文書館

OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開

2017年3月21日、OCLC Researchが、報告書“Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives and Museum Cultures”を公開しました。

特に継続教育や専門性開発の分野において、お互いの部門の実践や文化等の相互理解や、連携の拡大を目的に、18人の司書・学芸員・アーキビストが各部門の年次総会(米国博物館協会年次総会、米国図書館協会年次大会、米国アーキビスト協会年次大会)に参加し、得られた知見や推奨事項をまとめたものです。

参加者は、3部門において共通する課題として、保存・保全、多様性・公平性・包含性、雇用と職場の慣行、持続可能性(予算と環境)をあげ、また、必要な資料や各機関の公共的価値を確保するために、個人・組織・部門毎はもちろん3部門全体としてのよりよい擁護者となる必要性を指摘しています。

また、MLA連携に関する推奨事項やアイデアなどは、付録Aとして纏められています。

【イベント】日本アーカイブズ学会2017年度大会(4/22-23・東京)

2017年4月22日と23日に、学習院大学で、日本アーカイブズ学会2017年度大会が開催されます。

22日は、総会のあと学習院大学大学院アーカイブズ学専攻教授・高埜利彦氏による講演会「日本のアーカイブズ制度を回顧する」が行なわれます。

23日は、午前に自由論題研究発表会が行なわれ、17本の発表が予定されています。午後には「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト制度の発展をめざして」をテーマとする企画研究会シンポジウムが行なわれ、

・保坂裕興氏(学習院大学大学院アーカイブズ学専攻教授)「アーキビスト養成の国際的動向-能力保障型の人材育成-」
・加藤丈夫氏(独立行政法人国立公文書館長)「職務基準書を用いたアーカイブズ専門職制度の開発」

の2本の報告のほか、大友一雄氏(人間文化研究機構国文学研究資料館教授)のコメントが予定されています。

参加費が必要ですが、事前申込は不要です。

尼崎市立地域研究史料館(兵庫県)、所蔵するデジタル化した近現代の地図27点をCC BYで公開

2017年3月12日、兵庫県の尼崎市立地域研究史料館が、同館でデジタル化した1918年から1966年までの尼崎市域の地図27点を、尼崎市のオープンデータ・カタログサイトで、CC BYで公開したと発表しています。

Facebook(尼崎市立地域研究史料館,2017/3/12)
https://www.facebook.com/AmagasakiMunicipalArchives/photos/a.288444961267948.61004.287824727996638/1142988795813556/?type=3&theater

日本アーカイブズ学会(JSAS)、国立公文書館から提案された「日本におけるアーキビストの職務基準」に対して意見を提出

2017年2月5日、日本アーカイブズ学会(JSAS)は、国立公文書館から提案された「日本におけるアーキビストの職務基準」に対する意見を、2016年7月30日付で提出したことを発表しました。

この基準は、アーキビストを養成するための教育・育成体制や資格制度の確立を見据え、日本におけるアーキビストに関する職種と要件について、国立公文書館が2016年3月18日付で取りまとめたものです。収集・保存・利用というアーキビストの職種(job)ごとに、課業(task)・仕事(work)とアーキビストに求められる要件が整理されています。

人材育成については、2016年3月にまとめられた「国立公文書館の機能・施設の在り方に関する基本構想」で、重要な課題として指摘されています。

「日本におけるアーキビストの職務基準」に対する意見(JSAS, 2017/2/5)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=297

日本におけるアーキビストの職務基準(PDF: 6ページ)
http://www.jsas.info/modules/20170205/20160318.pdf

関連:
国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議 2016年11月30日開催 第17回 配布資料一覧(内閣府)

カナダ国立図書館・文書館、“Open Data Portal”に価格および所得委員会のデータを追加

2017年2月8日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、連邦政府各部門が実施した調査・研究のデータセットを公開するポータルサイト“Open Data Portal”に、価格および所得委員会(Prices and Incomes Commission)のデータ(労働力、失業率、空室率、価格、所得、飛行機の発着回数、製造業関連統計など)を追加したと発表しています。

New releases to the Open Data Portal(LAC,2017/2/8)
https://thediscoverblog.com/2017/02/08/new-releases-to-the-open-data-portal/

参考:
カナダ国立図書館・文書館、“Open Data Portal”に新規データを追加へ
Posted 2016年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/32771

英国王ジョージ3世の直筆文書を含む約3万3千点のデジタル化資料がオンラインで公開

英国の王室図書館(Royal Library)・王室文書館(Royal Archives)・キングス・カレッジ・ロンドンが取組んでいるプロジェクト“Georgian Papers Programme”が、第1弾として、英国王ジョージ3世の直筆文書を含む約3万3千点のデジタル化資料を2017年1月28日に公開したと、同プロジェクトの米国の主要メンバーであるウィリアム・アンド・メアリー大学が発表しています。

同プログラムは、王室文書館所蔵のジョージ王朝時代の文書35万点をデジタル化してオンラインで公開することを目的とした5年間のプロジェクトです。

First batch of royal Georgian papers released(ウィリアム・アンド・メアリー大学,2017/1/27)
http://www.wm.edu/news/stories/2017/first-batch-of-royal-georgian-papers-released.php

Georgian Papers Online(ロイヤル・コレクション・トラスト)
http://gpp.royalcollection.org.uk/

参考:

米・ネットワーク情報連合、報告書“Library and IT Partnerships with Campus Museums and Archives”を公開

2017年1月30日、米・ネットワーク情報連合(CNI)が、2016年12月に開催された総会で行われたExecutives Roundtableの報告書“Library and IT Partnerships with Campus Museums and Archives”を公開しました。

ラウンドテーブルでは、大学キャンパス内のMLA機関が所蔵する資料の、記述、管理、キュレーション、アクセス強化、保存、普及のためのスローガン、ボーンデジタル資料に関する組織全体での戦略策定に関する幅広いトピックや、それらの資料が大学での教育や研究において効果的に使われるための方法が議論されています。

“Library/IT Partnerships with Campus Museums & Archives” Executive Roundtable Report Available(CNI,2017/1/30)
https://www.cni.org/news/libraryit-partnerships-with-campus-museums-archives-executive-roundtable-report-available

Library and IT Partnerships with Campus Museums and Archives(CNI)

MLA分野での専門能力養成への需要に関する調査報告書が公開(米国)

MLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteが、2016年12月付けで、MLA分野における専門能力養成への需要に関する調査報告書“Self-Identified Library, Archives and Museum Professional Development Needs”の2016版を公開しています。

報告書では、これら機関における継続的な研修や専門能力の養成への強い要望・関心が明らかになったとし、(1)中級から高度な技術的な研修が必要とされるなど分野間では相違点より類似点が多いこと、(2)community engagement分野でのニーズはあらゆる部門で示されたこと、(3)保存修復に関する物理的な保存の指針や技能に関するニーズが約3分の1の回答者からあったこと、などが紹介されています。

また、災害管理計画や関連する技能養成へのニーズは、図書館員では29%、文書館では17%、ミュージアムでは15%であったとのことです。

Self-Identified Library, Archives and Museum Professional Development Needs 2016 Edition(Educopia Institute)

【イベント】デジタルアーカイブ in 岐阜(2/11・岐阜)

2017年2月11日、岐阜女子大学において、「デジタルアーカイブ in 岐阜」が開催されます。

内容は以下の通りです。

〇基調講演「図書館とデジタルアーカイブの未来」
講師:柳与志夫氏(氏東京大学大学院情報学環教授)

〇ICT教育 セッション
テーマ1:次期学習指導要領とアクティブラーニング
講師:下村昌弘氏(文部科学省生涯学習政策局情報教育課専門職)

テーマ2:アクティブラーニングとICT教育
講師:小柳和喜雄氏(奈良教育大学教授) 

〇観光とデジタルアーカイブ セッション
テーマ1:観光とデジタルアーカイブ -高山市の事例-
講師:藤原一也氏(高山市商工観光部観光課誘客・宣伝係係長)

テーマ2:地域の活性化につながるデジタルアーカイブ
講師:下仲隆浩氏(福井県小浜市小浜市産業部商工観光課下仲グループリーダー)

〇図書館・博物館とデジタルアーカイブ セッション
テーマ1:鳥類音声データベース:生態情報デジタルアーカイブの試み
講師:濱尾章二氏(国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ長)

テーマ2:地図情報の魅力 ~広く活用を図るために~
講師:松家隆弘氏(岐阜県図書館サービス課郷土・地図情報係課長補佐)

〇デジタルアーカイブ セッション

小諸市(長野県)、小諸市古文書調査室を開設

2017年1月4日、長野県の小諸市は、小諸市古文書調査室を開設したと発表しています。

調査室は、郷土の貴重な歴史資料である市内の古文書が散逸することがないよう、収集・整理・展示・保管・調査・研究を一体的に行う拠点としての役割を担っており、現在の市立小諸図書館建築にあたり臨時的に使われた旧臨時図書館内に開設されました。

小諸市古文書(こもんじょ)調査室を開設しました(小諸市,2017/1/4)
http://www.city.komoro.lg.jp/news-institution/2016122700016

小諸市古文書調査室 旧臨時図書館内に開設 市民の研究拠点に /長野(毎日新聞,2017/1/7)
http://mainichi.jp/articles/20170107/ddl/k20/040/051000c

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