図書館

国際図書館連盟、図書館でのデジタルコンテンツのライセンス利用に関する文献レビューを公開

2017年8月21日、国際図書館連盟(IFLA)の“Advisory Committee on Copyright and other Legal Matters”が依頼し、Svetlana Yakovleva氏により作成された文献レビュー“Literature review on the use of licensing in library context, and the limitations this creates to access to knowledge”が公開されました。

図書館におけるライセンス利用、及び、そのことが知識情報にアクセスする際にもたらす制限に関する文献のレビューで、理論分析から図書館でのライセンス業務に関する実態調査までの文献に目が通されています。そして、図書館での著作権ライセンスと関係する主な制限事項を特定し、それがデジタルコンテンツの利活用にどのように影響を与えるかを提示しています。

また、文献レビューには、図書館においてデジタルコンテンツの利活用が制限される実例を挙げたインフォグラフィックが添付されています。

米国図書館協会・北米研究図書館協会、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突を受け声明を発表

米国図書館協会(ALA)と北米研究図書館協会(ARL)は、2017年8月12日に発生した、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突事件を受け、各々声明を発表しています。

ALA会長のニール(Jim Neal)氏は、声明において、白人至上主義団体等の行動やメッセージはALAの中核的は価値と全く異なると指摘し、そのような脅迫や差別を非難すると共に、より公平で多様で包摂的な社会の実現のための支援を続けると述べています。

また、ARLは、暴力やコミュニティメンバーを脅かすあらゆる行為を誘発するヘイトスピーチは容認できず、発見・教育・革新の促進を通じた社会の発展という図書館の使命に反していると指摘するとともに、多様・公平・平等・包摂・社会正義を言動で明らかにすることで図書館利用者の尊厳と安全を守るために力を尽くすと述べています。また、避難する場所を求める利用者に図書館を提供するとともに、これらの事件を記録しようと努めているバージニア大学図書館の職員を賞賛しています。

国際図書館連盟(IFLA)、第83回世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会のセッションの一部をライブ配信

2017年8月13日、国際図書館連盟(IFLA)は、8月19日から8月25日までポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会のセッションの一部をライブ配信することを発表しました。

8月20日のオープニングセッション、8月21日のIFLAのセッション、8月24日のクロージングセッションなどを視聴することができます。

First ever live stream brings IFLA WLIC to your door(IFLA, 2017/8/13)
https://www.ifla.org/node/11581

WLIC 2017
https://2017.ifla.org/

韓国図書館協会、“IFLA's Global Vision Korea”策定のため意見を募集中

韓国図書館協会が、“IFLA's Global Vision Korea”を策定するとともに、国際図書館連盟(IFLA)による“IFLA's Global Vision”に韓国の図書館の意見を反映させることを目的に、2017年7月28日から8月11日まで意見を募集しています。

寄せられた意見は、集計後、韓国国立中央図書館に送られて分析されるとともに、2017年9月には最終報告書が作成され、IFLAに提出されるほか、2017年10月開催の第54回全国図書館大会で報告書の内容が発表される予定となっています。

IFLAでは、拡大するグローバリゼーションに対して図書館が直面する課題は、図書館の共同による包括的でグローバルな対応によってのみ克服できるとの認識のもと、その将来のロードマップ策定のための取組“IFLA's Global Vision” を2017年4月4日にたちあげており、2017年の第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会にあわせ、各国図書館界において将来最も重要と考えている機会や課題を聞くために、8月21日からオンラインでの投稿システムの公開を予定しています。

【イベント】国立大学図書館協会近畿地区協会主催講演・ワークショップ「その時図書館はどう動くか?~大規模災害時における対応及び事前準備について~」(9/1・和歌山)

2017年9月1日に、和歌山大学図書館において、国立大学図書館協会近畿地区協会主催の講演・ワークショップ「その時図書館はどう動くか?~大規模災害時における対応及び事前準備について~」が開催されます。

以下の2講演が開催されるほか、参加者の勤務館の見取り図を基に、映像や写真、体験談を共有しながら、シールやぺん等で書き込みを行なって、オリジナルの「図書館減災マップ」を作成する、減災アトリエ主宰の鈴木光氏によるワークショップ「大震災発生-その時図書館は」も行われます。

・「平成28年熊本地震に対する熊本大学附属図書館の対応について」
  熊本大学附属図書館 図書館課副課長 濱﨑千雅氏
・「災害時における歴史資料の救援・保全」
  和歌山大学学術情報センター図書館 特任准教授 橋本唯子氏

対象は、近畿地区の図書館に勤務する職員で、参加には事前の申し込みが必要です。定員は40名(申込先着順)で、受講料は無料です。

【イベント】第26回京都図書館大会「震災と図書館~まなぶこと・できること~」(8/7・京都)

2017年8月7日、京都市にある同志社大学寒梅館ハーディーホールにおいて、第26回京都図書館大会が開催されます。

今回のテーマは「震災と図書館~まなぶこと・できること~」です。

近年、日本各地において、大規模な地震など日常生活へ影響を与える災害が多発しており、日頃からの備えが大変重要になっていることから、これまでに起こった震災から学び、図書館にできる備えや被災後の対応等についてともに考えることを目的に、以下の基調講演や事例発表が行われます。

・基調講演
「京都ではどのような地震が起こるのか」
 堤 浩之氏(同志社大学理工学部教授)

・事例発表①
「災害を自分ごとにする-図書館でできる震災対策-」
 鈴木 光氏(減災アトリエ主宰/一般社団法人減災ラボ代表理事)

・事例発表②
「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」
 (講師調整中)

・事例発表③
「被災地での資料保存の取組」
 吉原 大志氏(歴史資料ネットワーク事務局長)

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、過去6年間に実施した資金助成に関する報告書を公開

2017年6月26日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は、2011年度から2016年度までの過去6年間に実施した資金助成について、各州ごとに報告書をまとめて公開しました。

各報告書では、競争的資金を含めた資金助成の件数と合計額、州政府の図書館担当部署への資金助成プログラムの概要、資金助成を受けた博物館・図書館のリストや地理的分布状況などがまとめられています。

New Resources Summarize IMLS Support for Museums and Libraries in Each State(IMLS, 2017/6/26)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/new-resources-summarize-imls-support-museums-and-libraries-each-state

著作権とデジタル文化遺産に関するオンライン情報資源を提供するウェブサイト“Copyright Cortex”が公開される(英国)

2017年6月20日に、英国において、著作権とデジタル文化遺産に関するオンライン情報資源を提供するウェブサイト“Copyright Cortex”が公開されました。

図書館・アーカイブズ・ミュージアムといった機関に対して、デジタル文化遺産の作成・管理・利用への著作権法の影響に関する情報や、専門家による解説を提供する事を目的としており、英国研究会議(RCUK)の創造経済における著作権と新たなビジネスモデルに関する研究センターである“CREATe”、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)、英国図書館情報専門家協会(CILIP)、Europeana等がパートナーとなっています。

学術刊行物・実践ガイド・政策文書・事例研究といった、インターネット上でオープンアクセスで公開されている、著作権とデジタル文化遺産に関する幅広い資料へのリンクを整理して提供しているほか、実務者を対象としたテキスト“Copyright and Digital Cultural Heritage”を公開しています。同テキストは、英国の文化遺産機関を対象に、国内外からのデジタル文化遺産へのアクセスや利用への影響に焦点をあてて、著作権法を包括的に解説するものです。

国立国会図書館、『外国の立法』2017年6月号で、中国の公共文化サービス保障法についての記事を掲載

国立国会図書館は、『外国の立法』No.272(2017年6月号)において、中国の公共文化サービス保障法についての記事を掲載しました。

図書館、博物館等の公共文化施設の整備状況など中国における公共文化サービス政策の概況と、2016年12月に公布され、2017年3月に施行された公共文化サービス保障法の概要を紹介しています。

中国の公共文化サービス保障法(PDF: 435KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10362195_po_02720005.pdf?contentNo=1

外国の立法(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/legis/2017/index.html

米国の著作者団体“Authors Guild”、IMLSを所管する連邦議会の委員会宛に書簡を送付:図書館は作家を育み読者を育てる出版エコシステムの基盤

米国の著作者団体“Authors Guild”が、2017年5月22日付けで、博物館・図書館サービス機構(IMLS)を所管する米・連邦議会上院・下院の委員会宛に、作家や国全体における図書館の重要性を強調する書簡を送付したと発表しています。

米・トランプ政権の2018年度の予算教書で、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の廃止に向けた予算が計上される事に対して、健全な図書館は、作家を育み読者を育てる出版エコシステムの基盤であると主張しています。

Guild to Congress: Preserve Library Funding(Authors Guild,2017/6/5)
https://www.authorsguild.org/industry-advocacy/guild-congress-preserve-library-funding/

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