カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

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当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介します。

東京都立図書館、「視覚障害者サービス要綱」を改正

東京都立図書館は、2010年3月9日付けで改正した「東京都立図書館視覚障害者等サービス要綱」を公表しています。改正著作権法の下での視覚障害者等に対するサービスの指針を示す「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」が2010年2月18日に公表されたことに伴う改正です。

「視覚障害者サービス要綱」を改正しました。(2010/3/15付け都立図書館のお知らせ)
http://www.library.metro.tokyo.jp/info/archive/document.php?g=info&id=174

東京都立図書館視覚障害者等サービス要綱(2010年3月9日付け)
http://202.8.82.248/12/pdf/shisho01.pdf

参考:
改正著作権法の下での図書館の視覚障害者サービスのガイドラインが公表
http://current.ndl.go.jp/node/15823

東京都立中央図書館、視覚障害者サービスを拡充
http://current.ndl.go.jp/node/15577

毎日新聞社、Reader向けにも英文ニュースを配信

毎日新聞社が、米ソニー社の電子書籍リーダーReader向けにも英文ニュースを有料配信すると発表しています。配信されるのは、同社の英文サイト“Mainichi Daily News”の記事で、2009年10月にAmazon社のKindleに続く第2弾となるとのことです。

毎日新聞社、米国でソニーの電子書籍端末「Reader」に英文ニュースを配信(CNET Japan 2010/3/11付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20410252,00.htm

ソニーの端末「リーダー」にも配信 英文ニュースを有料で(毎日新聞社のお知らせ)
http://www.mainichi.co.jp/info/2010/03/news000738.html

参考:
日本の新聞社もKindle向けに英文ニュースを提供
http://current.ndl.go.jp/node/15779

韓国国立中央図書館とイラン国立図書館が提携

韓国国立中央図書館とイラン国立図書館が相互協力関係を強化することで合意したとのことです。今後、経験の交換や人的交流、展示会の開催などに加え、相手国についての情報室を作ることも予定されているようです。

National libraries of Iran and S. Korea sign agreement(2010/3/14付けTehran Timesの記事)
http://www.tehrantimes.com/index_View.asp?code=215997

이란 국립도서관에 한국 자료실(2010/3/10付けMSNニュースの記事)
http://news.msn.co.kr/article/read.html?cate_code=1400&article_id=201003101757171029

National Libraries of Iran and South Korea Sign Agreement(2010/3/14付けResourceshelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/03/14/national-libraries-of-iran-and-south-korea-sign-agreement/

参考:
E306 - イラン国立図書館が新装開館

図書館員に聞いた電子書籍の現状

スタンフォード大学の電子出版サービス部門“HighWire Press”が、2009年秋に実施した、図書館員を対象とした電子書籍の現状に関する調査の結果を発表しています。予算やベンダー、フォーマット等に関する20の質問に対して、13か国の138人の図書館員から回答を得たとのことです。利用者がフォーマットとしてPDFを好んでいることや、デジタル著作権管理(DRM)が電子書籍の利用を妨げる大きな要因となっていることなどが、調査結果として示されています。

In Survey of Academic Librarians and Ebooks, Pointers Toward a Better System(Library Journal 2010/3/11付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6722546.html

HighWire Press 2009 Librarian eBook Survey
http://highwire.stanford.edu/PR/HighWireEBookSurvey2010.pdf

科学技術振興機構(JST)の『情報管理』が2010年度のモニターを募集

科学技術振興機構(JST)が刊行している『情報管理』誌が、2010年度のモニター(編集協力員)を募集しています。

平成22年度「情報管理」誌モニターを募集します
http://johokanri.jp/announce/2010/03/004270.html

奈良県立図書情報館、中国陜西省図書館と友好協定を締結

奈良県立図書情報館が、中国陜西省図書館と友好協定を締結したと発表しています。両館の資料の交換や地域情報の交換、研修生の派遣などが計画されているとのことです。2010年3月13日には協定締結を記念したシンポジウムも開催されています。

県立図書情報館・中国陝西省図書館友好協定締結式 平成22年3月12日(金) および平城遷都1300年記念・友好協定締結記念シンポジウム 平成22年3月13日(土)
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-357.html

奈良県立図書情報館、中国・陜西省図書館と友好協定締結-地域情報交換も(奈良経済新聞 2010/3/12付けの記事)
http://nara.keizai.biz/headline/370/

大地震後のチリの図書館の状況についての記事

米国図書館協会(ALA)の発行する雑誌American Libariesのウェブ版に、2010年2月に大地震が起こったチリの図書館の状況についての記事が掲載されています。地震による交通網の分断や非常事態宣言が出されていることなどから国内の移動が難しく、図書館の被害状況の詳しい調査は行われていないようですが、記事によると、少なくとも国内の公共図書館の約3分の1にあたる128の図書館は開館できない状態とのことです。首都サンティアゴのサンティアゴ公共図書館も被害を受けましたが、まもなく再開館の予定とのことです。

Quake Shatters Chile's Public Library Services(2010/3/10付けAmerican Libariesの記事)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/news/03102010/quake-shatters-chiles-public-library-services

キャンパス内でオープンアクセス基金を立ち上げるためのガイド

米国のSPARCが、キャンパス内にオープンアクセスのための基金を立ち上げるために役立つ知識や実践例を集約したウェブページを開設しています。

Campus-based Open-access Publishing Funds
http://www.arl.org/sparc/openaccess/funds/index.shtml

New SPARC release: Guide to exloring campus-based OA funds
- OA Librarian 2010/3/4付けの記事
http://oalibrarian.blogspot.com/2010/03/new-sparc-release-guide-to-exloring.html

バーコードに様々な情報を付与するサービス“StickyBits”

米国図書館協会(ALA)の出版部門の一つであるALA Techsourceが、バーコードに様々な情報を付与する、スマートフォン向けのサービス“stickybits”の活用に関するブログ記事を掲載しています。stickybitsでは、写真や動画などのデジタル情報をバーコードに付けることができるため、図書に動画レビューを付けるといった利用例が挙げられています。

Annotating the real world(ALA Techsourceのブログ 2010/3/11付けの記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2010/03/annotating-the-real-world.html

stickybits
http://www.stickybits.com/

国立国会図書館、「日本全国書誌の在り方に関する検討会議」の概要を公開

国立国会図書館は、2010年3月3日に開催した「日本全国書誌の在り方に関する検討会議」の概要を公開しています。同会議は、国立国会図書館が作成する日本全国書誌とその機械可読版であるJAPAN/MARCがより広く活用されることを目的として、関係機関の代表が集まり開催されたものです。

日本全国書誌の在り方に関する検討会議について
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/jnbconf_20100303.html

日本の全国各地の図書館の所蔵・貸出状況を検索できる「カーリル」

日本の全国各地の図書館の貸出状況を検索できるウェブサービス「カーリル」が公開されています。検索対象の図書館を設定し、タイトル・著者名を検索ボックスに入力(あるいは選択画面で「話題の本」や著者名を選択)すると、対象図書館での所蔵・貸出状況が、表紙のイメージとともに表示されます。利用者によるレビューや、「読みたいリスト」作成の機能もあるようです。2010年3月11日現在で、全国4310館の図書館に対応(図書館システム数は1072個)しているとのことです。

カーリル
http://calil.jp/

全国4300館以上の図書館/図書室に対応 蔵書検索サイト「カーリル」(calil.jp)を開始(2010/3/10付けカーリルのプレスリリース)
http://calil.jp/doc/press.html

図書館の方へ(カーリルのサイトより)
http://calil.jp/doc/lib.html

米国図書館協会(ALA)、ITの進展による図書館への影響についてのリポートを公開

米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局(OITP)による、情報技術(IT)の進展とその図書館への影響についてまとめたリポート“Checking Out the Future”が公表されています。2008年から2009年の期間の文献のレビューを基にしたもので、新技術やデジタル化の影響、他機関との協同の重要性などについてまとめられています。

Checking Out the Future : Perspectives from the Library Community on Information Technology and 21st-Century Libraries
http://www.ala.org/ala/aboutala/offices/oitp/publications/policybriefs/ala_checking_out_the.pdf

ALA releases new publication to advance the national conversation on the future of libraries(2010/3/10付けALAワシントンオフィスDistrict Dispatchの記事)
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=4542

参考:

学術系出版社の6割以上が電子書籍を刊行(英国)

英国の学会・専門協会出版協会(ALPSP)が実施した、学術系出版社による書籍・電子書籍の出版状況の調査結果の概要がウェブサイトで公開されています。電子書籍については、63.2%の出版社が何らかの形で電子書籍を刊行していること、総売上げに占める電子書籍の割合は9.4%であること、3分の2の出版社は過去に出した書籍をデジタル化していること、などが紹介されています。調査は400社を対象とし、60%以上の回答があったものとのことです。

Scholarly Book Publishing Practice: First Survey 2009
http://www.alpsp.org/ngen_public/default.asp?ID=201

Academic publishers seeing strong growth from e-book sales(2010/3/10付けBookseller.comの記事)
http://www.thebookseller.com/news/114429-academic-publishers-seeing-strong-growth-from-e-book-sales.html

2010年IFLA年次大会のSNS等での広報にはタグ“ifla2010”を

2010年8月10日から15日にかけて、国際図書館連盟(IFLA)年次大会が、スウェーデンのイェテボリで開催されます。これに向けて、ブログ、写真共有サイト等のSNSで大会のことを広報する場合には、タグ“ifla2010”をつけるよう、IFLAが呼びかけています。また、Twitterのハッシュタグとしては“#ifla2010”が推奨されています。

Tweeting and posting about Gothenburg
http://www.ifla.org/en/news/tweeting-and-posting-about-gothenburg

参考:
金融不安の影響で、2010年IFLA年次大会の会場が変更に
http://current.ndl.go.jp/node/13565

ウェールズ国立図書館、土曜日開館を再開へ

ウェールズ国立図書館が、2010年5月8日から土曜日の開館を再開すると発表しています。同館では、予算削減のために2009年4月から土曜日を休館日としていましたが、閲覧室での利用を事前申込制にするなど、一部のサービスに制限を設けた形で、およそ1年ぶりにサービスを提供するとのことです。

The National Library to reopen on Saturday(ウェールズ国立図書館のニュースリリース)
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=1514&tx_ttnews[tt_news]=3312

The National Library of Wales opens on Saturdays from Saturday 8 May 2010
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=3407

National Library of Wales to reopen on Saturdays(BBC News 2010/3/8付けの記事)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/mid_/8555276.stm

Google、イタリア国立図書館の歴史的資料をデジタル化へ

Google社は、フィレンツェとローマにあるイタリア国立図書館の著作権切れの書籍をデジタル化することについて、イタリア文化遺産省と合意したと発表しています。規模は約100万冊とのことです。対象となる資料は国立図書館が選択するとのことですが、イタリアの歴史的な資料も含まれるようです。また、Google社によりデジタル化された資料は、欧州電子図書館Europeanaを通じての閲覧も可能にする予定とのことです。

A digital renaissance: partnering with the Italian Ministry of Cultural Heritage(2010/3/10付けGoogleオフィシャルブログの記事)
http://googleblog.blogspot.com/2010/03/digital-renaissance-partnering-with.html

MiBAC / Google: Conferenza Stampa di presentazione di uno storico accordo(イタリア文化遺産省の発表)

図書館整備を過疎対策事業債の対象に追加する改正過疎法が成立

2010年3月末で期限が切れる過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)の改正法が3月10日に成立しました。過疎法は、人口の減少の著しい市町村を、過疎対策事業債(過疎債)の発行などを通じ支援するもので、今回の改正により、過疎債の使途が拡大され、従来のインフラ整備だけでなく、認定こども園や図書館などの整備も可能となりました。期限が6年間延長されるとともに、対象となる市町村も58増え776となります。

改正過疎法が成立 58市町村を追加指定へ(2010/3/10付け47Newsの記事)
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000102.html

改正過疎法が成立=支援事業を拡充(2010/3/10付け時事ドットコムの記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031000048

過疎法の延長期間は6年=58市町村を追加指定へ-与野党合意(2010/1/18付け時事ドットコムの記事)(過疎地に追加される市町村の一覧あり)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011800822

過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律案要綱(衆議院ウェブサイトより)

ノースカロライナ州立大学図書館、GPS機能を利用してキャンパスの歴史情報を提供

米国ノースカロライナ州立大学図書館が、同大学のキャンパス内にある建造物等の歴史情報をモバイル端末向けに提供するプロジェクト“WolkWalk”を発表しています。モバイル端末のGPS機能を基に、利用者の現在位置近くにある建造物等とそれらに関する歴史情報ページへのリンクが地図上に表示されるようです。特別なアプリケーションのダウンロードは必要とせず、指定のURLにアクセスすることで利用できるとのことです。

WolfWalk Turns Mobile Devices into NC State Time Machines(ノースカロライナ州立大学図書館のニュースリリース)
http://news.lib.ncsu.edu/2010/03/08/wolfwalk-turns-mobile-devices-into-nc-state-time-machines/

WolkWalk
http://www.lib.ncsu.edu/wolfwalk/

京都大学学術情報リポジトリ、収録論文数が5万件に到達

京都大学図書館機構は、学術情報リポジトリ“KURENAI”の収録論文数が2010年2月に5万件を超えたと発表しています。同リポジトリの収録論文数は、2009年3月に3万件、同年7月に4万件に到達しているとのことです。

京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)収録論文数が5万件を超えました(京都大学図書館機構)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=651

参考:
京都大学学術情報リポジトリ、収録論文数が4万件を超える
http://current.ndl.go.jp/node/14050

アラブ地域の子どもたちに、朗読入りCDで物語の楽しみを

ユネスコのラマラ(Ramallah)事務所とパレスチナ自治区にあるBirzeit大学は協同で、3歳から14歳までの子どもたちを対象とした、物語の朗読入りCDを製作しました。アラブ地域の子どもたちに物語の楽しさを伝えることが目的です。最初のCDは2006年~2007年に製作され、このときは、アラブ地域に伝わる昔話が中心でした。今回は、グリム童話、千夜一夜物語、不思議の国のアリスといった物語が含まれています。900枚のCDが、ガザ地区などアラブ地域の学校、ラジオ局、公共図書館、文化施設等に配布される予定です。

Audio library promotes children’s culture in Arab Region
(ユネスコのニュースリリース)
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=29612&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

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