文書館

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、第一次世界大戦時のカナダ海外派遣軍(CEF)の人事ファイルのデジタル化作業の完了を発表

2018年8月15日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、第一次世界大戦時のカナダ海外派遣軍(CEF)の人事ファイルのデジタル化作業の完了を発表しました。

5年間に50人以上の専門家が参加した同プロジェクトにより、約3,000万ページ分の資料がデジタル化され、第一次世界大戦中にCEFに入隊した62万2,290人分の兵士の記録にアクセスできるようになりました。プロジェクト当初、記録は64万人分と想定していましたが、複数回入隊した兵士の記録を電子的にリンクさせた結果62万2,290人分の記録となっています。500TBを超す高精細画像も作成されました。

READプロジェクト、デジタル化ツールを試用するイベント「スキャナソン」を3か国で同時開催

古文書のアクセス向上を目指すREAD(Recognition and Enrichment of Archival Documents)プロジェクトが、2018年6月8日、英国国立公文書館(TNA)、フィンランド国立公文書館及びスイス・チューリッヒ州立公文書館で、デジタル化のためのツールを試用するイベント「スキャナソン」を同時開催していました。

試用されたツールは、同プロジェクトの一環として開発された、モバイルアプリのDocScanと、テント形のScanTentという装置です。ScanTentは、中に資料を置き、装置の上に携帯電話を置いて資料を撮影するというもので、中にはLEDライトを備えています。DocScanは、資料のページを繰ると自動的に撮影する機能を備えており、両者を併せて使用すると効果的であるとされています。

また、同プロジェクトでは、更なるフィードバックを得るため、TNAをはじめとする数機関にScanTentを提供したとしています。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、内閣総理大臣宛に「平成30年7月豪雨被災地における公文書等の保全・保存に関する要望書」を提出

2018年8月8日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、内閣総理大臣宛に「平成30年7月豪雨被災地における公文書等の保全・保存に関する要望書」を提出しました。

被害を受けた公文書等の保全・保存活動の支援、公文書の被災実態調査の実施、被災した公文書館等の施設復旧・再建への支援、滅失した公文書等の代替復元への支援、被災から復興までの記録の公文書としての保存及び被災に係る民間記録の収集・保存・継承に必要な支援、を実施することを要望しています。

全史料協 新着記録
http://www.jsai.jp/
※2018. 8. 8 欄に「資料ファイルに「平成30年7月豪雨被災地における公文書等の保全・保存に関する要望書」を掲載しました。」とあります。

平成30年7月豪雨被災地における公文書等の保全・保存に関する要望書 [PDF:616KB)
http://jsai.jp/file/20180808petition.pdf

【イベント】平成30年度公文書館機能普及セミナー in 静岡「災害と公文書管理」(10/4・静岡)

2018年10月4日、静岡県庁において、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)調査・研究委員会主催の平成30年度公文書館機能普及セミナー in 静岡「災害と公文書管理」が開催されます。

地域の記憶を伝える公文書と地域資料の保存方法、公文書管理や自治体史編纂後の収集資料の現状と課題、両者の保存を妨げる災害といった観点から、公文書館機能の構築に必要な視点を考えることを目的としています。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は100人です。

プログラムの主な内容は

・講演「公文書の防災対策」青木睦氏(国文学研究資料館准教授・全史料協理事)

・報告1「静岡県における公文書管理・保存及び公開の現状と課題」川上努氏(静岡県経営管理部法務文書課主幹)

・報告2「静岡県歴史文化情報センターの取り組み」小杉敦士氏(静岡県立中央図書館歴史文化情報センター教育主任)

・パネルディスカッション/質疑応答 司会:宮田克成氏(三豊市文書館長)

岡山県立記録資料館、「平成30年7月豪雨」により水損被害を受けた資料の取り扱いに関する相談を受付け

岡山県立記録資料館が、「平成30年7月豪雨」により水や泥の被害を受けた資料の取り扱いに関する相談を受付けています。

新着情報一覧(岡山県立記録資料館)
http://archives.pref.okayama.jp/topic.html
※2018.07.11欄に「岡山県立記録資料館では、豪雨災害で水や泥の被害を受けた資料の取り扱いについてご相談をお受けしています。お気軽にお問い合わせください。」とあります。

参考:
岡山史料ネット、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ
Posted 2018年7月9日
http://current.ndl.go.jp/node/36291

広島大学文書館、広島市公文書館・広島県立文書館からの支援要請により、平成30年7月豪雨で水損被害を受けた学校文書の修復作業を実施

広島大学文書館が、2018年7月17日に、平成30年7月豪雨で水損被害を受けた学校文書の修復作業を実施したと発表しています。

冠水した広島市安佐北区の深川小学校の水損被害を受けた学校文書に関して広島市公文書館からの支援要請を受けた広島県立文書館が、「災害等の発生に伴う史・資料保護に関する相互協力協定」に基づき、広島大学に協力を要請したものです。

県、市、大学の3機関から職員やボランティア学生約20人が学校文書等約870冊の修復作業を行なったとのことです。

他にも被災した文書や文化財の保護について依頼があれば、3機関で連携を図って可能な限り対応していきたいとしています。

広島大学文書館が豪雨災害で水損した学校文書の修復作業を行いました(広島大学,2018/7/18)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/46391

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況」をウェブサイトで公開

2018年7月12日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、平成30年7月豪雨をうけ、資料保存利用機関等被災状況をまとめた「西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況」をウェブサイトで公開しました。

内容は随時更新するとしています。

第1報(2018年7月11日段階)によると、岡山県立記録資料館が「県内の現用公文書の状況について,悉皆調査を行う」、広島県立文書館が「状況は不明。これから県内の状況を把握したい」、愛媛県歴史文化博物館が「館の被災なし。南予地方を中心に民間及び公的施設の所蔵資料が被災。水損資料の保管場所が不足。」となっています。

全史料協 新着情報
http://www.jsai.jp/
※2018.7.12欄に「速報 西日本豪雨 資料保存機関等被災状況」とあります。

西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況 (全史料協)
http://jsai.jp/rescueA/NishinihonHR2018/201807HR1.html

広島県立文書館、「平成30年7月豪雨」により水損被害を受けた紙資料や写真などの取り扱いに関する相談を受付け

広島県立文書館が、「平成30年7月豪雨」により水や泥の被害を受けた紙資料や写真などの取り扱いに関する相談を受付けています。

広島県立文書館
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/monjokan/
※「「豪雨による被害のお見舞いを申し上げます」として、相談を受け付けている旨の掲載があります」

参考:
東京文化財研究所、水損資料の取扱に関する資料をウェブサイトに再掲
Posted 2018年7月10日
http://current.ndl.go.jp/node/36299

文化財防災ネットワーク、動画「文化財防災マニュアル~汚損紙資料のクリーニング処置例~」の冊子版PDFを公開
Posted 2018年5月28日
http://current.ndl.go.jp/node/36061

新発田市立歴史図書館(新潟県)が7月7日にオープン

新潟県新発田市の広報誌『広報しばた』2018年7月2日号で、2018年7月7日にオープンする、新発田市立歴史図書館が紹介されています。

1984年に足軽長屋をイメージして建てられた、旧新発田市立図書館をリニューアルしたものです。

同館では古文書・書籍・絵図類など、歴史関係の図書約2万点を所蔵しており、今後も歴史や郷土に関する資料の収集・保存を行なっていくとしています。

1階には展示室があり、年4回展示換えを行なって資料を公開するほか、2階には資料閲覧室があり、所蔵資料を利用することができます。

3階には歴史資料を適切に保存できる「特別収蔵庫」があり、見学者用窓から内部を見ることができるようになっています。

今後、地域の歴史に関するイベントや、古文書の読解や城下町のまち歩きなどの講座も開催するとともに、子どもが郷土愛を育む施設となることも目指すとしています。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「大阪北部地震 資料保存利用機関等被災状況」を公表

2018年6月21日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、6月18日に大阪府北部で発生した地震を受け、「大阪北部地震 資料保存利用機関等被災状況」を公表しました。

6月21日段階での、資料保存機関等の被災状況が表でまとめられています。

全史料協 新着情報
http://www.jsai.jp/
※2018.6.21欄に「速報 大阪北部地震 資料保存機関等被災状況」とあります。

大阪北部地震 資料保存利用機関等被災状況 [PDF:2ページ]
http://jsai.jp/ibbs/b20180621.pdf

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