カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示

シュプリンガー社とコピーライト・クリアランス・センター、テキスト・データ・マイニング(TDM)サービスにおける協力を発表

2015年2月23日、シュプリンガー社が米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)と生物医学に関するテキスト・データ・マイニング(TDM)サービスにおいて協力することを発表しています。生命科学の研究者がTDMを素早く容易に出版社を横断して行える新たなソリューションにおいて協力するとのことです。サービスに協力する最初の出版社のうちの1社として、シュプリンガー社はフルテキストコンテンツの多くを年内に開始されるCCCのサービスを介して提供する予定とのことです。

Springer partners with Copyright Clearance Center (Springer, 2015/2/23)
http://www.springer.com/us/about-springer/media/press-releases/corporate/springer-partners-with-copyright-clearance-center/49966

Springer Partners with Copyright Clearance Center to Power Text and Data Mining Solution (CCC, 2015/2/23)

米国政府機関(NASA、AHRQ、USDA)が、公的助成による研究成果のパブリックアクセスの方針を公開

米国国立航空宇宙局(NASA)、米国農務省(USDA)、米国医療研究・品質庁(Agency for Healthcare Research and Quality: AHRQ) が、公的助成による研究成果のパブリックアクセスの方針を公開しています。米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が、公的助成による研究成果へのパブリックアクセスを促進させるため、2013年2月22日に、政府機関に対して方針策定を求めた指令に応えるものとのことです。NASA、AHRQの方針は2015年10月から、USDAの方針は2016年1月から実施されるとのことです。

米国北米研究図書館協会(ARL)のウェブサイトで、米国政府機関のパブリックアクセス方針が紹介されています。

NASA PLAN: INCREASING ACCESS TO THE RESULTS OF SCIENTIFIC RESEARCH(NASA, 2014/11/21)
http://science.nasa.gov/media/medialibrary/2014/12/05/NASA_Plan_for_increasing_access_to_results_of_federally_funded_research.pdf

国立情報学研究所、「クックパッドデータセット」を研究用に提供開始

2015年2月24日、国立情報学研究所(NII)がクックパッド株式会社との協力の下、「クックパッドデータセット」の提供を開始したと発表しました。

提供されるデータは2014年9月30日までにクックパッドで公開された、レシピ約172万品に関するデータと、献立約3万6千件に関するデータです。利用には申請が必要で、提供対象は大学および公的研究機関の研究者のみ、利用目的は研究に限るとのことです。

「クックパッドデータセット」を研究用に提供開始しました(NII、2015/2/24)
http://www.nii.ac.jp/news/2014/0224

クックパッドのデータを研究者に公開します(クックパッド開発者ブログ、2015/2/24)
http://techlife.cookpad.com/entry/2015/02/24/161915

クックパッドデータセット
http://www.nii.ac.jp/cscenter/idr/cookpad/cookpad.html

参考:
国立情報学研究所(NII)、楽天市場の全商品データ等の提供を開始
Posted 2010年8月4日
http://current.ndl.go.jp/node/16606

国立情報学研究所、ニコニコデータセットで新たに「ニコニコ大百科データ」の提供を開始

「なぜデジタルネイティブは紙の本を好むのか」(記事紹介)

2015年2月22日付けの米Washington Post紙オンライン版に「なぜデジタルネイティブは紙の本を読むことを好むのか」(” Why digital natives prefer reading in print. Yes, you read that right.”)と題した記事が掲載されています。

この記事ではデジタルネイティブと呼ばれる大学生が、他の種類のコンテンツについてはデジタル版を好み、教科書の電子化も進められているにも関わらず、未だに自分の楽しみのためだけではなく学習を目的とする場合にも、電子版より紙の本を好んでいる現状を取り上げています。また、その理由等について、電子読書が人に与える影響に関する”Words Onscreen: The Fate of Reading in a Digital World”と題した図書を発表した、Naomi S. Baron氏のコメントが取り上げられています。

Why digital natives prefer reading in print. Yes, you read that right.(The Washington Post、2015/2/22付け)

EBSCO社がYBP Library Servicesを買収(米国)

2015年2月20日、EBSCO社はBaker & Taylor社から、YBP Library Servicesを買収したことを発表しました。

YBP Library Servicesは主に大学・研究図書館向けに、装備済みの図書の納入や、書誌検索・選書ツールGlobal Online Bibliographic Information(GOBI3)の提供等のサービスを手掛けています。GOBIには1,000万件以上の書誌が登録されており、その中には70万件のデジタルコンテンツも含まれていたとのことです。

この買収に関し、EBSCO社はよくある質問とその回答集(FAQ)を発表しています。また、GOBI3に電子書籍情報を提供しているProQuest社は、この買収によってYBP Library ServicesとProQuestの提携が変わることはなく、引き続きGOBI3からProQuestの電子書籍を購入可能であるとしています。

EBSCO Shows Major Commitment to Library Workflows(YBP、2015/2/20付け)
http://www.ybp.com/NewsArchive/Press-Release-YBP-ACQ-Feb-2015.pdf

【イベント】「デビット・S.フェリエロ米国立公文書館館長講演会 開かれた政府へ 米国立公文書館 (NARA) のソーシャルメディア戦略」(3/6・東京)

2015年3月6日、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて、米国大使館広報・文化交流部 アメリカンセンターJapan主催、三田図書館・情報学会、慶應義塾大学メディアセンター(図書館)共催の講演会「開かれた政府へ 米国立公文書館 (NARA) のソーシャルメディア戦略」が開催されます。講演者はNARA館長、デビット・S.フェリエロ氏です。

この講演会では就任以来、NARAの業務にソーシャルメディアを取り入れ、さまざまなプロジェクトを行っているフェリエロ氏が活動内容や、NARAの今後の展望についても紹介するとのことです。

なお、参加費は無料ですが、事前登録が必要です。

デビット・S.フェリエロ米国立公文書館館長講演会 開かれた政府へ 米国立公文書館 (NARA) のソーシャルメディア戦略 (逐次通訳付)(米国大使館)
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/irc/ircj-nara-event.html

参考:
E1313 - 米国国立公文書館,開かれた政府の実現へ向けて活動継続 カレントアウェアネス-E No.218 2012.07.12
http://current.ndl.go.jp/e1313

OpenAIRE2020が終了済みの研究助成プログラムを対象とするゴールドオープンアクセスパイロットプロジェクトを実施

EUによる助成を受けた研究成果のオープンアクセスを推進する”OpenAIRE 2020”が、新たにEUの第7次研究開発枠組み計画(FP7)の助成を受けた研究成果を対象に、オープンアクセス(OA)雑誌等のいわゆるゴールドOAの形での発表を支援するパイロットプロジェクト、”Gold Open Access Pilot for post-grant FP7 publications”を実施することを発表しています。

FP7は2007年から2013年にかけて実施された、既に終了した研究助成プログラムで、現在では新たな助成プログラムである”Horizon 2020”が開始されています。しかし研究成果の発表は研究が終了してから行われることもあり、FP7の成果は助成期間終了後も発表されています。このような成果のゴールドOA化推進のため、今回のパイロットが始められるとのことです。パイロットの運営は欧州研究図書館協会(LIBER)が担当します。

1つの助成研究につき3本までの査読論文が助成対象になるほか、図書等も助成の対象になる予定です。また、このパイロットを通じ、論文処理加工料(APC)の管理等、研究成果のゴールドOA化のためのワークフローの定義も試みられるとされています。

国立教育政策研究所 教育図書館、蔵書検索で国定期・旧制中学校教科書の検索ができるようになったことを発表

2015年2月23日、国立教育政策研究所 教育研究情報センター 教育図書館が、蔵書検索で、国定期・旧制中学校教科書、約20,000冊の検索ができるようになったことを発表しました。戦前教科書については、明治初期・明治検定期・国定期・旧制中学校教科書、約36,000冊が検索できるとのことです。

平成25・26年度日本学術振興会・科学研究費補助金(研究成果公開促進費データベース)により作成されたとのことです。

国立教育政策研究所 教育図書館(2015.02.23付けニュースに「蔵書検索(OPAC)で、国定期・旧制中学校教科書(約20,000冊)の検索ができるようになりました。」の記述あり)
http://www.nier.go.jp/library/index.html

国立教育政策研究所 教育図書館OPAC
http://nieropac.nier.go.jp/webopac/topmnu.do

RDA及びMARC21によるストリーミングメディアやDVD等の目録作成に関するガイドラインが公開

2015年2月23日、視聴覚資料に関する目録担当者の会であるOLACの目録政策部会CAPCが、“Best Practices for Cataloging Streaming Media Using RDA and MARC21”、“Best Practices for Cataloging DVD-Video and Blu-ray Discs Using RDA and MARC21”と題する2点のガイドラインを公開しました。RDAおよびMARC21によって、ストリーミングメディア、DVDやブルーレイディスクの目録を作成する際のベストプラクティスをまとめたものとのことです。

Announcing Two New Best Practices Guides from OLAC CAPC!(OLAC, 2015/2/23)
http://olacinc.org/drupal/?q=node/540

Best Practices for Cataloging Streaming Media Using RDA and MARC21(PDF:125ページ)
http://olacinc.org/drupal/capc_files/Streaming_Media_RDA.pdf

【イベント】「しまとしょサミット2015 in 海士町」開催(4/12・島根県海士町)

2015年4月12日、島根県海士町の隠岐開発総合センターにて、「しまとしょサミット2015 in 海士町」が開催されます。図書館に限らず離島地域の情報環境について様々なディスカッションを行うものとのことです。

磯谷奈緒子氏(海士町中央図書館)による基調講演「海士町中央図書館の冒険」、岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)による事例報告「離島の情報環境-LRG第10号の調査から」、ディスカッション「島で暮らす人々と情報環境について」などが予定されているとのことです。なお、詳細については現在中とされています。

しまとしょサミット2015 in 海士町
https://m.facebook.com/events/407559949403186/

参考:
2014年の“Library of the Year”は京都府立総合資料館に
Posted 2014年11月7日
http://current.ndl.go.jp/node/27389

Library of the Year 2014の大賞候補(優秀賞)に選ばれた4つの機関が発表
Posted 2014年9月19日
http://current.ndl.go.jp/node/27040

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