カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示

国立国会図書館、「ダブリンコア・アプリケーションプロファイルのためのガイドライン」の日本語訳を公開

2015年7月15日、国立国会図書館(NDL)は、「ダブリンコア・アプリケーションプロファイルのためのガイドライン」の日本語訳を公開したと発表しています。

ダブリンコア・アプリケーションプロファイルのためのガイドライン
(Guidelines for Dublin Core Application Profiles)(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/translation/dcap-guideline.htm

DCMIダブリンコアメタデータに関する基本文書(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/translation.html

新着情報一覧(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※「2015年7月15日 ダブリンコアメタデータ基本文書の翻訳のページに「ダブリンコア・アプリケーションプロファイルのためのガイドライン」を追加しました」とあります。

参考:
国立国会図書館、DCMIダブリンコアメタデータに関する基本文書の日本語訳を公表
Posted 2015年3月25日
http://current.ndl.go.jp/node/28216

ノースカロライナ州立大学図書館等による、同州における農業に関する普及・啓蒙活動等の記録をデジタル化する取組み(記事紹介)

ノースカロライナ州立大学図書館は、ノースカロライナ農業工科州立大学F. D. Bluford図書館と共同で、“Better Living in North Carolina: Bringing Science and Technology to the People,”と題した、1900年代初頭からの、ノースカロライナ州における農業経済に関する記録をデジタル化する取組みを実施しています。

この取組みは、ノースカロライナ州の図書館が保有する記録をデジタル化するものとのことで、ノースカロライナ州が1909年に開始し、1914年に同州が資金を提供して州内の大学がパートナーシップを結んだ組織“Cooperative Extension Service”(当時は“Agricultural Extension Service”)による活動記録を記した年報や、当時の書簡、パンフレット、写真などのデジタル化などが行われているようです。

NCSU Libraries Rare and Unique Digital Collections Search Results
http://d.lib.ncsu.edu/collections/catalog?f%5Bispartof_facet%5D%5B%5D=Cultivating+a+Revolution

英国図書館(BL)とPublishing Technology社、ドキュメントサプライに関して協定を結ぶ

2015年7月14日、英国図書館(BL)とPublishing Technology社が、同社のオンラインプラットフォームingentaconnectを介して5,400タイトルの雑誌と書籍が利用できる協定を結んだと発表しています。

今回の契約は、BLのドキュメントサプライのコンテンツと、ingentaconnectを介して学術資料にアクセスしている25,000以上の登録機関と170郡以上にいる何百万の利用者を結びつけるチャンネルとなるとのことです。

British Library and Publishing Technology collaborate to make Document Supply Service content available via ingentaconnect(Publishing Technology,2015/7/14)
http://www.publishingtechnology.com/news/british-library-and-publishing-technology-collaborate-to-make-document-supply-service-content-available-via-ingentaconnect/

Science Europeの社会科学の科学委員会、高品質の研究成果のオープンアクセス(OA)についてのレポートを公開

2015年7月13日、ヨーロッパの研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeの社会科学委員会が、高品質の研究成果のオープンアクセス(OA)についてのレポート“The Need for‘Diamond Engagement’around Open Access to High Quality Research Output”を公開しました。

OAに抵抗してきた科学者や政策立案者を読者に想定しており、この報告書では、3つの重要な原則、パートナーシップ・標準化・相互運用性に“Diamond Engagement”という概念を提案しているとのことです。

Scientific Committee for Social Sciences Calls for ‘Diamond Engagement’ around Open Access to High Quality Research Output(Science Europe,2015/7/13)
http://www.scienceeurope.org/uploads/PressReleases/20150713_SOCIAL_Open_Access.pdf

Science Europe
http://www.scienceeurope.org/

Emerald社、図書館情報学分野の雑誌等を対象に出版直後からの機関リポジトリ登録を認める” Zero Embargo trial”を開始

2015年7月10日、Emerald Group Publishing社は同社が刊行する図書館情報学分野のすべての雑誌と、情報・知識管理分野の一部の雑誌を対象に、論文出版直後からの機関リポジトリ等への登録を認める” Zero Embargo trial”を実施することを発表しました。対象となるのは”Library Review”、”Journal of Documentation”等の21誌です。

Emerald社では通常、同社の雑誌に掲載された論文の著者最終稿をリポジトリ等で公開する際には、論文出版から24ヵ月間の猶予期間(エンバーゴ)を置くことを求めています。これに対し今回実施されるZero Embargo trialの対象誌については、論文公開直後から、著者最終稿を機関リポジトリ等で公開することが認められることになります。なお、対象となるのは助成機関や所属機関等のポリシーによりオープンアクセス化が義務付けられている(”mandated”)論文に限られます。

このtrialはEmerald社に新たに設けられたLibrarian Advisory Group (LAG)の意見に従って実施に至ったとのことです。LAGは同社の図書館情報学分野の主要な編集者や著者によって構成されています。

スペイン国立図書館が『ドン・キホーテ』ポータルを公開

2015年7月8日、スペイン国立図書館は同国Iberdola社のスペイン財団と共同で、『ドン・キホーテ』のポータルサイト”Quijotes”を開設しました。

このポータルサイトは『ドン・キホーテ』第2版の刊行400周年を記念して作成されたものとのことです。スペイン国立図書館に所蔵されている、世界40か国語以上に翻訳・編集された、3,300版を超す『ドン・キホーテ』への一元的なアクセスが提供されています。

La BNE presenta un nuevo portal del Quijote(Biblioteca Nacional de Espana、2015/7/8付け)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2015/0708-portal-quijotes.html

Quijotes
http://www.bne.es/es/quijote/index.html

『ドン・キホーテ』ポータルをスペイン国立図書館が公開 第2部刊行400周年にあわせて(歴史とデジタル、2015/7/11付け)

英HEFCE、研究評価における評価指標の役割に関するレポートを公開

2015年7月9日、英高等教育助成会議(HEFCE)は研究評価における評価指標(metrics)の役割に関するレポート、”The Metric Tide”を公開しました。

このレポートはサセックス大学のJames Wilsdon教授を議長とする研究グループの調査に基づくものです。研究グループでは文献調査や関係者へのフォーカス・グループ、ワークショップ等によってエビデンスを収集したほか、HEFCE等が実施している英国高等教育機関の研究評価活動、Research Excellence Framework(REF)の2014年の各大学スコアと、各種研究評価指標間の関係を分析しました。

レポートのExecutive Summaryでは調査結果に基づき、以下のような指摘・提案を行っています。

・ピア・レビューは、その欠点にも関わらず、研究業績を評価する基礎となるものとして支持されている。ただし、適切な注意を払った上で研究評価指標の利用を拡大することを強く支持する声も少なからず存在する。

・慎重に選ばれた研究評価指標は意思決定を補うものになりうる。ただし、研究の多様性を尊重した上で、量的指標と質的評価を組み合わせることが必要である。

常に諜報機関に監視されていることを考えさせるフォント”Seen”

インターネット上でやり取りしている自分の文章が、米国国家安全保障局(NSA)や英国政府通信本部(GHCQ)等の諜報機関に常に監視されていることをリアルタイムで考えさせられるフォント”Seen”がブログ”The Digital Reader”で紹介されています。

“Seen”はロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校の大学院生Emil Kozoleが製作したものです。エドワード・スノーデン氏が2013年にリークした、NSAが監視対象としている単語リストに基づいて、監視対象となる語を入力した場合、語が上から黒塗りでつぶされるようになっています。このフォントは”Project Seen”のWebサイトからダウンロードすることができます。

This Font Will let You Know That the NSA Thinks You’re a Terrorist(The Digital Reader、2015/7/13付け)
http://the-digital-reader.com/2015/07/13/this-font-will-let-you-know-that-the-nsa-thinks-youre-a-terrorist/

Project Seen
http://emilkozole.com/Project-Seen

参考:

CCライセンスバージョン4.0日本語版公開

2015年7月13日、クリエイティブ・コモンズ(CC)はCCライセンスバージョン4.0(CC4.0)の日本語版とマオリ語版を公開したことを発表しました。CC4.0のアジア・太平洋地域言語版が正式公開されるのは両言語版が初とのことです。

CC4.0日本語版の作成は2014年2月から開始され、2015年1月にはドラフト版が公開されていました。今回公開された日本語版はCC4.0の単なる参考訳ではなく、「正式版」のひとつと位置づけられます。

New Translations: CC 4.0 licences now available in te reo Māori and Japanese(Creative Commons、2015/7/13付け)
http://creativecommons.org/weblog/entry/45695

ライセンスについて(Creative Commons)
https://creativecommons.org/licenses/?lang=ja

参考:
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン、CC-CCライセンスバージョン4.0の日本語版ドラフトを公開、意見募集中
Posted 2015年1月5日
http://current.ndl.go.jp/node/27738

ウィキメディア財団、新しく5つの大学・研究機関に客員研究員“Wikipedia Visiting Scholars”を配置

2015年7月13日、ウィキメディア財団は、Wiki Education Foundationの協力を得て、財団のプロジェクトである“The Wikipedia Library”において、ウィキペディアの編集者を客員研究員として受け入れてもらう“Wikipedia Visiting Scholars”を新しく5つの米国とカナダの大学と研究機関に配置すると発表しています。

“Wikipedia Visiting Scholars”は、最先端の研究図書館と提携する遠隔地の無償のウィキペディアの編集者で、当該機関及びウィキペディアが必要とするテーマを拡張するため当該図書館の電子リソースの完全なアクセスが提供されるとのことです。

5つの大学・機関は以下の通りです。

・マックマスター大学(カナダ)
・デポール大学(米国)
・スミソニアン研究所(米国)
・ピッツバーグ大学(米国)
・ワシントン大学(米国)

Five new positions placing Wikipedians as Visiting Scholars(WIKIMEDIA blog,2015/7/13)
http://blog.wikimedia.org/2015/07/13/wikipedians-as-visiting-scholars/

参考:

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