チリ

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

出版社向けにラテンアメリカの大学図書館の状況をまとめたレポートが刊行

2014年3月31日、ACCUCOMS社が出版社向けにラテンアメリカの大学図書館の状況をまとめたレポート“Selling to Academic and Corporate Libraries in Latin America”を刊行したと発表しています。

ブラジル、コロンビア、チリ、メキシコ、コスタリカ、アルゼンチンの図書館員への電話調査などの結果をまとめたもので、出版社がラテンアメリカの大学図書館へのセールスに使用することを目的としているとのことです。同社のウェブサイトで紹介されているレポートの図表等によると、図書館の予算の傾向、図書館が最も活動的な学問分野、図書館で現在利用できる、また利用が予定されている情報源、好まれるフォーマットについての調査結果などが含まれているようです。

主な調査結果として、ラテンアメリカの大学図書館で現在最も一般的な資料は紙媒体の図書で、次いで、雑誌、データベース、電子書籍とのことです。紙媒体の図書は依然として大半を占めますが、調査では、多くの機関の蔵書では電子ジャーナルが紙の雑誌よりも多くなっているとしています。

レポート本文のダウンロードには登録が必要です。

New Infographic and White Paper for Publishers(ACCUCOMS, 2014/3/31付)

Web of KnowledgeにブラジルのSciELOの引用文献データベースが追加

2013年10月24日に、トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社が、SciELO(Scientific Electronic Library Online)のSciELO Citation IndexをWeb of Knowledgeに追加すると発表しました。

トムソン・ロイター社のニュースによると、SciELO Citation Indexには、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、スペイン、メキシコ、ポルトガル、南アフリカ、ベネズエラのオープンアクセス誌約650タイトルと400万件以上の引用文献が収録されているとのことです。

Thomson Reuters Collaborates with SciELO to Showcase Emerging Research Centers within Web of Knowledge(Research Information 2013/10/24付け)
http://thomsonreuters.com/press-releases/102013/SciELO-Collaboration

Thomson Reuters collaborates with SciELO(Thomson Reuters)

"Building Libraries for Tomorrow"のレポートが公開

2013年9月16日付で図書館建築に関するレポート"Building Libraries for Tomorrow"が公開されました。

このレポートは、12ヶ国の17の図書館で実際に図書館建築のプロジェクトに関わったマネージャーや実務者を対象に、成功する図書館建築に必要な要素や空間などについて調査を行った結果をまとめたものとのことです。図書館建築の計画の重点が、蔵書や物理的な設備のための空間の設計から、人々やコミュニティのアウトカム、経験や革新のためのデザインに移ってきているという国際的な傾向が記されているとのことです。

調査には、Bill and Melinda Gates International Network of Emerging Library Innovatorsが協力しているとのことです。

Building Libraries for Tomorrow
http://www.geelonglibraries.vic.gov.au/sites/default/files/pdfs/Board-Report-Attachment4-Sept-16-2013.pdf

via:
New Report: Building Libraries for Tomorrow (IFLA News 2013/10/7付けの記事)

ショッピングセンターに公共図書館を設置するチリ発のプロジェクト“Biblioteca Viva”が11館目を開館

2012年12月13日に、チリ南部のショッピングセンターにBiblioteca Viva Biobíoが誕生しました。“Biblioteca Viva”とは、2003年に始まった、チリを中心にラテンアメリカのショッピングセンター内に公共図書館を設置していくプロジェクトです。今回チリ南部コンセプシオンのショッピングセンターに設置され、全部で11館となったようです。

Inauguramos la nueva Biblioteca Viva Biobío! (Biblioteca Viva)
http://www.bibliotecaviva.cl/noticias/2012/12/13/%C2%A1inauguramos-la-nueva-biblioteca-viva-biobio/

Biblioteca Viva
http://www.bibliotecaviva.cl/

コロンビアの公共図書館の農業支援活動

EIFL-PLIP(EIFLの公共図書館イノベーションプログラム) では、フェーズ2として、フェーズ1の成功事例の他地域への応用が取り組まれています。このフェーズ2に参加するコロンビアの公共図書館Laboratorio del Espirituが地域開発に関する賞を受賞したことが、EIFLにより報じられています。

同図書館の事業の概要を伝える記事(計画段階のもの)によると、この地域では、現代農法、環境保全、農業に関する法律、市場や価格、政府支援等に関する情報ニーズがあるものの、情報源は地域のラジオやテレビに限られ、インターネットの検索スキルがなかったとのことです。この状況に対して、図書館は新しいサービスとして、農業関係のトピックについてのインターネット検索を学ぶ機会を提供し、ラジオやテレビでの番組に協力し、また農業関係の視聴覚資料や書籍・雑誌を増やすことに取り組む、との計画が示されています。

なお、この事例は、フェーズ1のPanguipulli公共図書館(チリ南部にある公共図書館)の成功事例を応用したものとのことです。

Colombian library wins major rural development award(2012/10/9)

チリ国立図書館、“盆栽美術館”をオープンへ 日本文化発信の場として

2012年10月8日、チリ国立図書館が、10月12日から“盆栽美術館”をオープンすると発表しています。これは、チリ・日本文化協会との共同によるもので、日本および東洋の文化を発信する場として開設されるものとのことです。同館ではオープン後も、茶会や折り紙の講座、太鼓や尺八の演奏会等を定期的に開催する予定のようです。

Museo del Bonsai abre sus puertas (Biblioteca Nacional de Chile 2012/10/8付けの記事)
http://www.bibliotecanacional.cl/Vistas_Publicas/publicNoticias/noticiasPublicDetalle.aspx?idNoticia=42199

ドラッグやアルコール等の情報提供に特化した図書館が開館(チリ)

チリの首都サンチャゴに、ドラッグやアルコールに関する情報提供を専門とする初の図書館“Bibliofragas”が開館したようです。これは、同国のナショナルサービス“Servicio Nacional para la Prevención y Rehabilitación del Consumo de Drogas y Alcohol”によって開設されたもので、市民や研究者等に対して、ドラッグやアルコール依存の予防や対処等を知るための、約8000点の図書や雑誌、視聴覚資料等を提供しているようです。

Inauguran biblioteca especializada en temas de drogas y alcohol (La Tercera 2011/10/14付けの記事)
http://www.emol.com/noticias/nacional/2011/10/14/508045/inauguran-primera-biblioteca-de-acceso-publico-especializada-en-drogas-y-alcohol.html

チリ国立図書館の電子図書館“Memoria Chilena”がICT関連の賞を受賞

ICT分野の優れたプロジェクトを称える「ストックホルム・チャレンジ」(Stockholm Challenge)が、2010年12月1日に今年の受賞者を発表しました。賞は文化部門、経済発展部門、教育部門、環境部門、健康部門、行政部門の6つの部門に分かれており、このうち文化部門で、チリ国立図書館(Biblioteca Nacional de Chile)の電子図書館である「チリの記憶:チリの文化ポータル」(Memoria Chilena : Portal de la Cultura de Chile)が受賞したようです。プロジェクト開始から7年目となる「チリの記憶」は、チリの手稿資料や視聴覚資料、写真、地図等、遺産としての価値がある様々な資料をオンラインで提供しているとのことです。

Stochkholm Challenge
http://www.stockholmchallenge.org/

Memoria Chilena
http://www.memoriachilena.cl/index.asp

Stochkholm Challenge - Memoria Chilena, Portal de la cultura de Chile
Winner in the Culture category

チリの読書状況2010

2010年11月4日、チリの非営利組織“Fundación La Fuente”が、チリの読書状況を調査した結果を、「チリと本 2010」“Chile y los Libros 2010”として公表しました。これは、10月29日から11月14日まで、チリのサンチャゴで開催されていた「第30回サンチャゴ 本の国際フェア」の場で公開されたものです。“Fundación La Fuente”は、2006年以来2年ごとに同様の調査を実施しており、今回で3回目となるようです。調査結果は、サンチャゴを含むチリ国内の主要都市に住む、15歳以上の男女1,001名に対する電話調査に基づくものとのことです。レポートでは、「読書習慣」「新聞・雑誌・インターネットの購読」、「本の購入」、「図書館の利用」、そして「電子書籍」の各項目に分けて結果がグラフ化されています。このうちいくつかを挙げると以下のとおりのようです。
・読書習慣がある、あるいは時々読むと答えた人は47.2%、読まない、またはほとんど読まないと答えたのは、52.8%。
・図書館の利用登録をしているかという質問に対して、93.2%が「いいえ」と回答。「はい」と答えた6.8%の人の中では、富裕層、若年層を中心として、高い割合であった。

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