阪大学大学院文学研究科)

「共通の歴史を市民の手で - Europeana 1914-1918 と翻刻」 (逐次通訳付き)
Frank Drauschke氏

参加には事前の申し込みが必要です。

Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト(デジタルアーカイブ学会,2018/2/13)
http://digitalarchivejapan.org/1979

【イベント】アジア圏文化資源研究開拓プロジェクト国際ワークショップ「東アジア木版文化研究とデジタル・ヒューマニティーズの可能性」(2/28-3/1・京都)

2018年2月28日と3月1日、京都市の立命館大学アート・リサーチセンターにおいて、同センターのアジア圏文化資源研究開拓プロジェクト等主催の国際ワークショップ「東アジア木版文化研究とデジタル・ヒューマニティーズの可能性」が開催されます。

同センターの日本文化デジタルアーカイブの手法や技術を、アジア圏の様々な文化・芸術研究に応用することで研究を進展させることを目的としたアジア圏文化資源研究開拓プロジェクトの一環です。

シンポジウムは、「東アジアの木版文化」をテーマに、日本・中国・韓国・ベトナムの研究者が各国の研究状況を報告するとともに、各国間でどのような研究交流が可能か、いかにその基盤を構築するか、現在および今後の研究においてデジタル・ヒューマニティーズ手法がどのように作用するかを議論し、研究交流のレベルを進歩させることを目的に開催されます。

参加には、事前の申し込みは不要で、参加費も無料です。

内容は以下の通りです。

2月28日
session1 
立命館大学ARCにおける東アジア文化資源研究とデジタルアーカイブ活動

西林孝浩氏(立命館大学教授)
「アジア圏文化資源研究開拓プロジェクトの概要」

欧州研究図書館協会(LIBER)、デジタル人文学の文献リストを公開

2018年1月29日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、デジタル人文学の文献リストを公開しました。

これは、LIBERのDigital Humanities & Digital Cultural Heritage Working Groupが収集した文献をもとにしています。それぞれ特定の分野に焦点を当てた4チームがリストを作成しており、最初となる今回公開されたのは、デジタル人文学関連のポリシー策定やプロファイル作成の参考となる文献のリストです。デジタル人文学が研究図書館の関心を集める理由や、デジタル人文学を日々実践していくための方法に関する文献を紹介しています。

A Digital Humanities Reading List: Part 1(LIBER, 2018/1/29)
http://libereurope.eu/blog/2018/01/29/digital-humanities-reading-list-part-1/

米・ボストン公共図書館(BPL)、同館所蔵の奴隷制廃止運動に関する手稿類のテキスト化のためのクラウドソーシングプロジェクトを開始

2018年1月23日、米・ボストン公共図書館(BPL)が、同館所蔵の奴隷制廃止運動に関する手稿類のテキスト化のためのクラウドソーシングプロジェクトを開始しました。

同館では、所蔵する奴隷制廃止運動に関する手稿類を整理しデジタル化して公開してきましたが、研究者による利用がより便利になるよう、機械可読な型式でのテキスト化を行なうために、クラウドソーシングのための専用のウェブサイトを立ち上げたものです。

Anti-Slavery Manuscripts now available for the public to transcribe(BPL,2018/1/23)
https://www.bpl.org/distinction/tag/anti-slavery-manuscripts/

Anti-Slavery Manuscripts
https://www.antislaverymanuscripts.org/

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