ハイチ

「国境なき図書館」、ポルトープランスで移動図書館“Bibliotaptap”の運行を開始

2012年7月12日、フランスのNGO組織「国境なき図書館」(Bibliothèques Sans Frontières)が、支援先であるハイチのポルトープランスで、移動図書館“Bibliotaptap”の運営を始めました。Taptap(タプタプ)とはハイチの乗り合いタクシーを意味します。

「国境なき図書館」の記事によると、Bibliotaptapの運営は、2010年のハイチ大地震からのポルトープランスの復興のシンボルに位置付けられているもので、1か月で15,000人以上の利用があったとのことです。また、Bibliotaptapは、ただ図書の貸出を行うだけではなく、地域住民に毎週の寄合いや議論の場を提供する、いわばコミュニティ形成のツールとしての役割や、子どもの教育プログラムの支援でも利用されているとのことです。

今後、2013年1月までに、さらに2台のBibliotaptapが追加されることになっているようです。

Haïti, 2 ans d'action (Bibliothèques Sans Frontièresのウェブサイト)

Springer社、2010年のハイチ大地震被災地支援のためSpringerLinkのフリーアクセス期間を2015年まで延長

2012年7月16日に、Springer社は、2010年にハイチ大地震で被害を受けた同国の15,000人の学生と研究者に対し、2015年までSpringerlinkへのフリーアクセス期間を延長すると発表しました。これは、「国境なき図書館」 (Bibliothèques sans Frontières)による電子図書館プロジェクトを通じて実施されているものです。

Springer extends free access for digital library project in Haiti (Springer 2012/7/16付けの記事)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1383544-0

Springer extends free access for digital library project in Haiti (STM Publishing News 2012/7/17付けの記事)
http://www.stm-publishing.com/springer-extends-free-access-for-digital-library-project-in-haiti/

参考:

「国境なき図書館」、ハイチ国家大学の学生や研究者のための電子図書館を開設

2011年9月30日に、フランスのNGO組織「国境なき図書館」(Bibliothèques Sans Frontières)が、ハイチ国家大学(L'Université d'État d'Haïti:UEH)とともに建設した、同大学で初となる電子図書館を公開するようです。今回新しく建設された電子図書館には、インターネットに接続している60の利用者用端末が備えられ、15,000名のUEHの学生や研究者に対して、オンラインリソースが提供されるようです。なお、UEHは、2010年に起きたハイチ大地震により、11ある大学図書館のうち9つが甚大な被害を受けたとのことです。

September 30th, Official opening of the digital library of the State University of Haïti (Bibliothèques Sans Frontières 2011/9/20付けの記事)
http://www.librarieswithoutborders.org/?p=615

Une bibliothèque numérique ouvre ses portes à Haïti (2011/9/21付けの記事)

ハイチの独立宣言の原本、英国国立公文書館で50年ぶりに発見される

50年以上所在が不明となっていた、1804年に印刷されたハイチ独立宣言の原本が、英国国立公文書館で発見されました。ハイチ独立宣言は、この種の文書としては、米国独立宣言に次いで2番目に古いものだということです。

Haiti's Declaration of Independence discovered at The National Archives
(英国国立公文書館のニュースリリース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/453.htm

米国図書館協会、ハイチ地震復興支援のため募金活動等を開始

米国図書館協会(ALA)が、ハイチ地震で被害を受けた図書館の復興支援を目的とする活動“Haiti Library Relief”を開始しました。募金のほか、本の寄付受付、現地情報提供等を行っています。

Haiti Library Relief
http://www.ala.org/ala/aboutala/offices/iro/iroactivities/haitirelieffund.cfm

ALA Establishes Library Relief Fund for Haiti
- Library Journal 2010/1/27付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6716685.html

ハイチ国立図書館の建物は無事だったものの・・・

ハイチ国立図書館長からの報告によると、ハイチ国立図書館の建物は無事だったということです。スタッフの半数の無事も確認されています。ただし、図書館を含め多くの教育施設が倒壊しているという現地情報が寄せられています。国際図書館連盟(IFLA)では、特別にウェブページを設け、各国の図書館関係者から寄せられた、ハイチの地震に関する情報を集約しています。

A message from the Director-General of the National Library of Haïti
http://www.ifla.org/news/a-message-from-the-director-general-of-the-national-library-of-ha-ti

Latest on the earthquake in Haïti from IFLA and the global library community
http://www.ifla.org/en/haiti-earthquake-2010

Library Community Rallies to Aid Earthquake-Stricken Haiti
- American Libraries 2010/1/19付けの記事

IFLA、国際ブルーシールド委員会がハイチ大地震について支援を発表

国際図書館連盟(IFLA)、国際ブルーシールド委員会(ICBS)はハイチ大地震に関し、遺憾の意を示すとともに、被害への支援を発表しています。ICBSは、図書館の文化資源復興のため、必要な情報を収集中で、その内容を適宜報告するとしています。

IFLA supports Haitian colleagues in their struggle to recover from the earthquake
http://www.ifla.org/en/news/ifla-supports-haitian-colleagues-in-their-struggle-to-recover-from-the-earthquake

ハイチ大地震に関する情報を集めている国内の図書館サイト