Europeana

著作権とデジタル文化遺産に関するオンライン情報資源を提供するウェブサイト“Copyright Cortex”が公開される(英国)

2017年6月20日に、英国において、著作権とデジタル文化遺産に関するオンライン情報資源を提供するウェブサイト“Copyright Cortex”が公開されました。

図書館・アーカイブズ・ミュージアムといった機関に対して、デジタル文化遺産の作成・管理・利用への著作権法の影響に関する情報や、専門家による解説を提供する事を目的としており、英国研究会議(RCUK)の創造経済における著作権と新たなビジネスモデルに関する研究センターである“CREATe”、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)、英国図書館情報専門家協会(CILIP)、Europeana等がパートナーとなっています。

学術刊行物・実践ガイド・政策文書・事例研究といった、インターネット上でオープンアクセスで公開されている、著作権とデジタル文化遺産に関する幅広い資料へのリンクを整理して提供しているほか、実務者を対象としたテキスト“Copyright and Digital Cultural Heritage”を公開しています。同テキストは、英国の文化遺産機関を対象に、国内外からのデジタル文化遺産へのアクセスや利用への影響に焦点をあてて、著作権法を包括的に解説するものです。

欧州の小規模文化遺産機関向けクラウド型電子図書館プラットフォーム“LoCloud”(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の発表資料として、ポーランドのPoznan Supercomputer and Networking CenterのWERLA, Marcin氏による、クラウド型(SaaS)電子図書館プラットフォーム“LoCloud”を紹介する“Cloud technologies as a solution for digital collections management in small libraries”と題する記事が公開されています。

クラウド技術の発展により、所蔵資料のデジタル化公開に必要なサーバを安価に利用することが可能となってきた一方で、小規模な文化遺産機関では、ITに詳しい職員を雇用することは困難であり、また、IT関連企業も、文化遺産機関のシステムやEuropeanaとの相互運用性については関心がないことから、小規模館の地域資料が埋もれてしまうという課題認識のもと、小規模館にクラウド技術を提供することで、その潜在力を活用し、コレクションをオンラインやEuropeanaでも公開できるように、ECの資金援助のもと開発されたものです。

Europeana、Europeana Photographyのサービス開始を発表

2017年5月20日、Europeanaが、Europeana Photographyのサービス開始を発表しています。

写真遺産国際コンソーシアム(PHOTOCONSORTIUM)との共同作業の成果で、欧州34か国の50機関から提供された、写真の歴史の最初の100年に撮影された200万点を超す歴史的な写真を利用できます。

Europeana Photographyには、ブログ記事やギャラリー、展示会などのコンテンツが含まれており、展示会は今後も継続的に公開される予定です。

Explore a wealth of vintage photographs with Europeana Photography(Europeana blog,2017/5/20)
http://blog.europeana.eu/2017/05/explore-a-wealth-of-vintage-photographs-with-europeana-photography/

“Europeana Fashion”、Europeanaのプラットフォームに統合

2017年5月3日、Europeanaが、オンライン上のファッション関連コンテンツの再利用促進を目的に活動している“Europeana Fashion International Association”が公開する“Europeana Fashion”をEuropeanaのプラットフォーム“Europeana Collections”に完全に統合したと発表しています。

同プラットフォームからは、欧州の13か国の40の博物館やファッションブランドアーカイブからの、服飾、アクセサリー、ファッションショーの写真、織物・刺繍のサンプル、スケッチ、動画といった、100万点以上のファッション関連コンテンツを利用できるほか、ファションの専門家がテーマごとに選定した「展示」も用意されています。

Great News: Europeana Fashion on Europeana.eu(Europeana pro,2017/5/3)
http://pro.europeana.eu/blogpost/europeana-fashion-on-europeana-eu

Europeana、中等教育向けデジタル学習ツール開発のためのマッチングファンドプロジェクトへの参加プロジェクトを決定

Europeanaは、Europeana内のコンテンツを用いて、中等教育向けデジタル学習ツールを開発するマッチングファンドプロジェクトに参加するプロジェクト3件を採択し、2017年4月26日から6月5日まで、その第1ラウンドとして、クラウドファンディングを実施しています。

期間中に、最低目標金額を達成したプロジェクトは、6月6日から6月25日にかけて実施予定のクラウドファンディングの最終ラウンドに進みます。

ファッションや歴史に関する、次の3プロジェクトが参加しています。

・Capturing Fashion in the 20th Century with Frieda Verhees' Study Collection(アントウェルペン王立芸術学院、モード博物館:ベルギー)

・1821 Greek Revolution History Platform(Personal Cinema:ギリシャ)

・Gli animali nella Grande Guerra/Animals in the Great War (Oltre-confine:イタリア)

“CC Search”(Beta)から、Europeanaの47万点のコンテンツが検索可能に

2017年4月20日、Creative CommonsとEuropeanaは、クリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されているコンテンツを一括して検索できる“CC Search”の最新版(Beta)から、Europeanaのコンテンツ47万点の検索を可能としたと発表しています。

これにより“CC Search”で検索可能なオブジェクトは1,002万2,832点となり、Europeanaは、コンテンツ提供数で2番目のプロバイダーとなったと説明されています。

Announcing 470,000 images from Europeana, now in CC Search(Creative Commons,2017/4/20)
https://creativecommons.org/2017/04/20/europeana-search/

Europeana、2016年度の年次報告書及び年次会計報告書を公開

2017年4月11日、Europeanaの2016年の年次報告書及び年次会計報告書である“Collaborating for Cultural Heritage: Annual Report & Accounts 2016”が公開されました。

2016年の活動として、“Europeana Strategy 2015-2020”の更新、メタデータ改善に関する協同作業、利用者とコンテンツを結びつけるための革新的で創造的な方法の発見、等を指摘しています。

Annual Report & Accounts 2016(Europeana pro,2017/4/11)
http://pro.europeana.eu/publication/annual-report-accounts-2016

タブを開くごとにEuropeana収録の芸術作品を表示するChrome拡張機能“Art Up Your Tab”が公開

Europeanaが、2017年3月28日公開された、Chrome拡張機能“Art Up Your Tab”を紹介しています。

Kennisland、Studio Parkers、Sara Kostlerが作成したもので、Europeana内の芸術作品をタブブラウザを開くたびに検索することなくフルスクリーンの画面で表示させるものです。

著者・所蔵機関といった作品の詳しい情報や再利用条件については、クリックすることで見ることができ、高精細な画像をダウンロードすることも可能です。

拡張機能の最初の版では、オランダの文化遺産機関の作品が主な対象で、他の欧州の機関からの作品も含まれます。

現在表示される作品はKennislandによって選定されていますが、将来的には、文化遺産機関からの助言を得ることが想定されています。

Europeana、教育分野でのコンテンツ利用の活性化を目的に“Europeana4Education”を立ち上げ

2017年3月22日、Europeanaは、2017年の優先的なコンテンツの市場を「教育」とし、公式・非公式、初等教育から生涯教育にわたって、そのコンテンツを用いて学習者を刺激し、教育資源を豊かにすることを目的に“Europeana4Education”事業を立ち上げると発表しています。

専用ウェブページも公開しており、同事業の政府や民間、非営利の連携先や、教育に関するアプリ・リソース・プラットフォーム関する事例を確認できるようになっているほか、同事業の紹介やコンテンツの再利用についての優良事例を紹介するリーフレット、検索方法・ライセンス・APIといったEuropeanaのコンテンツを教育に用いる際の基礎知識を案内する“Guide to using Europeana in education”も掲載されています。 

その他、LinkedInにコミュニティを設けるほか、Twitterでハッシュタグ“#Europeana4Education”を用いて広報することを求めています。

Europeana、コンテンツ戦略を発表

2017年3月14日、Europeanaが、コンテンツ戦略“EUROPEANA CONTENT STRATEGY: Getting the right content to the right user at the right time”を公開しました。

提供されるコンテンツによってのみEuropeanaのプラットフォームは改善されるとの考えのもと、Europeana財団の職員と各分野(美術館・図書館・アーカイブズ・視聴覚アーカイブズ)の代表で構成されたチームで策定したもので、「量より質」「需要に基づいたコンテンツ」という指針や、更新された“Europeana Strategy 2015-2020”に基づき、その実践方法が記述されています。

同戦略の運用やデータ要件については“Europeana Publishing Guide”の新版で規定されており、この新版には、“Publishing Framework”の付録で公開されたデジタルオブジェクトの最低要件の更新版も含まれています。

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