マイクロ資料

米・研究図書館センター、米国議会図書館が収集したアフガニスタンの定期刊行物を媒体変換して保存

2016年5月24日、米国の研究図書館センター(CRL)のMiddle East Materials Project (MEMP)が、米国議会図書館(LC)のイスラマバード事務所が収集した、アフガニスタンの定期刊行物9点を媒体変換して保存したと発表しています。

保存されたものは、1930年から2011年までに刊行された定期刊行物で、ペルシャ語やパシュトー語のほか、英語の文献も含み、一般紙のほか、政治団体・政府機関が発行したもの、女性や子どもの問題を扱ったものがあります。

そのうち3点がデジタル化され、残りの6点はマイクロフィルム化されたとのことです。

Afghan publications preserved by MEMP(CRL,2016/5/24)
http://www.crl.edu/news/afghan-publications-preserved-memp

研究図書館センター(CRL)、購入提案プログラム(Purchase Proposal Program)を通じてマイクロフィルムコレクション7点を購入

2015年12月22日、北米の研究図書館センター(CRL)は、同センターの購入提案プログラム(Purchase Proposal Program)を通じてマイクロフィルムコレクション7点を19万2,215ドルの価格で購入したと発表しています。

この購入提案プログラムでは、単館では予算的に購入が難しいマイクロ資料やリプリント版を、CRLで購入するように推薦することができるプログラムとのことです。

購入した資料はCRL加盟館で相互貸借可能とのことです。

今回購入されることになった資料は以下の通りです。

・Arts and Culture Newspapers and Serials from Egypt, 1915-1974
・Church Missionary Society Archive, Section V: Missions to the Americas, Part 4: British Columbia, 1856-1925
・La Gaceta Mercantil De Buenos Aires, 1823-1852
・The Illustrated Weekly of India, 1940-July 1955
・El Nacional (Buenos Aires),1852-1899

研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)がカメルーンの新聞をマイクロフィルムで収集

2015年10月13日、北米の研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)が、カメルーンの16タイトルの新聞(1990年代中期以降)をマイクロフィルで収集したと発表しています。

他のアフリカの地域と同じように1990年代中期以降、カメルーンでは複数政党が合法化され、プライバシーや、比較的独立した無検閲の新聞の発行が許されたことにより、必然的に、政治的な紛争が生じた場合には、この政治や市民社会の自由化が、多くのグループや個人に声を与え、過去のカメルーンでは見られなかった批判的で創造的な新聞の記事、社説、漫画が発展させたとのことです。

マイクロフィルム化された16の新聞のタイトルと期間は以下の通りとのことです。

・Cameroon Post (Apr. 1994-Oct. 1995)
・Challenge Hebdo (June 1994-Dec. 1995)
・Challenge Nouveau (Sept.-Oct. 1995)
・Challenge Sports (Aug 1994-May 1995)
・Dikalo (Aug. 1994-July 1998)
・L'Effort Camerounais (Nov. 1994-Oct. 1995)

ニューヨークタイムズ社で水漏れ 所蔵する写真コレクション等に若干の影響

ニューヨークタイムズ(The New York Times)の2015年10月12日付の記事によると、同社で配管が破損する事故があり、水が編集部に流れ込んだことで、倉庫にある莫大な写真コレクション、新聞の切り抜き、マイクロフィルム、図書、記録資料に若干の被害が出たとのことです。

Flooding Threatens The Times’s Picture Archive(The New York Times,2015/10/12)
http://www.nytimes.com/2015/10/10/insider/flooding-threatens-the-timess-picture-archive.html

参考:
フランス国立図書館、水漏れで所蔵資料約12,000点にダメージ
Posted 2014年1月31日
http://current.ndl.go.jp/node/25389

京都大学附属図書館所蔵貴重資料「平松文庫」(一部)のデジタルデータが国文学研究資料館で電子化・公開

2015年9月30日、京都大学附属図書館が、同館所蔵貴重資料「平松文庫」の一部が、国文学研究資料館 「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」事業」によりデジタル化され、公開されたと発表しています。

附属図書館所蔵貴重資料「平松文庫」(一部)のデジタルデータが国文学研究資料館で電子化・公開されました(京都大学図書館機構,2015/9/30)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1761

参考:
国文学研究資料館、拠点大学の所蔵資料含む収集マイクロ画像データを追加公開
Posted 2015年9月30日
http://current.ndl.go.jp/node/29542

九州大学附属図書館貴重書デジタルデータが国文学研究資料館の「所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベース」で公開
Posted 2015年9月18日
http://current.ndl.go.jp/node/29463

東京大学附属図書館貴重書デジタルデータが国文学研究資料館の「所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベース」で公開
Posted 2015年9月16日

国文学研究資料館、拠点大学の所蔵資料含む収集マイクロ画像データを追加公開

2015年9月29日、国文学研究資料館は、拠点大学を含む各機関からの協力を得て、多くのマイクロフィルムからの画像作成・公開を実施したと発表しています。今後も、順次画像公開を進めていくとのことです。

拠点大学の所蔵資料含む収集マイクロ画像データを追加公開(国文学研究資料館,2015/9/29)
http://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/news_column.html#section_03

デジタル公開所蔵者一覧 平成27年9月現在(国文学研究資料館)
http://base1.nijl.ac.jp/~wakosyo/syuusyuu_list.html

拠点大学
http://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/plans.html#section02

参考:
九州大学附属図書館貴重書デジタルデータが国文学研究資料館の「所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベース」で公開
Posted 2015年9月18日
http://current.ndl.go.jp/node/29463

東京大学附属図書館貴重書デジタルデータが国文学研究資料館の「所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベース」で公開
Posted 2015年9月16日

福井県文書館、月替展示「ほっておくとこうなります ~転ばぬ先の資料保存~」を開催

2015年5月29日から6月24日まで、福井県文書館にて、「ほっておくとこうなります ~転ばぬ先の資料保存~」が開催中です。

6月9日の国際アーカイブズの日にちなみ、歴史的公文書や写真などを対象に、劣化した資料や適切な保存がなされた資料を例示するとともに、文書館での資料保存の日々の取組みを紹介する展示とのことです。

酸性化した行政刊行物や劣化してビネガーシンドロームを発症しているマイクロフィルムなどが展示されているようです。

文書館月替展示「ほっておくとこうなります ~転ばぬ先の資料保存~」を開催します(福井県,2015/5/21)
http://www2.pref.fukui.jp/press/view.php?cod=be50Ac14315851511c

6月月替展示 ほっておくと、こうなります。-転ばぬ先の資料保存-(福井県文書館)
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=137

※展示の概要(福井県文書館)
http://www.archives.pref.fukui.jp/fukui/08/m-exhbt/AMindex.html

福井で資料展「ほっておくと、こうなります。」 劣化資料の臭い体感コーナーも(福井経済新聞,2015/6/1付け記事)

東京大学経済学図書館・経済学部資料室、マイクロフィルム保存のためのガイド資料を公開

2015年4月27日、東京大学 経済学図書館・経済学部資料室は「図書館・博物館・文書館のためのマイクロフィルム保存ガイド」を公開しました。

「図書館・博物館・文書館のためのマイクロフィルム保存ガイド」は2014年度まで同室が実施してきたマイクロフィルムの保存・活用に関わる研究の成果物であるとのことで、マイクロフィルムの種類とその相違点や、適切な保存環境などについて説明されているほか、劣化の種類と対処方法についても紹介されているようです。

「図書館・博物館・文書館のためのマイクロフィルム保存ガイド」の公開(東京大学 経済学図書館・経済学部資料室, 2015/4/27)
http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?p=6495

「図書館・博物館・文書館のためのマイクロフィルム保存ガイド」
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/56684/1/micro_guide.pdf

「文化資産としてのマイクロフィルム保存に関する基礎研究:実態調査からの実証的分析」(研究課題番号:24300094)
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/24300094.ja.html

参考:

Cooperative Afiricana Materials Project、リベリアの新聞をマイクロフィルム化:CRL加盟館で利用可能に

1990年代から2000年代を中心とするリベリアの新聞について、CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)が、収集保存、マイクロフィルム化を進めています。研究図書館センター(CRL)は、このプロジェクトについて、2012年12月に13紙のマイクロフィルム化の完了がアナウンスしていましたが、2013年12月9日追加の7紙のマイクロフィルム化の完了をアナウンスしています。

CRLのアナウンスによると、ミシガン州では、リベリアが内戦に苦しんできた時期から同国の新聞を受け入れており、またCAMPはこのコレクションの保存に資金を提供してきたとのことです。また、今回マイクロフィルム化されたのはミシガン州立大学所蔵のものとのことです。

CAMP Preserves Liberian Newspapers(CRL, 2013/12/9付け)
http://www.crl.edu/news/10171

関連:
CAMP Preserves Liberian Newspapers (CRL, 2012/12/4付け)
http://www.crl.edu/news/8946

CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)

デジタル時代のマイクロ資料管理(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の下部組織である図書館コレクション・テクニカルサービス協会(ALCTS)が、マイクロ資料の管理のための“Managing Microforms in the Digital Age”をオンラインで公開しています。書誌コントロール、書庫環境、ベンダーとリソース、マイクロ資料の専門用語などの動向を取り扱っているとのことです。

図書館は長く新聞や雑誌、政府刊行物などの一次資料である研究資料の保存や提供の手段としてマイクロ資料を使用してきました。この30年の変化に対応し、ALAが1977年刊行した“Guidelines for Handling Library Orders for Microforms”を改訂し、タイトルも変更して今回の刊行に至ったとのことです。

Managing Microforms in the Digital Age
http://www.ala.org/alcts/resources/collect/serials/microforms

ALCTS publication takes a fresh look at microforms(ALA News, 2013/11/19)

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