リトアニア

リトアニア国立図書館が実施する高校生による海外移住者のオーラルヒストリー収集プロジェクト(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、リトアニア国立図書館のLithuanian Studies Research DepartmentのCIDZIKAITĖ, Dalia氏による“Oral History Method: An Affective Tool in Researching Local History”と題する記事が公開されています。

海外への移住者が多い同国の問題に対応するために同館が実施している、高校生を対象としたパイロット事業“Conversations about (E)migration”を紹介するものです。

同事業は、参加者が、同国の歴史に関する講義の受講や同館で文献遺産を見学するほか、オーラルヒストリワークショップに参加してその手法を学び、海外移住者や近年同国に戻った人にインタビューを実施し、その録音記録とトランスクリプトを地域の図書館に保存する取組です。

リトアニア国立図書館がリニューアルオープン

2016年9月2日、8年間の改修工事を経て、リトアニア国立図書館がリニューアルオープンしています。同館では、1963年に建築された建物を部分的に閉鎖して改修工事を進めてきました。

インタビュー記事でRenaldas Gudauskas館長は、

・首都ヴィリニュスの主要な機関や文化・学術施設の近くに立地しているメリットを活かして、ヴィリニュスの開発を促進させる知識の中心に同館を転換させること

・国際的な図書館や情報センターのネットワークへの参画を深めること

・議会図書館の機能をあわせもち、大統領府やヴィリニュス市と協力協定を結んでいる同館の情報分析サービスを他の州や市に拡大することを考えていること

・バルト三国の国立図書館との連携の継続や、英国図書館やオランダ王立図書館からベストプラクティスや現代的な図書館経営の手法を学んでいること

などを述べています。

The National Library is now open(National Library of Lithuania,2016/9/5)
http://www.lnb.lt/en/news/1428-the-national-library-is-now-open

EIFL、第9回・公共図書館イノベーション賞の受賞館を公表:人々の暮らしを改善するサービス

2016年7月7日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries”(EIFL)が、開発途上国の公共図書館等を表彰する「公共図書館イノベーション賞」の第9回目の受賞館を発表しました。

今回の賞は、人々の暮らしを改善する図書館サービスがテーマとされ、受賞館は、以下の4館です。

・Cercle de lecture et d’animation culturelle(カメルーン):
同館の移動図書館で、無償で子どもたちに数学やコンピューターコードに関するオンライン講座を提供

・Cyberiada public library(ポーランド):
子どもたちに、ICTやタッチスクリーンの機器などを用いつつ、環境保護に関する教育プログラムを提供

・Kaunas Municipal ‘Vincas Kudirka’ Public Library(リトアニア):
“Future Laboratory 3D”という名のスペースを設け、子どもたちにデジタル技術やエンジニアのスキルを学べるプログラムを提供

・Micoud Public Library(セントルシア):
若者の求職に役立つ、コンピューターや職探しに関するスキルを養うプログラムを提供

リトアニア研究評議会、オープンアクセスに関するガイドラインを採択

EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、2016年3月24日付けのブログで、リトアニア研究評議会(The Research Council of Lithuania)が、2016年2月29日付けで、研究成果のオープンアクセス(OA)に関するガイドラインを採択したと紹介しています。

ガイドラインは、Horizon2020によるOA義務化や“Open Research Data Pilot”、欧州委員会(EC)によって出されたOAの指針に沿うもので、リトアニアにおけるOAの伝統と、ヨーロッパにおける現在の優良事例を基礎にして採択されたとのことです。

EIFL welcomes adoption of Guidelines for Open Access to Research Results in Lithuania(EIFL,2016/3/24)
http://www.eifl.net/news/eifl-welcomes-adoption-guidelines-open-access-research-results-lithuania

E1457 - 図書館員,自転車で快走:Cycling for Libraries

この夏も,図書館員が,各地で自転車を使った様々なイベントを開催している。例えば米国のシアトル公共図書館では地域のイベントに本やサービスを届ける“Books on Bikes”というプログラムを実施している。6月に新しい中央図書館のデザインを発表したフィンランドのヘルシンキ公共図書館では,専用のトレーラーを付けた自転車6台が,街を走る企画を行っている。新しい時代の図書館を市民に印象づけるものとなったようだ。またポーランドでも,“バイシクールライブラリー(Bicycool Library)”というイベントが国内各地で開催されている。これは図書館利用者の参加するサイクリングを企画し,読書振興のプログラムなどを提供するもので,2010年以来実施されている。昨年は延べ100回ほど開催され参加者は3,500人にのぼったという。...

E1425 - 農家の生活向上を支援する各国の公共図書館サービス5事例

農業が基幹産業である地域にとって,農家の生活や所得の向上は重要な課題である。農業発展への取組みのパートナーとして,公共図書館に着目する動きがある。国際NGOであるEIFL(Electronic Information for Libraries)の公共図書館イノベーションプログラム(PLIP)では,ICTを活用して農業支援プログラムに取り組む各国の図書館に着目し,複数の革新的なプログラムに対し資金提供をするなどして,支援している。2011年から2012年にかけて行われたEIFLから1万5,000米ドルの助成金が提供された5つの事例について,それらが農家の生活・所得向上に貢献したことが報告されている。その中には,ベーシックなICTの利活用の研修プログラムから,日本にはあまり見られない実践も含まれており,興味深い。...

農家を支援する5つの公共図書館―EIFL公共図書館イノベーションプログラムの評価結果より

2013年4月8日、Beyond Accessが、EIFL-PLIP(EIFLの公共図書館イノベーションプログラム)の2011-2012年の助成図書館の評価を紹介しています。

助成図書館として紹介しているのは、農家支援を行なった5つの公共図書館です。その5館とは、オーガニック農法とオンライン販売への関心を高める農家にモバイルでのICT研修を提供したアルメニアのBerd Public Library、遠隔地の農家に対してインターネット等の使い方支援をしたコロンビアのPublic Library Laboratorio del Espiritu、ウェビナーを利用して農家と農業の専門家との橋渡しをしたラトビアのKlintaine Public Library、農家向けにモバイルでの情報提供とビジネス支援サービスを提供したリトアニアのPasvalys Marius Katiliskis Public Library、INFOBUSという図書館バスで農村をめぐり農家が助成金を得る支援をしたマケドニアのRegional public and university library Goce Delcev-Stipです。

欧州電子学位論文ポータルサイトDART-Europeにブルガリア、ラトビア、スロベニアが参加

欧州の電子学位論文のポータルサイト“DART-Europe”に新しくブルガリア、ラトビア、スロベニアの3か国が参加しました。現在、27か国の441大学が参加し、324,308点の学位論文がオープンアクセスで公開されています。

3 new EU countries join DART-Europe portal(LIBER 2012/9/16付け記事)
http://www.libereurope.eu/news/3-new-eu-countries-join-dart-europe-portal

DART-Europe
http://www.dart-europe.eu/

「力強い」図書館協会の設立に向けた2年間の活動成果の報告公表、ボツワナなど6カ国

国際図書館連盟(IFLA)のBuilding Strong Library Association(BLSA)において、最初のプログラムに参加した6カ国(ボツワナ、カメルーン、レバノン、リトアニア、ペルー、ウクライナ)の、2年間の活動報告を紹介するプレゼンテーションファイルが公開されています。

2012年8月のIFLAヘルシンキ大会で発表されたものです。

Ref.
BSLA sessions in Helsinki share results, impact from the first two years of the programme(IFLA BSLA 2012/9/3付けニュース)
http://www.ifla.org/en/news/bsla-sessions-in-helsinki-share-results-impact-from-the-first-two-years-of-the-programme

農家のデスクトップ・パブリッシングを支援する活動(リトアニア)

リトアニアのPasvalys Marius Katiliskis公共図書館において、農家のデスクトップ・パブリッシングを支援するため、センターが開設されたとのことです。リーフレットやチラシ、ビジネスカードのデザインの研修機会を提供しているようです。

Ref.
Library launches desktop publishing unit for farmers(EIFL 2012/8/20)
http://www.eifl.net/news/library-launches-desktop-publishing-unit-farm

Pasvalys Marius Katiliskis Public Library, Lithuania
http://www.eifl.net/pasvalys-marius-katiliskis-public-library-lithuani

Fertile soil online – library launches website for farmers
http://www.eifl.net/news/fertile-soil-online-%E2%80%93-library-launches-websit

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