カレントアウェアネス-R

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、図書館での学習についてのフォーラムの報告書を発表

OCLC Researchによって準備された、2015年5月に実施された図書館での進化する学習についての米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)のフォーラムの要約版“ IMLS Focus: Learning in Libraries”をIMLSが発表しました。

このフォーラムでは、参加型学習、早期教育、成人教育、労働力開発、継続教育、専門能力開発、デジタルリテラシーなど様々なテーマをカバーされており、彼らがサービスを行なう今日の図書館とコミュニティの進化するニーズを満たすための、学問的プログラムの研究と実践とカリキュラムの間の相互依存の関係も議論されたとのことです。

この報告書では以下の4分野に焦点をあてているとのことです。

・21世紀のライブラリアンシップのための図書館情報学教育との連携や専門能力開発
・図書館での実践と連携する調査の追跡
・革新と拡張を実演する教育プログラムの参加型での設計
・国家的に進化する図書館サービスの学際的な連携の開発

IMLS Focus: Learning in Libraries report available(OCLC Research,2015/9/3)
http://www.oclc.org/research/news/2015/09-03.html

EBSCO社、Porticoと連携して「デジタルアーカイブ」を長期保存へ

2015年9月1日、EBSCO社が、電子リソースのアーカイブサービスを提供しているPorticoと連携して「デジタルアーカイブ」を長期保存すると発表しています。

EBSCO社はPorticoの加盟出版社に代わってデジタル化された歴史的コレクションを保存する“D-Collection Preservation Service”に参加するとのことです。

EBSCO Partners with Portico to Ensure Long-Term Availability of Digital Archives~Primary Source Content will be Preserved for Use by Students and Scholars~(EBSCO,2015/9/1)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-partners-with-portico

EBSCO Digital Archives
https://www.ebscohost.com/archives

参考:
Portico、Emerald社との提携を拡大し電子書籍を保存
Posted 2015年7月7日
http://current.ndl.go.jp/node/28857

英国図書館(BL)、2015年における“.uk”ドメインのウェブサイトの収集を開始

2015年9月2日、英国図書館(BL)が、来週にかけて、2015年における“.uk”ドメインのウェブサイトの収集を実施すると発表しています。

2013年と2014年の収集の概要もあわせて以下のように例示されています。

2013年
・起点URL 380万
・データ  31TB
・ページ数 19億ページ など

2014年
・起点URL 2,000万
・Geo IPでチェックした英国内でホスティングしているウェブサイトの起点URL 250万
・データ  56TB
・ページ数 25億ページ
・4.7GBのウィルスと3.2TBのスクリーンショット

青森県立郷土館、「バーチャル展示コンテスト」として、同館の「青森県立郷土館デジタルミュージアム」に展示する作品を募集中 (~11/19)

青森県立郷土館では、同館の「青森県立郷土館デジタルミュージアム」上の「バーチャル展示室」に展示する作品を募集し、コンテストを実施するとしています。11月9日までが募集期間となっているようです。

2015年12月下旬に審査の結果が発表される予定で、入選者には賞状と記念が贈られ、入選作品はホームページ上で公開するほか、金賞を受賞者の作品は同館で実物展示を行う予定(2016年3月3日~4月18日)のようです。

テーマは「人のかたち」で、青森に暮らす人に関して、同館の資料を使った展示作品が募集されています。

先着50名まで応募可能とのことです。

青森県立郷土館デジタルミュージアム
https://www.kyodokan.com
※トップに開催期間が2015/8/10~11/9の「催事・コンテスト」として、「バーチャル展示コンテスト作品募集」とあります。

特別展・企画展/平成27年(2015) 4月-平成28年(2016)3月(青森県庁ホームページ)
http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kikakuten2015.html

「青森県立郷土館だより」(青森県立郷土館, 通巻162号 vol.47, no.1, 2015/5/15付け)

札幌市、「札幌市図書・情報館の資料収集方針及び選定基準に係る調査研究業務」の公募型プロポーザルを公告

2015年8月27日、札幌市は2018年に開設が予定されている札幌市民交流プラザ(仮称:市民交流複合施設)内に設置する「札幌市図書・情報館」(仮称:都心にふさわしい図書館)の資料収集方針及び選定基準に関し、公募型プロポーザルを公告しました。

2016年3月31日までが契約期間となる業務で、現在企画提案の応募を受け付けていて、今後審査などを経て、10月14日までに最終結果が発表されるとのことです。

企画提案については、

●情報館の想定利用者ニーズの実証的な把握
●情報館周辺の利用者ニーズの把握
●各種団体等によるビジネスパーソン支援の実例調査
●収集方針、選定基準、所蔵構成の原案作成
●その他独自提案
●スケジュール
●執行体制及び過去の実績

などの項目が求められています。

公募型プロポーザル(企画競争)(札幌市)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/keiyakukoukai/keiyaku-ippan8.html
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/keiyakukoukai/documents/270827siryousyuusyuuhoushin.pdf

米・カリフォルニア州のラホヤ・リフォード図書館、生物学の実験室“Bio Lab”を開室

米・カリフォルニア州サンディエゴ市のラホヤ・リフォード(La Jolla Riford)図書館がおそらく世界の公共図書館内では初の生物学の実験室“Bio Lab”を開室したとのことです。

生物学に熱心な利用者と協働するために、図書館では、生命科学に関するワークショップ、デモ、講義が可能なスペースを設けたとのことで、地元のバイオテクノロジーの企業からのボランティアが教育プログラムを提供しているようです。

バイオセーフティーレベル1のラボには、DNA増幅器、顕微鏡などの基本的な機器が置かれており、高校の実験室と同等の設備を利用できるとのことです。開室中は訓練を受けたボランティアがいて安全に器具を利用できるとのことです。

子どもが科学に関心を持ってもらい、ひいてはサンディエゴの将来的な経済の振興に繋がることや、地元企業が利用することでアイデアの開発を促進することを期待しているようです。

Community Biology Lab Opens In La Jolla Library(KPBS,2015/9/1付け記事)
http://www.kpbs.org/news/2015/sep/01/community-biology-lab-opens-la-jolla-library/

【イベント】「後世に伝えるための資料保存とデジタルアーカイブ」(10/5・東京)

2015年10月5日、情報保存研究会は、日本図書館協会と共催で第9回資料保存シンポジウム「後世に伝えるための資料保存とデジタルアーカイブ ―資料の保存と今後の展望―」を開催します。国立公文書館長 加藤丈夫氏の講演のほか、資料保存実用講座も設けられ、資料保存にかかわるさまざまなツールやシステムなどについて、出展企業から総合的にプレゼンテーションが行われるとのことです。事前に参加申込が必要です。

第9回資料保存シンポジウム 申込み受付中!(情報保存研究会)
http://www.e-jhk.com/html/index.html

参考:
【イベント】第7回資料保存シンポジウム「広がる資料保存の取り組み-高まる意識の中で-」(10/21・東京)
Posted 2013年9月30日
http://current.ndl.go.jp/node/24481

海洋情報資料館、特別展示「海底地形図今昔」を開催(9/7~10/2)

2015年9月7日から10月2日まで、海上保安庁海洋情報部(東京都江東区)の海洋情報資料館では、特別展示「海底地形図今昔」を開催します。

2015年9月12日は、1871年(旧暦の明治4年)に海図を作成する兵部省海軍部水路局が創立された日である「水路記念日」で、その144周年を記念して開催されるものです。

浮彫式海底地形図、3D海底地形図、世界の海底地形図などが展示される予定とのことで、あわせて、最新の南海トラフ巨大地震の想定震源域での海底地殻変動観測の成果や西之島調査の速報と映像なども紹介されるとのことです。

海洋情報資料館特別展示「海底地形図今昔」を開催します(海上保安庁)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/post-162.html
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H270901_SIRYOKAN.pdf
※2つ目のリンクは発表資料です。

広報(海上保安庁 ※2015/9/1付で「海洋情報資料館特別展示「海底地形図今昔」を開催します」とあります。)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/

9月12日は水路記念日です!(海上保安庁海洋情報部)

米・オレゴン州マルトノマ郡立図書館、地元の住民が著述した電子書籍を収集する“ Library Writers Project”を実施

米・オレゴン州マルトノマ郡立図書館が、地元の住民が著述した電子書籍を収集する“ Library Writers Project”を実施しています。

同館では、2015年9月1日から12月31日まで、図書館の電子書籍コレクションに自身の作品を追加したい地元の住民(作家)からの作品の提出を受けつけるとのことです。

電子書籍の自主出版サービスSmashwords社の“Self-Publishing portal”に作品を提出、図書館職員が作品をレビューし同館の電子書籍サービスに追加すると決定したものは、電子図書館プラットフォームOverDriveを通じて提供するというものとのことです。受け入れるものは成人用のフィクション作品で、OverDrive社・Smashwords社との契約によりアダルト作品は受け入れないとのことです。

マルトノマ郡立図書館はSmashwords社とは直接関係なく、著者とSmashwords社間の契約には関与せず、Smashwords社で発行されOverDrive社を通じて提供される選択されたタイトルを購入するのみとのことです。

図書館では、この秋に、「作家」となるためのライティングのプログラムを用意しており、また、12月の締め切り以降は作品を受け付けないが、将来的には、追加するかもしれないとのことです。

英語版Wikipediaで、報酬を受け取りながらその事実を明らかにせず記事編集を行っていた悪質なユーザーアカウントが停止されたことが発表される

2015年8月31日付の、Wikimedia財団のブログで、Wikipediaの英語バージョンについて、悪質なユーザーのアカウントが停止され、記事も削除されたことが発表されています。

具体的には、英語版Wikipediaのボランティア編集者381名のアカウントが停止され、210件の記事が削除されたとのことで、記事の内容は商業的な内容、アーティストなど宣伝的な内容を元来有するものがほとんどであったとのことです。

これらのアカウントの編集者は、Wikipediaの記事を報酬を受け取りながら,その事実を明らかにせずに編集を行っていたため、Wikipediaの定めるガイドライン(「中立的な観点」や、報酬をもらって擁護する内容の編集を行うこと(paid advocacy)を禁じる、など)に背いていたことが問題とされたようです。

Hundreds of “black hat” English Wikipedia accounts blocked following investigation(Wikimedia blog, 2015/8/31)
https://blog.wikimedia.org/2015/08/31/wikipedia-accounts-blocked-paid-advocacy/

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