マイクロ資料

東京大学史料編纂所、採訪マイクロフィルムのデジタル画像を図書閲覧室で試験公開

2011年7月1日から東京大学史料編纂所が、採訪マイクロフィルムの史料デジタル画像を図書閲覧室で公開しているようです。これは、2008年度から行われている科学研究費基盤研究(S)「史料デジタル収集の体系化に基づく歴史オントロジー構築の研究」の成果公開の一環であり、試験的な公開のようです。

7月1日より、図書閲覧室において、採訪マイクロフィルムデジタル画像の試験的な公開を開始しました。 (東京大学史料編纂所 2011/7/1付けの記事)
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/2011/110701.html

DCC、新マニュアル「デジタル保存におけるマイクロフィルムの役割」を刊行

2011年4月20日に、英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が「デジタル保存におけるマイクロフィルムの役割」“The role of microfilm in digital preservation”と題するマニュアルを刊行しています。

The role of microfilm in digital preservation (ダウンロードページ)
http://www.dcc.ac.uk/resources/curation-reference-manual/microfilm

New Curation Reference Manual instalment on the role of microfilm in digital preservation (DCC 2011/4/20付けのニュース)
http://www.dcc.ac.uk/node/9185

テネシー大学、全米人文科学基金の助成で新聞をデジタル化

米国テネシー大学ノックスビル校図書館が、全米人文科学基金(NEH)から助成を受けて、マイクロフィルムに収められている1836年から1922年までの新聞10万ページをデジタル化すると発表しています。今回の計画はNEHの全米電子新聞プログラム(NDNP)の一環として行われ、テネシー州立図書館・文書館と共同で作業に当たるとのことです。

UT Library to Digitize Newspapers, Preserve History(テネシー大学図書館ノックスビル校のニュースリリース)
http://www.utk.edu/tntoday/2010/06/17/ut-library-digitize-newspapers/

参考:
ルイジアナ州立大学図書館、州内の19世紀後半の新聞をデジタル化
http://current.ndl.go.jp/node/16117

書類整理棚サイズのLCを作ろう!70年前の夢

1936年8月に発行された雑誌“Modern Mechanix”に、「缶詰図書館が読者に新たな眺望をもたらす(Canned Libraries Open New Vistas To Readers)」と題された記事が掲載されています。これは、当時最先端のマイクロ写真などの技術を使って、本をマイクロフィルム化し、膨大な蔵書を書類整理棚に収まるようなコンパクトなサイズに縮小するというアイディアでした。それぞれの書籍はフィルム化され、12ゲージのショットガンの弾よりも小さなカートリッジに格納されます。読書するときは読みたい本のカートリッジを投影機に差し込み、スクリーンに投影し、自分の好きな文字の大きさに調節して読むことができる、と記事は伝えています。記事にはこの技術を使った新しい読書のイメージ写真も掲載されています。

オフラインのデジタル資料の自発的納本の枠組みを再編(英国)

英国では、2003年法定納本図書館法によりオフラインのデジタル資料やマイクロ資料といった非印刷出版物の法定納本が明記されましたが、現在まで運用のための規則が定まっていないため、2000年に始まった出版者と法定納本図書館との間の「自発的な納本の枠組み」による納本が続いています…

アラブ・中東研究のポータル/電子図書館を作る試み(米国)

米国教育省とイェール大学の助成のもと、イェール大学図書館がアラブ・中東研究のためのポータルサイトと電子図書館を構築する試み“Arabic and Middle Eastern Electronic Library(AMEEL)”が進められています。このAMEELプロジェクトは2005年10月からの4年計画で、アレクサンドリア図書館、JSTOR、Oxford大…

CA1577 - 動向レビュー:新聞資料のデジタル化をめぐる動き / 大山聡

新聞はその発行当時の出来事を知るための貴重な資料である。しかし新聞紙は劣化しやすく長期保存が難しい。その内容へのアクセスを将来にわたって確保するために,紙面を撮影しマイクロフィルムを作成することで,内容の長期保存と利用を両立させてきた。一方,近年の情報技術の進歩に…

CA1223 - 「デジタル資料のマイクロ化」と「マイクロ資料のデジタル化」 / 早川進

コーネル大学図書館のケニー(Anne R. Kenney)は,米国人文基金への最終報告書において,Digital to Microfilm Projectの報告ならびにイエール大学図書館のProject Open Bookとの比較研究を行った。Digital to Microfilm Projectは,オリジナルの紙からデジタル画像を作成し,それをマイクロフィルム化する試み(scan…

CA950 - マイクロ資料のデジタル化:イエール大学における試み / 屋敷奈巳

イエール大学図書館は,報告書From Microfilm to Digital Imageryにおいて,Project Open Book(以下,POB)の原案を提示した。この計画は,オリジナルの紙からではなく,マイクロフィルムからデジタル画像に約1万冊の本を変換する試みである。利用者の情報アクセスの要求が高まっている現在,多様な検索…

CA745 - ラオスの近代史を映す未整理のフィルム資料群 / 宮島安世

ラオスの首都ビエンチャンにある国営フィルムビデオ株式会社(SFVC)は,最近ドキュメンタリーの膨大な遺産を継承した。それは,16ミリフィルムの未整理資料だが,ラオスの近代史を知る上で貴重なものである。内容は,王宮の儀礼から民族儀式,農業拡大の訓練や,戦闘ニュースに至るまで…

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