カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

メタデータ

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示

学術書は章レベルでのメタデータ・抄録の提供が求められている:Publishers Communication Groupによる調査

2017年1月18日、Ingenta社の出版コンサルタント部門Publishers Communication Group(PCG)が、ホワイトペーパー“Increasing the Value of Scholarly Books”を公開しています。

出版社、研究者、図書館員、ディスカバリーサービスやアグリゲータ―を対象に行った調査の結果で、出版社に対しては、特に人文・社会科学分野においては、章レベルでのメタデータ・抄録が利用可能となる事が求められており、それらを提供できる出版社には市場競争力を維持できるなどの複数の利点があると指摘されています。

Increasing the Value of Scholarly Books(PCG,2017/1/18)
http://www.ingenta.com/news-article/increasing-value-scholarly-books/

Increasing the Value of Scholarly Books
http://www.ingenta.com/wp-content/uploads/PCG-Increasing-the-Value-of-Scholarly-Books.pdf

米国情報標準化機構、入門書シリーズ“Understanding Metadata”を公開

2017年1月18日、米国情報標準化機構(NISO)が、入門書シリーズの1冊として“Understanding Metadata”を公開したと発表しています。

2004年に刊行されたものの改訂版で、メタデータの種類、標準化、文化遺産部門など幅広い分野での利用に関するトピックが含まれており、また、運用中の豊富なメタデータの事例も紹介されています。

入門書シリーズとしては、2015年に公開した“Research Data Management”に続くもので、今後、文化機関のためのLinked Dataに関する入門書の公開も予定されています。

NISO Publishes "Understanding Metadata" Primer(NISO,2017/1/18)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=163cc4576827006ed5adf7ef3b359416c4d94e15

Understanding Metadata(NISO)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/17446/Understanding%20Metadata

参考:

EuropeanaのData Quality Committee、“Data quality committee - 2016 report”を公開

2016年3月に創設されたEuropeanaのData Quality Committee(DQC)が、2016年12月31日付けで“Data quality committee - 2016 report”を公開しています。

同レポートの著者は、Europeanaのブログにおいて、この1年間のメタデータ品質の向上に関する成果として、

・情報検索行動を反映したユーザーシナリオの作成
・要件定義の明確化(必須要件と任意要件)
・メタデータの品質の調査の開始
・検索やランキングのアルゴリズムに影響するメタデータ値の問題パターンの特定

をあげています。

Data quality committee - 2016 report(Europeana)
http://pro.europeana.eu/files/Europeana_Professional/EuropeanaTech/EuropeanaTech_WG/DataQualityCommittee/DataQualityCommittee-2016Report.pdf

And the quest for better metadata quality goes on: an update from the DQC (Europeana,2017/1/16)

【イベント】openBDセミナー(1/23・東京)

書誌情報・書影を、だれでも自由に使える高速なAPIで提供するopenBDプロジェクトが、2017年1月23日、国立情報学研究所(NII)において、openBDセミナーを開催します。

openBDの取組み・機能を具体的に紹介するための公開のセミナーで、参加には事前の申し込みが必要です。

同プロジェクトは、カーリルがAPIシステムを開発し、版元ドットコムが書誌情報・書影を収集するもので、2016年12月9日現在、書誌情報778,793タイトル、書影449,680タイトル等が掲載される予定となっています。

openBDセミナーを開催します(openBD)
https://openbd.jp/#event

チラシ
https://openbd.jp/pdf/openBD20170123.pdf

参加:
版元ドットコム、版元ドットコムで利用している書誌データをISBNを指定することで取得することができるAPIを公開
Posted 2015年10月29日
http://current.ndl.go.jp/node/29807

児童書の表紙画像の利用に関して解説したウェブページ(佐賀県立図書館)
Posted 2016年2月9日
http://current.ndl.go.jp/node/30685

国際公文書館会議(ICA)、アーカイブズにおける新しい記述標準の概念モデルのドラフトを公開、意見を募集

国際公文書館会議(ICA)のExpert Group on Archival Description(EGAD)が、アーカイブズにおける新しい記述標準の概念モデルRecords in Contexts-Conceptual Model(RiC-CM)のドラフトを公開して、意見を募集しています。

EGADは2012年以降、アーカイブズにおける新しい記述標準であるRecords in Contexts(RiC)の検討を進めてきました。2016年9月に開催された第18回ICAソウル大会ではその概要が発表されました。

このRiCは、概念モデルであるRiC-CMとオントロジーであるRiC-Oで構成されており、既存の次の4つの標準を統合することを意図しています。

・General International Standard Archival Description (ISAD(G))
・International Standard Archival Authority Records—Corporate Bodies, Persons, and Families (ISAAR(CPF))
・International Standard Description of Functions (ISDF)

E1868 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2016)

2016年10月13日から16日まで,デンマークのコペンハーゲンにおいて「2016年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2016)」(E1621ほか参照)が開催された。全体で20か国から約100名,日本からは筆者を含め研究者や学生等5名が参加した。...

新たに5つの出版社がKBARTのフェーズ2の推奨指針に従ったメタデータの提供を開始

2016年11月21日、米国情報標準化機構(NISO)は、新たに5つの出版社が電子リソースのメタデータ交換形式の標準化によりその品質向上を目指すKBARTのフェーズ2の推奨指針に従ったメタデータの提供を開始したと発表しています。

新たな出版社は以下の通りです。

・Greenleaf Publishing
・ハーバード大学出版局
・IEEE
・オックスフォード大学出版局
・Project MUSE

NISO Announces New Publishers Enacting Phase Two of KBART Guidelines, Encourages Other Publishers to Seek Endorsement(NISO,2016/11/21)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=20dc432141175c0d6050649cf91bce5ab8fab88d

参考:
NISO、KBART推奨指針を改訂
Posted 2014年4月8日
http://current.ndl.go.jp/node/25874

CA1784 - 動向レビュー:図書館におけるナレッジベース活用の拡がりとKBARTの役割 / 渡邉英理子, 香川朋子

機関リポジトリ推進委員会、junii2改訂の基本方針を公開

2016年10月27日、機関リポジトリ推進委員会は、junii2改訂の基本方針を公開しています。

機関リポジトリ推進委員会メタデータ検討タスクフォースでは、オープンサイエンスの動向、オープンアクセス方針採択の広がり、識別子の拡充など、社会的・技術的な変化に対応し、junii2の改訂を検討してきました。このたび、junii2改訂の基本方針がまとめられました。今後、さらに、次期スキーマ策定に向けた詳細を検討していくとのことです。

junii2改訂の基本方針を公開します(機関リポジトリ推進委員会、2016/10/27)
https://ir-suishin.repo.nii.ac.jp/?page_id=31#_href_235

参考:
NII、JAIROをjunii2バージョン3対応
Posted 2014年3月31日
http://current.ndl.go.jp/node/25806

国立情報学研究所(NII)、メタデータフォーマット“junii2”の学位授与番号(grantid)の推奨記入形式を変更し、バージョン3.1に
Posted 2014年3月27日
http://current.ndl.go.jp/node/25785

国立情報学研究所(NII)、機関リポジトリ用メタデータフォーマット“junii2”のバージョン3.0を公開

Crossref、ORCID、DataCite、機関IDに関して調査した文書を公開

研究コンテンツのIDや、著者/寄与者のIDが学界の基盤となっている一方で、機関IDや関連するメタデータについてはまだ確立していないという認識のもと、Crossref、ORCID、DataCiteでは、共同で調査を行ってきましたが、2016年10月30日、その結果を公表し、意見を募集しています。

公開されたのは文書は以下の3点で、

・Organization Identifier Project: A Way Forward
・Organization Identifier Provider Landscape
・Technical Considerations for an Organization Identifier Registry

電子メールや、11月8日から10日までアイスランドで開催される識別子に関する会合“PIDapalooza"等を通じて意見が募集されています。

今後、当該テーマに関するワーキンググループを立ち上げ、2016年中に最初の会議を開催することが計画されています。

The Organization Identifier Project: a way forward(Crossref,2016/10/30)
http://blog.crossref.org/2016/10/the-oi-project.html

米国デジタル公共図書館の記録史料記述に関するワーキンググループがホワイト・ペーパーを公表

2016年11月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)の記録史料記述に関するワーキンググループ(Archival Description Working Group)が、ホワイト・ペーパー“Aggregating and Representing Collections in the Digital Public Library of America”を公開しました。

ホワイト・ペーパーは、文化遺産のメタデータの集約という目標を掲げるDPLAの、図書以外の、記録史料や特殊コレクションといった多様な資料の伝統的な記述慣行に対応するために2015年に立ち上げたワーキンググループが、文献調査や事例調査を経て公表したもので、集合レベルの記録をDPLAに取り込むことを推奨するとともに、そのようなメタデータの作成・集約・表示方法について助言しています。

また、DPLAへのアクセスをより良くするため、コレクション情報をDPLAポータルに追加すること推奨していますが、表示させるコレクションメタデータは、広く応用が可能なように、ホームページや“finding aid”など、より詳しい内容が書かれている情報へのURLなど最小限の記述のみとすることを提言しています。

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