児童サービス

国際図書館連盟(IFLA)、「児童図書館サービスの指針」の改訂版を公開

2018年12月7日、国際図書館連盟(IFLA)児童・ヤングアダルト図書館分科会が、2003年に公開された「児童図書館サービスの指針」(Guidelines for Children's Libraries Services)の改訂版である“IFLA Guidelines for Library Services to Children aged 0-18”の公開を発表しています。

デジタル時代における高品質な児童サービスの実施を支援するとともに、現代社会における図書館の役割の変化を認識することが目的とされています。

Revised Guidelines for Library Services to Children aged 0-18 years published(IFLA, 2018/12/7)
https://www.ifla.org/node/91750

北九州市立子ども図書館が2018年12月22日に開館予定

北九州市立子ども図書館が2018年12月22日に開館する予定であることが、同市から発表されています。同館は、子どもの読書活動を推進する拠点として、市内図書館児童部門の中心的な役割を担うこととなっています。

幼児閲覧室及び小・中・高生閲覧室のほか、読書通帳機や、「世界の絵本と地図のコーナー」、「ふるさと再発見コーナー」、「私たちのまちの児童文学コーナー」等が設けられます。

開館当日は、絵本作家よしながこうたく氏による記念講演会が同館で開催される予定です。入場は無料です。

北九州市立子ども図書館(北九州市)
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kyouiku/32300001_00005.html

子ども図書館の概要[PDF:316KB]
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000820750.pdf

E2067 - SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2018報告

任意団体である学校図書館プロジェクトSLiiiC(スリック)は,学校図書館関係者の交流や研鑽を目的としたイベントを随時開催している。過去,様々なテーマで,8月から9月にサマー・ワーク・キャンプ(以下「SWC」)と称する,学校図書館の枠にとらわれない切り口の研修会を何度も行ってきた(E1718参照)。しかし,2018年9月に行われたSWC2018は,そのような過去のSWCの中でも,とりわけユニークで実験的なものとなった。共催した相手は小劇場の劇団員たち,開催場所は新宿区歌舞伎町にあるミニシアター,そして開催資金を得るためにクラウドファンディングに再挑戦したのである。そのSWC2018のテーマは,「学校図書館関係者のパフォーマンス&コミュニケーション力の向上」である。

大阪国際児童文学振興財団、大阪モノレール彩都線で「おはなしモノレール」を開催

2018年9月22日、一般財団法人大阪国際児童文学振興財団が、大阪モノレール彩都線で「おはなしモノレール」を開催します。

貸し切った大阪モノレールの彩都線(万博記念公園駅~阪大病院前駅~万博記念公園駅~彩都西駅間)内で、絵本やおはなしを楽しむ「おはなし会」を行なうとともに、彩都西駅から徒歩3分の場所にあるCube3110彩都インフォ*ミュージアムにおいて「人形劇」を上演 します。

対象は5歳~小学3年生 (保護者同伴)で、参加費は1人500円 (子ども・大人同額)です。定員は240人 (各コース120人、応募者多数の場合は抽選)で、参加には事前の申し込みが必要です。

おはなしモノレール(大阪国際児童文学振興財団)
http://www.iiclo.or.jp/03_event/01_kids/index.html#300922

大阪市、「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開 パブリックコメントを実施

大阪市が「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開するとともに、2018年6月29日から7月27日にかけてパブリックコメントを受け付けています。

同施設は大阪出身の建築家である安藤忠雄氏からの、「本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設として活用するため、中之島公園内に『(仮称)こども本の森 中之島』を整備し、大阪市に寄附する」、「運営費用については、広く賛同者を募り大阪市への寄附を呼びかけていきたい」という提案を契機に、建築が検討されているものです。2017年12月には負担付き寄附の受納について、市議会で議決されています。

今回公開された素案(概要)によれば、中之島公園内に延床面積約800平方メートル、3階建ての施設を建築し、2万5千冊の蔵書を大きな吹き抜けを囲う壁一面の本棚に設置するとのことです。メインターゲットは乳幼児から中学生までのこどものその保護者で(その他の方も入場可)、入場料は無料、指定管理者による運営を検討しているとされています。

米児童図書館サービス部会(ALSC)、『大草原の小さな家』の著者名を冠した” Laura Ingalls Wilder Award”の名称を”Children's Literature Legacy Award(児童文学遺産賞)”に変更 著者の先住民・有色人種に対する価値観が現代にそぐわないと判断

米国図書館協会(ALA)の一部門である児童図書館サービス部会(ALSC)が、ニューオーリンズで開催中のALA年次総会において、ALSCが選定する児童文学に関する賞、”Laura Ingalls Wilder Award”の名称を、”Children's Literature Legacy Award(児童文学遺産賞)”とすることを決定しました。2018年6月25日付けでALA会長・ALSC部会長の連名による声明が発表されています。

Laura Ingalls Wilderは”Little house on the Prairie”(邦題:『大草原の小さな家』)としてドラマ化もされた、自叙伝的小説”Little House books”シリーズ等で知られる人物です。その名を冠した”Laura Ingalls Wilder Award”は同氏の死後に創設された賞で、米国で出版された、長年にわたって児童文学に大きな影響を与え続けている図書の著者やイラストレーターに与えられてきました。

今回発表された声明によれば、Wilderの図書には1800年代の入植者の経験と価値観が反映されており、その先住民や有色人種に対する態度は、現代の多様なコミュニティを受け入れ、称え合い、理解しようという価値観にはそぐわないものであるとされています。

米国図書館協会(ALA)図書館史ラウンドテーブル (LHRT) 、2018年度の論文賞を発表

2018年5月29日、米国図書館協会(ALA)の図書館史ラウンドテーブル (LHRT) が、2018年度の論文賞(Donald G. Davis Article Award)を発表しました。

選ばれたのは、米・アイオワ大学図書館情報学部の准教授・ピアース(Jennifer Burek Pierce)氏が2016年に発表した論文“The Reign of Children: The Role of Games and Toys in American Public Libraries, 1877-1925”です。

昔のおもちゃ・ゲームに関する詳しい描写を踏まえて、それらが19世紀後半から20世紀初頭の米国の公共図書館出現期の児童サービスの本質にかかわる図書館専門家の議論に如何に影響したのかを鋭く分析していることや、児童研究の学際的分野への貢献に加え、19世紀から20世紀初頭の米国の公共図書館でのおもちゃ・ゲームを使ったサービスが、今日の図書館の実践に与えることができるものについて考察していることが評価されています。

同賞は、偶数年に、米国・カナダの図書館史に関する英語で書かれた論文を対象として選ばれるものです。

ALAの年次総会開催中の6月24日に授賞式が行われます。

武雄市子ども図書館がオープン

2017年10月1日、佐賀県武雄市に武雄市子ども図書館がオープンした。立地は2013年4月にリニューアルオープンした武雄市図書館の隣で、武雄市図書館と同様にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が指定管理者となっています。

新たにオープンした子ども図書館は年中無休で、午前9時から午後9時まで開館するとのことです。また、子ども図書館の開館にあわせ、武雄市図書館の閲覧席・学習席の増加も行われています。

2017年10月1日、武雄市図書館の隣に「武雄市こども図書館」がオープンします(CCC、2017/10/1付け)
http://www.ccc.co.jp/news/2017/20171001_005288.html

武雄市こども図書館オープン(武雄市教育委員会)
https://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/cat231/post-122.html

韓国・高陽市食寺図書館、児童書にちなんだ料理をつくる「五感満足童話料理」講座を開催

韓国・京畿道高陽市にある市立の食寺図書館が、夏休みの子ども向けプログラムとして、児童書にちなんだ料理をつくる「五感満足童話料理」講座を開催します。

2017年8月8日、9日、22日、23日の4回、各日午後3時から、小学校1年生から3年生までを対象に、各回異なる児童書にちなんだ、カナッペ・サンドイッチや、韓国料理のムサムマリ・ファチェ(花菜)といった料理をつくります。

오감만족 동화요리(食寺図書館)
http://www.goyanglib.or.kr/sik/culture/culReg_view.asp?idx=3226

参考:
移動式キッチンで料理を教えるサンフランシスコ公共図書館の“Biblio Bistro”
Posted 2016年1月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30526

CA1897 - 公共図書館における郵送・宅配サービスの動向 / 中山愛理

 公共図書館における郵送・宅配サービスは、決して新しいサービスではなく、日本では障害者に対するサービスの一環として取り組まれてきた(1)。近年、郵送・宅配サービスの対象者を障害者から高齢者、子育て世代、一般市民へと拡大する公共図書館が増えつつある。本稿では、文献やウェブサイトで確認できた郵送・宅配サービスについて、図書館サービスでの位置づけを踏まえつつ、対象者別に、申込み方法、郵送・宅配方法、費用負担、サービス内容等の点から整理し、紹介していく。

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